美山町内には数多くの茅葺き民家が現存しています。知井地区にある「北」の集落には50戸のうち38棟がかやぶきの屋根です。

伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への評価も高く、平成5年(1993年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

1年を通じ、日本の原風景に出会える場所として、美山町を代表する観光スポットとして人気を博しています。

かやぶきの里(知井地区)

場所:京都府南丹市美山町北

アクセス

国道162号線安掛交差点東へ約6キロ
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見どころ

普明寺

普明寺は曹洞禅宗の寺院で、南北朝時代(14世紀中頃)に春屋妙葩(しゅんおくみょうは)【普明国師】の創建とされています。第二次大戦中に火災で焼失し、戦後再建されました。

民俗資料館

かやぶきの里「北」が、重要伝統的建造物群保存地区に選定を受けた時に、この地にあった200年ほど前の中層農家の形態をよく残していた「伊助」と言う屋号の建物を移し、当時の姿を残したまま資料館として平成5年に開館し、一度消失しましたが、二年後再建されました。
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ちいさな藍美術館

地元の藍染め作家の新道弘之さんが私設美術館として開館しました。この美術館には新道さんが学生当時から集めてきた300点余りの中から、インドネシアやナイジェリアの絞り染めなどをはじめ、江戸時代の作業着や中国の苗族の衣装などを展示されており、藍染の藍瓶や工房もご覧いただけます。
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知井八幡宮

知井八幡宮は知井九ヶ村の総社として祀られています。祭礼は毎年10月に行われ、以前は舞楽なども奉納され賑わっていましたが、近年は雅楽のみが奉納されています。現在は毎年神輿の巡行が行われるようになり、かやぶきの里などを巡ります。
境内は昭和59年4月に「京都府文化財環境保全地区」に指定されていて、神社の環境が保全されています。
また、本殿も同時に「京都府指定登録文化財」の指定を受けています。