オーストラリアの大学は世界的にも高評価を得ており、世界中から留学生が集まります。語学学校の数も充実しているため、日本からの留学先としても長年注目を浴びている国です。

日本との時差も1時間しかなく、日本との直行便もあるため、渡航するのも、留学中の一時帰国にも便利です。

またグレートバリアリーフなどの大自然、古くからの歴史や文化、アート、サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツなど、日本では味わえない日常を楽しみつつ、英語が学べます。

この記事では、オーストラリア留学で人気の都市や語学学校や留学にかかる費用、ビザの申請方法など、オーストラリア留学の準備に役立つ情報を紹介します。

目次

オーストラリア留学するならどこがいい?おすすめの人気都市比較一覧

オーストラリアへの留学を決めたら、慎重に選んでいきたいのが、留学する都市です。オーストラリアは国内でも都市によってライフスタイルが大きく変わってきます。

「都会でアグレッシブに過ごしたい」
「自然が多い都市でのんびりと過ごしたい」

それぞれ希望の過ごし方があると思いますが、自分らしく留学生活が送れ、英語をしっかり勉強できる都市を見つけましょう。

まずはオーストラリアの各都市の基本情報を見ていきましょう。

オーストラリア州区分地図

オーストラリアの土地は非常に広大で、大まかに東部、中部、西部に分けられます。各エリアによって環境が異なるのが特徴です。

全体的に自然が多い国ですが、その中でも東部に位置するシドニーやメルボルンは都会で観光地も多く、交通も便利です。

一方、ケアンズは観光地としても人気のエリア。シドニーやメルボルンと同じく東部の海辺の都市ではありますが、グレートバリアリーフや熱帯雨林のキュランダがあり、より自然豊かな場所となります。

日本との時差は東部時間(1時間)、中部時間(30分)、西部時間(1時間)で少しずつ違いがあります。

※サマータイムなしの期間の時差です。

それぞれのエリアでメリットとデメリットがあるので、特徴をよく調べてから留学先を選ぶと失敗しません。

ここでは留学先として人気のエリアの特徴を紹介するので、都市選びの参考にしてください。

オーストラリア都市の特徴比較(ポジショニングマップ)

オーストラリアの都市比較表

都市名 日本人数 都会or自然 アクティビティ 物価 特徴
シドニー 多め 大都会で観光も楽しめる。海などの自然も満喫できる。 ブリッジクライム
スカイダイビング
ジェットボート
高いが、語学学校が多いため学費は安い 留学生に一番人気で、世界中から留学生が集まる。
温暖で過ごしやすい。
メルボルン 少ない 歴史的建造物が多く残り、英国式の庭園が点在する大都市。 ハイキング
芸術鑑賞
家賃がやや高め 日本と似ていて、四季がはっきりしている。
ブリスベン 少ない 市内中心部に流れるブリズベン川を中心にオフィス街やショッピングモール、カフェなどがあり、都会と自然が両方楽しめる。 ダイビング
シュノーケリング
熱気球遊飛行
家賃が安いシェアハウスが多い 「サンシャインステート」と呼ばれるほど晴れの日が多く過ごしやすい。
ゴールドコースト 多い テーマパークやビーチリゾートが人気で、アクティブ派におすすめ。 マリンスポーツ 安い 国立公園や世界遺産もあり。
美しい海が人気で、トロピカルな気候。
ケアンズ 多い オーストラリア北部にある人気のリゾート地。 グレートバリアリーフ遊覧飛行
シーウォーカー
通常 グレートバリアリーフや世界最古の熱帯雨林は一生に一度は訪れたい。
パース 少ない 広大な土地面積に自然溢れる都市。
近郊には人気のダイビングスポットも。
マリンスポーツ
奇岩群ピクナルズ
安い 他の都市とは少し離れているが、オーストラリア西部の大自然を満喫できる。
アデレード 少ない 南オーストラリアに位置する、芸術や文化を満喫できる都市。 南オーストラリア美術館
バロッサバレーワイナリー
通常 オーストラリアの中では少し涼しい都市。英語を勉強しながら芸術鑑賞できるのが魅力的。
キャンベラ 少ない オーストラリアの首都で、国会議事堂もある。 ティドビンビーラ自然保護
バーリー・グリフィン湖
高い 人口計画によって作られた都市だが、面積の半分以上は自然保護区。
スプリングフィールド 少ない オーストラリア最大級のスタジアムで、AFLやクリケット観戦を。 スポーツ観戦 安い ウォーターパークや野外マーケットがあるので、暑い季節に最適
ヌーサ 少ない 大自然とビーチの街。都会の要素は少ないため、落ち着いた場所でゆっくり過ごしたい人におすすめ。 ・マリンスポーツ 観光地のため比較的高め 穏やかでゆっくりとした時間が流れるビーチは、オーストラリア人も休暇を過ごしにくる。
バイロンベイ 少ない ビーチリゾートでヨガやサーフィンなどのアクティビティが人気。 ・マリンスポーツ
・ヨガやピラティス
オーガニック品などが多く比較的高め 2023年現在、語学学校は2校のみ。ローカルな雰囲気を満喫できそう。

シドニー留学の基本情報

オーストラリアで最も人口が多いのがシドニー。観光地としてだけではなく、金融や経済でもオーストラリアの中心となる都市なので、最先端のオーストラリア文化に触れることができます。

日本からの旅行先としても有名なだけあり、シドニー・ハーバーブリッジやオペラハウスは、一度は訪れたい観光地とも言われています。一つの都市の中に、都会的な地域もあればビーチもあり、色々なライフスタイルを楽しむことができるでしょう。

語学学校や大学附属英語学校の多さもオーストラリアではトップクラスです。マッコーリー大学付属英語学校、ニューカッスル大学付属英語学校は留学生の満足度も高く、英語力を確実に伸ばすチャンスがある学校です。

プログラムも豊富にあるので、学費などよく比較しつつ、行きたい語学学校を選びましょう。

ニューサウスウェールズ州(NSW)
人口 約523万人
留学生数 23万7,719人(日本人2,230人)
気候 夏:平均22℃前後/冬:平均12℃前後
雨が少なく空気が乾燥している。年間通して温暖な気候。
サマータイム あり
日本との時差 +1時間
フライト時間 約9時間30分
観光地 オペラハウス、ブルーマウンテンズ国立公園、ボンダイビーチ
交通機関 電車、バス、フェリー、路面電車
私立の語学学校 Navitas English、ILSC、カプラン・インターナショナル・カレッジ、など有名校から小規模校まで選択数は多数
大学付属の語学学校 マッコーリー大学付属英語学校、ニューカッスル大学付属英語学校、ニューサウスウェールズ大学附属語学学校など
TAFE(専門学校)附属の語学学校 テイフ・ニューサウスウェールズ・シドニーインスティチュート付属英語学校
日本領事館 https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_en/index.html

メルボルン留学の基本情報

世界一住みやすい都市と言われることもあるメルボルン

文化的な歴史とトレンドが混じり合っており、散策するのに飽きない都市です。ビーチではダイビングを楽しむ人で賑わっています。

世界的な学術都市でもあるため、留学生の人数もシドニーに続く多さです。世界中からやってくる留学生と一緒に英語を勉強したいという人にはぴったりの留学先と言えるでしょう。

なかでもビクトリア大学附属語学学校やディーキン大学附属英語学校は、メルボルンの中心にある人気の大学附属語学学校。

ビクトリア大学附属語学学校は、一定以上の成績で卒業すれば、英語試験免除でビクトリア大学に進学できるコースとあって、正規留学を検討している方には大変魅力的です。

また、大学の施設も充実しているため、オーストラリアのキャンパスライフを肌で感じたい人にもおすすめです。

ビクトリア州
人口 502万人
留学生数 18万3267人(日本人2,077人)
気候 夏:平均24℃前後/冬:平均12℃前後
夏は暑くて冬は寒いが、日本のような猛暑や積雪はない。
サマータイム あり
日本との時差 +1時間
フライト時間 10.5時間
観光地 クイーン・ビクトリア・マーケット、王立展示館、カールトン庭園、ブロック・アーケード、メルボルン・スター観覧車、ホイザー・レーン
交通機関 無料のトラム、バス、地下鉄
私立の語学学校 ディスカバー・イングリッシュ、ロンズデール・インスティチュート/ビースポーク(メルボルン校)
大学付属の語学学校 ビクトリア大学付属語学学校、ディーキン大学付属英語学校(DUELI)、ホーソン・メルボルン(メルボルン大学提携英語学校)、ラ・トローブ・カレッジ(ラ・トローブ大学付属英語学校)
TAFE(専門学校)附属の語学学校 ノーザン・メルボルン・インスティチュート・オブ・TAFE付属英語学校、ボックスヒル・インスティチュート・オブ・TAFE付属英語学校
日本領事館 https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ブリスベン留学の基本情報

アウトドアが楽しめることで大人気な都市が、ブリスベンです。タンボリン山とスプリングブルック山などの国立公園もあり、ハイキングやアウトドアアクティビティも充実しています。

ゴールドコーストやグレートバリアリーフへのアクセスも良く、留学生同士でさまざまなアクティビティに挑戦できるのが魅力。

クイーンズランド大学付属語学学校は、クイーンズランド州で最も歴史があるクイーンズランド大学付属の語学学校です。伝統的な大学ですが、校内のシステムは最先端。

無料のサポートクラスもあり、勉強法などの相談をすることもできます。

クイーンズランド州
人口 230万人
留学生数 94,308人(日本人3,213人)
気候 夏:平均25℃前後/冬:平均20℃前後
年間を通して晴天の日が多いが、夏季は降雨量が多い
サマータイム なし
日本との時差 +1時間
フライト時間 約8時間35分~9時間15分
観光地 ストーリーブリッジ、クイーンズランド博物館、ブリスベンシティ植物園、ローンパイン・コアラサンクチュアリ
交通機関 電車、バス、フェリー
私立の語学学校 オーストラリア・ランゲージ・スクール(ALS)、インパクト・イングリッシュカレッジ(ブリスベン校)
大学付属の語学学校 クイーンズランド大学付属語学学校
TAFE(専門学校)附属の語学学校 カプラン・ビジネススクール、
エンデバーカレッジ・オブ・ナチュラルヘルス (acnm) ブリスベン校
日本領事館 https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ゴールドコースト留学の基本情報

ゴールドコーストの魅力は、なんといっても白い砂浜が輝くビーチ!年間で晴れの日が300日以上あると言われており、温暖な気候とあってリゾート気分を味わいながら留学生活ができます。

そんなゴールドコーストには語学学校も豊富にあり、フレンドリーでアットホームな語学学校が多いため、留学生同士の交流を深めたい人におすすめです。

さらに観光業や会計といった専門スキルが学べる「TAFE(Technical And Further Education)」も充実。

大学進学を考えている人は、グリフィス大学付属語学学校がおすすめです。一定の成績で卒業すれば、グリフィス大学の本科プログラムにIELTS免除で進学できるチャンスもありますよ!

クイーンズランド州
人口 62万人
クイーンズランド州留学生数 94,308人(日本人3,213人)
気候 夏:平均21~28.4°C/冬:平均12.5~21.5°C前後
年間300日が晴天
サマータイム なし
日本との時差 +1時間
フライト時間 約8時間
観光地 ブロードビーチ、シーワールド、ドリームワールド、ラミントン国立公園
交通機関 バス、路面電車(トラム)、電車
私立の語学学校 インターナショナル・ハウス(ゴールドコースト校)、インフォーラム・エデュケーション・オーストラリア
大学付属の語学学校 グリフィス大学付属語学学校(GELI)
TAFE(専門学校)附属の語学学校 ゴールドコースト・インスティチュート・オブ・TAFE付属英語学校
日本領事館 在ブリスベン日本国総領事館が出張サービスとして対応

ケアンズ留学の基本情報

世界最大の珊瑚礁で有名なグレートバリアリーフをはじめとして、アクティビティや観光で有名なケアンズ

どうしてもバカンスのイメージが強い都市ですが、ケアンズにも語学学校があります。ただし他の都市に比べて少ないのも事実です。

またアクティビティの機会が多いのと、バカンスで訪れる人も多いため、どうしても勉強よりも遊びの方に引っ張られてしまいがちです。

しっかりと目的を持ってケアンズ留学に訪れることをおすすめします。

ケアンズ留学のメリットとしては、比較的家賃や生活費用が抑えられることです。もちろん遊びにお金を使いすぎてしまう危険性は高いですが、計画的にお金を使えば他の都市よりも節約できるでしょう。

クイーンズランド州
人口 15万人
クイーンズランド州留学生数 94,308人(日本人3,213人)
気候 夏:平均27~30°C/冬:平均27~30°C前後
年間を通して半袖や薄着で過ごす人が多い
サマータイム あり
日本との時差 +1時間
フライト時間 7時間30分
観光地 ケアンズ博物館、バロン渓谷国立公園、プラシッド湖
交通機関 バス
私立の語学学校 CCEB(ケアンズ・カレッジ・オブ・イングリッシュ・アンド・ビジネス)、YouStudy
大学付属の語学学校 ジェームズクック大学付属英語学校(ケアンズ校)
TAFE(専門学校)附属の語学学校 Tropical North Queensland TAFE
日本領事館 https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/about_cairns.html(在ケアンズ領事事務所)

パース留学の基本情報

パースはオーストラリアの留学先としてあまりメジャーではありませんが、その分日本人の留学生数が少なく、英語にどっぷり浸れる留学先です。

西オーストラリア州にあるため、ヨーロッパの留学生が多いのも特徴です。

豊かな自然はもちろんのこと、交通の便もよく生活しやすい都市なので、不便なく留学生活を送ることができます。

パースの語学学校の特徴は、複数の学校で就活にも活かせる「ケンブリッジ英語検定」の準備コースがあることです。

ケンブリッジ英検準備コースに入学するには試験に合格する必要があり、授業も厳しいコースでもあります。

ですがこちらのコースを修了し、一定のレベルに合格できれば英語レベルの証明となるので、英語を使った仕事をしたい人はぜひ目指していただきたいです。

西オーストラリア州
人口 166万人
留学生数 53,186人(日本人800人)
気候 夏:平均27~30°C/冬:平均15°C前後
夏は暑く、冬は涼しくなる。緩やかな四季がある。
サマータイム なし
日本との時差 +1時間
フライト時間 約10時間
観光地 ピナクルズ、キングスパーク、ロットネスト島
私立の語学学校 ナビタス・イングリッシュ(パース校)、レクシス・イングリッシュ(パースシティ校)、パース・インターナショナル・カレッジ・オブ・イングリッシュ
交通機関 電車、バス、フェリー
大学付属の語学学校 西オーストラリア大学付属英語学校 CELT、カーティン・イングリッシュ(カーティン大学付属英語学校)
TAFE(専門学校)附属の語学学校 TAFE・ウエスタン・オーストラリア付属英語学校
日本領事館 https://www.perth.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

アデレード留学の基本情報

南オーストラリア州にあるアデレードは、パースと同様にまだまだ日本人留学生が少ない都市です。

都市そのものが非常にコンパクトなので、メイン通りであるランドモールでショッピングをしたり、ビーチや山で自然を楽しんだりするのも、短い移動ですぐにできてしまいます。

アデレードのメリットは家賃と交通費が安いところ。交通費に至っては学生割引飲めとりカードがあり、「28日乗り放題パス」を使えば約6,000円ほどで28日間全公共交通機関が乗り放題となります。

さらにオーストラリアで唯一の無料Wi-Fi都市であるアデレードなら、通信にかかる費用も抑えられ、どこからでも気軽に連絡がとれるので安心して過ごせます。

アデレードの語学学校には進学先の専門学校や大学があり、学生も比較的真剣に英語を学びに来る人が多いです。

一般英語コース、IELTS対策コース、進学準備コースでしっかりと英語を身につけたい人はアデレード留学が非常におすすめです。

南オーストラリア州
人口 120万人
南オーストラリア州留学生数 42,562人(日本人484人)
気候 夏:平均27~30°C/冬:平均10~15°C前後
四季がはっきりしている
サマータイム あり
日本との時差 +30分
フライト時間 直行便がないため、日本からは17時間程度
観光地 セントピーターズ大聖堂、南オーストラリア美術館、羅色展望台、カンガルー島
交通機関 電車、バス、トラム
私立の語学学校 インターナショナルハウス(アデレード校)
大学付属の語学学校 アデレード大学附属英語学校、南オーストラリア大学附属英語学校
TAFE(専門学校)附属の語学学校 TAFE・サウスオーストラリア、ILSC(アデレード校)
日本領事館 https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/consulate-info/adelaide_j.html(在アデレード日本国名誉総領事 )

オーストラリア語学学校の種類

オーストラリアの語学学校は、「私立の語学学校」「大学付属の語学学校」「TAFE(専門学校)附属の語学学校」の3種類があります。

より意味のある留学にするためにも、留学の目的に合わせて学校を選びましょう。

ここではそれぞれの語学学校の特徴をわかりやすく紹介します。

私立の語学学校

私立の語学学校とは、民間企業が運営する語学学校のことです。各学校ごとにコースがあり、英語を学ぶ目的に合ったコースを選んで授業を受けます。

人気が高いのは、英語を集中して学ぶための「集中英語コース」。帰国後にTOEICなどの資格取得を目指す人や、ビジネス英会話を身につけたい人に人気の「ビジネス英語コース」も人気です。

また、英語を母国語としない人に教えるための資格「TESOL」や、日本の小学校英語教師に必要な「J-shine」が取得できるコースは、帰国後英語教師になりたい方におすすめです。

オーストラリアならではのコースとして、英語を学びながらサーフィンやダイビングライセンス取得ができるコースもあります。綺麗な海に囲まれたオーストラリアだからこそ実現可能なコースといえますね。

そして最近注目されているのが、ワーキングホリデーの準備として通う「ワーキングホリデーコース」です。ワーキングホリデーが人気の今、英語のスキルがないとなかなか良い仕事先が見つからないのが現状。

ワーキングホリデーを始める前に準備コースで英語を学び、英語スキルを身に着けておけば、ワーキングホリデーの期間をより有効に活用できるでしょう。

そのほかIELTS対策コースや進学準備コースといった、さまざまなコースがあるので、あなたの目的に合った学校が見つかるでしょう。

大学付属の語学学校

大学付属の語学学校のメリットは、キャンパスが現地の大学であるため、現地の学生と交流ができたり、大学の施設が使えたりすることです。

私立の語学学校と比べると、英語のレベルは高くなるので、入学に必要な英語力を確認しましょう。

多くの学校で16歳以上であれば入学でき、社会人を対象にした「集中英語学習講座」などが開設されている学校もあります。

最大のメリットは、一定の単位を取得すれば、大学に編入できるコースがあることです。

入学するための条件などもありますので、事前にしっかりと調べることが大切です。オーストラリアで学位を取り、アカデミックな英語を身につけたい人は大学付属の語学学校も検討しましょう。

TAFE(専門学校)附属の語学学校

日本では聞き慣れないTAFEとは「Technology and Further Education」、直訳すると「技術的で、さらに高いレベルの教育」という意味ですが、日本でいう専門学校のことです。

ここでいう「技術」とは、たとえばデザインや航空、パーソナルトレーナーになるためのスキルなどのことを言います。

オーストラリアでこれらの専門的な内容を勉強するためには、一定以上の英語力が必須ですよね。

しかし、英語力に自信がなく、いきなり技術的な勉強をするのが難しい人もいるでしょう。そんな人が通うのがTAFE(専門学校)附属の語学学校です。

まずはTAFE附属の語学学校で英語をしっかりと学び、その後本科で各技術を習得していくのが一般的な流れになります。

英語力がまだ足りなくても、技術の取得のための環境に身をおけるのは、モチベーションアップにもつながるので、大きなメリットといえるでしょう。

オーストラリア留学での語学学校の選び方

語学学校の種類やコースも豊富にあるため、語学学校の選び方がとても大事になってきます。

より良い語学学校を選ぶための視点を紹介するので、この視点に注目して語学学校を調べてみましょう。

オーストラリアで英語を学ぶ目的を明確にする

「なぜオーストラリアで英語を学びたいのか」「英語を身に着けたあとどうなりたいか」について、自分としっかり向き合って、学習目的を明確にしましょう。

その上で語学学校を選ぶと、失敗を避けることができます。

オーストラリアという地に魅力を感じ、オーストラリアでの生活を体験したいというのであれば、私立の語学学校の一般英語コースで十分です。

オーストラリアの学生と同じ気分で、大学の雰囲気を味わいながら英語を学びたい人は大学付属の語学学校もよいでしょう。(大学付属コースは進学準備コースしかない場合もあります。)

自由な時間が確保できるプログラムの方が、週末や学校が終わったあとの時間をさまざまな体験に活用できますよ。

英語を学ぶことが最終目的ではなく、英語を学んだ上で、資格の取得や専門的な技術を学ぶことが最終目的なのであれば、専門学校付属の語学学校を選ぶとよいでしょう。

また、私立の語学学校でも専門学校と提携していたり、「IELTS対策コース」といった特化型のコースもあるので、こういった学校を選ぶのも方法のひとつです。

オーストラリアの大学に進学することを目的とした語学の勉強であれば、大学付属の語学学校に入るのが一番有効です。

進学にあたって優遇がある学校もあるので、行きたい大学に付属の語学学校がないか、ある場合はどんなコースがあるのか、必ずチェックしましょう。

留学費用に対する授業や施設の充実度を確かめる

留学費用はできるだけ抑えたいと思いますが、語学学校を選ぶ際に費用だけを見て選ぶことは避けましょう。

費用が安い場合、たとえば学校の立地が悪かったり、時間を有効に使えない夕方の授業しか受けられなかったりと、現地に行ってから困ることがあるかもしれません。

とくに留学エージェントを通して語学学校を決める場合、エージェントが提携している語学学校が限られていたりするので、一つのエージェントに相談して語学学校を決めてしまうのはもったいないです。

他の留学エージェントなら、もっと豊富な学校やコースが選べる可能性があるので、複数の留学エージェントに相談すると良いでしょう。(オーストラリア留学におすすめの留学エージェント

寮付きの語学学校を選ぶ場合は、寮の施設についてもきちんと確認しておくことをおすすめします。1週間の短期留学ならまだしも、1ヶ月以上の留学をする場合は生活しにくいと学習にも支障が出ます。

もしわからないことがあれば、直接問い合わせて確認するくらいの慎重さをもつと、失敗しにくいです。

留学エージェントを通して申し込む場合でも、何が契約内容に含まれているか、必ず問い合わせをしましょう。曖昧でわかりにくいと思った部分は、留学エージェントを通して現地の学校に問い合わせてもらうことをおすすめします。

実際に語学学校に通った卒業生に直接話を聞いてみる

留学先での勉強や生活をイメージするのに、経験者の話を聞くのはとても参考になります。

経験者による座談会や、留学イベントなどが開催されれば、ぜひ行ってみると良いでしょう。

また、近年では留学生活の様子をSNSにアップする人もたくさんいます。積極的にメッセージを送り、実際の留学生活の様子などを聞いてみるのもおすすめです。

語学留学以外のオーストラリア留学

オーストラリア留学の方法は、語学学校に通う語学留学以外にも、社会人に人気のワーキングホリデーや、学生に人気の単位認定留学があります。

また、特定のスキルを学ぶTAFE(Technology and Further Education)を受けるための留学も注目です。

語学留学を終えたあとの留学方法として、これらの方法を選ぶ人もいるため、簡単に紹介します。

社会人に人気!働きながら滞在できるワーキングホリデー

オーストラリア留学の代名詞と言っても過言でないのが、ワーキングホリデー

オーストラリアの場合、18歳から30歳までの日本人を対象に12ヶ月間働きながら滞在できるビザが発行されます。

滞在目的は「ホリデー」なので、語学学校で勉強できるのは4ヶ月以内、同じ雇用主のところで働ける期間は6ヶ月以内と制限があるのが特徴です。

なお1年目のワーキングホリデーで条件を満たすことができれば、セカンドワーホリの申請ができるので、最長2年間ワーホリでオーストラリアに滞在できます。

最近オーストラリアの高時給が話題となっており、オーストラリアにワーキングホリデーに行く日本人が増えています。そのため、仕事の空きが少なくなっているのが現状です。

英語ができる人ほど重宝されるので、英語力をつけてワーキングホリデーにチャレンジすることをおすすめします。

大学を休学せずに留学できる「単位認定留学」

大学生や短大生の場合、長期留学は休学する必要があるため、躊躇する人も多いでしょう。

そんなときは、単位認定留学も検討してみてください。

単位認定留学とは大学を休学せずに留学でき、留学先で勉強したことを単位として認定してもらえる制度です。

認定留学は、現在通っている日本の大学に、単位認定を認める制度がある場合に活用できます。

大学にもよりますが、認定留学や交換留学といった制度が整っているところも多くあります。

今通っている大学の制度をあまりよく知らない人は、一度調べてみたり、留学相談をしてみるとよいでしょう。

また、これから大学進学を考えていて、在学中に語学留学をしたいのであれば、単位認定留学の制度がある大学や学部をチェックしてみることをおすすめします。

就職を見据えた専門スキルが学べるTAFE(Technology and Further Education)

オーストラリアにはTAFEという公立の専門学校があり、英語、ビジネス、ツーリズム、デザイン、映像、環境、建築、法律などさまざまな分野を専門的に学ぶことができます。

現地の人はもちろん、留学生も受け入れており「TAFE留学」として人気があります。

なおTAFEの本科コースに入学するには一定の英語力が求められるので、事前の英語学習は必須です。

もし英語スキルが基準に満たない場合は、TAFE付属の語学学校があるので、ここからスタートできます。

また、上位のコースを修了することで大学2年に編入するルートもあります。オーストラリアへの進学を検討している人は、TAFEからの進学も調べてみてくださいね。

オーストラリア留学の費用相場は?

オーストラリア留学で一番気になるのは、やはり留学費用でしょう。オーストラリアのどの地域に留学するか、どのタイプの住居に滞在するかによって留学費用は変わってきます。

ここでは語学学校へ留学を想定した留学費用の相場を紹介します。

期間別の留学費用の相場

期間 費用
1週間 15~30万円
2週間 25~50万円
1ヶ月 35~60万円
3ヶ月 90~120万円
半年 160~230万円
1年 220~440万円

※ 学費・居住費・生活費・渡航費・海外留学保険費・ビザ申請費を含めたおおよその目安です

シェアハウスに住み語学学校へ1ヶ月通う場合の費用内訳

シェアハウスを借りて語学学校へ1ヶ月通うとしたら、どれくらい費用がかかるのか、シミュレーションをしてみましょう。

オーストラリア留学費用の内訳(1ヶ月)

内訳 金額
学費 200,000円
滞在費(食費・生活費など) 80,000円
家賃 120,000円
通信費 5,000円
航空券 120,000円
保険 20,000円
お小遣い 80,000円
ビザ(観光ビザ) 2,000円
留学エージェントのサポート料 0円~数万円
総額 54万7,000円

※ 金額はおおよその目安です

1ヶ月の学費は語学学校の場合、20万円ほど見ておくとよいでしょう。もちろん、もっと安いところもありますし、10万円くらいで授業が受けられるところもあります。

専門技術が学べるTAFEの場合は滞在期間が9ヶ月~1年ほどになる事が多く、また専門技術を学ぶことになるため、学費だけで200万円かかる場合もあります。

滞在費については、オーストラリアの滞在方法として人気のシェアハウスの料金を記載しました。立地や条件によって大きく変わりますので、比較しながら色々な物件を調べてみましょう。

ホームステイや学生寮もあまり料金は変わりませんが、アパートを借りたり、ホテルに滞在すると滞在費用が高くなります。

通信費用については、大手キャリア「Telstra」「Optus」「Vodafone」の中で最も通信状態が良い「Telstra」の10ギガプラン(28日間)が約6,000円です。

ギガを下げると4,000円ほどで利用できますし、格安SIMだとより安く利用できます。

航空券はシーズンによって変わり、日本の大型連休の時期とオーストラリアの大型連休の時期を避けると、渡航費用を節約できます。

3ヶ月以内の短期留学をする場合は、往復で航空券を購入すればさらに節約できるでしょう。マイルをうまく活用すれば、航空券代を無料にすることも可能です。

保険は少々痛い出費かもしれませんが、必ず加入しましょう。もしものことがあったとき、より高額な負担となってきます。

なお、学生ビザを申請する場合はOSHC(Overseas Student Health Cover)という海外留学生健康保険に加入する必要があります(1ヶ月約5,000円)。こちらは医療保障のみで、携行品などの補償はついていないので要注意です。

上記の表では「お小遣い」としましたが、こちらはオーストラリア滞在時の観光やアクティビティ体験に使うお金と考えてください。留学前は「観光はあまりしないかな」と思っていても、いざ現地に行くといろいろと体験したくなる場合もあります。

せっかくオーストラリアに行くのですから、やりたいことができたときに躊躇しなくて済むよう、余裕をもった予算組みをしましょう。

ビザについては後ほど詳しく紹介しますが、1ヶ月の短期留学なら観光ビザ(約2,000円)で滞在できます。

最後の留学エージェントのサポート料については、1年未満の短期の語学留学だと無料で行ってくれるところが多いです。

ただしビザの申請代行サポートを受けると代行費用がかかる場合があるので、サービスを受ける前によく確認しましょう。

とくに3ヶ月以上の留学で、学生ビザが必要な方は申請代行を依頼する人がいるかもしれませんが、代行費用が数万円になることもあります。

留学費用は滞在期間や受講するコース、滞在方法などによって一人ひとり異なります。あなたの条件でより具体的な費用相場を確かめたい場合は、複数の留学エージェントに相談して、見積もりを出してもらいましょう。

複数のエージェントに出してもらうことで、相場が見えてくるはずです。料金の内訳はエージェントごとに異なるので、料金だけを見て判断するのではなく、料金に含まれるサービスと、含まれないサービスもしっかりと確認しましょう。

オーストラリア留学で利用できる奨学金情報

留学費用を抑えたい時に、有効に使いたいのは奨学金です。オーストラリア留学で利用できる奨学金には以下のようなものがあります。

オーストラリア留学に使える奨学金例

奨学金 詳細
トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム 高校生や大学生を対象とした奨学金制度。審査に通った学生に対して奨学金が支給される。
留学にあたり、明確な目的を持つことが必要。
日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 大学及び大学院進学者向けの奨学金制度。返済不要の給付型と返済が必要な貸与型がある。面接審査が行われる。
地方自治体の奨学金 地方自治体によって特定の人を対象とした奨学金制度。大学や高校への正規留学を対象とした奨学金がほとんど。年齢制限がある場合もある。
民間団体の奨学金 民間団体の奨学金も地方自治体同様、特定の人を対象とした奨学金制度を設けているところがある。大学や研究機関などへの留学を対象としたものが多い。

このように、高校や大学(大学院)、専門機関や研究機関への留学を対象としたものが多く、語学学校に留学するための奨学金は残念ながらないのが現状です。

ただし、TAFE(専門学校)については「TAFE NSW」という州立の職業訓練校が奨学金を提供しています。

奨学金の対象者となる条件や、奨学金の金額はTAFE NSW公式サイトをご確認ください。

オーストラリア留学の費用を節約する方法

オーストラリア留学の費用を用意していく上で、「できるだけ節約したい」と思うのは自然なことだと思います。物価は高いのに奨学金も出ず、留学費用がどんどん高くなっていくことは不安かもしれません。

ここではオーストラリアで生活する上で、節約できる部分や、安全のために節約しない方が良い部分のアドバイスなどもお伝えします。

オーストラリア留学の費用を節約する方法

  • 格安航空(LCC)や航空券が安くなるオフシーズンを利用する
  • 語学学校のキャンペーンを利用する
  • 滞在方法はホームステイが一番節約できる
  • オーストラリアでアルバイトをする

格安航空(LCC)や航空券が安くなるオフシーズンを利用する

留学費用の中で大きな割合を占めるのが渡航費用です。ですから航空券のお得な買い方を知っておくと、少しでも留学費用を抑えることができます。

まず検討したいのが、渡航時期です。渡航時期が選べるのであれば、やはりオフシーズンに渡航するのがおすすめです。

オーストラリアの場合、正月休みが終わった1月中旬から2月、4~6月ごろが安いと言われています。逆に航空券の料金が高くなるのは、8月やクリスマス前からお正月の時期です。

燃油サーチャージの高騰もあり、航空券代が上昇していると言えますが、他にもLCCを選んだり、貯めているマイルを使うのも渡航費を安く抑える方法です。

※ LCCは荷物の大きさの制限が厳しい傾向にあるため、その点も考慮して航空券の料金を比較しましょう。

語学学校のキャンペーンを利用する

オーストラリアの語学学校では、友達紹介キャンペーンをはじめとし、学費が割引になるキャンペーンを行っている場合があります。

また、学費が安くなるだけでなく、現地で使えるアクティビティ参加券がもらえることもありますよ!

日頃から、気になる語学学校のWebサイトをチェックしたり、すでに現地で留学中の友人に連絡をとって、なにかお得情報はないか聞いてみると良いかもしれません。

滞在方法はホームステイが一番節約できる

オーストラリア留学の滞在方法として、よく選ばれるのは「ホームステイ」「ルームシェア」「学生寮」の3つです。

それぞれの1週間の家賃相場は以下のとおりです。

滞在方法と料金(1週間)

滞在方法 料金目安
ホームステイ 250ドル~300ドル
ルームシェア 100ドル~200ドル
学生寮(個室) 200ドル~400ドル
学生寮(2人部屋) 150ドル~250ドル

家賃はルームシェアが一番安いのですが、ホームステイだと家具家電は一通り揃っており、食事つきのところが多いため、生活費の節約ができます。

オーストラリアでアルバイトをする

オーストラリア留学の場合は、学生ビザを取得すれば、一つの雇用主の元で週20時間まではアルバイトができます。

勉強に無理がない程度なら、週20時間の範囲内でアルバイトをして生活費の足しにするのもよいでしょう。

また英語を使って働くことができれば、同僚や上司、現地のお客様とのやりとりもあるので、リスニング力もスピーキング力も伸ばせるメリットもあります。

オーストラリアのアルバイト

  • レストランやカフェ(ホールスタッフ、キッチン)
  • ホテル(ベッドメイキング、接客業務)
  • デリバリースタッフ
  • 清掃員
  • ベビーシッター

これらのほか、技術がある方は美容師やマッサージ師の求人も多いので、チェックしてみると良いかもしれません。

ただしオーストラリアに限らず、海外でアルバイトをするには、一定の英語力が求められることが多いです。

飲食店での食器洗い係といった。言葉があまりできなくてもできる仕事はありますが、働ける職種は限られてしまいます。

また、最近では就労目的でオーストラリアに訪れる日本人が多く、働き口を見つけるのが難しい状況となっています。後にアルバイトをするにしても、最初の数ヶ月は勉強に集中できるくらいのお金の用意はしておきたいですね。

なお、観光ビザだと原則アルバイトはできないので、覚えておきましょう。

オーストラリア留学のメリット

留学先としてオーストラリアを選ぶメリットを紹介します。

留学先をオーストラリアにするか、それとも他の国にするか比較検討している人は、ここで紹介するメリットと、次に紹介するデメリットはぜひチェックしていただきたいです。

オーストラリア留学のメリット

  • 大自然の中で英語学習もアクティビティも楽しめる都市が多い
  • 他の国に比べて比較的治安が良い
  • 交通機関が便利だから生活しやすい

大自然の中で英語学習もアクティビティも楽しめる都市が多い

オーストラリアはどの都市にも自然が溢れ、アクティビティもたくさんあります。年間を通して、日本と似た気候の地域が多く、過ごしやすさも抜群です。

またオーストラリアは、どの都市に滞在してもたくさんのアクティビティを楽しむことができます。

都市別アクティビティ例

都市 アクティビティ
ケアンズ グレートバリアリーフでダイビング
天空の城パロネラパーク観光
ゴールドコースト サーファーズ・パラダイスビーチでマリンスポーツ
テーマパークで1日楽しむ
シドニー シドニー湾周辺を観光
ウエストフィールド・シドニーでショッピング
メルボルン クイーン・ビクトリア・マーケットで食べ歩き
メルボルン動物園でオーストラリアの動物を見る
パース ロットネスト島でクォッカと触れ合う

特にマリンスポーツやハイキングは大人気。壮大な自然の中で語学留学をすると、きっとよい経験となるでしょう。

他の国に比べて比較的治安が良い

オーストラリアは比較的治安が良いことから、初めての留学先として選ばれる事が多いです。

実際、外務省海外安全ホームページでも世界的に比較的治安が良いと認められているので、安心できそうですね。

ただしそうは言っても、犯罪率は日本より高いので、常に注意して行動するようにしましょう。とくに留学期間が長期になると、生活にも慣れて油断しがち。

留学生活中は遊びに出かけることもありますが、持ち物から常に目を離さない、夜間に一人で出かけない、危険と言われているエリアには行かないなど、安全管理を徹底しましょう。

交通機関が便利だから生活しやすい

オーストラリアでは、バスや電車など、さまざまな交通機関があります。乗り方もシンプルなので、何度か乗ればすぐに慣れますし、移動にとても便利です。

また、国際免許を持っていれば、車を運転して移動できます。オーストラリアでレンタカーを借り、小旅行に行くことも可能です。

英語圏では珍しいですが、車を運転する場合は日本と同じ左車線走行です。ですから、日本人にとって運転しやすいでしょう。

交通ルールや国際免許については、よく調べて、安全運転でドライブを楽しみましょう。

オーストラリア留学のデメリット

魅力溢れるオーストラリア留学ですが、デメリットも何点かあります。「失敗したな……」と後悔しないように、デメリットも把握した上で検討しましょう。

オーストラリア留学のデメリット

  • オーストラリアの物価が高い
  • 現地の人はオーストラリア訛りの英語を話す

オーストラリアの物価が高い

学費については他の英語圏の国と比べると比較的安いですが、物価については日本に比べると高いです。

世界の物価の指標としてわかりやすいのがThe ecomomistが提唱する「ビックマック指数(BMI)」ですが、2023年で日本が450円なのに対し、オーストラリアは713円とかなりお高め。

ホストファミリーとごはんを食べたり、寮で自炊するなどして、外食を控えるといった工夫が必要です。

物価が安いとは言えないオーストラリア。とくに長期留学を予定している人は、余裕をもって留学費用を用意しましょう。

現地の人はオーストラリア訛りの英語を話す

アメリカ英語と比較して、オーストラリア英語には訛りがあると言われています。

わかりやすいものでいうと、オーストラリア英語は「a」を「ア」や「アイ」と発音します。「Day」を「ダイ」と発音するということです。

語学学校では「Day」を「デイ」と学ぶかと思いますが、現地の人と長く交流するとこの独特な発音が身につく可能性が高いです。

ただし、どの国や地域に留学しても、訛りのある英語とは遭遇します。むしろ色々な訛りに触れておく方が、より実践的な英語力が鍛えられるはずです。

学校では教科書どおりの英語を学びつつ、人との交流を通して色々な発音の英語に触れられると良いですね。

オーストラリア留学出発までの流れ

オーストラリア留学に出発するまでの大まかな流れは以下のとおりです。

オーストラリア留学出発前の流れ

  1. 留学プランを立てる
  2. 留学先の選定と情報収集
  3. 各種手続き(入学手続き、ビサ申請、航空券の用意など)
  4. 持ち物や現地で使うお金の準備
  5. 英語力の強化
  6. 持ち物の準備

1. 留学プランを立てる

最初にやるべきは、留学プランを立てることです。

オーストラリアに行って何をしたいのか、どれくらいの期間滞在するのか、予算はどれくらいかなど、できるだけ具体的に決めていきます。

短期間の語学留学なら、現状の学力を確認した上で、留学後目標とする英語力も明確にしておくとモチベーションに繋がります。

長期留学やTAFEを通じた資格取得を目的とする場合は、費用面も含めて具体的に計画すると失敗しにくいです。

費用に関しては、留学エージェントのホームページに概算が載っているので、複数のサイトを見て相場を確認する方法があります。

ただし、留学費用については個人で大きく異なるため、留学エージェント等に相談の上、いくつか見積もりを出してもらった方が計画しやすいです。

2. 留学先の選定と情報収集

オーストラリア留学の目標が決まったら、滞在する都市や学校、滞在方法を選びましょう。

学校選びをする際は、チェックするべき項目を予めリストアップしておくとスムーズです。

留学の手配を自分で行うのではなく、留学エージェントに依頼しようと考えている人は、このあたりで複数の留学エージェントに相談してみて、依頼するエージェントも決めておきましょう。

遅くとも出発の半年前には手続きが始められるように準備しておくと安心です。

3. 各種手続き(入学手続き、ビサ申請、航空券の用意など)

入学手続きを自分で行う場合は、出願要項をよく確認の上、必要書類を用意し学校に提出します。

学校から届く入学許可証はビザの申請などほかの手続きで提出を求められるので、内容をよく確認し、なくさないようにしっかり保管しましょう。

ビザの申請について、詳しくは後述しているのでそちらをご確認ください。

出発日が決まったら、航空券の手配を速やかに行いましょう。早く予約することで、早割が適用されることもあります。

なお留学エージェントの中には、滞在と学校がセットになったプランを用意していて、エージェントに申し込むことで、無料で手続きをサポートしてくれるところもあります。

はじめてオーストラリア留学に行く人や、手続きの仕方がわからない人は、こういったサービスを利用するとスムーズです。

4. 持ち物や現地で使うお金の準備

渡航日が近づいてきたら、留学に必要なものを準備しましょう。衣類や常備薬、その他海外生活で必要なものを見落とすことなく用意してください。

洋服や生活用品はオーストラリア現地でも揃えられるので、万が一忘れていても問題ありません。

クレジットカードやSIMカードは事前にしっかりと用意しておきましょう。クレジットカードを新たに作る場合は、審査があるため、カードが手元に届くまで1~2週間ほどかかります。

いざというときのために、現金の用意と、日本からの送金方法も調べておくことをおすすめします。

5. 英語力の強化

オーストラリア留学で有意義な時間を過ごすためにも、日本にいる間に英語力を強化しておきましょう。

テキストを使ったインプット学習も大切ですが、英会話教室やオンライン英会話を利用して、スピーキングの練習をしておくと心強いです。

留学エージェントの中には、現地でより充実した時間を過ごせるよう、留学前の英語力強化に力を入れているところがあります。独学での勉強が難しいと感じる人や、効率よく英語力を強化したい方は英語学習サポートを提供している留学エージェントを利用するのも方法のひとつです。

英語学習サポートがある留学エージェント

留学エージェント 英語学習サポートの詳細
スマ留 英語学習サポート付きのスタンダードプランにすると、オンライン英会話(ネイティブキャンプ)と英語学習アプリ(レシピ―)が6ヶ月間利用できる。
留学情報館 語学学校の期間が12週以上で外国人講師によるマンツーマンレッスン24回分が無料。渡航前まで週2回行われるオンラインレッスンに無料で参加可能。
夢カナ 語学学校の中級クラス以上に入れる英語力が身に付く、留学・ワーホリに特化した英語学習「夢カナEnglish」を提供。
StudyIn 出発までオンライン英会話「レアジョブ英会話」のレッスンを無料で提供。週3回受講可能。
ラストリゾート 出発前の語学力アップのために、オンライン英会話や英会話優待レッスンを提供。
School With 留学前の英語学習サポート「プレ留学」を提供。留学仲間との少人数レッスンや留学準備に特化したマンツーマンレッスン等が受けられる。
オーストラリア留学.NET 一人ひとりの目的に合ったマンツーマンのオンライン英会話レッスン(1日1コマ45分)を提供。留学出発日まで完全無料。
ウィッシュインターナショナル 留学前の準備や帰国後の継続した学習に利用できるオンライン留学を提供。
EFエデュケーションファースト オンライン英会話「EF ENGLISH LIVE」を提供。マンツーマンレッスンとグループレッスンが受講できる。
留学ワールド 自社オンライン英会話受け放題プログラムを開校しており、渡航日の6ヶ月前から無料で1日1レッスン受講可能(1回50分)。初心者・中級者向け。

オーストラリア留学に必要なビザの申請方法

オーストラリア留学で必要なビザは、大きく分けて3種類あります。留学する目的や期間によって申請するビザが異なりますので、必ず確認をしてください。

ビザの申請は自分でする方法もありますし、留学エージェントに依頼する方法もあります。

※ビザの申請サポートは有料になる場合があります。

ビザ申請のために、用意しなければならない書類も多いので、自分自身での申請が不安な場合は、申請サポートを依頼するのも良いと思います。

オーストラリア留学に必要なビザの種類

オーストラリア留学で必要なビザは、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、そして観光ビザです。

滞在期間と滞在目的によって異なるので、よく確認の上、申請してください。

ワーキングホリデー(1年目) 学生 観光
正式名称 Working Holiday visa Student visa ETAS(ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM)またはETA(ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY)
有効期限 12ヶ月 最大5年※1 12ヶ月
最大滞在期間 12ヶ月 最大5年※1 3ヶ月
申請料金 AUD635 AUD710 AUD20
申請場所 WebサイトImmiaccountから申請 WebサイトImmiaccountから申請 2023年現在、専用アプリ「AustralianETA」のみ

※ 調査時の情報です。最新の情報はオーストラリアビザ申請の公式サイトで必ずご確認ください。

※1 ただし、学校へ通っていることが前提。

※2 状況によって追加資料の提出や大使館での面接もあり。

ビザ申請の必要書類

各ビザ申請に必要な書類をまとめました。なお、必要書類は変更になる場合もあるので、必ずオーストラリア政府の公式サイトを確認してください。

ワーキングホリデー(1年目) 学生 観光
必要書類 ビザ申請書
パスポート
AUD建てで記載された残高証明書※1
健康診断書※2
学生ビザ申請書
パスポート
残高証明書
Genuine Temporary Entrant (GTE)
Overseas Student Health Cover(OSHC)※3
パスポート
クレジットカード※4

※1 AUD5,000以上と往復航空券などの費用が十分に払える残高があること

※2 医療機関や教育機関などで仕事をする予定がある場合

※3 学生専用の健康保険

※4 申請費用支払い用

なお、現在はオンラインやアプリ上でビザを申請できますが、場合によっては、大使館で追加面接や追加資料の提出が求められる場合もあります。

ビザ申請手続きの流れ

現在オーストラリア留学のビザ申請は、すべてオンラインで完了します。オーストラリア政府の各申請フォームから手続きを行って下さい。

なお、ワーキングホリデービザと学生ビザの申請にあたって、ImmiAccountの作成を求められます。

これはオーストラリア移民局のオンライン申請システムで、ETAと移民以外のビザ申請はこちらからビザ申請を行います。

移民局HPにアクセスし、ログインページにある「Create an ImmiAccount」より、必要項目を順番に記入しアカウントを作成してください。アカウントが作成できたら、下記の手順でそれぞれのビザを申請しましょう。

ワーキングホリデー

  1. ImmiAccountにログイン
  2. 必要書類の添付
  3. 申請料の支払い
  4. トランザクション参照番号をメモする
  5. 申請不備の連絡があれば追加申請する
  6. 書面によるお知らせが届く

※ 書面のお知らせが届くまでは、オーストラリアへの旅行を手配しないでください。

※ 追加情報の請求があった場合、速やかに対応してください。

参照:Working Holiday visa (subclass 417)

学生ビザ

  1. ImmiAccountにログイン
  2. 必要書類の添付
  3. 申請料の支払い
  4. 申請不備の連絡があれば追加申請する
  5. 書面によるお知らせが届く

※ 少なくともコース開始の8週間前にビザを申請してください。

※ ビザが完了するまでは、旅行の予約を避けてください。

※ 追加情報の請求があった場合、速やかに対応してください。

参照:Student visa (subclass 500)

観光ビザ(3ヶ月未満の短期留学)

  1. ETAアプリをダウンロード(無料)
  2. パスポートをスキャンし、名前、生年月日、パスポート番号、その他の詳細を入力
  3. 自分の写真を撮影
  4. 必要事項の入力
  5. サービス料の支払い
  6. 申請書の提出
  7. メールで結果が届く
  8. 書面によるお知らせが届く

※ アプリから申請する場合は、申請に対応しているデバイスの用意が必要です。(カメラ付き、NFC有効、位置情報サービス有効)

※ アプリから申請できない場合は、 ImmiAccountから申請できます。

※ ETA申請の結果はすぐに通知されます。遅い場合は迷惑メールフォルダもチェックしましょう。

※ 追加情報の請求があった場合、速やかに対応してください。

参照:Electronic Travel Authority(Subclass 601)

※ 調査時の情報です。最新の情報はオーストラリアビザ申請の公式サイトで必ずご確認ください。

オーストラリア留学するなら留学エージェントの活用がおすすめ

オーストラリア留学出発の流れやビザの申請について紹介しましたが、留学準備って本当に大変ですよね。

自分ひとりでも準備することはできますが、VISAの申請方法を調べたり、現地の学校に連絡をとったりと複雑な工程も多いです。

そんなときに便利なのが、留学エージェント

留学エージェントなら留学先の相談や、留学の手配、留学費用の見積もりを出してくれるなどあらゆる面でサポートしてくれます。

そんな留学エージェントは日本国内だけでも数多くあり、種類もさまざま。たとえば、一つの国専門のエージェントがあれば、複数の国に対応しているエージェントもあります。

留学エージェントを探し始めると迷うこともあると思うので、まずはWebサイトや口コミを見て、気になる留学エージェントに問い合わせをしてみると良いでしょう。

一度に申し込むのは2社~3社くらいがちょうど良いと思います。(多すぎると比較が難しくなるので)

なお留学エージェントによって、紹介できる語学学校が違ったり、サービス内容が違うこともあります。「絶対この学校にする、このプランにする!」と決心できるまで、根気強く調べていきましょう。

実際にコンタクトを取ってみて、担当者の方とスムーズなやり取りができるかも必ずチェックしましょう。コミュニケーションが取りやすく、信頼できる担当者に出会えると、留学準備もスムーズです。

初めての留学にもおすすめな留学エージェントは「スマ留」

スマ留

はじめて留学エージェントを利用するなら、スマ留のカウンセリングからスタートするのをおすすめします。

スマ留は留学する国と滞在期間で料金が決まるため、料金がわかりやすいのがメリットです。しかも料金が他社に比べて安いのも特徴です。

安さの理由はサポート料が無料になっているから。留学エージェントによっては、10万円以上のサポート料がかかることもあるので、無料だと嬉しいですよね。

また、スマ留は1週間留学の超短期留学にも対応しています。エージェントによっては「2週間以上~」と決められていることもあるので、短期留学を考えている人はぜひスマ留に相談してみてください。

さらにオーストラリアのメルボルンとゴールドコーストに、自社専用の学生寮「SMARYU RESIDENCE」があります。

SMARYU RESIDENCE Gold Coast

メルボルンの寮には、プールやジムも完備されており、ゴールドコーストの寮は一軒家タイプで、BBQスペースや庭もあります。どちらも綺麗でおしゃれなデザインの寮なので、はじめてのオーストラリア留学でも安全快適な留学生活ができそうです。

もちろん、スマ留では無理な勧誘は一切ありません。経験豊富なカウンセラーが対応してくれるので、些細な疑問も安心して質問できますよ。

スマ留の基本情報

サポート料金 無料(有料サポートもあり)
学習サポート NeitiveCamp(オンライン英会話)/英語学習アプリ
現地サポート 現地オリエンテーション/学校とのトラブル対応
留学後のサポート 就職・転職相談
無料カウンセリング オンライン/対面説明会、LINE相談も実施
国内オフィス 東京・大阪
特徴 ・語学学校の空き時間を利用して従来の最大半額を実現※1
・メルボルンとゴールドコーストに自社の寮あり

※ 2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく

\簡単60秒!カウンセリング予約受付中/

オーストラリア留学のエージェント一覧

オーストラリア留学を取り扱っている留学エージェントをまとめました。気になるエージェントがあれば、資料請求やオンライン面談など積極的に話を聞いてみましょう。

エージェント 特徴
スマ留 午後のクラスなどを有効活用し、低価格を実現
夢カナ留学 ワーホリに強いオーダーメイド型の留学エージェント
Last Resort 学校費用最安値!基本サービスは無料
school with 専門家監修!事前の英語学習プログラム「プレ留学」が人気
オーストラリア留学ネット オーストラリア・フィリピン2ヵ国留学対応
オーストラリア留学センター 豪政府公認カウンセラー資格を保持するカウンセラーが在籍
オーストラリア留学ネットワーク シドニーにオフィスあり/RCA海外留学アドバイザー資格取得

各留学エージェントの詳細は、「オーストラリア留学におすすめの留学エージェント」の記事で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。

オーストラリア留学に必要な持ち物とあると便利なもの

長期滞在になればなるほど、持ち物は多くなります。持っていくべきかどうか迷ったら、日本でのみ買えて、オーストラリアでは手に入らないものは日本から持っていくようにしましょう。

オーストラリア留学に必要な持ち物は主に以下のとおりです。

オーストラリア留学の持ち物

  • パスポート
  • お金(AUD、日本円)・クレジットカード
  • ビザ
  • スマートフォン
  • SIMカード(日本で用意した人)
  • 海外旅行保険証券
  • 常備薬
  • 衣類(簡単に羽織れる上着、日除けの防止やサングラス)
  • 基礎化粧品や日焼け止め
  • 電圧気や変換プラグ(Oタイプ)
  • 生理用品
  • タオル類
  • 筆記用具
  • モバイルバッテリー

とくに「基礎化粧品や日焼け止め」「電圧気や変換プラグ」「簡単に羽織れる上着」「モバイルバッテリー」はあると便利なので、持っていくことをおすすめします。

あると便利なもの

持ち物 あると便利な理由
基礎化粧品
日焼け止め
オーストラリアの日差しはとても強いです。ですから、日焼け止めや基礎化粧品は必ず持っていきましょう。
コスメに興味がありオーストラリアのメーカーを試してみたい人は、オーストラリアで基礎化粧品を購入するのもOKですが、肌が敏感な人は日本からいつも使っている基礎化粧品や日焼け止めを持って行くことをおすすめします。
ちなみに、海外のビーチリゾート周辺に行くと、日焼け止めよりもサンオイルが店に並んでいます。オーストラリアを始め、海外のビーチでは日焼けしたいという人もたくさんいるようです。
電圧器
変換プラグ
日本から持参する電化製品としては、スマートフォンの充電器やPCの充電器、ドライヤーやコテなどがメインとなるでしょう。海外の電圧は日本と異なるため、絶対に変圧プラグを使ってください。使わなければ、電子機器の故障に繋がることがあります。
簡単に羽織れる上着 暑い地域が多いオーストラリア、日中はTシャツやタンクトップで過ごす人が多いでしょう。しかし、夜間は気温も下がり、建物の中はエアコンがガンガン効いています。簡単に羽織れる上着を常備しましょう。
モバイルバッテリー 慣れない生活で頼りになるのがスマホです。外出先で道を調べたり、きれいな景色を撮影したりと、スマホを使うシーンが多くなります。
その分、バッテリーも速くなくなってしまうので、モバイルバッテリーを持ち歩くと安心です。
ちなみにモバイルバッテリーは、飛行機に乗る際に預け入れできません。必ず機内持ち込みで持っていくようにしましょう。

ホストファミリーに手土産を持っていくと喜ばれる

ホームステイで滞在する場合は、手土産を持っていくと喜ばれます。高価なものでなくてよいです。

最も無難な手土産は、日本のお菓子です。

オーストラリアでも各地に日本食レストランがあり、日本食は大人気。アジアンマーケットやネット通販で日本の食品を買うことはできますが、やはり日本で流行しているお菓子などを買っていくと、とても喜ばれます。

チョコレートなども人気ですが、溶けやすいお菓子は避け、賞味期限も確認しましょう。

また、絶対に注意していただきたいのが、オーストラリアに持ち込めない食品があることです。

とくにオーストラリアは検疫が厳しく、卵製品、肉製品、魚、ナッツ、野菜、果物、穀物は持ち込めない、もしくは申告が必要となります。

食べ物を持っていく場合は事前にオーストラリアの検疫について確認しておきましょう。(在日オーストラリア大使館「検疫」

食べ物を避けるのであれば、日本のキャラクターが描かれた文具や小物がおすすめ。

日本のアニメやキャラクターはどこの国に行っても、どの世代にも人気です。文房具などは用意しやすいですし、誰でも喜んで使ってもらえるので、お土産におすすめです。

オーストラリアで使えるSIMカードは日本や現地で購入可能

オーストラリアの都市部はWi-Fi環境がかなり整っています。語学学校や大学のキャンパスでもWi-Fiを完備しているところは多いですが、使えない場合もあるのでネットワークは必須です。

SIMカードはAmazon等で事前に購入することもできますし、現地で購入することも可能です。現地の方が安い傾向にあります。

また物理的なカードの抜き差しが不要なeSIMを利用すれば、カードをなくす心配がないので、おすすめです。

なお、海外のSIMを使う場合は、SIMロックが解除されている端末、もしくはSIMフリーの端末が必要になります。

SIMカード以外ですと、Wi-Fiレンタルをする方法もあります。

オーストラリア留学は保険加入が必須

オーストラリアに限らず、海外留学する際は必ず保険に加入しましょう。

留学にも対応している海外旅行保険は、留学時のケガ・病気の治療や、家財・身の回り品の盗難・破損などを補償します。

食文化や天候が違う環境に行けば、体調を崩す可能性は誰にでもあります。体調を崩した時に、保険に加入していれば、治療費の心配をすることなく受診できますよ。

オーストラリアの医療費は日本より高額だと言われています。「日本であまり病気をしたことがない」という人も、もしもに備えて保険に加入しておきましょう。

なお学生ビザで留学する場合、オーストラリアでは、海外留学生健康保険(OSHC)への加入が義務付けられています。

ただOSHCは、あくまでも医療保険ですので、携行品の盗難などには補償がありません。

スマートフォンやパソコンなどが盗難にあった場合も、保険の補償があると安心ですので、海外旅行保険にも加入しましょう。

大学生から社会人まで!長期短期の語学留学はオーストラリア

オーストラリアの留学、主に語学留学について詳しく紹介しました。

オーストラリア留学の最大の魅力は、大自然の中で、のびのびと英語の勉強ができること。

日本では見られない景色や、さまざまな体験を通して、英語だけでなく異文化に触れられるのも留学の醍醐味です。
1週間ほどの短期留学もよいですし、語学学校→ワーホリ→専門学校といった流れで1年以上の長期留学もできます。

滞在中は英語学習も、放課後や休日のアクティビティも、全てが充実するような計画を立てていきたいですね。

もし留学プランに迷ったら、スマ留などオーストラリア留学に対応している留学エージェントを活用しましょう。

滞在目的や滞在期間を伝えることで、最適なプランを提案してくれ、出発までさまざまなサポートをしてくれますよ。とくにはじめて留学する人は一度相談だけでもする価値はあるのでぜひ一度ご相談ください。