東京都立大学の留学制度を取材!奨学金と手厚いサポートで留学の扉を開く

近年加速する国際化の社会に対応した、世界で活躍できる人材の育成に力を入れる、東京都立大学(TMU)。

すでに、留学費用の経済支援制度や、学生が安心して留学できるサポート体制が整えられている中で、新たな取り組みとして英語で学位を取得できるプログラムの拡充や国際系新学部の設置を構想するなど、国際教育のさらなる充実を目指しています。

今回は、東京都立大学の国際化への取り組みについて、国際課留学生交流係の吉良恵利佳(きら えりか)係長にインタビューを行いました。

これからますます発展が期待される東京都立大学のグローバル教育と、最新の留学制度についてご紹介します。

東京都立大学が目指すグローバル人材育成のための最新戦略

東京都立大学の留学生の写真
── 東京都立大学では、「TMU Vision 2030」に基づいた教育方針を掲げていると伺いました。具体的には、どのようなビジョンなのでしょうか?

東京都立大学では、「TMU Vision 2030」というトップビジョンを定め、その中で「東京から世界の未来を拓く(ひらく)人材の育成」を目指しています。

このビジョンに基づくグローバル教育の柱が3つあり、1つ目が「多様な国からの留学生の受け入れ」、2つ目が「日本人学生の海外経験の充実」、そして3つ目が「国際共修(言語や文化の異なる学生同士が共に学び合う学習活動)の環境整備」です。

── それぞれの柱について、詳しく教えていただけますか。

まず、「多様な国からの留学生の受け入れ」というのは、本学では例年500から600名程度の留学生を受け入れていますが、今後もさらに留学生数を増やし、キャンパス内や国際学生宿舎で日常的に異文化に触れられる環境を目指します。

2つ目の「日本人学生の海外経験の充実」については、学生のさまざまなニーズに応じたプログラムを用意し、留学を希望する学生の数を増やしていきます。また、はじめて留学に挑戦する学生も安心して参加できるよう、サポート体制も一層充実させる予定です。

続いて、3つ目の「国際共修の環境整備」では、外国人留学生と一緒に学ぶプログラムの実施や、英語で学位が取得できるコースなど、すでに多様な国際共修の機会を提供しています。

学生の皆さんには、この3つの機会を通じ、世界で活躍するための力を身につけてほしいと願っています。

さらに、2027年度からは都市環境学部の4学科(地理環境学科、都市基盤環境学科、環境応用化学科、観光科学科)を皮切りに、学部レベルで原則英語のみで学位が取得できるプログラムを順次導入する予定です。加えて、2028年度には国際系の新しい学部の設置を構想しています。

── 国際化が進む都立大学で、学生の皆さんの可能性がさらに大きく開かれそうですね。

留学に行ってみたいを「行ける」に変える、経済支援制度が魅力

東京都立大学の柔道ワークショップ
── それでは、東京都立大学の「留学制度」の特徴について教えてください。

東京都立大学では、東京都が設置する公立の大学であるという特徴を踏まえ、「学生が経済的な理由で留学を断念することがなくチャレンジできるような制度の整備」に重点的に取り組んでいます。

多彩な留学のプログラムが準備されていますが、どれも「経済支援制度」が非常に充実しているところが、東京都立大学の留学制度の大きな魅力ではないかと考えます。

── 具体的には、どんな経済支援があるのでしょうか。

たとえば「交換留学」に参加する学生については、地域ごとに定められた月額の奨学金が支給されます。金額は地域によって異なり、10万円から15万円(※2025年度派遣の場合)の間で決まります。

この月額奨学金に加え、渡航費として航空券代の実費も補助されます。航空券代については上限があるものの、現在はほとんどの学生がその範囲内で収まっていますので、実質は航空券代が全額支給されることになります。

また、「海外短期研修」に参加する場合も、交換留学より金額は少なくなりますが、地域ごとに定められた奨学金が支給されます。交換留学の場合と同様に、奨学金と渡航支援金の両方が支給される形です。

加えて、すべての制度で実施されているわけではありませんが、成績優秀者に対しては追加の支援が行われる場合もあります。

そのほか、学部や研究科が独自に設けたプログラムで派遣される学生についても、経済的な支援制度があります。これは各学部や研究科が募集を行い、選ばれた学生が支援を受けられる仕組みとなっています。

── 多くの学生の方々が、留学の経済的支援を受けられる仕組みになっているのですね。

はい、交換留学や海外短期研修については、基本的には、留学に参加する全員が何らかの支援を受けられるようにしています。

外部団体が提供する奨学金など、すでに他の奨学金を受給していて併給が認められていない場合を除き、短期研修や交換留学を希望する学生のほとんどが、この奨学金を受け取ることができています。

そのため、留学費用に不安を感じている学生でも、安心して留学に挑戦できる環境だと思います。

なお、留学のための奨学金などは、制度の内容が募集の期ごとに見直されます。最新情報は、国際センター・国際課のホームページ(奨学金)に詳しく掲載しています。ぜひそちらをご確認ください。

東京都立大学の留学プログラム(交換留学・海外短期研修)について

東京都立大学の学生の留学中の様子
── つづいて、東京都立大学が実施する留学プログラムについて教えていただけますか?

留学プログラムは主に、「交換留学」「派遣留学」と「海外短期研修」があります。

まず、「交換留学」は、本学が学生交換協定を結んでいる海外の大学へ最長で1年まで留学できる制度です。

この制度を利用すると、本学に在籍したまま留学ができるため、休学する必要がないのが大きな魅力です。また、都立大学の授業料だけを支払えばよく、留学先の大学の授業料はかかりません。

次に「派遣留学」では、本学に在籍しながら、世界でも高水準の研究・教育環境を提供していることで定評のある海外大学に留学することが可能です。

ただし、この場合は東京都立大学と留学先大学の両方の授業料を支払う必要があります。この点が交換留学との違いです。

また、夏季または春季の長期休暇を利用して実施される「海外短期研修」があります。

これは、異なる言語・文化・歴史に触れながら、短期間で語学力やコミュニケーションスキル、異文化理解力等を磨く派遣プログラムで、現地学生との交流やフィールドトリップを通し、グローバルな視野を広げることを目指します。

加えて、海外インターンシップといった海外での就業体験を含むプログラムも用意されています。

これらのプログラムは全学的に募集されているもので、そのほか、各学部や研究科が独自に実施している、より専門的な内容に特化した留学プログラムも準備されています。

── 留学先としては、どのような国があるのでしょうか。

東京都立大学は、アジア、オセアニア、北米、ヨーロッパなど、さまざまな国や地域の大学機関と協定を結んでいて、派遣先として人気があるのは欧米圏になります。とくに北欧の大学などは毎年希望する学生が多く、競争になります。

また、海外短期研修では、英語圏であるカナダの研修も人気があり、毎回抽選になっています。

滞在先がホームステイであることや、現地の大学で学びながらエクスカーション(小旅行)で様々な観光地を訪れることができるのも魅力です。ナイアガラの滝に出かけた話や写真を見せてもらうこともあり、学生の皆さんにとって貴重な留学の思い出となっているようです。

さらに、東京都立大学では、アジアにも数多くの協定校を用意しています。

アジアの国々への留学は、大学の授業を英語で受けながら、現地の言語も学べるというメリットがあります。それに加えて、欧米圏よりも留学費用が抑えられることや、日本と文化的に近く経済圏も共通しているため、現地で学ぶ知識や経験が就職後にも応用しやすい等のメリットもあります。

このように、行き先の国としては国や地域をしぼらす、幅広い選択肢を示すことを大事にしています。

── 行き先や留学期間など、選べる選択肢がいろいろあるんですね。

学生の皆さんには、自分の興味や語学力、そして留学の目的に応じて、最適なプログラムを選んでほしいと考えています。

そのため、本学が用意しているプログラムは語学習得に限りません。専門分野の勉強ができるものや、現地での就業体験に参加できるものなど、多彩なスタイルをそろえています。

このように、自分に合ったコースを選びながら、手厚いサポート体制のもとで海外経験を積めること。これこそが、東京都立大学の留学プログラムならではの大きな魅力です。

留学サポートも万全!英語講座やIELTS対策講座を上手に活用する

── はじめての留学では、不安に感じることも多いと思います。その場合、在学生が相談できる窓口はありますか?

東京都立大学では、主に「国際センター」と「国際課」という2つの部署が連携して、留学に関するサポートを行っています。

まず、国際センターは海外経験が豊富な教員で構成されており、現地での履修や生活に関する相談など、初めての留学で不安を感じる学生が多い分野についても、センターの教員が経験に基づいて具体的に支援しています。

また交換留学に応募する前には、国際センターの教員による留学相談を必ず受けていただくことになっており、応募準備の段階から丁寧なアドバイスを受けることができます。

そして、国際課は留学制度の運用を担当している事務組織です。留学希望者向けの説明会やセミナー、留学フェアの開催、さらには留学経験者との座談会など、学生が情報収集しやすい機会を多く設けています。

異文化理解や海外での危機管理に関する講座なども実施しており、学生が安心して留学に臨めるよう、充実した準備支援体制を整えています。

── 英語力に自信がない学生でも、留学に挑戦できるような仕組みはありますか?

東京都立大学では、語学力に不安を感じる学生のために、「留学のための英語講座」として留学英語講座、IELTS(アイエルツ)対策講座の2種類の講座を開講しています。

留学英語講座は、渡航後必要となる実践的な英語スキルを身に付けることができるよう設計された講座で、テキスト代などの実費を除き、受講料は大学が負担しています。非常に安価に受講できるのが特徴です。

また、IELTS対策講座は、交換留学の応募に必要な英語スコアとして多くの大学で求められるIELTSのスコアアップを目標として実施しています。

こちらもほぼテキスト代などの実費のみで受講できるため、多くの学生が語学準備の第一歩として活用しています。

留学だけでない、キャンパスでは海外留学生との国際交流が日常

東京都立大学の国際学生宿舎
── 一方で、留学に行かない学生が、語学力やグローバルな視点を育てられるような環境はありますか?

東京都立大学では、留学をしなくてもキャンパス内外で国際的な交流や学びが得られるよう、さまざまな取り組みを行っています。

たとえば、国際交流を目的としたボランティア団体HANDsや、留学帰国生を中心に学生主体で留学意欲を高める活動を行っている都立大SIPSという団体もあり、学生同士で気軽に異文化交流ができる環境が整っています。

また、大学の国際センター・国際課では、 異文化交流パーティーや「インターナショナルカフェ」など、気軽に外国人留学生と日本人学生が交流できるイベントを定期的に開催しています。

加えて、キャンパス外の取り組みとして、大学が所有する国際学生宿舎があります。留学生と日本人学生が同じ寮で生活を共にし、日本人学生は「レジデント・アシスタント」として留学生の生活をサポートします。

まさに「寮内留学」ともいえる環境で、日常生活の中で自然に国際交流が生まれています。

── 国際交流のチャンスが広がりますね。他にも、協定校から来ている留学生と交流する機会はありますか?

交換留学は派遣と受け入れがセットになった相互交流ですので、実際にこれから自分が留学予定の大学から来ている留学生とキャンパス内で出会うこともあるようです。

そのような時には、留学生から現地の情報を聞いたり、逆に自分が日本での生活を紹介したりと、双方向の交流が自然に生まれています。

さらに、より学びに重きを置いたプログラムとして、「グローバル・ディスカッション・キャンプ(GDC)」という取り組みも特徴的です。

海外の協定校から来た学生と都立大生がチームを組み、共にフィールドスタディを行い、共通のテーマについてディスカッションや発表を行います。毎年、参加学生からの満足度も非常に高い人気プログラムです。

東京都立大学のGlobal Discussion Camp(GDC)

留学体験を100%武器にする。帰国後の就活やキャリア形成のセミナー

── 留学から帰国した学生へ向けての、キャリアサポートについても教えてください。

東京都立大学では、交換留学を終えて帰国した学生を主な対象に、キャリア形成を支援するセミナーを行っています。

キャリアセンターのカウンセラーが、留学で得た経験やスキルをどのように就職活動での自己PRや面接で活かせるか、具体的なアドバイスを提供しています。

さらに、留学経験者がこれから留学を目指す後輩に留学のメリットを語り夢を応援する座談会も開かれ、互いの体験を共有しながら就職活動への意識を高める場にもなっています。

── 学生の皆さんは、留学経験をどのように将来に活かされていますか?

留学から帰国した学生からは、「英語力が向上したことで自信を持って就職活動に臨めた」「グローバルな視点を得て、企業選びの幅が広がった」といった声が多く寄せられています。

中には、「海外で自分の意見を主張する必要がある環境に身を置いたことで、自分の考えを明確に伝える力がついた」と語る学生もおり、留学で培った主体性や柔軟性がキャリア形成に大きく影響しているようです。

また、留学が将来設計を見直すきっかけになった学生も少なくありません。「現地での学びを通じて、もっと専門分野を深めたいと感じ、大学院進学を目指すようになった」というケースも見られます。

── 海外で経験を積むことで、視野が大きく広がる学生さんが多いのですね。

そうですね。多くの学生に共通しているのは、「留学を通して大きな自信を得た」という点です。異なる文化や価値観の中で学び、生活する経験は、自分の考えを整理して相手に伝える力を鍛える機会となります。

「もともと引っ込み思案だった自分を変えることができた」「困難に直面しても自力で解決する力が身についた」などの声も多く、留学は単なる語学学習にとどまらず、人格的な成長を促す経験として学生の将来に確実につながっていると感じます。

東京都立大学の今後「海外挑戦への一歩を踏み出せるサポートを」

東京都立大学の授業風景
── 東京都立大学の留学制度について、特に力を入れていきたいと考えている点はありますか?

今後は、さらに海外留学に参加する学生の数を増やしていきたいと考えています。

特に注力したいのは、学生が最初に短期派遣プログラムを体験したことをきっかけに、さらに本格的な中長期留学に進んでいけるような仕組みを強化することです。

中長期留学は費用面の不安から躊躇する学生が多い状況があります。また、語学力への不安や、異文化の中でやっていけるかどうか心配する声もアンケートなどから寄せられています。

そうした不安を和らげて、学生が一歩を踏み出せるよう、まずは短期プログラムに参加してもらい、そこで自信をつけたうえで、交換留学などより本格的な留学へとつなげていけるよう支援していきたいと考えています。

── ちなみに、短期研修と中長期留学の両方で、経済的支援を受けることは可能ですか?

はい、可能です。それぞれ別の制度として運用しているため、両方の支援を受けて留学している学生も少なくありません。海外短期研修で海外経験に自信をつけ、次に交換留学へ、さらに海外インターンシップへと挑戦する学生もいます。

このように、東京都立大学には豊富な経済支援制度があるのですが、まだ十分に知られていないのが現状です。

今後も経済的支援の認知度を高めることに加え、多くの学生が短期から長期へとステップアップしながら、国際的な視野を広げていけるようサポートしていきたいと思っています。

東京都立大学で留学に挑戦したい高校生・受験生へメッセージ

東京都立大学の南大沢キャンパス
── 東京都立大学の留学制度について知りたい場合は、どこで情報を得ることできますか?

やはり、最も情報が整理されているのは、国際センター・国際課のホームページです。そこでは、さまざまな留学制度の概要や募集要項などを随時掲載しており、外部の方でもプログラムの内容を確認していただけます。

また、東京都立大学国際課のInstagram公式アカウントでも、最新情報を発信しています。

留学中の学生が送ってくれた写真やコメントを紹介しており、現地でのリアルな雰囲気を感じられ、写真も美しく、見ていて楽しいアカウントになっています。

さらに、オープンキャンパスで行われる留学説明会もおすすめです。留学制度の説明だけではなく、実際に留学を経験した学生と直接話せる交流の場も設けられています。

── 東京都立大学はキャンパスが3つあると思いますが、どのオープンキャンパスでも、留学について相談することはできますか?

はい、可能です。東京都立大学のメインキャンパスは八王子市の南大沢にあります。また、ほかにも日野と荒川にもキャンパスがあります。

南大沢のオープンキャンパスは、複数のイベントが行われるため大規模に開催されます。一方、日野キャンパスや荒川キャンパスでオープンキャンパスが行われる場合は、小規模ではありますが、職員も現地に出向いて対応します。

どのキャンパスでも留学制度について相談ができる体制を整えています。ぜひ一度、足を運んでみてください。

── それでは最後に、東京都立大学の受験を考えている皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

東京都立大学では、「留学がしたい」という強い意志を持つ学生はもちろん、「海外に興味はあるけれど少し不安」という学生でも挑戦できるよう、 多様な留学プログラムを用意しています。

そして、それを後押しする経済的支援やサポート体制も非常に充実しています。

今はまだ留学にハードルを感じている方も、キャンパス内での国際交流など身近な活動からスタートし、短期留学、そして中長期留学へとステップアップしていくことが可能です。

皆さんが世界に羽ばたくための第一歩を、大学として全力でサポートしていきます。

また、東京都立大学では今後、英語で学位が取得できるプログラムの拡大や、国際系の新学部設置(2028年度予定)を構想しています。

大学全体が国際化に向けて動いている時期でもありますので、この先のさらなる発展にもぜひご期待ください。

東京都立大学の基本情報

大学名 東京都立大学
学部 人文社会学部、法学部、経済経営学部、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部
所在地(住所) 【南大沢キャンパス】
〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1(人文社会学部/法学部/経済経営学部/理学部/都市環境学部/システムデザイン学部〔主に1・2年次〕)/健康福祉学部〔1年次〕)
【日野キャンパス】
〒191-0065 東京都日野市旭が丘6-6(システムデザイン学部〔3・4年次〕)
【荒川キャンパス】
〒116-8551 東京都荒川区東尾久7-2-10(健康福祉学部〔2~4年次〕)
留学プログラム 交換留学、派遣留学、海外短期研修、海外インターンシップ等
大学公式HP 東京都立大学
東京都立大学国際センター|TMU International Center
(国際センター・国際課HP)
国際展開・留学:国際化の新しい取り組み | 東京都立大学
(東京都立大学 国際化の新しい取り組みページ)
SNS 【全学】
Instagram公式アカウント
X公式アカウント
Youtube公式チャンネル(都立大Channel)
【国際課】
Instagram公式アカウント

※ 取材時の情報を掲載しています。

すべての学生に公平な留学のチャンスを!東京都立大学の取材後記

海外留学と聞くと「費用が高くて難しい」と感じる学生さんも多い中、東京都立大学ではむしろ誰もが実現できる選択肢として、留学を位置づけるような取り組みに力を入れています。

たとえば、留学の最大のハードルとなる、飛行機のチケット代や現地での生活費に対して、同大学は月額奨学金や渡航費の補助など、かなり充実した支援制度を整えています。

これにより、学生は費用の心配を最小限にし、海外での学びや活動に集中することができます。

さらには、留学のための英語講座や、交換留学に必要とされるIELTS対策講座を低価格(テキスト代のみ)で提供するなど、学生にとって非常に現実的かつ、嬉しいサポートも万全です。

「経済的な理由で留学をあきらめる学生を出さない」という、都立大学の信念を感じる取材となりました。

このように、東京都立大学では、海外で学びたい意欲ある学生に対し、平等にチャンスを提供しています。

大学で海外留学を叶えたい学生の皆さんはぜひ、東京都立大学のインスタグラムや公式ページで、先輩の留学体験談など、最新情報をチェックしてみてください。

取材日:2025年10月30日
取材/文:永谷 知香
写真提供:東京都立大学 国際課