神戸市灘区にキャンパスを構える神戸松蔭大学は、「Open Yourself, Open Your Future」という大学モットーを掲げ、自分自身の殻を自ら破り、未来を切り開く力を備える人材の育成を行っています。
2025年からは共学になり、性別の枠を超えて誰もが可能性を開くことができる社会の構築を目指しています。
そんな神戸松蔭大学では、大学全体でグローバル教育を推進しており、学生のグローバル教育や留学サポートを行っています。
今回は、文学部・日本語日本文化学科教授 池谷知子先生と、文学部・英語学科の学生2名の方に、神戸松蔭大学の留学制度についてお話を伺いました。
学生さんには、留学先での驚きの体験を教えていただいたので、ぜひ最後までご覧ください!
※ 日本語日本文化学科は2026年に人文社会学科になります。英語学科は、2025年からグローバルコミュニケーション学科になっています。
神戸松蔭大学の留学制度とは?
はじめに、神戸松蔭大学のグローバル教育や、留学制度について紹介します。
どのような留学プログラムがあるのか、学内での語学支援や国際交流の機会についても伺いました。
神戸松蔭大学ではすべての学科でグローバル教育を推進

── 神戸松蔭大学のグローバル教育の方針について教えてください。
大学のディプロマ・ポリシーとして「グローバル化する国際社会において、多様な文化が存在することを認識し、その価値を十分に理解している。」ことを掲げており、すべての学科でグローバル教育を推進しています。
英語圏はもちろん、英語以外の言語、中国語や韓国語などの言語や文化にも重きをおいています。
そのため、ほとんどすべての学科で、2年次の後期に英語圏、中国語圏、韓国圏に留学が可能で、かつ、4年間で卒業できる「認定留学」に行くことができます。
※ 資格により4年で卒業できないものもあります。
いきなり長く留学するのはちょっと心配……という人のために、夏休み・春休みを利用して英語圏、中国語圏、韓国圏に短期語学留学することも可能です。
本学のすべての海外プログラムが、時間数に応じてきちんと単位化されており、短期プログラムであれ、長期プログラムであれ、海外経験が卒業単位として認められる制度が整っているのもいいところだと思います。
海外経験を通して新しい自分を発見できる留学プログラム
── 神戸松蔭大学の留学プログラムの特徴や魅力を教えてください。
本学のモットー「Open Yourself, Open Your Future」を実現するために、海外経験を通して、新しい自分を発見できるプログラムを準備しています。
今年のグアムでのインターンシップでは、ヒルトンホテルで働くことを通じて、海外で仕事をすることを体験します。
海外インターンシップは、現地での就業体験を目的として、学生のみなさんのニーズに応じて、中国、カナダ、ハワイと様々な国と地域で行ってきました。
今後も魅力あるプログラムを探していきたいと思います。
── 素晴らしいです。他にも神戸松蔭ならではの特徴はありますか?
その他の特徴として、本学は学科の資格と連携したプログラムも充実しています。
人文社会学科やグローバルコミュニケーション学科では、日本語教員になるための資格を取ることができるのですが、その学びの集大成として「海外日本語教育実習」というプログラムがあります。
海外の大学で実際の教壇に立って教えることで、世界に通用する日本語教員を目指します。去年はインドネシアに行きましたが、今年はタイに行く予定です。
このプログラムは大学院生と学部生が一緒に行くため、縦の繋がりができるのも魅力です。
これをきっかけに本格的に日本語教員を志す学生が卒業後に海外の協定大学に日本語教師として1年間派遣されるTA(Teaching Assistant)制度も整っており、卒業後、海外で日本語教師の経験を積むことができます。
このように語学研修以外にも自分を発見するための様々なプログラムがあるのが本学の魅力だと思います。
国際交流センターでは学生一人ひとりに応じた留学をサポート

── 留学する学生へのサポートはどのようにされていますか?
本学国際交流センターでは、留学を希望する学生からの相談を随時受け付け、留学前後および留学中の各段階に応じた支援を行っています。
留学前には、留学希望者を対象に複数回の説明会を実施し、留学制度や応募手続き、スケジュール等について案内しています。そして説明会後には個別相談にも応じ、学生一人ひとりの状況に応じた相談対応を行っています。
学内外の手続きに関しては、必要書類や提出期限の案内を行い、協定校への派遣にあたっては、先方大学との連絡調整や申請手続きのサポートを行っています。
留学中は、主にメールやクラウド型教育支援システム(manabaなど)を通じて学生からの相談に対応するとともに、本学が契約している海外危機管理専門サービス「アイラック安心サポートデスク」や留学エージェントの現地オフィスを通じて、24時間365日、日本語で相談できる体制を整えています。
生活面や学修面での不安、緊急時にも迅速に対応できる環境を提供し、必要に応じて関係部署や教員と連携しながら、学生が安心して留学生活を送れるよう支援しています。
帰国後は、単位認定に関する手続きの案内を行うとともに、留学経験を共有する機会を設け、今後の留学促進にもつなげています。
神戸松蔭大学内の語学支援やグローバル教育も充実
── 学内で実施されているグローバル教育や語学学習支援について教えてください。
ネイティブの先生と気軽に英語を話せる「イングリッシュアイランド」や、英語・中国語・韓国語などの難しいところを気軽に尋ねることができる「外国語応援サロン」など、語学学習支援が充実しているのも本学のいいところだと思います。
現在、リニューアルを計画しており、今後、もっと活用しやすくなる予定です。
学内で実施しているグローバル教育としては、毎年7月に、日本語を勉強している海外の協定大学の学生が本学で日本語を学ぶ「日本語文化研修(通称:サマープログラム)」があります。
その一人ひとりに日本人学生を「日本語パートナー」としてつけています。留学生と交流することで、日本人の当たり前が当たり前ではないということをリアルに体験することができます。
遊びに行く約束1つするにしても、日本人と時間の感覚が違うという経験を通じて、異文化コミュニケーションを肌で感じる機会となります。
たった2週間のプログラムですが、毎年、最終日は涙のお別れになり、なかなかフェアウェル・パーティーが終わりません。
その後もお互いにSNSでやりとりをしているという話をよく聞きますので、こういう小さなつながりが、自分の世界を広げるきっかけになるのではないかと思います。
学生同士がこういう機会をつくるのも大学の大切な役目だと思っています。
神戸松蔭大学の学生さんに聞いた!驚き満載の留学体験談
今回のインタビューでは、神戸松蔭大学文学部・英語学科の2名の学生さんに、留学の体験談を伺うことができました!
お話を伺ったのは、インドネシア・ジャカルタへの「海外日本語教育実習」に参加した岸さん(文学部・英語学科3年)と、アイルランドへ認定留学をした大前さん(文学部・英語学科3年)です。
現地での過ごし方や神戸松蔭大学のプログラムの魅力に加え、現地で体験した苦労話も赤裸々に語ってくださいました!

| お名前 | 留学先・期間 | プログラム |
|---|---|---|
| 岸さん(3年生) | インドネシア・ジャカルタ 2024年2月~3月 2週間 |
海外日本語教育実習 |
| 大前さん(3年生) | アイルランド 2024年9月~12月 約4ヶ月 |
認定留学 |
留学の目的は何ですか?
岸さん 私は2年生の時から日本語教育に関する授業を履修していて、先生から「海外で日本語を勉強している学生を指導できるプログラムがある」と聞き、とても魅力に感じたので海外日本語教育実習に参加することにしました。漠然と海外に行ってみたいという思いもあったので、いい機会だと思い応募しました。
先生が「こういう留学があるからチャレンジしたい人がいたら志望動機と書類を揃えて持ってきてね」と言ってくださって、定員数もあまり把握しないまま思い切って応募したら、池谷先生が一緒に行こうと言ってくださったので、行かせていただくことになりました。(※1)
実は研修に参加すると決めた2年生の段階では、まだどうやって日本語を教えるのかもわからないままでしたし、実際に日本で教育実習の経験も全くなく、教案の作り方も知らない状態でした。
ですが、すでに実習の経験があり、教案の作り方も勉強されている先輩と一緒に研修に行くことができたので、わからないことは先輩に教えてもらいながら研修に臨みました。研修期間中に50分間の授業をしなければいけないことを事前に知っていたので、それに間に合うように先輩に必死にくらいついていました。
※1 海外日本語教育実習は、3年生、4年生、大学院生がメインとなるプログラムですが、定員に余裕がある場合は2年生も参加できるチャンスがあるそうです。
大前さん 私が留学をした理由は、実践的な場で英語力を伸ばしたいと思ったからです。
実は神戸松蔭大学に進学を決めたのも、充実した留学制度があるからなんです。受験生の頃から「留学に行きたい!」「海外で生活してみたい!」という気持ちが強くあり、大学に入学してからもずっと留学を意識しながら過ごしていました。
元々、留学先はニュージーランドを第一希望にしていたのですが、アイルランドとニュージーランドの留学費用を比較したとき、10万円しか差がなくて、それならヨーロッパに行ってみたいなと思い、アイルランドに決めました。
留学の最小遂行人数は4人だったのですが、私たちの時は3人しか集まらなくて、最初は諦めるしかないかなと思っていたのですが、国際交流センターの方がどうにか調整してくださり、3人で無事に留学に行くことができました。担当してくださった方に本当に感謝しています。
留学先ではどのように過ごしましたか?
岸さん インドネシアには初めて行ったのですが、現地に到着した当初は交通機関の使い方や食事の注文の仕方もわからず、その上英語もあまり伝わらなかったので、まずは土地に慣れることから始めました。滞在していたホテルの近くにあるショッピングセンターに1日いて、友達と買い物や食事を楽しんだりしました。
この研修では、1人につき現地の友達(パートナー)が1人ついてくれて、学校や生活で困った時は助けてくれました。パートナーは日本語を勉強しているので、日本語を使ってたくさんお話をしました。
本格的に研修が始まる前には、作ってきた教案やパワーポイントを友達と一緒に見直したり、授業の練習をしたりしました。実習に向けて準備する時間があったり、研修だけでなくインドネシアという国を楽しむ時間もしっかりあったのは、この研修の良いポイントだと思います。
日本語の授業については、まず大学院生の先輩が50分間の授業をする様子や、現地の先生が授業をする様子を見学しました。その様子も踏まえて、3日・4日目に初めて実際に授業を行いました。先輩は中上級のクラスも教えていましたが、私は初級のクラスを担当しました。現地に行く前は、口頭練習をしてもあまり反応が良くないかなと思っていたのですが、実際には反応がすごく良くて、授業はとてもやりやすかったです。初めての授業でしたが、結構手応えがありました。
大前さん 月曜日から金曜日は、大学の中にある語学学校に通って、英語の授業を受けていました。クラスは、学校が始まる前に受ける試験でレベル分けされます。1か月単位で進級テストを受けることができて、点数をクリアすれば1つ上のクラスにステップアップできるようになっていました。
授業のあとは、基本的に家に帰って宿題や復習をしていましたが、授業に慣れてからは、学校の前に来るバスに乗って、シティセンターに行き、みんなで遊んだりご飯を食べたりもしました。
週末には友達と計画して近くの国に旅行に行くこともできました。これは留学先をヨーロッパにして一番良かったなと思ったことです。
現地ではホームステイをしていましたが、私が滞在した家は2歳くらい年上のお姉さんとお父さん、お母さんが住んでいる家でした。私以外にもホームステイをする外国人学生がいて、そこでも交流することができました。
留学中に困ったことはありましたか?何が大変でしたか?
岸さん もう本当に大変だったことがございまして……(笑)
当時インドネシアは雨季で、すごい雨が降っていました。初めは「めっちゃ雨降ってんな〜」ぐらいにしか思っていませんでしたが、気づいたらまずホテルの電気が止まり、次に水をひねったら水が出なくなってしまったんです。
どんどん暑くなってきたので、一旦隣にあるショッピングモールに避難しようとしたのですが、その時にちょうど外に出ていた先輩から「洪水で浸水してしまい建物の上に上がれない」とLINEが届きました。様子を見に行くと泥水がエスカレーターの半分くらいまで到達していて、身動きできない状況だったんです。「あれ?私たち今災害にあってるよね」と大慌て。結局、インドネシアでの最後の3日間はお風呂の水も出ない、電気も通っていない中で過ごすことになりました。
とても大変でしたが、ホテルの人も宿泊客も一致団結して困難な状況を乗り越えたのは良い経験でした。パートナーが心配してホテルに掛け合ってくれて、ホテルの人がガロン(水タンク)に水を入れて部屋に持ってきてくれたんです。水も限られていますから、ルームメイトと水を掛け合ってシャワーをしました。他にも、エレベーターが使えず、駐車場にある階段でホテルの階を上がったり降りたりしないといけなかったのですが、困っていると現地のバイクタクシーのおじさんが乗せてくれて、一気に上階に行けたこともありました。現地の人にとっても緊急事態だったにもかかわらず、積極的に助けてくださって、とてもありがたかったです。今となっては良い思い出です。
それから、もう一つ大変だったはラマダンの時期に被ってしまい、何かと気を使ったことです。インドネシアはイスラム教を信仰している人がとても多く、現地の学生ももちろんラマダン期間中は何も口にしません。朝から一緒に行動する日はかなり暑かったのですが、彼女たちは水も飲めず、食べ物も食べられません。もちろん、そのことを私たちに強要することは一切ないですし、むしろ「水飲んで良いよ」とか「好きなタイミングで食べてね」と気にかけてくれていたのですが、やはり気を使う場面が多かったですし、彼女たちが暑さで倒れないか心配でした。断食が明けてからみんなでショッピングモールに行って食事を楽しんだのが、今も強く印象に残っています。
大前さん 岸さんのような自然災害とかはなかったのですが、とにかく寒かったです。渡航したのは9月だったのですが、日本はまだまだ暑い時期で、現地に到着して最初の1か月はまだ無理なく過ごせる寒さだったのですが、10月になると朝は気温が1度くらいまで下がってかなり寒く感じました。渡航前にインターネットで調べると「ヨーロッパでは冬の間、室内は暖炉やヒーターを1日中つけているから、日本よりも暖かい」とのことだったので安心していたのですが、ホームステイ先は12月になっても一向にヒーターをつける様子が見られず……。
結局12月の2週目くらいにヒーターをつけてくれたのですが、夜の11時に消してしまうので、寒すぎて夜中1時に目が覚めてしまう状況でした。
あまりにも寒くて毛布が欲しいとホストファミリーに交渉したときは、アメリカ英語で毛布を意味する“comforter”が通じず(※2)、なんとか試行錯誤して暖かい布団に変えてもらうことができたのですが、それも夏の布団が2枚重ねにしたようなもので、ヨーロッパの寒さを凌ぐには全然頼りないものでした。とくに足元が冷えるので、髪の毛を乾かしたあと温かい状態のドライヤーを布団に突っ込んで湯たんぽ代わりにしていました(笑)
それから、ごはんにも困りました。現地の味付けが口にあわなかったんです……。例えるならブルドーザーとか、工事現場みたいな味がしました。ホームステイ先にはキッチンがあったのですが、火災やけが防止の観点から使用が禁止されていたので自炊もできず……。節約のためにも外食はできるだけ控えたかったので、ランチはパンを持参するなどしてなんとか過ごしました。
その他、服や食器を毎日洗ったりしないところも最初は慣れなかったですし、生活様式の違いや文化の違いに適応するのが大変でしたね。ただ、ホームステイ先によって生活のしやすさが変わってきます。中にはアジア人差別を受けたという人もいたので、私のホームステイ先はまだ良い方だったのかなと思っています。
※2 日本では基本的にアメリカ英語を習いますが、ヨーロッパではイギリス英語を使うことが多いです。ちなみにイギリス英語で毛布は“duvet”と言います。
留学の前後で、自分自身が変わったと感じることはありますか?
岸さん 日本語教育の面で言うと、実際の学習者がどういったところで躓くのか、授業中はどんな反応をするのか、そしてそれらに対して講師の方がどういうふうに対応するのかを直接目にすることができて、とても勉強になりました。実際の現場だからこそ気づくことが多かったので、留学に行く前と比べると、一気に経験値が上がったのではないかと思います。
異文化理解の面では、とくにイスラム教に対する印象が変わりました。最初は過激な宗教というイメージがありましたが、現地に行ってみるとインドネシアの方はみんな親日で、とても優しいですし、フレンドリーに接してくれました。やはり見えていない部分があるのだなと感じました。
それと同時に、日本はすごく発展しているというのも改めて感じました。普段意識していない道路の排水の仕組みであったりとか、車が一列にしっかり並んでいてちゃんと信号を守っていることとか、普段当たり前だと思っていたことが、実はすごいことなんだと現地にいる間に何度も感じました。日本の豊かさに気づくことができて、とても良かったと思っています。
大前さん 1番変わったことは、いろいろな経験を通して逞しくなったことだと思います。
また、先ほど週末にいろいろな国に行ったとお伝えしましたが、その中で価値観がすごく変わったと感じる瞬間が何度もありました。日本にいると、ヨーロッパはとてもキラキラしたイメージが強いと思います。もちろん実際に素敵な面も多いですが、その一方で移民の人や、ホームレスといった貧しい人がキラキラした街に混在しています。その様子を目の当たりにしたときに、日本はまだまだ幸せな環境が整っているなと感じました。
こういった感覚を初めて覚えましたし、アイルランドを選んでこそできた経験だと思っています。最近は、漠然とではあるのですが、多角的な視点で物事を考えられるようになったと感じていて、世界の見え方が変わったと実感しています。
それから、語学的な面でも伸びを実感しています。元々一定のレベルに達していたことと、4か月という比較的短い期間だったので、劇的に何かが変わったというわけではありませんが、英語を話す時の瞬発力が上がったと思います。日本で英語を勉強していると、分からない単語は日本語で言う、といった逃げ道がありましたが、現地ではそれが通用しないので、自分でどう伝えるかを工夫しながら喋る力みたいなのはすごくついたかなと思います。
今後の進路を決めるにあたって、留学経験が影響しましたか?
岸さん まだ明確に進路を決められてはいないのですが、何か決断をしたいときに、指針として良い情報を得られたと思います。海外で働くか日本で働くかを選ぶ際に、生活面で考えるとやはり日本の方が住みやすいですし、一方で人同士のコミュニケーションや親密度を考えると海外で働く方が自分に合っているような気もします。
それから、日本語教師を本業とするかどうかはまだわかりません。ただ、日本語教師にならなかったとしても、留学経験はきっと生きてくると思っています。私も英語学科で英語を勉強している身として、母国語以外の言語を習得することはとてもハードルが高く、時間もかかるし、労力もいるし、すごく難しいことを知っています。ですが、そういったハードルを一緒に乗り越えていくことに魅力を感じているので、将来何らかの形で関わることができればいいなと思っています。
大前さん 私が英語を勉強し始めた小学生・中学生の頃は、ただ漠然と「英語を使って、海外で仕事をしている、かっこいい女性になりたいな」と思っていました。
神戸松蔭大学に入学してからは、日本語教育の課程のほか、国際秘書やエアライン課程といった仕事に活かせる養成講座がある中で、海外で働くこと、もしくは英語を活かして日本で働くことについてより具体的に考えるようになりました。
そして実際に海外に行ってみたところ、日本の魅力を再発見することができました。海外への視野も広がりましたが、同時に内側の視野も広がったと強く感じています。
今は、自分が海外に行って染まるだけというよりも、日本の魅力を伝えられて、日本と海外の架け橋的な役割を担う仕事に就くのもよいなと思っています。
神戸松蔭大学の留学制度で、特に良かったところを教えてください!
岸さん 神戸松蔭大学は少人数制という点が、端から見るとデメリットに捉えられることも多いと思いますし、実際に私もそういった考えがありました。ですが、いざ大学の留学プログラムに参加すると、少人数だからこその良さをつくづく実感することができました。
私の場合は、教案の書き方も授業の仕方もわからないことだらけでしたが、池谷先生や先輩にいつでもLINEで相談できたことで、実際の研修では自分をベストな状態に持っていくことができました。
もしこれが50人くらいを対象とした集団のプログラムだったら、実習の前日に先生がわざわざ部屋に来てくださって、一緒に教案のチェックをしたり、授業の流れを練習するといったことは絶対にできません。
ですから、このちょうどよい距離感が神戸松蔭大学ならではの魅力ではないかと思います。
大前さん 岸さんが言うとおり、先生方はもちろん、国際交流センターの方や事務の職員の方など、学内の教職員のみなさんと距離が近いのが神戸松蔭大学の魅力だと思います。
先ほどお伝えしたように、定員に満たなかった留学プログラムもなんとか実施できるようにサポートしてくれるなど、学生の希望が届きやすい大学です。
それから、努力する学生のチャンスを奪わないところも、この大学の好きなところです。
私は経済的に不安な面もありましたが、夢・未来サポート特待生奨学金(夢サポ ※3)といった奨学金に助けられています。TOEICでハイスコアを取ることで、給付金が出たりもします。
単位認定制度も充実しているので、休学することなく留学できるのも松蔭ならではのメリットと言えます。留学に行きたい人にとっては、神戸松蔭大学はとても良い大学だと思っています。
※3 夢・未来サポート特待生奨学金は、入試の成績が良い学生や、夢サポ特待生の資格試験で所定の得点率以上の成績を納めた学生を対象とした学生向けの給付型奨学金です。
神戸松蔭大学から受験生へメッセージ
── 最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします!
池谷先生:神戸松蔭大学は、海外経験を通じて、新しい自分を発見してもらえるようなプログラムを多く準備しています。英語圏だけではなく、中国圏や韓国圏に学科を問わず留学できることも本学の魅力です。
また、海外での職業経験ができるインターンシップや、日本語教育とリンクした海外プログラムも充実しており、みなさんの学びに合わせたプログラムを選択することができます。
複数の奨学金制度もあり、多くの人に海外留学をしてもらいたいと思う一方で、学内で留学生と交流することで得られる、小さな心の異文化コミュニケーションもとても大切だと思っています。
大学生活の中で「Open Yourself, Open Your Future」を実践し、自分の知らない新しい自分を見つけてください!
── 岸さん、大前さんも、受験生に向けてメッセージをお願いします!
岸さん 海外留学と聞くと、英語圏の国に行って英語を学ぶイメージが強いと思いますが、それだけではありません。私のように、インドネシアに行って日本語教育の現場を体験するといった珍しいプログラムもあります。こういった経験は、一般的な海外旅行のように自分で手配してすぐにできるものではありません。私も、海外日本語教育実習プログラムがなかったら、インドネシアに行こうとはならなかったと思います。こういう不意に訪れたチャンスを掴みたいと思ったときに、すぐに挑戦できる環境が神戸松蔭大学にはあります。もしあなたが「面白そうだな」と思うものに出会ったら、そこに向かってたくさんチャレンジしてほしいです。
私が留学に行って良かったことは、18歳~22歳の同世代の友達が世界中にたくさんいることを知れたことです。世界中に同じ時代を生きている同世代の友達ができるって、本当にすごいことだと思っています。こういう世界は、頑張れば手が届く場所にあります。大学での留学を目指す受験生には、このリアルな感覚を想像しながら、頑張ってほしいと思います。
大前さん 私はもともと留学に行くことが夢でしたが、正直「本当に行けるんかな?」と遠い目標みたいに感じるときもあって、不安もいっぱいありました。ですが、神戸松蔭大学に入学して、実際に留学に行くことができましたし、想像していたよりもたくさんの学びや経験をすることができました。
お恥ずかしい話ですが、私は日本でも地図に弱くて、1人でどこかに行くのが苦手なんです。「それでどうやってヨーロッパで暮らしてたん?」とずっと友達に言われているくらいです。そんな私でも留学で経験したことが自信になって、1人で遠出してみたり、知らない世界に飛び込んでみたりする勇気を得ることができました。留学に行けば、本当の意味で人は変われます。少しでも行ってみたいと考えているなら、ぜひ留学に挑戦してほしいです。
── 池谷先生、岸さん、大前さん、本日はありがとうございました!
神戸松蔭大学の基本情報
| 大学名 | 神戸松蔭大学 |
|---|---|
| 学部 | ・文学部(グローバルコミュニケーション学科、人文社会学科) ・人間科学部(心理学科、人間科学科、ファッションハウジングデザイン学科) ・教育学部(教育発達学科) |
| 所在地(住所) | 657-0015 兵庫県神戸市灘区篠原伯母野山町1-2-1 |
| 留学プログラム | 【語学留学】英語圏・中国語圏・韓国 長期:認定留学(語学留学・交換留学)最大18単位 短期:夏季・春季語学研修 2単位 【海外インターンシップ】 英語圏あるいは中国語圏での就業体験 1単位 【海外教育実習】 海外日本語教育実習(アジア)2単位 教育学科海外教育実習(オーストラリア)1単位 |
| 大学公式HP | https://www.shoin.ac.jp |
| SNS |
・大学公式LINE ・大学公式インスタグラム ・大学公式 X ・大学Youtubeチャンネル ・大学公式Facebook ・神戸松蔭SNS まとめサイト |
※ 取材時の情報を掲載しています。
学生の頑張りを全力で支える神戸松蔭大学の取材後記
今回の学生インタビューは、池谷先生も交えつつ、終始和気あいあいとした雰囲気で楽しくお話を伺うことができました。「とても良い距離感」というのが、画面越しにも伝わってきました。
岸さんも大前さんも、留学では大変な経験をされましたが、そういった経験を通して、日本の素晴らしさに改めて気づくことができたと話されていたのが印象的でした。
今年の海外日本語教育研修には、岸さんに加えて大前さんも参加し、タイに行くのだそうです。
お2人にとって素晴らしい経験になることを願っています!
池谷先生は最後に、「今日2人が語ってくれたように、留学を通して新しい自分を発見し、将来の選択肢が増えたことは、応援する側としてもとても嬉しいことです。新しい自分を見つけたいという学生さんは、今後も大学としてしっかりとサポートしていきたいと考えています」と話してくださいました。
神戸松蔭大学の留学プログラムは、ヨーロッパやインドネシア以外にも、韓国や中国への留学プログラムもあります。協定校や留学プログラムに関する詳しい情報は、神戸松蔭大学公式サイトをチェックしてください!
取材日:2026年1月7日
取材/文:富澤 利恵
写真提供:神戸松蔭大学





