山陽学園大学の留学制度

岡山市にある山陽学園大学は、「愛と奉仕」の教育理念のもと、「一人ひとり」そして「人と人との出会い」を大切にする学風の大学です。

留学制度やサポートにもその特長が活かされ、学生たち一人ひとりの成長をしっかり支える体制が整っています。

中でも、先生方が丁寧に作り上げている独自の留学プログラムや、学生の挑戦を後押しする助成金制度の充実ぶりは、ぜひ注目していただきたいポイントです。

今回は、山陽学園大学の共生グローバル推進センター長で言語文化学科学科長の佐藤先生をはじめ、言語文化学科の中野先生、山田先生、久留島先生の4人にインタビューを行いました。

山陽学園大学の留学制度に加え、手厚い助成金制度、さらに留学を経験した学生たちの進路についてもお話を伺うことができました。

山陽学園大学では留学前から留学中・帰国後まで一貫した指導を実施

── まず、山陽学園大学のグローバル教育の方針について教えてください。

本学は、比較的小規模で教員と学生の距離が非常に近い大学です。その強みを活かして、きめ細かな教育・支援体制を大切にしています。

グローバル教育に関しても、一人ひとりの学生に寄り添った指導を目指しています。

本学では、総合人間学部 言語文化学科の教員が中心となってグローバル教育を推進しており、真摯に学生の学びや挑戦に向き合っています。

留学を希望する学生には、教員が学生の思いや目標を丁寧に聞き取り、最善の選択ができるようきめ細かくサポートしています。

また、留学の成果を最大限に高められるよう、留学前から留学中、留学後まで一貫して細やかな指導を行うのも本学の特長です。

さらに、本学には教員の手作りの留学プログラムがあります。
学生の顔が見える関係の中で、手作りの留学・国際交流プログラムを進めていくのが本学のグローバル教育の方針です。

留学を「正規の授業」として単位を認定するから4年で卒業が可能

山陽学園大学の異文化理解実習(イギリス)

── 次に、山陽学園大学の留学制度の魅力についてお伺いしたいです。

本学の留学制度の魅力は、三つあると考えています。

一つ目は、留学を「正規の授業」として位置づけ、卒業に必要な単位を認定していることです。

本学の留学プログラムは、すべて言語文化学科の専門科目です。

言語文化学科では、「異文化理解」を学びの中心とし、海外経験としての留学を非常に重視しています。

そのため、留学を授業の一つとし、事前学習や留学中の学び、帰国後の指導、評価に至るまで担当教員が丁寧に行い、単位を認定しています。

大学では、学生が授業を受け、試験などの基準をクリアすることで単位を取得できます。卒業には決まった単位数を取得することが必要です。

多くの大学では、留学を「課外活動」として捉え、単位が認定されないため、特に中長期の留学では休学せざるを得ず、卒業までに通常より長い時間がかかることがあります。

本学の留学プログラムは「正規の授業」ですので、単位が認定されます。休学の必要がなく、4年間で卒業することが可能ですし、事前・事後の学習を含め質の高い学びを得られるのが大きな魅力です。

ちなみに、留学プログラムは「選択科目」のため、希望者のみが参加します。

── 留学プログラムは、言語文化学科の正規授業ということですが、ほかの学部・学科の学生は参加できますか?

はい、できます。他学部・他学科、さらには短期大学の学生も参加が可能です。

本学には他学部他学科の授業を履修できる制度があり、留学プログラムに参加できます。

ただし、単位の認定については学科ごとに異なります。

── どの学生にも留学するチャンスがあるのですね。二つ目はどんな点ですか?

本学の教員が企画・運営している留学プログラムだという点です。

授業の一部として留学を位置づけているので、外部の業者に任せず、留学プログラムの企画・準備の段階から教員が実施しています。

引率に加え、事前・事後の学習指導も教員が自ら行っています。

各教員の専門性を活かした内容なので、専門分野を深く学べるのが魅力です。

── 三つ目の魅力はどんなところでしょう?

先ほどもお話ししたとおり、本学は比較的小規模な大学ですので、学生と教員の距離が非常に近く、相談や指導がしやすい点です。

留学したい学生は、担当教員と何度も面談をしながら準備を進めていきます。

留学の準備は非常に煩雑で、初めての学生にとっては少しわかりにくいこともあります。

本学では教員が親身になって丁寧に指導しますし、留学中、留学後もきめ細かく支援していますので、学生が安心して留学に挑戦できる環境です。

山陽学園大学は短期から長期まで多彩な留学プログラムが魅力

── それでは、山陽学園大学の留学プログラムの内容を教えてください。

本学の留学プログラムは、非常に多彩で、大きく分けて3種類です。

山陽学園大学の留学プログラム

  • 異文化理解実習(10日間程度)
  • 日本語教育実習(10日間程度)
  • 短期語学研修・長期留学(1か月~1年)

プログラムごとにさまざまな国の留学先を用意しています。

協定校は、11カ国25校にわたり、特にアジア圏は韓国・中国・台湾・ベトナム・フィリピンと充実しており、学生の選択肢が多いのが特徴です。

教員が企画・引率する山陽学園大学独自の「異文化理解実習」

山陽学園大学の異文化理解実習(ベトナム)

── まず、「異文化理解実習」について教えてください。

語学研修ではなく、異文化体験を第一の目的とした10日間程度の海外研修で、夏休みと春休みに実施しています。

10人前後のグループで、町の様子や住む人々の生活に触れ、現地の協定校の学生と交流するプログラムです。

渡航先は英語圏のほか、韓国、ベトナム、フィリピン、台湾を用意しています。最近では、特に韓国が人気です。

外部の業者を利用せず、プログラムの内容はすべて教員が計画し、引率も教員が行っているのが特長です。

教員の専門分野を活かした深い学びが得られるうえ、教員が引率してグループで活動するので、海外渡航が初めての学生でも安心して参加できます。

この異文化理解実習では、1単位を認定しています。

── 渡航先ではどのような活動を行うのですか?

観光では行かないような歴史遺産や施設を訪問し、教員が解説を行い、教科書だけでは学べない体験型の学習を行います。

山陽学園大学の異文化理解実習(韓国)

また、町を散策して住んでいる人々の日常を観察したり、現地の食べ物を味わったりして、日本との違いを発見して異文化理解を深めています。

さらに、学生が最も刺激を受けるのが、協定校の学生との交流です。

協定校で日本語を学んでいる学生や、日本に興味・関心を持つ学生に集まってもらい、お互いに自国の文化についてプレゼンします。

本学の学生と協定校の学生が混ざったグループを作り、一緒に町を歩き、言葉を教え合ったり、現地の文化を学んだりもしています。

短期間の交流ですが、学生たちはすぐに仲良くなり、親交を深めています。

山陽学園大学の異文化理解実習(台湾)

日本語教師を目指す学生が海外で授業を実践!「日本語教育実習」

── では、次に「日本語教育実習」の内容を教えてください。

本学には、日本語教師養成プログラムがあります。

外国人留学生に日本語を教えられる「登録日本語教員」という国家資格を取得するためのプログラムです。

そのプログラムの一部として、海外で実習を行うのが「日本語教育実習」で、本学の教員が企画・指導・引率しています。

内容は、韓国や台湾、ベトナムの協定校で、日本語を学んでいる学生たちに日本語を教える実習です。

教壇に立ち、初級または中級の日本語の授業を50分間、2回行い、実践的な指導法や教授法を身につけます。

実際に外国の日本語学習者に日本語を教えるわけですから、留学前には、本学の学生に十分な準備が求められます。

渡航前に指導法を学習し、授業の準備や練習を綿密に行ってから実習に参加しますので、学習効果が非常に高い留学プログラムです。

参加した学生からは、「日本語を教える楽しさを身をもって体験し、日本語教員になりたいという思いが一層強くなった」という声をもらっています。

豊富な協定校への「長期留学」と「短期語学研修」も単位が認められる

山陽学園大学の長期留学 (韓国)

── 次に、長期留学の特徴についてお聞かせください。

本学の長期留学を希望する学生は、語学力の向上を目標とするケースが多いです。

そこで、協定校付属の語学学校で半年から1年間語学を学ぶ留学プログラムを整備しました。

このプログラムでは、半年で12単位、1年で24単位を取得できるので、たとえ1年間留学しても4年で卒業できる制度設計になっています。

── 長期留学プログラムの内容を教えてください。まず英語圏からお願いします。

英語圏では、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピンに協定校があります。

欧米への留学は物価が高く、行きたくても行けない学生がいるため、比較的物価が安いフィリピンへの留学プログラムを新たに立ち上げました。

その結果、フィリピン留学を希望する学生が非常に多くなっています。

宿泊は学生寮になる場合が多いですが、ニュージーランドとイギリスはホームステイができます。

ホームステイでホストファミリーと共に生活することで、非常に深い異文化体験ができるプログラムです。

── アジア圏の長期留学プログラムはどのような内容ですか?

アジア圏では韓国と台湾の長期留学プログラムがあり、例年学生を派遣しています。

現在、非常に人気が高くなっているのが韓国への長期留学です。

山陽学園大学の長期留学(韓国)

韓国では協定校の語学堂(語学を学ぶ施設)に通います。宿泊は大学の寄宿舎で、宿泊費を抑えられるのが特徴です。

韓国語の授業はレベル別に分かれていますので、初心者でも長期留学に挑戦する学生が多いです。

韓国語があまり話せない学生については、特に教員が丁寧に話を聞いて、しっかりと準備を行って送り出しています。

また、本学は韓国の4つの大学と協定を結び、学生の選択肢を増やしています。

協定校ごとにメリットがありますので、教員が学生の目的や目標をよくヒアリングし、学生のニーズに合った協定校を選び、長期留学をコーディネートしています。

── 次に、短期語学研修について教えてください。

短期語学研修は英語圏のみで、夏休み・春休みに行っており、期間は1か月から6週間程度です。

協定校の語学学校で語学を学ぶ、語学力向上を目的とした留学プログラムです。

ホームステイや、語学学校で他国の学生とともに学ぶことで異文化体験もできます。

2週間で1単位、4週間で2単位を取得することが可能です。

留学経験を無駄にしない!山陽学園大学の事前・事後学習

── 留学プログラムに参加して帰国した学生に、渡航前との変化は見られますか?

そうですね、帰国後に変化が見られる学生は多いです。

海外留学では、現地の文化を五感で体験するので、理解が深まり、「その国をもっと知りたくなった」という学生の声が多く聞かれます。

また、「現地の学生と仲良くなれて、本当にうれしかった」「山陽学園大学に入学して良かった」という学生もいて、その気持ちが、帰国後の勉強のモチベーションになっています。

中には、異文化理解実習などの短期研修をきっかけに、「もっと語学や文化に対する理解を深めたい」と、長期留学にチャレンジする学生もいるほどです。

そのような学生にも、教員が丁寧に長期留学のサポートを行っています。

── 帰国後、学習意欲がより高まる学生が多いのですね。留学を実りある経験にするために、工夫していることはありますか?

本学では、留学の事前・事後学習を非常に重視しています。

事前学習で専門分野の基礎や現地の文化・習慣をあらかじめ理解しておくことで、現地での学びが深まり、交流活動もスムーズに行えます。

また、事前学習は留学の目的を明確にする機会でもあります。自分が学びたいことを整理してから渡航することで、学びへの意欲が高まり、留学をより充実したものにできるのです。

事後学習では、留学中の体験を振り返ることで、学んだことが定着します。現地では気づけなかったことや新たに知りたくなったことを調べたり、考えたりして、学びが深まる効果もあります。

── 具体的には、どのような事前学習を行っていますか?

「異文化理解実習」を例にお話しすると、まず、授業の一環として留学の事前学習を行います。

協定校の学生の前で日本文化に関する発表を行うので、主にその準備です。

また、勉強会を複数回実施し、渡航先の社会や文化についてしっかり学びます。訪れる予定の歴史遺産や施設についても、教員の解説や資料を用いて勉強しています。

異文化を理解するのが目的の研修ですので、学生自身が日本と外国の違いに気づけるように促しながら、教員が丁寧に指導を行っています。

さらに、オリエンテーションでは、教員が現地での生活のしかたや気をつけるべきマナーを説明し、パスポート・海外旅行保険などの手続き上のサポートも実施しています。

── では、事後学習の内容はどのようなものですか?

帰国後は留学体験をまとめたレポートを提出してもらい、それを公開しています。このレポートは、次年度の学生が事前学習や留学準備を進める際の良い参考になっています。

レポートを作成する時は、ただ「楽しかった」「面白かった」というだけではなく、日本との違いや発見したことについてしっかり掘り下げるよう指導しています。

教員が一人ひとりのレポートの内容を確認し、丁寧にフィードバックを返しています。それが「異文化をもっと知りたい」という意欲につながっているようです。

充実した留学助成金制度でどの学生にも留学のチャンスがある

山陽学園大学の異文化理解実習(フィリピン)

── 留学する学生の経済的負担を軽減する、奨学金などは実施されていますか?

本学では、できるだけ多くの学生に留学を経験してもらうため、充実した助成金制度を整備しています。

本学の留学助成金は、留学プログラムに参加してすべての行程を修了すると支給される仕組みです。

成績や語学力などの条件はないので、助成金の利用率も高く、2024年度は、言語文化学科の留学プログラム参加者のうち97%が助成金を受給しています。

助成金には「全学科の学生が利用できるもの」と、「言語文化学科の学生のみが対象のもの」があります。

── では、全学科の学生が利用できる留学助成金について教えてください。

まず、本学の留学プログラムに参加した全学科の学生を対象とした「助成金」があり、5万円が支給されます。

さらに、長期留学に行く学生には、「一般留学助成金」として、42.5万円を上限に、留学先の授業料相当分が支給されます。

また、本学には「協助会」という保護者の会があり、そちらからも5万円~10万円の助成金を受けられます。

大学からの助成金と協助会からの助成金は両方同時に受け取れますが、大学からの助成金は1年に2つ受給することはできません。

── 次に、言語文化学科の学生が対象の留学助成金について教えてください。

言語文化学科の学生のみが対象の助成金は2種類あります。

まず、1年次に異文化理解実習または短期語学研修に参加すると、20万円を上限として、費用の3分の2を支援する助成金があります。

1年生の時に短期の海外研修に参加し、海外への関心を高め、その後、長期留学にチャレンジしてほしいという思いでこの助成金を設けました。

また、言語文化学科には、英語のみで授業を行い高度な英語運用力の習得を目指す「アドバンスト英語クラス」があります。

このクラスの学生が長期留学をする場合、留学先の授業料を80万円まで支給する助成金も用意しています。

── 留学の助成金制度が非常に充実しているので、留学の費用面のハードルが下がりそうですね。

例えば、韓国への短期研修ではプログラムの費用が18万円必要でした。ですが、大学と保護者の会からの助成金が支給されたため、学生の負担は6万円程度になりました。

このように、本学は費用面でも留学にチャレンジしやすい環境になっています。

実際に言語文化学科では、3分の1程度の学生が留学しています。

── 山陽学園大学の学生さんがうらやましいです!

留学担当の教員と共生グローバル推進センターで一人ひとりの留学をサポート

── 山陽学園大学の学生が留学したいと考えた時に、相談や情報収集する窓口はありますか?

共生グローバル推進センターで留学相談や情報収集ができますし、留学担当の教員も随時留学相談に応じています。

また、4月に留学説明会を行い、教員が自ら留学プログラムの内容を説明します。その際に、留学担当の教員が自己紹介しますので、その教員のところに直接相談に来る学生も多いです。

学生と教員の距離が近い大学ですので、学生が留学担当の教員の研究室を気軽に訪れ、日常的に海外や留学に関する話をしています。

── 留学準備や留学中のサポートはありますか?

留学準備は、留学担当教員と共生グローバル推進センターの職員が連携してサポートしています。

共生グローバル推進センターでは海外旅行保険の手続きをサポートし、その他のビザ申請や渡航準備は教員が支援します。

留学準備は非常に煩雑で手間がかかる手続きが多いので、教員が学生と二人三脚で丁寧にフォローするようにしています。

ただし、留学のための手続きを行うことも留学経験の一つです。学生の成長を妨げないよう、まずは学生自身が調べてやってみることを大切にし、わからない点や難しいところを教員が手伝っています。

また、留学前は不安を感じることも多いです。手続きのサポートだけでなく、学生の不安を取り除き、自信を持って渡航できるようさまざまなアドバイスも行います。

留学中は、短期の実習では教員が引率しますので、万一の場合でもすぐにサポートできる体制です。

長期留学は引率がありませんので、定期的に教員がZoomを利用して面談を行い、学習面、生活面の相談に乗っています。

このように、学生に寄り添った丁寧なサポートを行った結果、学生は安心して留学でき、帰国した学生からは「思い切って留学して良かった」「帰りたくなかった」という声をもらっています。

留学経験を活かして世界へ羽ばたいた山陽学園大学の先輩たち

── 山陽学園大学では、留学経験を、その後の進路に活かした卒業生はいらっしゃいますか?

留学をきっかけにして、もっと学びたいという意欲が高まり、大学院に進学した学生が複数います。

また、留学で培った語学力を活かし、国内外のホテルに就職した卒業生もいます。

本学には日本語教師養成プログラムがありますので、卒業後、海外で日本語教師として働いている人もいます。

留学を通してさまざまな価値観に触れ、海外での暮らしに興味を持つようになり、ワーキングホリデーに挑戦した卒業生もいました。

学生たちは、留学経験によって、その後の進路や生き方を考える際の視野が自然と広がっているように感じられます。

さらに、自分のやりたいことを見つけて挑戦する力や、自分の選んだ道をたくましく進んでいく力も育んでいます。

キャンパス内で海外からの留学生と日常的に国際交流しながら語学力アップ

山陽学園大学 留学生とパーティー

── 留学せずに、キャンパス内で国際交流できる環境はありますか?

本学には、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ミャンマーなどからの留学生がいますので、日常的に異文化交流ができる環境が整っています。

また、研修で本学を訪れた協定校の学生たちとの交流や、国費留学、交換留学で本学へ来る留学生の歓迎会やお別れ会なども、手作りで行っています。

このような交流では、異文化理解にとどまらない学びがあります。

留学生から日本に対する感想や意見を聞くことで、海外からの視点で日本について考える、いいきっかけにもなっています。

さらに、国際交流と語学力向上のための活動を行う「ラーニングセンター」という場所があります。

「ラーニングセンター」には、語学の教材が豊富に用意してあり、学生が自由に語学を勉強できるよう整備されています。

最近、日本語教育を学ぶ学生や、韓国語に興味を持つ学生が増えてきました。そこで、学生のニーズに応えて、部屋を拡充し、英語以外の教材も大幅に増やしました。

特に、韓国語と中国語の教材や、語学検定試験の教材を充実させ、学生の語学学習を支援しています。

── 「ラーニングセンター」では、語学の自習のほか、どのような活動が行われていますか?

日本語教員養成プログラムを履修している学生が、留学生とペアになり、日本語を教える活動も行っています。

国際交流のイベントも実施しており、例えば、クリスマスの時期にはクリスマスパーティーを行います。

英語のみを使って、ネイティブの教員と英語が母国語の留学生、日本人の学生が集まり、自分の国のクリスマスについて発表します。

参加者は食べ物を持ち寄って、国際交流や英会話の勉強を楽しんでいるようです。

本学の学生と留学生が協力し合って、仲良く交流したり語学を学んだりする様子は、比較的小規模校で、学生同士の距離が近い本学の象徴的な場面かもしれません。

山陽学園大学は今後さらにアジアを重視したグローバル教育を展開

── 山陽学園大学のグローバル教育は、今後、どのように展開する予定ですか?

学生の興味や関心が以前は欧米に向いていましたが、最近は時代の流れに沿ってアジアに向いていると感じています。特に東南アジアへの関心は今後高まっていくでしょう。

それに対応して、本学の言語文化学科は、英語コースと日本アジアコースの2コース制だったものを、英語コース、日本コース、アジアコースの3コース制にしました。

アジアコースを独立させ、より一層アジアを重視したグローバル教育を展開しています。

留学制度においても、今まで以上に、アジア、中でも東南アジアの協定校を積極的に増やしていきたいと考えています。

新たな留学先の国や大学を開拓し、学生がより多様な海外経験に挑戦できる機会を提供していくつもりです。

また、留学だけがグローバル教育ではありません。

例えば、「岡山と韓国」のように、地域と海外文化のつながりについて学ぶこともグローバル教育の一つです。

本学では、岡山県内にある韓国や朝鮮半島と関連がある場所でフィールドワークを行っています。

このような留学以外での異文化体験の機会を増やし、学生の異文化理解をより一層支援したいと考えています。

オープンキャンパスや山陽学園大学公式サイトで留学情報を入手できる

── 中高生が、山陽学園大学の留学制度についてもっと詳しく知りたい場合、どうしたらよいでしょうか?

オープンキャンパスに参加していただくのが、一番わかりやすい方法です。

本学では、年間を通して、定期的にオープンキャンパスを実施しています。

留学に興味がある生徒の皆さんも多く来場してくれますので、留学制度についても丁寧に説明を行っています。

また、山陽学園大学の公式ホームページでも、留学制度について詳しく紹介しています。

最近開設した留学特集のページ「FROM SANYO!! 留学特集」では、本学で実施された留学や海外研修の紹介、在学生の留学体験記を掲載しています。

ネイティブ教員の海外研修ブログなども読め、本学の海外留学の様子がよくわかるので、ぜひご覧いただきたいですね。

最新情報は、公式X公式インスタグラムを通じて随時発信しています。SNSも公式サイトと合わせて確認してください。

さらに、高校生や保護者を対象にした岡山県主催の「留学促進フェア」にも、山陽学園大学の留学制度についての資料を提供しています。

本学の教員が手作りで作成した、留学制度や国際交流の内容をまとめた資料です。来場の際に手に取ってみてください。

大学入学後に留学を考えている中高生へ!山陽学園大学からのメッセージ

── 最後に、山陽学園大学への受験を検討している高校生に、メッセージをお願いします。

佐藤先生:海外に目を向けることは、とても素敵なことです。ただ、私は、あなた自身が日本について、あるいは岡山について発信できるものをしっかり持っていてほしいと思います。その上で、ぜひ、海外を体験していただきたいと思っています。

中野先生:大学時代は自分の世界を広げる絶好のチャンスです。大学に来て、最初の一歩は怖いと思いますが、私たちがしっかりサポートします。怖がりなあなたも、山陽学園大学でその一歩を広げていってほしいと思います。

山田先生:山陽学園大学には海外留学のチャンスがたくさんあります。留学を考えている受験生に、ぜひ来ていただきたいです。それから、発信する力も重要です。日本を知ることは外国を知ること、外国を知ることは日本を知ることだと私は思っています。ですから、日本についても勉強できる山陽学園大学で発信力をつけてほしいと思います。

久留島先生:私は韓国留学の担当ですので、最近は韓国に興味を持ってくれる学生が多く、また、入学当初から留学を口にする学生も多く、非常に嬉しく思っています。本学では韓国だけでなく、アジアや英語圏において、学生の興味を引くようなプログラムを多数用意しています。留学を希望している生徒の皆さんは、ぜひ山陽学園大学に入学して、その夢を叶えてほしいと思っています。

── 本日は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました!

山陽学園大学の基本情報

大学名 山陽学園大学・短期大学
学部 総合人間学部(言語文化学科・ビジネス心理学科)、地域マネジメント学部(地域マネジメント学科)、看護学部(看護学科)、短期大学(健康栄養学科・こども育成学科)
所在地(住所) 岡山市中区平井1-14-1
留学プログラム 異文化理解実習、短期語学研修、長期留学、日本語教育実習
大学公式HP https://www.sguc.ac.jp
SNS 大学 X
大学インスタグラム

※ 取材時の情報を掲載しています。

「留学費用の支援と学生に寄り添ったサポート」山陽学園大学の取材後記

海外留学を希望していても、留学費用の問題が大きな壁となる学生は少なくありません。

山陽学園大学では、豊富な助成金を準備し、費用面でも学生の海外留学をしっかりサポートしています。

この補助金を利用すれば、短期の海外研修の自己負担額は、行き先によっては学生のアルバイト代の範囲で参加できるような金額です。

どの学生にも海外留学のチャンスがある、非常に恵まれた環境で、インタビュー中に思わず「学生さんがうらやましい……」という声が出てしまいました。

また、取材を通して印象に残ったのは、先生方がとても「楽しそう」に語ってくださったことです。

山陽学園大学の先生方は、ご自身の研究や授業、学生の指導に加え、留学プログラムの企画や留学する学生のサポートをされています。

その忙しさは想像に難くありませんが、どの先生も終始にこやかに、留学プログラムの内容や学生への支援について話してくださいました。

そんな姿から、「教員と学生の距離が近い大学」であることが自然に伝わってきました。

山陽学園大学には、費用面の不安を軽減する制度と、学生一人ひとりに寄り添う先生の存在があります。

留学を実現したいと考えている高校生の皆さんは、ぜひ山陽学園大学のオープンキャンパスに参加して、留学に挑戦する学生を支えるサポート体制の充実ぶりを感じてみてください!

取材日:2025年12月18日
取材/文:野池 亜子
写真提供:山陽学園大学