
「大学生が留学するタイミングはいつがいい?」
大学生で留学したいと考えているものの、いつ行くべきか悩んでいる人も多いでしょう。
この記事では、大学生が留学に行くべきタイミングを詳しく解説しています。
大学生が気になる就活に影響が少ない留学時期や、留学期間から考えた最適な留学時期、そして学年別で見た留学のベストタイミングなど、細かく分析しました。
授業やサークル、アルバイトと忙しくしているうちに、4年間という限られた大学時代はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
大学生の間に有意義な留学をするためにも、早めに計画を立てるようにしましょう。
目次
大学生の就活に支障が少ない海外留学のタイミングはいつ?
大学生が留学する時期を決める時、最も気になるのは就職活動への影響ではないでしょうか。
なるべく就活に支障がない時期に留学したいなら、大学3年生の4月には帰国し、大学生活や就活を始められるスケジュールで留学するのがベストです。
就活は大学3年生の4月頃から始まり、3年生で参加するインターンが採用につながることもあるからです。
まず、一般的な就活スケジュールについて説明しましょう。
一般的な大学生の就活スケジュール
採用選考の時期は企業によって異なりますので、就活のスケジュールは一人ひとり違います。ここでは、一般的な就活スケジュールについて解説しましょう。
政府が発表している大学生の就活のルールは、大学4年生の6月に選考開始、10月に内定というスケジュールですが、実際はもっと早く選考が行われているようです。
特に、外資系やベンチャー、大手企業は早期に選考を行うことが多いです。
政府のルールでは採用選考が開始されるはずの大学4年生の6月1日には、内々定という形式で採用の意志を通知する企業もあります。
そのため、大学生の就職活動は3年生の4月頃から始まると考えましょう。
大学3年生の4月から内定を獲得する大学4年生の10月頃までのスケジュールは、下記のとおりです。
大学生の就活スケジュール
学年 | 活動内容 |
---|---|
3年生4月頃~ | インターンシップ情報収集・自己分析・企業研究 |
3年生6月頃~ | サマーインターンに参加 |
3年生9月頃~ | 秋冬インターンに参加 |
3年生1月~ | 企業や就職情報サイトのプレエントリー開始 |
3年生3月~ | 本選考のエントリー開始・会社説明会に参加 |
4年生6月~ | 内々定を獲得 |
4年生10月~ | 内定を獲得 |
就活は自己分析から始まると言っても過言ではありません。ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や志望動機の準備のため、自己分析や企業研究を行います。
そして大学3年生の4月頃からインターンシップの情報が公開されますので、応募の準備をします。
大手企業や人気の企業は、インターンシップも選考があり、全員が参加できるとは限りません。ですから、人気企業へのインターンシップを希望する人は、早めに情報をゲットして対策する必要があるのです。
6月頃になったら、本格的にインターンシップがスタートします。
ちなみにインターンシップとは、実際に企業で就業体験することです。希望する企業の社風が自分に合うかを確かめられる貴重な機会なので、できれば参加しておきたいですね。
実はインターンシップは企業側にもメリットがあって、インターンシップの実施によって早い段階で優秀な学生を囲い込むことができます。
就労体験だけではなく、採用選考を兼ねていることもあるのでしっかり準備をして臨むことが大切です。
インターンシップは大学3年生の夏から冬にかけて行われます。
年が明けると、企業や就職情報サイトのプレエントリーが始まります。日本企業での新卒採用を目指すのであれば、遅くともこの時期には就活できる体制を整えておきたいです。
3月1日から、いよいよ本格的に企業が採用を目的とした広報活動を始めます。
学生は面接を受けたり、会社説明会に参加したり、OB・OG訪問をしたりと非常に忙しくなる時期です。
就職が決まる時期は人それぞれですが、大学4年生の6月頃から内々定を獲得する学生が増えてきます。
内々定とは、「10月に内定を出します」という企業からの意思表示です。入社の意志を確認するため、大学4年生の6月始めに学生を出社させる企業もあります。
何事もなければ、10月頃から正式な内定通知を受け取ることができ、就活終了です。
就活に影響が少ない留学のタイミングは大学2年生まで
上記で紹介したように、新卒採用の就職活動は大学3年生の4月からスタートします。
そのため、日本での就職活動を考慮する場合、大学生の留学のタイミングは大学1~2年生がベストです。
遅くても大学3年生の4月からは大学に通い、就活ができるタイミングで帰国することをおすすめします。
例えば1年間長期留学する場合、2年生が終了した時点で1年間休学し、留学します。そして帰国後、3年生の4月から復学できればスムーズに就活が始められるでしょう。
半年休学すると、必然的に卒業も半年以上伸ばさなければなりません。中には9月卒業になる人もいるでしょう。
卒業が9月になる場合の就活は、いくつか方法があります。
9月卒業の人の就活
- 秋入社の採用を行っている企業を受ける(留学生や外国人の採用を積極的に行っている企業がある)
- 通年採用を行っている企業を受ける
- さらに半年休学し、1年留年して大学4年3月に卒業する(1つ下の学年と同じ新卒として就活する)
日本企業は3月卒業の新卒採用が主流です。9月卒業の学生を採用するかは企業によって異なりますので、希望の会社の採用情報を確認してみましょう。
【留学の期間別】大学生が海外留学するベストタイミング
留学する期間によって、留学のベストタイミングは少し変わってきます。
短期留学の場合は留学する時期を選びやすいですが、長期留学となると、やはり休学するかどうかも考慮する必要があるため、慎重に検討しなければなりません。
学校から派遣される交換留学も、大学2年生で行くべきか、3年生で行っても問題ないか、気になるポイントでしょう。
ここでは、大学生が留学する最適なタイミングを留学の期間別で紹介します。
大学生の短期留学は1年生か2年生の春休み・夏休み・冬休みがベスト
1ヶ月以内の短期留学は、春休みや夏休み、冬休みなどの長期休暇を活用することで授業を落とすことなく留学できます。
1週間程度の留学なら、授業1回の欠席となってしまいますが学期中に行くこともできます。
留学期間によってはどの学年で行ってもかまいませんが、基本的には就活で忙しい大学3年生を避け、大学1年生もしくは2年生で行くのがベストタイミングです。(大学2年生の夏休みロサンゼルス留学体験記を見る)
短期間でも留学を通して得た経験が、何かしら就職活動や今後の進路を決めるきっかけになるかもしれません。
ですから、就活終了後に行くよりもできれば就活前に行くことをおすすめします。
もちろん大学4年生で卒業に必要な単位をすべて取り、就職が決まり、卒論も終わった時期に、卒業旅行として短期留学する人もいます。こちらも全く問題ありません。
なお、3年生の夏休みはサマーインターンが盛んな時期です。留学に行きやすい時期でもあるのですが、インターンシップを優先するか、留学を優先するかをしっかり決める必要があります。
休学して長期留学・ワーホリに行くなら大学2年生・3年生がベスト
3ヶ月以上の語学留学やインターンシップ、1年以上の長期留学やワーキングホリデーに行く場合、大学を休学することになるでしょう。
大学は基本的に最低4年間の在籍が必要となるため、半期でも休学すると卒業時期が伸びます。まずはこれを考慮しておきましょう。
その上で休学して長期留学する場合は、大学2~3年生の時期に行くのがおすすめです。
大学1年生で早速休学、というのも不可能ではありません。大学によってルールがあるため確認が必要ですが、1年生の後期であれば休学そのものは可能でしょう。
ただせっかくできた大学の友人と早速離れてしまうことや、必修科目の受講をこなしながら留学準備をすることなどから、やや慌ただしいスケジュールとなり、ベストタイミングとは言えません。
また、本格的に就職活動が始まる大学4年生で休学すると、帰国後インターンシップ等に参加することなく、いきなり選考に応募し面接を受けて回るようなスケジュールになります。
日本で新卒採用を目指すのであれば、あまり良い時期とは言えません。
以上の点を考慮すると、休学を伴う大学生の長期留学は大学2~3年生がベストタイミングなのです。
例として、大学3年生になるタイミングで1年間休学する場合のスケジュールを見てみましょう。
3年目で1年間休学すると、卒業まで残り2年ありますから、大学卒業後の進路について考える時間もできますし、就職活動にもスムーズに取り組めます。
ちなみに、留学中だからといって就職活動が全くできないわけではありません。気になる企業の情報を集めたり、自己分析は十分可能です。
最近はオンラインで会社説明会や面接を行う企業も多いので、留学中に海外から参加できるか企業の採用担当に確認してみても良いでしょう。
交換留学(派遣留学)・単位認定留学は大学2年生がおすすめ
交換留学、派遣留学は、日本の大学と海外の大学が協定を結び、お互いに学生を留学させる制度です。
留学先の学費が免除されるので費用を抑えられ、大学を休学しなくて済むので4年で卒業できるメリットがあります。
しかし、学内で選抜が行われるので、大学の成績や英語力が高くないと交換留学制度で留学するのは難しいでしょう。
応募できるのも1年に1回と挑戦できるチャンスが少ないので、入念な準備が必要です。
単位認定留学は、自分で留学する大学を選んで留学します。海外の大学で取得した単位を日本の在籍大学が認定し、卒業単位を満たせば4年で卒業できます。
海外の大学で取得した単位をどの程度認定するかは、在籍大学によって異なるので、事前に確認することが大切です。また、留学先の大学の学費は自己負担になります。
そんな交換留学や単位認定留学に適している留学時期は大学2年生です。
まず交換留学の場合、大学1年生は応募対象外になっていることが多いです。
特に1年間の交換留学は、前年度に募集期間が設けられるので、物理的に1年生になってすぐ交換留学に行くのは難しいでしょう。
就活への影響を一旦置いておくと、大学の単位もある程度取得できた、大学3年生の時期が最も留学に行きやすいです。
ただ大学3年生で休学せず、春から1年間留学する場合、帰国後は4年生スタートとなり、日本で就活を始めるにはやや後れを取ってしまいます。
大学4年生で留学する場合は、卒業条件を満たしていると帰国後すぐに卒業となります。
卒論必須の場合は卒論提出まで卒業認定されませんが、そうでない場合は意図的に休学して卒業時期を伸ばすか、帰国後すぐ卒業してしまうか選択しなければなりません。
そういった意味で、交換留学や単位認定留学は大学2年生の時期に留学するのがベストでしょう。
注意点としては、先ほどもお伝えしたとおり交換留学の選考は留学の前年度に行われることが多いです。
2年生で交換留学するなら、1年生の時に選考を受ける必要があるということです。
入学したらなるべく早く大学の留学担当部署に、交換留学の情報を確認しましょう。
【学年別】大学生におすすめの留学方法と留学時期
前項では留学期間別で、大学生が海外留学するベストタイミングを紹介しました。
「もう3年生だし、これから留学するのは遅いかな?」
「1年生はまだ留学できないの??」
中にはこのように思った人もいるかもしれません。結論から言うと、全くそんなことはありません。
まだ大学1年生の方や、大学入学前の方は選択肢も豊富ですし、これから留学計画を立てて最適な時期に、最適な留学をすることが可能です。
すでに大学2年生の後期に入った方、3年生の方も、現在できる最適な留学方法を見つければ良いのです。
ここでは、学年別に海外留学するベストタイミングを説明します。学年ごとに留学しやすい時期がありますので、参考にしてみてください。
大学1年生は夏休み・冬休み・春休みの短期留学がおすすめ
大学1年生は大学生活に慣れることが大切ですし、授業も必修単位が多いです。
そのため、休学を伴う長期留学をするよりも夏休み、冬休み、春休みなどの長期休暇を利用した短期留学をするのがおすすめです。
大学1年生のうちに一度短期留学を経験しておけば、大学2年生、3年生で長期留学する場合もスムーズに準備できます。
また、長期留学なら2年生3年生で交換留学するという選択肢もあります。
1年生の間に大学の留学制度を徹底的に調べて、できるだけ費用をかけずに条件の良いプログラムがないか探しておきましょう。
早ければ2年生に交換留学を実現することもできますよ。
大学2年生はいつどんな留学をしても最も留学しやすい時期
大学生活に慣れ、英語力も上がってきた大学2年生は最も留学に適した時期です。
1年生の時にアルバイトをしてお金を貯めておけば、留学の資金にもなりますね。
大学2年生は、夏休みや春休みの短期留学のほか、休学して長期留学にチャレンジするのもおすすめのタイミングです。
休学した場合は復学すると2年生からスタートするので、2年半~3年ほど進路を検討する期間があります。
また就活にも影響が少ない時期なので、交換留学にもたいへんおすすめです。
ただし、教職や学芸員などの資格を取得したい人は、大学2年生の履修科目が非常に多いので、注意しましょう。
大学2年生は、3年生からスタートするゼミの選考が行われる時期でもあるので、交換留学する人は事前に確認しておくといいですね。
大学3年生もいつ留学しても良いが就活への影響は不可避
学生さんからすると、大学2年生で留学準備をして、3年生で留学するのが、気持ち的にも最も行きやすい時期だと思います。
また、留学を決意した時点ですでに3年生以降の留学しかできないという方もいるでしょう。
ところが、大学3年生といえば同級生は就職活動を徐々に始める時期でもあります。当然、この時期に留学するとなると少なからず就活に影響を及ぼします。
長期休暇を利用した短期留学でも、休学が伴う長期留学でも就活への影響は不可避です。
そんな中で、次に紹介する留学パターンは就活に影響が少ないと考えられます。
なるべく就活に影響しない大学3年生の留学パターン
- 1年間休学して長期留学
- 大学3年生の夏休みに1~2週間の短期留学
- 大学3年生の前期に交換留学
- 大学3年生での留学は諦め、大学4年生の就活や卒論が終わった後に短期留学
大学3年生を1年間休学して長期留学
大学3年生の春から1年間休学し、長期留学をする方法です。
復学する際は3年生の春からスタートしますから、日本の就活スケジュールに沿って就職活動ができます。
半年間休学して留学することも可能ですが、卒業する時期が秋になってしまい、一般的な新卒採用のスケジュールに合わなくなる恐れがあります。
9月卒業の大学生を秋に採用する企業もありますが、4月入社よりも採用枠が少ない可能性があるのです。
4月入社の枠で就活したい場合は、あえて1年間休学し、学年が1つ下の学生と同じタイミングで就活することも検討してください。
大学3年生の夏休みに1~2週間の短期留学
大学3年生の夏休みに、1〜2週間の短期留学は十分可能です。
ただし、夏休みには就活においてとても重要なサマーインターンを実施する企業が多いです。
少し就活事情の話をしますと、2025年卒の採用活動から、インターンシップの位置づけが変わりました。
これまでは大学生を対象とした1日~3日ほどの企業紹介プログラムも、インターンシップとして扱っていましたが、企業が主催する短期イベントや企業説明会は、オープン・カンパニーという位置づけとなりました。
オープン・カンパニーで取得した学生情報の採用活動への活用は不可となっています。
一方就活生を対象とし、専門性を重視した就業体験をインターンシップという扱いになります。インターンシップで得た学生情報は、卒業年次3月以降、広報や選考活動に活用可能となっているのです。
また、インターンシップの所要日数は最短で5日以上とされており、学業との両立の観点から長期休暇に実施することを政府が推奨しています。
こういった理由から、夏休みには就活生を対象としたインターンシップが多く実施されるのです。
もし、3年生の夏休みを丸ごと使って留学すると、大事なインターンシップに参加できない可能性もあります。
ですから、重要なインターンの期間を避けた1~2週間の短期留学なら、就活への影響も少なく留学できるでしょう。
もしくは、海外からのインターンシップ参加が可能か、企業側に問い合わせするのも方法の一つです。オンラインで参加できるインターンシップなら、海外からの参加が認められる場合もあります。
大学3年生の前期に交換留学
大学3年生の前期中に帰国できる、半年の交換留学なら就活への影響を最小限にできます。
就活において、大学3年生の前半に留学することはやや不利になりますが、交換留学生に選ばれる優秀な人材を求める企業は多いはずです。
夏休み前に帰国すれば、サマーインターンにも間に合います。
万が一サマーインターンを逃したとしても、ウィンターインターンを実施する企業もあるので、そちらに参加するのも良いでしょう。
それ以前のセミナーや説明会は、オンラインで開催されていることも珍しくなく、留学先から参加することも可能です。
ちなみにサマーインターン終了後の9月から半年間、後期の交換留学をすることも不可能ではありません。
翌年3月に帰国できれば、慌ただしくなりますが、そのまま本格的な就職活動へ参加できます。
帰国後すぐに就職活動ができるよう、留学先で自己分析や企業研究を進めておきましょう。
大学4年生は就活・卒論・単位取得が終わった後の短期留学がおすすめ
就活が順調に行けば、早ければ大学4年生の6月に内々定(企業が内定を出しますよという意思表示)が出ますので、その後に短期留学する方法があります。
内々定後も研修や入社の意思確認などで出社しなければならないこともあります。事前に企業の人事担当者に留学することを伝えて相談しておきましょう。
万一、卒業できないと内定を取り消されることがあるので、単位取得や卒論、出席日数など問題がないか良く確認してから留学してくださいね。
社会人になると留学のチャンスは非常に少なくなりますので、このタイミングで留学する人も多いです。
卒業旅行もいいですが、せっかく海外に行くなら、留学や海外ボランティアなどでさまざまなことを学んでみてはいかがでしょうか。
大学生が海外留学するタイミングに関するよくある質問
- ワーキングホリデーに参加したいと考えています。大学生のうちに1年間休学して行くのと、卒業して社会人になってから行くのとはどちらがいいでしょうか?
- 帰国後の就職事情を考えると、大学生のうちに1年間休学してワーホリに行くのがおすすめです。
休学すれば、同時期に入学した学生とは1年遅れることにはなりますが、就活の際に「新卒採用」に応募できます。
日本企業は新卒採用を非常に重視しているので、ワーホリが就活に悪影響を及ぼすことは少ないでしょう。
一方、社会人がワーホリに参加する場合、多くは退職してからになります。
帰国して再就職する場合、前職の職歴が短いと不利になりますし、1年間のワーホリ期間をブランクとみなす企業もあります。
つまり、ワーホリ経験が必ずしも再就職のメリットになるとは限らないのです。
現地企業への就職は非常に高い英語力や現地企業のサポートが必要なので、簡単ではありません。
大学生のうちにワーホリに行ける環境があるなら、大学生で参加することをおすすめします。 - 理系学部の大学生が留学するのはいつがいいですか?
- 学部卒で就職する場合、大学3年生から就活が始まるので、大学1~2年で留学するのがおすすめです。
休学する場合は2年生もしくは3年生になる段階で1年間休学すれば、2年生の春、もしくは3年生の春から復学となるため、就活への影響も少ないでしょう。
半年休学する場合は、9月卒業になるのでそれが問題ないかどうか考慮する必要があります。
大学院を卒業して就職したいなら、学部生の時期に就活しなくても良いので、どの学年でも留学は可能ですが、学年が上がるとゼミでの研究が始まるので、やはり大学1~2年生の時期が行きやすいですね。
理系の専門分野を海外の大学で勉強したいなら、大学院での留学がいいでしょう。
専門分野を英語で学ぶには、高い英語力と専門知識が必要です。英語力や学力がない時点で留学しても、渡航先の大学の単位を取れないことがあります。
学部生のうちにしっかり実力をつけ、大学院での留学が現実的でしょう。 - 3ヶ月間の留学をしたいのですが、休学しないと無理でしょうか。できれば4年で卒業したいです。
- 少し裏ワザ的なやり方ですが、3ヶ月の留学で休学したくなければ、大学の授業を「欠席」する方法があります。
大学は4年間の在籍が原則なので、半期でも「休学」すると卒業が延びてしまいます。
3ヶ月「欠席」したことで取得できなかった単位は、帰国後、授業を多めに履修するなどして卒業に必要な単位を取得するのです。
半期分の単位を残りの大学生活で取得するのは大変ハードですが、卒業単位を満たせば4年で卒業することは可能です。
大学によっては学年ごとに進級に必要な単位が決められているので、単位不足で留年することがないように気をつけてください。
海外インターンやボランティア、語学留学など留学時期を選べる場合は、長期休暇を利用して、授業の欠席日数を最小限に抑えることもできます。
【まとめ】大学生の海外留学は大学2年生がベストタイミング
就活や大学生活を考えると、大学生の海外留学は大学2年生がベストタイミングです。
休学する場合は、大学3年生の4月以前に復学できるスケジュールで留学しましょう。
大学2年生時に留学すると考えると、大学に入学したらすぐに留学の準備を始めるのがベストです。
学校が主催している留学プログラムは、単位が認定してもらえたり、奨学金が与えられたりすることがあるので、まず大学の留学プログラムを大学の公式サイト等でチェックしてみましょう。
自分に合ったプログラムがなければ、大学生協や留学エージェントで探します。留学経験がある先輩に話を聞くのも大変参考になりますよ。
大学の留学相談窓口や大学生協、留学エージェントでは、留学相談を行っています。相談は無料なので、留学カウンセラーがいる留学エージェントにわからないことを聞いてみるのもいいですね。
大学2年生で留学するのがベストタイミングですが、大学3年生以降で留学するのも、もちろん可能です。
外国に行き、自分の力で生活し、学ぶことは人間的な成長をもたらします。現地で出会う異文化は価値観を変え、視野を広げてくれることでしょう。
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