「訛りの少ない英語を身につけたい」「語学の習得に専念したい」「雄大な自然や観光も楽しみたい」という人にはカナダ留学がおすすめです。

カナダの教育水準はトップレベルで、語学教育が充実しており、留学生の受け入れ体制も整っています。

特に都市周辺は交通の便が良いので、生活するうえで困ることは少ないでしょう。

例えば、バンクーバーやトロントなどには語学学校も多く存在し、語学留学先としてメジャーです。

また、カナダは都市と自然が共存している点も魅力です。
大学や語学学校は都市部に多いものの、都市によってはカナディアンロッキーやナイアガラの滝などの雄大な自然も楽しめます。

この記事ではカナダの語学留学でおすすめのエリア、留学先にカナダを選ぶメリット・デメリット、留学準備や入学手続きの方法などについてまとめました。

カナダへの留学を検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

カナダ留学するならどこがいい?おすすめの人気都市比較一覧

カナダの地図

カナダの国土面積は世界で2番目に広く、カナダ以外の国で生まれた人も多く暮らしています。

アジア系含め移民が多く、他国の人も受け入れられやすい環境で、留学先としても人気です。

また、カナダの公用語は「英語」と「フランス語」です。

各州の公用語は英語となっている場合が多いものの、地域によってはフランス語も広く使用されており、英語に限らず語学教育が盛んな点もカナダの特徴だといえます。

ただし、カナダの多くの地域の気候は「亜寒帯・寒帯」に属するため、冬の寒さには覚悟が必要です。

東京などよりも寒い都市が多く、留学先を考えるうえでは都市選びもポイントになるでしょう。

カナダ都市の特徴比較(ポジショニングマップ)

カナダの中だとバンクーバーやビクトリアがあるブリティッシュコロンビア州などは太平洋に面しているため比較的温暖です。夏は過ごしやすい気温で、冬もそれほど寒くはなりません。

その一方で、東部にあるカナダの首都オタワ、大都市トロントやモントリオールなどは非常に寒く、降雪量も多くなります。

最高気温が氷点下になるような月もあるので、留学先の地域の気候はしっかりと確認しておきましょう。

非常に大きな国土を持つカナダには「太平洋岸」「山岳部」「中央」「東部」「大西洋」「ニューファンドランド」の6つのタイムゾーンがあります。

そのため、カナダの国内でも時差が生じますが、日本との時差はおよそ-12.5時間~-17時間です。

※ カナダではサマータイムが導入されており、期間中は1時間早くなります。また、サマータイムを導入していない一部の州・自治体もあります。

以下ではカナダの留学先として人気のある各都市の特徴を紹介していきます。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、留学先を選ぶようにしてください。

カナダの都市比較表

都市名 日本人数 アクティビティ 物価 冬の寒さ 公用語 特徴
バンクーバー 比較的多い サイクリング、馬車ツアー、スキー・スノーボード、マリンスポーツ、ホエールウォッチング 高い 比較的暖かい 英語 語学学校が多い
トロント 比較的少ない ナイアガラの滝ツアー、CNタワー エッジウォーク、スキー・スノーボード 高い 寒い 英語 さまざまな国籍の人が集まる
モントリオール 比較的少ない フィッシング、カヤック&カヌー、ジップライン 普通 とても寒い フランス語 フランス語が公用語のバイリンガル都市
ビクトリア 少ない ブッチャート・ガーデンツアー、ホエールウォッチング、熱帯雨林ツアー 高い 比較的暖かい 英語 イギリス文化が漂うブリティッシュコロンビア州の州都
オタワ 比較的多い ノートルダム聖堂、国立美術館、バイワードマーケット、連邦議会議事堂 高い とても寒い 英語 カナダの首都で、ビクトリア様式の建物が立ち並ぶ
ウィスラー 少ない ハイキング、マウンテン・バイク、乗馬、スキー・スノーボード 高い 寒い 英語 夏も冬も楽しめるマウンテン・リゾート地
ウィニペグ 少ない アイススケート、マニトバ博物館、フォートワイト・アライブ 比較的安い とても寒い 英語 マニトバ州の州都で州内最大の都市
カルガリー 少ない ゴルフ、ハイキング、フィッシング 普通 とても寒い 英語 ロッキー山麓とカナダ平原の間に位置する自然もある近代都市
ケロウナ 少ない パラセーリング、フライボード、ハイキング 普通 寒い 英語 バンクーバーとビクトリアに次ぐ州で3番目の都市
キングストン 少ない サイクリング、ゴルフ、ワイナリーツアー 比較的安い 寒い 英語 歴史を感じられる建築物が多いカナダ東部の都市
ナナイモ 少ない ホエールウォッチング、ハイキング、水上飛行機体験 普通 比較的暖かい 英語 バンクーバー島の東岸にあり比較的暖かい気候
ネルソン 少ない スキー・スノーボード、サイクリング、ハイキング 普通 寒い 英語 ブリティッシュコロンビア州の小さな都市で語学学校は少ない
バンフ 少ない カナディアンロッキーツアー、ゴンドラ、乗馬、カヌー 比較的安い とても寒い 英語 カナディアンロッキーに囲まれた山岳リゾート地
プリンスエドワード島 少ない 赤毛のアンツアー 比較的安い とても寒い 英語 『赤毛のアン』のモデルとなった都市のある島

バンクーバー留学の基本情報

バンクーバーはブリティッシュコロンビア州南西部にある、都市圏人口が国内第3位の都市です。

太平洋岸地域なのでカナダの中だと温暖な方で、1年を通して比較的過ごしやすい気候が続きます。

また、民族が多様な地域で、英語以外の第一言語を持つ人も少なくありません。
そのような背景もあって、バンクーバーには数多くの語学学校が存在します。

国際的にも評価されているブリティッシュ・コロンビア大学などもあり、大学附属の英語コースを受講する場合もバンクーバーは候補になるでしょう。

バンクーバーは海と山に囲まれており、ダウンタウンから少し離れるとアウトドアのアクティビティも楽しめます。

語学を習得するにも、アクティビティをするにも恵まれたエリアで、はじめて留学する人にもバンクーバーはおすすめです。

ブリティッシュコロンビア州
人口 約64万人
留学生数 164,875人(ブリティッシュコロンビア州)
気候 8月平均気温:18.1℃/ 12月平均気温:3.9℃
夏の期間は短いものの、20℃前後の快適な気温が続く。冬の降雪量は少なく、11月~4月の雨季には曇りや雨の日が多い。
サマータイム あり
日本との時差 -17時間
フライト時間 約10時間
観光地 スタンレーパーク、バンクーバールックアウト、グランビルアイランド、ガスタウン、バンクーバー水族館
交通機関 バス、電車、フェリーなど
私立の語学学校 インターナショナル ハウス(バンクーバー校)
EC(バンクーバー校)
大学付属語学学校 ブリティッシュ・コロンビア大学付属英語コース
サイモンフレーザー大学付属英語コース
カレッジ附属語学学校 Canadian College(Canadian College of English Language)
SELC College
日本領事館 https://www.vancouver.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

トロント留学の基本情報

トロントはカナダ東部にあるオンタリオ州の州都で、国内最大の都市です。文化や経済・金融の中心地であるトロントの金融街には国内の大手企業や多国籍企業が集まっており、近代的な高層ビルが並びます。

一方、オンタリオ湖に面するハーバー・フロントは自然が豊かで、おしゃれな雰囲気のカフェやレストランが多いです。

近代的な街並みと自然が調和した街がトロントであり、その両方を満喫したいという人に向いています。

また、トロントは非常に国際色豊かな街でもあります。さまざまな第一言語や文化を持つ人が集まっていて、語学留学やワーキングホリデーで滞在している人もたくさんいます。

トロントの人口の半数近くは他国出身というデータもありますが、日本人は1万人~2万人ほどです。

そのため、バンクーバーに比べると日本人の数はやや少なく、日本語を使わずに英語などの外国語習得に専念できる環境を整えやすいです。

バンクーバーと同様に多くの語学学校があるものの、学校・クラスの規模によっては日本人が数人しかいないということもあるでしょう。

気候は日本と似ていて、四季がはっきりとしています。ただし、冬の寒さは太平洋側よりも厳しく、日によっては最高気温が氷点下になることもあります。

カナダ国内の中だと物価は高い方なので、その点も踏まえて留学先としての検討をしましょう。

オンタリオ州
人口 約290万人
留学生数 411,985人(オンタリオ州全体)
気候 8月平均気温:21.8℃/ 12月平均気温:-0.1℃
冬は氷点下まで気温が下がることも多い。ただ、年による差も大きい。夏は東京よりも気温が低く過ごしやすいが、湿度が高いという点は日本と似ている。
サマータイム あり
日本との時差 -14時間
フライト時間 約13時間
観光地 オンタリオ湖、ナイアガラの滝、CNタワー、セントローレンス・マーケット、カナダ リプレイ水族館、ロイヤル オンタリオ博物館
交通機関 バス、地下鉄、路面電車など
私立の語学学校 EC(トロント校)、Kaplan International Language, Toronto
大学付属語学学校 University of Toronto(トロント大学附属集中英語コース)
カレッジ附属語学学校 International Institute of Travel、Seneca College、Niagara College
日本領事館 https://www.toronto.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

モントリオール留学の基本情報

万博やオリンピックなどの開催地としても有名なモントリオールは、カナダ東部にあるケベック州最大の都市です。

カナダ国内の都市では第2位の人口で、歴史的な街並みの旧市街と高層ビルが立ち並ぶ新市街(ダウンタウン)が共存している点も特徴です。

モントリオールの公共交通機関は市バスとメトロ(地下鉄)で、これらを利用すればダウンタウンと旧市街のどちらのエリアも十分に移動できます。ただ、範囲の広いダウンタウンは地下鉄を利用するのが便利でしょう。

また、モントリオールはバイリンガル都市としても有名です。もともとフランス人によって開拓されたモントリオールはフランス語を公用語としており、地下鉄のアナウンスや道路標識などは基本的にフランス語になります。

住民が両言語を話せるというよりは、フランス語や英語を第一言語とする人が多いというのが実際ですが、「英語だけでなく、フランス語も学びたい」という人にとってはぴったりの留学先です。

歴史的な背景もあってフランス文化を強く感じられる街並みが特徴のモントリオールですが、凍てつくような冬の寒さと寒暖差には注意してください。

9月以降は最低気温が氷点下の日も増え、11月~3月にかけては-30℃前後になることもあり、十分な防寒対策が欠かせません。

その一方で、夏はそれなりに暑く、冬も天候や時間帯によっては10℃前後まで気温が上がります。1年を通して見ても、1日単位でも寒暖差が激しいため、留学の期間に関係なく体調管理に気をつけましょう。

ケベック州
人口 約180万人
留学生数 93,370人(ケベック州全体)
気候 8月平均気温:20.1℃/ 12月平均気温:-5.7℃
カナダの中でも冬の気温が低く、降雪量も多い。夏は湿度が高く、気温も上がるため、1年の寒暖差が大きい。
サマータイム あり
日本との時差 -14時間
フライト時間 約12時間
観光地 フェアモント・ル・シャトー・フロントナック、シタデル、モントリオール・ノートルダム聖堂、モンモランシー滝
交通機関 バス、地下鉄、タクシーなど
私立の語学学校 EC(モントリオール校)、GEOS(モントリオール校)、LAB(LANGUAGE ACROSS BORDER)
大学付属語学学校 Concordia University、Vanier College
カレッジ附属語学学校 College LaSalle、LBPVC、Vanier College College
日本領事館 https://www.montreal.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ビクトリア留学の基本情報

ビクトリアはブリティッシュコロンビア州の州都で、バンクーバー島の南端部にあります。
バンクーバーからはバスとフェリーで3時間~4時間ほどの距離ですが、水上飛行機であればおよそ30分です。

カナダ国定史跡に指定されているブッチャート・ガーデンやブリティッシュコロンビア州議事堂などが観光地として有名で、ホエールウォッチングや熱帯雨林ツアーなどのアクティビティを楽しむこともできます。

また、花の都とも呼ばれるビクトリアにはアフタヌーンティーやガーデニングなどの英国の文化や習慣が色濃く残っています。

イギリスの雰囲気も感じられる点は留学先としてビクトリアを選ぶメリットのひとつになるでしょう。

加えて、ビクトリアはカナダの中でもっとも温暖で、1年を通して穏やかな気候が続きます。
寒さに対して大きな心配をすることなく語学学習に集中できますし、バンクーバーと比較してやや物価が安いという点もメリットです。

ブリティッシュコロンビア州
人口 約9万人
留学生数 164,875人(ブリティッシュコロンビア州全体)
気候 8月平均気温:16.9℃/ 12月平均気温:4.4℃
1年を通して比較的穏やかな気候が続く。
サマータイム あり
日本との時差 -17時間
フライト時間 約12時間
観光地 インナー・ハーバー、ブリティッシュ・コロンビア州議事堂、クレイダーロック城、ブッチャート・ガーデン
交通機関 バス、フェリーなど
私立の語学学校 EF (ビクトリア校)、GEOS(ビクトリア校)、Global Village(ビクトリア校)
大学付属語学学校 University of Victoria、Royal Roads University、Vancouver Island University
カレッジ附属語学学校 Camosun College、North Islands College、Sprott Shaw College
日本領事館 https://www.vancouver.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html(在バンクーバー日本国総領事館)

カルガリー留学の基本情報

カルガリーはカナダ山岳部にあるアルバータ州の都市です。
カルガリーへは日本からの直行便もあり、約10時間~11時間で到着します。

市内はバスや路面電車で移動可能で、カルガリータワーやカルガリー動物園、グレンボウ博物館などが主な観光名所です。

街のシンボルでもあるカルガリータワーの最上階には展望デッキがあり、雄大なカナディアンロッキーの山々を眺められます。

また、市内にはボウ川という大きな川が流れています。
そのため、フィッシングやゴルフなどのアクティビティを楽しむことができますし、ウィンタースポーツも盛んです。

比較的治安が良く、ダウンタウンなら大学や語学学校へ通ううえでも大きな不便はないでしょうが、都会よりも自然を求める人におすすめの留学先だといえます。

アルバータ州
人口 約133万人
留学生数 43,485人(アルバータ州全体)
気候 8月平均気温:16.3℃/ 12月平均気温:-6.9℃
比較的過ごしやすい夏に比べて、冬は厳しい寒さが続く。冬の期間は長いため、十分な防寒対策が必要。
サマータイム あり
日本との時差 -16時間
フライト時間 約10時間~11時間
観光地 カルガリー動物園、カルガリー・タワー、ピース・ブリッジ
交通機関 バス、路面電車、タクシーなど
私立の語学学校 GEOS(カルガリー校)、Stafford House、Global Village(カルガリー校)
大学付属語学学校 Mount Royal University、Mount Royal University、University of Calgary
カレッジ附属語学学校 Lethbridge College、Medicine Hat College、Alberta College of Art and Design
日本領事館 https://www.calgary.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

オタワ留学の基本情報

オタワはカナダ東部のオンタリオ州に位置し、カナダの首都でもあります。

日本からの直行便はないため、バンクーバーやトロントなどから乗り継ぐことになるでしょう。
乗り継ぎにかかる時間を考慮しなければ、日本からの飛行時間は約14時間~15時間です。

市内には数多くの美術館や博物館があり、オタワとキングストンを結ぶ全長約202kmのリドー運河は2007年に世界遺産に登録されました。

冬の寒さで完全にリドー運河が凍ると天然のスケートリンクがオープンします。
そのため、語学学校が休みの日や授業後には、アクティビティを楽しんだり、文化・歴史に触れたりもできます。

その一方で、語学学校の数は、そこまで多いエリアではありません。
オタワ大学は比較的大きいものの、小規模な学校が多く、私立の語学学校や大学・カレッジ付属の語学学校などの選択肢は限られます。

「日本人が少ない環境で英語を学べる」「少人数でアットホームなクラスが多い」という点は留学するうえでのメリットになりますが、自身の希望に沿ったクラス内容かはしっかりと確認しておきましょう。

また、オタワは冬の平均気温が氷点下になることもあります。
日本と同じように四季があり、美しい街並みが特徴のオタワですが、12月~3月にかけての厳しい寒さには注意してください。

オンタリオ州
人口 約101万人
留学生数 411,985人(オンタリオ州全体)
気候 8月平均気温:20.1℃/ 12月平均気温:-5.4℃
夏は東京並みに気温が上がる日もある一方で、冬は寒さが厳しく、降雪量も多い。
サマータイム あり
日本との時差 -14時間
フライト時間 約14時間~15時間
観光地 カナダ国立美術館、カナダ歴史博物館、国会議事堂
交通機関 バス、地下鉄など
私立の語学学校 GEOS(オタワ校)、ABCE、CLLC
大学付属語学学校 CultureWorks、Carleton University、University of Ottawa
カレッジ附属語学学校 Algonquin College
日本領事館 https://www.toronto.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(在トロント日本国総領事館)

カナダ留学の種類

一口にカナダ留学といっても、学び方や学ぶ内容はひとつではありません。
例えば、カナダ留学は次のような種類に分けることができます。

カナダ留学の種類

  • 語学学校に留学して英語を学ぶ
  • 大学、大学院、カレッジで専門的な学問を学ぶ
  • ワーキングホリデーで働きながら学ぶ
  • 有給インターンシップをしながら英語と実務を学ぶ
  • 休学せずに留学先で卒業単位を取得する
  • 学ぶ内容を柔軟に変更できるキャリアパスプラン

カナダ留学において学びたい内容などに応じて希望に沿うものを選んでください。
以下ではそれぞれの内容についてより詳しく解説していきます。

語学学校に留学して英語を学ぶ

カナダ国内には多数の語学学校があり、英語やフランス語、そのほかの外国語を学ぶことができます。

他国からの留学生を受け入れている民間の語学学校や大学付属の語学学校も多く、学校によって多種多様なプログラムが用意されています。

特に民間の語学学校は短期留学の受け入れにも積極的で、希望する期間や予算、レッスン方式などから自分に合ったものを選んでください。

最短1週間のプログラムもあるため、「予算を抑えて留学したい」「カナダでの暮らしを体験したい」「数週間以上のまとまった休みは取りにくい」という社会人の方は、民間の語学学校が主な選択肢になるでしょう。

カナダの場合、6ヶ月以下の短期留学ならビザの申請は必要なく、eTA(電子渡航認証)の取得だけで滞在できます。

大学、大学院、カレッジで専門的な学問を学ぶ

現在、高校生や大学生などの学生の場合は、カナダ国内の学校へ進学するという選択肢もあります。

カナダ国内には世界的に評価の高い大学がいくつもあり、英語だけでなく、語学以外の専門的な内容を学べる環境が整っています。

例えば、イギリスのTimes Higher Educationが毎年秋に発表している世界大学ランキング(※1)では「トロント大学」「ブリティッシュコロンビア大学」「マギル大学」がベスト100にランクイン。

もちろん学生以外の方もカナダの大学や大学院でより専門的な内容を学ぶことはできますし、カレッジ(Community College)で実践的なスキルを身につけることも可能です。

カレッジの入学後に大学へ編入することも可能なので、長期留学を考えているならカレッジも選択肢になるでしょう。

ただし、カナダの大学・カレッジはレベルが高い分、入学のハードルも高くなります。
一定レベル以上の英語力が求められるので、十分な対策が必須だと考えてください。

※1 Time Higher Education, World University Rankings 2024

社会人におすすめ!働きながらカナダ留学できるワーキングホリデー

長期留学を考えている30歳までの方にはワーキングホリデー(ワーホリ)もおすすめです。
ワーホリは18歳~30歳の方を対象とした一定期間海外で仕事をしながら生活できる制度で、カナダもワーホリの協定国になっています。

発行されるワーキングホリデービザは就労も可能なので、滞在にかかる費用を補うために働いたり、英語を身につけるために語学学校に通ったりできます。

本格的な就労はできませんが、留学にかかる費用の一部を滞在中に稼げるという点がワーホリの大きなメリットです。

ちなみに、バンクーバーやビクトリアのあるブリティッシュコロンビア州の最低賃金(時給)はCA$16.75(※1)です。
インフレに伴う最低賃金の引き上げによるものではあるものの、滞在費用を補うのには十分でしょう。

※1 2024年1月現在。CA$1を109円とした場合、およそ1,825円になります。

有給インターンシップが可能!「Co-op」プログラム

カナダには「Co-op(コープ)」というプログラムがあり、留学期間中の前半を語学や専門的なスキル・知識の習得に充て、後半は有給でインターンシップに参加することが可能です。

Co-opプログラムは最短24週間からで、学んだ専門分野を活かせる職場や職種でインターシップを行うことになります。

インターン期間はプログラム全体の50%以下という決まりはあるものの、24週間の留学でもおよそ3ヶ月の海外での就労体験ができるのです。
Co-opプログラムはカナダを留学先に選ぶメリットのひとつになるでしょう。

「語学の習得だけでなく、専門的な分野での経験も積みたい!」という方は、Co-opを利用した留学も検討してみてください。

また、語学力に自信がない場合は、「現地の語学学校で英語を学んでから、Co-opプログラムで就学・就労する」といった選択肢もあります。

Co-opプログラムのある主な学校

  • SELC College
  • Canadian College of English Language
  • TSоM(Toronto School of Management)
  • CCTB(Canadian College of Technology and Business)
  • TAMWOOD Careers
  • VGC International College

※ Co-opに参加できる条件はプログラムごとに異なります。

大学を休学せずに留学できる「単位認定留学」

大学在籍中にカナダへ留学する場合、夏や春の長期休暇を利用したり、学校を休学したりするケースも多いです。

しかし、夏季休暇などは長くても2ヶ月ほどですし、休学するとなると卒業するための単位取得や就活などのスケジュールにも影響があります。

そこでおすすめなのが「単位認定留学」の制度です。

認定留学は留学先で取得した単位を在籍する日本の大学での卒業単位として認めてもらえるため、留学していても4年間で大学卒業を目指せます。

単位認定の要件は学校ごとに異なるため、事前に在籍する大学のホームページや担当科で詳細を確認しておきましょう。

ただし、認定留学は「本来大学で学ぶはずだった内容を海外の学校で学んだ場合に卒業単位として認める」という制度です。
卒業単位として認めてもらうためには、在籍する大学のカリキュラムに沿った内容でなくてはいけません。

例えば、私立の語学学校で英語を学んでも、卒業単位としては認可されないケースが多いので注意してください。

「英語を学びたいが、休学して留学する余裕はない……」というときは、大学付属の語学学校を調べてみましょう。
大学付属の語学学校であれば、単位認定留学に対応しているケースもあります。

現地でプログラムを変更できるキャリアパス

「キャリアパス」はカナダ国内の3都市(バンクーバー・トロント・ビクトリア)に校舎があるSSLC(Sprott Shaw Language College/ スプロットショーランゲージカレッジ)のプログラムです。

SSLCでは英語力と専門分野の知識・スキルを伸ばすための授業が用意されていて、オンラインによる授業も行っています。

また、カナダ国内の大学進学に必要な英語力を身につけるための大学パスウェイプログラムもあり、留学時点で英語力に自信がなくてもキャンパスで学びながら次のステップに進んでいけます。

そして、留学後の英語力の成長や将来の方向性に応じて、複数のプログラムの中から自分に合ったものを手数料なしで選べるのがキャリアパスの特徴です。

例えば、「英語力が伸びてきたので、海外の大学への進学に特化した授業を受けたい」「海外での就活で役に立つようなビジネス英会話を身につけたい」などのキャリアプランに合わせて、プログラムを変更していけます。

通常、留学後にプランを変更することはできず、できても追加料金がかかるケースがほとんどです。

キャリアパスの募集期間は時期によりますが、このようなプログラムがあるということを覚えておくと良いでしょう。

カナダ語学学校の種類と選び方

ここからは語学留学を検討中の方に向けて、カナダの語学学校の種類とその選び方について説明していきます。

学校によって目的や求められる英語力などに違いがあるため、それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

カナダの語学学校は主に3種類

カナダの語学学校は主に次の3種類に分類することができます。

カナダの語学学校

  1. 私立の語学学校
  2. 大学付属の語学学校
  3. カレッジ付属の語学学校

1. 私立の語学学校

私立の語学学校の特徴は、入学のハードルが低く、プログラムの内容も充実している点です。

英語などの語学を学ぶための学校なので、留学時点で英語力が低くても問題ありません。
テストなどでクラス分けされ、自身の英語力に合った授業を受けることができます。

また、レッスン数も比較的自由に選べます。
最短1週間からのプログラムもありますし、長期でレッスンに参加することも可能です。

一定の年齢制限はあるものの、高校生~大学生だけでなく、社会人やシニア層なども通え、自分に合ったプログラム内容を選びやすいのが私立の語学学校の特徴になるでしょう。

2. 大学付属の語学学校

カナダ国内の大学には語学学校部門(ESL)があるところも多く、海外の大学への進学や海外での就職も視野に入れながら語学力を磨けます。

大学に語学学校部門があるのは、カナダには英語以外を第一言語とする移民や留学生も多いからです。

私立の語学学校に比べてコースの期間は長く、その中で読み・書きやプレゼンテーション、レポート執筆の方法などを学んでいきます。
よりアカデミックな内容を学べるのが大学付属の語学学校の特徴だと考えてください。

また、キャンパス内での現地学生との交流や学校によっては講義の聴講が認められる点もメリットで、大学生なら単位認定のプログラムが用意されているケースもあります。

3. カレッジ付属の語学学校

カレッジ(コミュニティカレッジ)は短大や専門学校のような立ち位置の教育機関です。

日本における短大や専門学校とは役割が若干異なる部分もありますが、大学付属の語学学校と同じように英語力をブラッシュアップしたり、進学のためのサポートを受けられたりします。

カレッジ付属の語学学校の中にはCo-opプログラムを提供しているところも多いので、カナダ国内の大学・カレッジへの進学だけでなく、有給インターンシップに参加することもできます。

カナダの語学学校を選ぶときのポイント

前述のとおり、カナダの語学学校は主に3種類に分類できます。
どのタイプの学校が良いのかは人によって違いますが、以下のポイントを押さえておくと選びやすくなるでしょう。

カナダの語学学校を選ぶときのポイント

  • コースの内容
  • コース終了後の進路
  • 入学の時期や条件
  • 留学の期間
  • 留学にかけられる費用

コースの内容

英語力を高めるという点はどの語学学校でも共通ですが、具体的なコース内容は学校ごとに異なります。

基本的に私立の語学学校は英語力の向上を主な目的とするのに対して、大学やカレッジ付属の語学学校は進学や就活のサポートという側面も強いです。

そのため、コースの内容が自身の留学の目的と合致しているかどうかは、しっかりと確認しておきましょう。

コース修了後の進路

語学学校はあくまでも学校なので、キャリアの途中に過ぎません。
例えば、カナダの語学学校で英語のコースを修了しても、希望する職に就けるどうかは別の話です。

コース修了後の進路も踏まえたうえで、語学学校を選ぶようにしましょう。

プログラムによってはカナダ国内で有給インターンシップをしたり、コース修了後に一定期間労働できたりするものもあります。
海外の企業で就労経験を積みたい場合は、そのようなプログラムも検討してみてください。

入学の時期や条件

私立の語学学校は入学のハードルが低いのに対して、大学やカレッジの語学学校に入学するのは簡単ではありません。
大学やカレッジの語学学校への入学には一定の英語力が求められると考えてください。

また、大学やカレッジのプログラムの場合は、出願・入学の時期が厳密に決められています。

そのため、プログラムに参加したいと思っても、すでに今年度の募集が終了していたり、入学条件を満たせなかったりすることもあるでしょう。

自身の条件に合ったプログラムを見つけるためには、早めに情報収集を開始することが重要です。

留学の期間

留学の期間も語学学校を選ぶ際のポイントのひとつです。

基本的に大学やカレッジ付属の語学学校は中期~長期にかけてのプログラムを提供しているため、1週間~2週間程度の短期留学なら私立の語学学校を選ぶことになります。

実際の留学期間はプログラムによっても違うので、大学やカレッジ付属の語学学校を検討している方は特に希望する期間かどうかを確認するようにしてください。

学生や社会人の方の場合は、休学や休職する期間などに関係してくるケースもあるでしょう。

留学にかけられる費用

前述の留学期間とも関係してきますが、留学の費用も重要です。
長期留学になりやすい大学やカレッジ付属の語学学校の場合、どうしても費用は高額になります。

半年~1年程度なのか、1年以上なのかによっても費用はまったく違いますが、費用を抑えるなら短期留学も可能な私立の語学学校を選ぶことになるでしょう。

ただし、滞在中の生活費は物価による影響を受けますし、有給インターンシップ制度のCo-opやワーキングホリデーなどで滞在費用を補うことも可能です。

カナダ留学の費用については後述するので、詳しくはそちらを参考にしてください。

カナダ留学の費用の相場は?

短期留学であれば費用を抑えてカナダの語学学校へ通うこともできるでしょう。

ただ、住む場所によって物価は異なりますし、ホームステイなのか、全寮制の学校の学生寮から通うのかなどによっても必要な生活費は左右されます。

例えば、バンクーバーにある私立の語学学校にルームシェアしながら1ヶ月間(4週間)通う場合、費用の目安は40万円~です。

1ヶ月の留学で発生する費用の内訳を表にまとめたので参考にしてください。

カナダ留学費用の内訳(1ヶ月)

項目 金額
学費 15万円~20万円
滞在費(食費・生活費など) 5万円~10万円
家賃 家賃:5万円~15万円
デポジット:25,000円~75,000円
通信費 5,000円~1万円
航空券(往復) 10万円~30万円
保険 1万円~3万円
お小遣い 3万円~5万円
eTA 約700円
留学エージェントのサポート料 0円~数万円
総額 約40万円~80万円

※ 金額はおおよその目安です

※ 滞在が6ヶ月以上の場合は、ビザ、バイオメトリクス(指紋認証)の費用がかかります。詳細は下記「カナダ留学で入国に必要な手続き」をご確認ください。

基本的にカナダではアパートやシェアハウスなどへの入居時にデポジット(敷金にあたるもの)が発生します。

州によってルールは異なりますが、バンクーバーの場合、デポジットは家賃1ヶ月分の50%以下です。

退去時に問題なければ大半は返金されるものの、初期費用として必要になることを覚えておきましょう。

また、航空券の費用はシーズンによって大きく異なるので注意してください。
オフシーズンとハイシーズンでは10万円以上の差が出ることもあります。

渡航費用を節約するには早めに留学のスケジュールを組んで、ハイシーズンを避けてカナダに入国できると良いでしょう。

ただし、カナダ留学にかかる費用は留学期間によっても大きく変わります。
以下は留学期間別の費用相場です。

カナダ留学費用の相場

期間 費用
1週間 25万円~
2週間 30万円~
1ヶ月(4週間) 40万円~
3ヶ月(12週間) 80万円~
半年(24週間) 110万円~
1年(48週間) 200万円~

※ 金額はおおよその目安です

スマ留の料金シミュレーションの結果に航空券+保険費用を合算しています。

「自分の場合はどのくらいの料金になるんだろう?」と思ったら、留学エージェントの公式サイトの見積もりサービスを利用しましょう。
希望する国と滞在期間などから留学費用の見積もりを出せます。

加えて、無料カウンセリングを利用すれば、より詳細な料金や留学プランを知ることも可能です。

契約せずに相談だけすることもできるので、具体的な相談を希望する場合、まずは無料カウンセリングを予約してください。

カナダ留学で利用できる奨学金情報

カナダ留学にかかる費用を一度に支払うのが難しい場合、奨学金を利用することも検討してください。

奨学金には返済不要の「給付型」と返済が必要な「貸与型」の2種類があり、貸与型は無利子と有利子に分けられます。

高校生だけでなく、大学生や社会人も利用可能ですが、奨学金制度ごとに対象者が決められているので注意してください。

例えば、民間企業と文部科学省が協働して扱う「トビタテ!留学JAPAN」は、返済不要の給付型奨学金制度ですが対象は高校生と大学生です。

一方、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」は語学学校も対象になり、社会人の申し込みにも対応しています。

※ 社会人の場合、6親等以内の血族、配偶者および3親等以内の姻族の方が申込者になる必要があります。

学生向けの奨学金制度に比べて、社会人が利用できる奨学金は多くありません。そのため、社会人の場合は、自身でローンを組むという選択肢もあるでしょう。

カナダ留学の費用を節約する方法

滞在する期間などにもよりますが、カナダ留学にかかる費用は安くありません。
留学費用を少しでも安くするためには、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

カナダ留学の費用を節約する方法

  • 格安航空(LCC)や航空券が安くなるオフシーズンを利用する
  • 語学学校のキャンペーンを利用する
  • アルバイトをする
  • 留学先に物価の安い都市を選ぶ
  • シェアハウスを利用する

格安航空(LCC)や航空券が安くなるオフシーズンを利用する

航空券の値段は時期によって変わります。

利用者の多い時期は日本からカナダまでの片道で15万円前後かかるケースもあるので、渡航費用を抑えるならオフシーズンを狙うか、格安航空(LCC)を利用すると良いでしょう。

カナダ行きの航空券の価格が高くなりやすいのは夏の休暇シーズンで、年明け後の2月以降などは価格が落ち着きます。

また、格安航空会社は人件費などのコスト削減によって低価格でサービスを提供しています。
「最低限のサービスで良いので、航空券を安く買いたい」という方は、格安航空会社も選択肢にしてください。

語学学校のキャンペーンを利用する

カナダの語学学校の中にはキャンペーンを開催しているところもあります。
基本的に期間限定にはなるものの、キャンペーン期間中に入学の申し込みをすることで通常よりも授業料などが安くなります。

授業料が20%~30%オフになるようなキャンペーンもあるので、留学先の候補となる学校をいくつかピックアップしたら、対象になるキャンペーンがあるかチェックしましょう。

また、語学学校の紹介などを行う留学エージェントにもキャンペーンがあるので、あわせてチェックしておくことをおすすめします。

アルバイトをする

カナダ滞在中にかかる生活費を稼ぐという意味ではアルバイトをしても良いでしょう。
語学学校に通いながら収入を得られるというだけでなく、現地でのアルバイトは語学力の向上にも繋がります。

ただし、eTA(電子渡航認証)で入国している場合、アルバイトすることはできません。

カナダ留学中にアルバイトをするには留学期間が6ヶ月を超えるときに取得する「学生ビザ」や就労が認められている「ワーキングホリデービザ」が必要です。

また、学生ビザの場合もアルバイトには一定の条件があります。

※ 政府認定の学校に通っており、SINナンバーを取得していることなどが条件になります。加えて、授業期間中のアルバイトは最大で週20時間までに制限されます。

カナダでのアルバイトは貴重な経験になりますが、ビザの種類によっては就労が認められていない点に注意してください。

留学先に物価の安い都市を選ぶ

大きな国土を持つカナダは都市によって物価が異なります。
日常生活で発生するような費用を抑えるためには、地方都市への留学を選択するのもおすすめです。

例えば、トロントやバンクーバーはカナダ国内でも物価が高くなっています。
それに対してモントリオールやカルガリー、ケロウナなどはやや物価が安いといわれています。

留学先としてよく挙がるような主要都市以外にも目を向けることで、生活費は抑えられるかもしれません。

シェアハウスを利用する

留学期間中にかかるお金のうち、負担が大きいのは居住費です。

都市部でアパートメントを契約しようと思うとそれだけで大きな負担になりますし、食事込みのホームステイや学生寮も安くはありません。

一方、ひとつの物件を複数人で利用するシェアハウスは居住費を抑えやすいです。

自炊や同じ家で暮らす住人とのコミュニケーションなどで苦労するケースもありますが、選択肢のひとつとして覚えておくと良いでしょう。

例えば、長期留学なら最初はサポートを受けやすいホームステイや語学学校提携の学生寮を利用して、途中からシェアハウスやアパート契約を検討するという方法もあります。

カナダ留学のメリット

以下の点がカナダ留学のメリットになります。

カナダ留学のメリット

  • 治安がいいから安心
  • 交通機関が便利だから生活しやすい
  • 留学生に親切な国民性で暮らしやすい
  • 短期留学と長期留学のどちらも選択肢が豊富

治安がいいから安心

海外の中だとカナダは治安が良い方です。

そのほかの英語圏の国が必ずしも危険というわけではありませんが、海外に行き慣れていない人は留学先の都市の治安も確認しておきましょう。

ただし、カナダ国内の都市でも時間帯や場所によっては危険ということがあります。

留学先で犯罪に巻き込まれないためにも、治安が悪いといわれている場所への出入りには注意してください。

交通機関が便利だから生活しやすい

留学時の住まいの選択肢は「アパート」「シェアハウス」「学生寮」「ホームステイ」などです。

学生寮などは語学学校の近くにあるケースも多いですが、海外で生活するうえでは交通の便が良いことも重要になります。

交通の便が良ければ語学学校へ通学しやすいだけでなく、日用品を買いに行ったり、休みの日に観光したりするのにも困りません。

利用することの多い交通機関は都市によって異なります。

例えば、バンクーバー市内の場合はバスやスカイトレインの交通網が発達していて、それらが多くのエリアをカバーしています。
また、バンクーバーとノースバンクーバーを結ぶシーバス(フェリー)もあります。

比較的田舎といわれるような都市でもバスや電車は運行しているので、移動手段で困るケースは少ないでしょう。
留学先を決める際にはどのような交通機関が利用されているのかもチェックしておくと良いです。

留学生に親切な国民性で暮らしやすい

カナダは先進国の中でも移民の割合が大きい国です。

カナダ統計局によれば人口のおよそ1/4はカナダへの移民(※1)で、さまざまな人種や文化を持つ人が集まっている国だといえます。

そのため、英語などの語学を学びにきた留学生にも親切な人が多く、はじめての海外留学でも馴染みやすいという点はカナダ留学のメリットです。

※1 Statistics CanadaImmigrants make up the largest share of the population in over 150 years and continue to shape who we are as Canadians(Released:2022-10-26)

短期留学・長期留学どちらも選択肢が豊富

カナダには多数の語学学校があり、留学のプログラムも充実しています。
私立の語学学校は1週間~2週間程度の短期留学のプログラムも扱っていますし、ワーキングホリデーやCo-opを利用した長期留学という選択肢もあります。

国が語学教育に力を入れていることもあって、さまざまな選択肢の中から自分に合ったプログラムを選べるというのもカナダ留学の魅力になるでしょう。

また、カナダの大学に留学する場合、「Post-Graduation Work Permit Program」を利用することで卒業後、一定期間カナダに残って働けるワークパーミットを申請することもできます。

キャリアプランを考えたうえで、自分に合ったプログラムを選択してください。

カナダ留学のデメリット

カナダに限った話ではありませんが、どこに留学する場合もメリットとデメリットがあります。
カナダを留学先に選ぶ場合は、以下のようなデメリットに注意しましょう。

カナダ留学のデメリット

  • カナダの物価が高い
  • 冬は氷点下の寒さ
  • 日本人留学生が多い

カナダの物価が高い

カナダのどの都市に留学するかによっても必要な生活費は変わってきますが、全体的にカナダの物価は日本よりも高いです。

ワーキングホリデーやCo-opプログラムを利用するならその点はメリットにもなるものの、家賃などの負担は小さくありません。
特にバンクーバーやトロントなどを留学先に選ぶ場合は、物価高を感じやすいでしょう。

また、カナダにはチップの文化があり、15%前後が相場だといわれています。

「月々どのくらいの生活費がかかるのか?」「留学費用の総額はいくらになるのか?」などは事前に確認しておき、無理のない留学計画を立ててください。

冬は氷点下の寒さ

日本国内にも冬に氷点下を観測する場所はあります。
ただ、日本よりもカナダは寒い地域が多く、まったく異なる気候だと考えましょう。

特にカナダ東部のオンタリオ州(トロントやオタワなど)やケベック州(モントリオールやケベック・シティなど)は厳しい寒さです。

冬は最低気温が-30℃前後になるような地域もあるので、留学中にカナダで冬を迎える方はしっかりと対策してください。

もし寒さが苦手なら、太平洋に面していて比較的過ごしやすいバンクーバーなどがおすすめです。

日本人留学生が多い

カナダ国内の語学学校は日本人留学生が多いといわれています。
中でもバンクーバーを留学先として選ぶ人は多く、通っている学校に複数の日本人がいるというケースも少なくありません。

日本語の通じる相手がいるというのはメリットでもありますが、語学を習得するうえではデメリットにもなるでしょう。
せっかくカナダに留学したのに、同じ国の人同士で固まってしまっては意味がありません。

ただし、「日本人留学生が多い」といっても、クラスのほとんどは日本以外からの留学生であり、母国語禁止のルールが徹底されている学校も多いです。

また、語学学校の中には日本語を話せるスタッフが常駐しているところもあります。
生活や手続きに関することは日本語で相談できる環境だともしものケースも安心でしょう。

カナダ留学に必要な手続き

ここからはカナダ留学に必要な手続きについて説明していきます。

滞在期間や目的などによって必要なビザの種類は異なり、語学学校などへの入学手続きも必要です。

中には時間がかかるものもあるので、余裕を持って手続きを進めるようにしましょう。

カナダ留学のビザの種類

カナダに留学する場合、滞在期間や就労の有無などによって必要なビザが異なります。

滞在期間が6ヶ月以内ならeTA(電子渡航認証)のみで入国できますが、6ヶ月を超えるときはビザが必須です。

現地の学校の学生になるなら学生ビザ、ワーホリを利用してカナダに滞在するならワーキングホリデービザを取得しましょう。

6ヶ月を超える留学やワーキングホリデーなどは手続きに時間がかかりやすいため、「どの種類のビザが必要なのか?」を調べて、早めに申請の準備をしてください。

カナダ留学のビザ比較表

留学の種類 留学(6ヶ月以内)※ 留学(6ヶ月を超える) ワーキングホリデー
名称 eTA(電子渡航認証) 学生ビザ ワーキングホリデービザ
有効期限 5年間 ※1 プログラム修了から最長90日間 ※2 1年間 ※4
最大滞在期間 6ヶ月間 就学期間 1年間
就学
就労 × ◯ ※3 ◯ ※3
申請料金 CA$7 CA$150
(Study Permit)
CA$100
(Open Work Permit)
申請場所 カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)Webサイト ※5

※ 取材時の情報です。最新の情報はカナダ政府などの公式サイトで必ずご確認ください。

※ Co-opプログラムなど、6か月未満でも学生ビザが必要なケースがあります。カナダ政府公式サイトや留学エージェントなどでご確認ください。

※1 パスポートの有効期限が5年以内の場合は、パスポートの有効期限までになります。

※2 通学する学校のプログラムの修了予定日から最長90日間まで有効です。また、延長も可能です。

※3 一定の制限があります。

※4 カナダへの入国から最長1年間です。また、パスポートの有効期限が1年以内の場合は、パスポートの有効期限までになります。

※5 オンライン申請の前に別の手続きが必要なケースもあります。

ビザ申請の必要書類

ビザの申請時に必要な書類は、取得するビザの種類によって異なります。

例えば、カナダの大学に留学するために学生ビザを申請する場合、以下のような書類が必要になります。

カナダのビザ申請に必要な主な書類

  • ビザ申請書
  • 証明写真(デジタル)
  • パスポートのコピー
  • 大学の入学許可証
  • 英文の銀行残高証明書

※ 健康診断証明書などの提出を求められることもあります。カナダ政府のWebサイトや利用する留学エージェントなどで詳細を確認してください。

カナダ政府のWebサイトでは詳細や必要書類のチェックリストも確認できます。取得するビザの種類ごとに必要書類を確認するようにしましょう。

ちなみに、6ヶ月以内の短期留学などの場合、ビザではなくeTA(電子渡航認証)のみでカナダに入国できます。

eTAは「パスポート」「クレジットカード」「Eメールアドレス」があればオンラインですぐに手続き可能です。(電子渡航認証 (eTA) を申請する

ビザの申請手続き

ビザの申請手続きはカナダ移民・難民・市民権省(IRCC)Webサイトから行えます。

申請はオンラインで行え、申請フォーマットに必要事項を入力し、必要書類をアップロードで提出することになります。

また、各種ビザの申請に必要な料金の支払い方法はクレジットカードです。

申請するビザの種類などによって手続きが異なるケースもありますが、大まかには以下のような手順で申請します。

カナダのビザ申請の大まかな流れ

  1. IRCCのWebサイトでアカウントを作成する
  2. 申請フォーマットに必要事項を入力する
  3. 申請に必要な書類をアップロードする
  4. クレジットカードで申請料金などの決済を行う

※ 取材時の情報です。最新の情報はカナダ政府のWebサイトで必ずご確認ください。

6ヶ月以上の長期留学・ワーキングホリデーにはバイオメトリクス登録が必須

カナダに留学する場合、滞在期間が6ヶ月を超えるときはビザの取得に加えて、バイオメトリクス(指紋などの個人識別情報)の登録も必須です。

バイオメトリクスの有効期限は10年間なので、すでに登録しているなら手続き不要ですが、未登録の方は登録の手続きおよび登録料金の支払い(CA$85)が必要になるので、注意してください。

※ 取材時の情報です。最新の情報はカナダ政府のWebサイトで必ずご確認ください。

日本では東京都と大阪府のカナダビザ申請センターが手続き場所になっています。
カナダ移民局発行の「Biometric Instructuion Letter」が届いたら、予約のうえ、指定期間内に手続きしましょう。

コロナワクチン接種証明書は不要

カナダに入国するにあたって新型コロナウイルスのワクチン接種証明書は不要で、医療機関などの一部の場所を除いてはマスクの着用も任意となっています。

※ 取材時の情報です。最新の情報はカナダ政府のWebサイトなどで確認してください。

ただし、海外での病気やけがは、語学習得にかけられる時間が減るだけでなく、費用の負担や手続きも大変です。

医療制度が日本と異なる部分もあるので、留学中は健康管理に十分注意しましょう。

語学学校・大学などの入学手続き

カナダに留学するにあたっては語学学校や大学への入学手続きも必要です。

語学学校は1年を通して入校を受け付けているケースも多いですが、大学などは募集・入学の時期が決まっています。

また、ワーキングホリデーなどの抽選が必要な留学方法もあるので注意してください。
渡航・入学する時期から逆算して、余裕を持って手続きを進めるようにしましょう。

手続きに不備がある場合、入国できなかったり、予定の時期に入学できなかったりすることも考えられます。

留学準備の期間を十分に確保し、手続きに不安があるときは留学エージェントなどのサービスを利用して準備するのもおすすめです。

WIFI通信やスマホ・SIMの手続き

カナダのインターネット環境普及率は高く、日本から持ち込んだノートパソコンなどもそのまま利用可能です。

学校内や図書館、カフェなどではWi-Fiを利用できるところもあり、無料で利用可能な場所も多いです。

一方、携帯電話やスマートフォンは、そのままだと利用できないケースもあります。
SIMロックされている端末だと海外での利用はできず、SIMフリーもしくはSIMロック解除済みの端末でなくてはいけません。

カナダ留学においてスマホは必須です。さまざまな手続きで電話番号の記入を求められますし、現地での生活でもスマホを持っていると便利です。

利用しているキャリアと端末の対応状況を調べ、スマホはカナダへの入国後すぐに利用できるように準備しておきましょう。

日本国内のスマホの中には海外でのデータ通信に対応しているプランもありますし、カナダ国内で利用できるSIMカードを別で契約するという選択肢もあります。

また、長期滞在であればカナダの携帯電話会社を利用する方が、料金は抑えやすいです。

カナダの主な携帯電話会社

  • TELUS
  • Bell
  • Rogers
  • Fido

eSIMに対応しているサービスならカードの抜き差しをしなくても、すぐにインターネット環境を手に入れられます。

留学する期間などによってもベストな選択肢は変わってくるので、通信料や通話料なども比較しながら自分に合った方法を選んでください。

カナダ留学は保険加入がおすすめ

海外留学においては保険の加入はほぼ必須です。
留学期間中に病気になる可能性もあるので、何かしらの保険に加入しておきましょう。

また、学校によっては保険の加入が必須条件になっています。

保険に加入していない場合、病気やけがの治療で発生した医療費が全額自己負担になり、病院から高額な医療費を請求されることもあります。

ちなみに、カナダの医療保険制度は州ごとに異なります。

ビザの種類などの一定の条件を満たしていれば留学生も保険に加入可能です。
一方、ビザなし(eTAのみ)で語学学校へ通っている場合は条件を満たしません。

日本で民間保険会社の海外留学保険(海外旅行保険)を契約しても良いですし、現地の保険会社のサービスを利用するという選択肢もあります。

商品・制度によってカバーできる範囲が異なるので、滞在期間や保証範囲、保険料などを基準に比較してください。

カナダ留学におすすめの留学エージェント

カナダに留学するのに必要な手続きは多く、すべてを自分で行おうと思うとどうしても手間と時間がかかります。

そのため、「手続きのサポートを受けたい」「留学に関する相談がしたい」というときは、留学エージェントのサービスを利用すると良いでしょう。

留学エージェントを選ぶときの主なポイントは「サポートの充実度」と「料金」です。

準備期間中にビザの取得や入学手続きなどのサポートを受けられるだけでなく、現地でのトラブルや手続きについても相談できると安心ですし、利用者のニーズに応じた留学先や留学プログラムを紹介できるかも非常に重要です。

気になるサービスを見つけたらまずはパンフレットなどの資料を取り寄せたり、評判を調べてみたりしても良いでしょう。

また、留学エージェントには「無料」と「有料」のサービスがあります。
例えば、「現地でもエージェントの手助けがほしい」などサポートの充実度をより重視するなら有料サービスがおすすめです。

ただし、無料で利用できる留学エージェントも十分にサポートが充実していて、「有料のエージェントなら失敗がない」とも言い切れません。

無料相談や留学説明会を開催している無料タイプの留学エージェントも多いので、比較したうえで自分に合ったサービスを見つけてください。

一番のおすすめエージェントは「スマ留」

スマ留

スマ留はサポート料金が無料の海外留学エージェントで、プランをパッケージにすることで費用を抑えて留学できる点が最大の特徴です。

例えば、カナダに1週間留学する場合の料金は137,000円のプランもあり、その費用に授業料や滞在費、教材費などの諸々が含まれています。

※ 留学プランの料金にサポート料金が含まれます。また、上記価格は「スマ留ライトプラン」になります。

また、留学にかかる費用を抑えられるだけでなく、スマ留ならサポートも充実しています。
「厳選した語学学校の紹介」「入学手続きのサポート」「現地窓口での相談」などもあり、十分なサポートを受けられるでしょう。

スマ留にはプロの留学カウンセラーが在籍していて、毎日無料カウンセリングを実施しています。
そのため、「語学学校の選び方が分からない」「留学にかかる費用を知りたい」「はじめての留学で不安がある」といった場合も安心です。

相談はオンラインにも対応しているので、まずは無料カウンセリングを予約しましょう。

スマ留の基本情報

サポート料金 無料(有料サポートも可能)
学習サポート NeitiveCamp(オンライン英会話)/英語学習アプリ
現地サポート 現地オリエンテーション/学校とのトラブル対応
留学後のサポート 就職・転職相談
無料カウンセリング オンライン/対面 説明会、LINE相談も実施
国内オフィス 東京
特徴 語学学校の空き時間を利用して学費の最大半額を実現

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カナダ留学のエージェント一覧

スマ留のほか、カナダ留学に対応している留学エージェントはたくさんあります。

とくにカナダ留学の場合、複数の国を取り扱う留学エージェントでも対応しているところが多いので、いろいろなエージェントに相談できます。

また、カナダ専門の留学エージェントもあるので、「留学先はカナダ一択!」という方は、カナダ専門留学エージェントに相談してみても良いでしょう。

相談したからと言って、必ずしも契約する必要はないので、納得できるまでいろいろなエージェントに相談することをおすすめします。

カナダ留学対応の留学エージェント

エージェント 特徴
スマ留 午後のクラスなどを有効活用し、低価格を実現
カナダジャーナル 日本人がサポートしてくれるカナダ現地留学エージェント
WISH 留学後の進路についても留学前からサポート
GO CANADA カナダ・トロント留学に特化し、サポート範囲が広い
PURE CANADA スタッフが実際に訪れて街や学校の雰囲気を確認
メープル・エデュケーション留学センター スタッフ全員がカナダ在住の現地エージェント
FSS 提携教育機関数300以上のカナダ国内最大級のエージェント

上記のほかにも、カナダ留学を取り扱う留学エージェントは多数あります。
各留学エージェントの詳細は「カナダ留学におすすめの留学エージェント」で紹介しているので、こちらもぜひチェックしてください。

カナダ留学に必要な持ち物とあると便利なもの

カナダ留学に「必要な持ち物」と「あると便利なもの」をまとめました。
渡航時に必ず必要なものや現地で買っても良いものもあるので、事前にチェックしておきましょう。

カナダ留学に必要な持ち物とあると便利なもの

必要なもの ・パスポート
・入学許可証
・ビザ許可通知書
・航空券
・預金残高証明書(英文のもの)
・海外旅行保険契約証
・滞在先の情報が分かるもの
・現金(現地通貨および日本円)
・衣類
・下着などの着替え
・パジャマや部屋着
・通学時に使うカバン
・数日分のバス用品、洗面用品
・普段使っている化粧品や生理用品
・メガネ、コンタクトレンズ(予備もあると安心)
・常備薬
あると便利なもの ・国際運転免許証
・クレジットカード
・現地で使えるキャッシュカード
・ドライヤー
・ノートパソコン
・各種充電器
・スリッパ
・シチュエーションに応じた靴
・電子辞書
・変圧器(不要なケースも多い)
・サングラス(度なしなら現地で購入もあり)
・折り畳み傘
・エコバッグ
・筆記用具
・証明写真(各種書類の再発行時用)
・ポケットティッシュ
・ハンドタオル、ハンカチ

留学中に必要なものの一部は現地で購入することもできます。
そのため、必ず必要なもの以外で現地でも簡単に購入できそうなものは、無理に持っていく必要はありません。

例えば、寒い地域に留学する場合は防寒着も必須ですが、ホストファミリーや現地の学生に聞いて安いダウンジャケットなどを購入することも可能です。

持っていくべきものは滞在期間や留学の時期、現地で予定しているレジャーやアクティビティなどによっても変わってきます。

SNSやブログでカナダ留学経験者の「持っていけば良かったもの」などを参考にしても良いでしょう。

カナダ留学で役に立つ豆知識

最後にカナダ留学で知っておくと役に立つ豆知識をいくつか紹介していきます。

ホストファミリーに喜ばれる手土産

カナダの留学期間中にホームステイする場合、日本の手土産を持っていくようにしましょう。
ホームステイで必須というわけではありませんが、ホストファミリーに喜んでもらえますし、最初のコミュニケーションのきっかけにもなりやすいです。

事前にホストファミリーの好みなどを知るのは難しいので、人によって好みが分かれそうな手土産は避けるのが無難です。

ホームステイ先への手土産の例

  • 日本限定フレーバーのお菓子
  • 海外ではあまり見ない日本の文具
  • 和柄や漢字の入った小物やエコバッグ
  • 手ぬぐいなどの日本文化を感じられる日用品や工芸品

中にはカナダでも人気のある日本のお菓子などもあるため、そのお菓子の日本限定フレーバーなどは失敗が少ないでしょう。

また、あらかじめホストファミリーの家族構成が分かっているなら、家族全員が食べられるお菓子+それぞれへの手土産という形にするのもおすすめです。

手土産の相場は1,000円~2,000円ほどです。ホストファミリーへの手土産は気持ちなので、高額なものを購入する必要はありません。

カナダ留学で車を運転するには国際運転免許証が必要

日本で運転免許証を取得している人は、国際運転免許証を発行しておくことでカナダ国内でも自動車の運転が可能です。

国際運転免許証の有効期限は1年間なので、短期留学であればこの方法が良いでしょう。

※ 日本で取得した国際運転免許証で運転できる期間は州によって異なります。

また、長期留学ならカナダ国内で運転免許を取得するという選択肢もあります。

カナダでは州によって自動車運転免許の取得方法が異なります。
例えば、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の場合、日本の普通自動車免許に該当するのが「Class5」です。

学科試験の通過後に仮免許に相当する「Class7」を取得でき、その後、実地試験を受けてClass5になります。

加えて、日本で取得した運転免許証をカナダ国内で利用できる運転免許証に切り替えられるケースもあります。

※ 切り替え時に日本の運転免許証は失効となるので注意してください。

カナダにもレンタカーやカーシェアなどのサービスはあるので、移動手段が必要な場合や行動範囲を広げたい場合は、カナダ国内で車を運転する方法についても調べておきましょう。

ホームステイでは半地下(ベースメント)に住むことも

カナダ国内でホームステイやルームシェアをする場合、半地下に住むケースもあります。
日本だとあまり馴染みがない半地下ですが、カナダでは一軒家に地下部分(ベースメント)が存在することは多いです。

半地下なら太陽光が入りますし、プライベートな空間も確保できます。また、借りる場合は賃料を抑えやすいのもメリットになるでしょう。

一方、「湿度が高くなりやすい」「冬は気温が下がる」「1階の足音が響く」などのデメリットもあります。

海外留学での経験にはなるものの、日本とカナダでは家屋の作りにも違いがある点は知っておきましょう。

都市と自然が共存するカナダは語学留学におすすめ!自分に合った留学プランを見つけよう

バンクーバーやトロント、モントリオールなどは日本からの語学留学先として人気があります。

語学教育のレベルが高いカナダ国内には、海外からの留学生を受け入れている語学学校も多いです。

訛りの少ない英語を学びやすく、フランス語も広く使われていて、地域ごとの多様な文化にふれられるのはカナダ留学の魅力でしょう。

また、近代的な街並みと雄大な自然が共存しているのもカナダに留学するメリットです。
語学をしっかりと学べる環境が整っているだけでなく、さまざまなアウトドアアクティビティや観光も楽しめます。

もしどのような留学プランがあるのかやカナダ留学にかかる費用を知りたいなら、カナダ留学に対応している留学エージェントに相談してみましょう。

無料の留学エージェントの中にもサポートが充実していて、留学準備期間中だけでなく滞在中や帰国後のサポートをしてくれるところもあります。

自分に合った留学プランを見つけるためには、早めに情報収集・留学準備を進めることが重要です。

「まだ留学するか決まっていない……」という場合も問題ないので、まずは留学エージェントの無料カウンセリングを利用してみてください。