マレーシア留学情報

「できるだけ安く留学したい」「グローバルな環境で多様な価値観を身につけたい」「寒さの心配がない温暖な地域で英語を学びたい」という人におすすめなのがマレーシアです。

多様な民族によって構成されるマレーシアでは、英語が共通語になっています。

語学学校には英語などの言語を学ぶために、世界中から留学生が集まっていて、特に首都のクアラルンプールには語学学校が多いです。

また、日本や欧米に比べて物価が安く、温暖な気候も留学先として選ばれる理由になっています。

この記事ではマレーシア留学を検討中の方に向けて「おすすめの都市はどこか?」「どのくらいの費用がかかるのか?」「どのようなメリット・デメリットがあるか?」「ビザは必要になるか?」などについて説明していきます。

目次

マレーシアの特徴とマレーシア留学におすすめの3都市比較一覧

マレーシアの景色

東南アジアにあるマレーシアは、マレー半島南部(半島マレーシア地区)とボルネオ島北部(東マレーシア地区)からなる連立君主制国家です。

マレーシアの基本情報

マレーシア
首都 クアラルンプール
面積 約33平方キロメートル
公用語 マレー語
留学生の数 日本人留学生数:およそ924人(年間) ※1
日本からのフライト時間 約7時間~8時間(直行便の場合) ※2
航空券の値段 5万円~15万円程度(往復)
時差(サマータイム) リンギット(リンギ)
※ 1マレーシアリンギットおよそ34円(2024年10月17日時点)
物価 全体的に物価が安く、生活費は日本の1/2~1/3ほど
電圧・電源プラグ 220V・BFプラグ
ワーキングホリデー 不可

※1 一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による「日本人留学生調査2023」より

※2 日本の空港からクアラルンプール国際空港まで

マレーシア留学において特に人気のある首都のクアラルンプールは半島マレーシアにあります。
半島マレーシアには東洋の真珠と呼ばれる人気観光地のペナンもあり、おすすめの留学先です。

一方、東マレーシアでは、ボルネオ島の北部にあるコタキナバルが人気です。
治安の良さや自然の多さを重視するなら、コタキナバルなどの東マレーシアの都市を選んでも良いでしょう。

マレーシアの地図

ここでは、マレーシア留学で人気のある「クアラルンプール」「コタキナバル」「ペナン」の3都市の特徴を表にまとめました。

留学先の都市を選ぶ際の参考にしてください。

マレーシア留学の人気都市比較

都市名 クアラルンプール コタキナバル ペナン島
特徴 観光スポットも充実しているマレーシア最大の都市 ジャングルやビーチなどの自然を楽しめる観光都市 文化的・歴史的な建築物、多様な宗教施設が多いマラッカ海峡にある島
日本からのアクセス ◎ ○ △
日本人の数 比較的少ない 少ない 少ない
語学学校の数 多い やや少ない やや少ない
物価 安い 安い 安い
治安 良い 良い 良い
乾季 10月~3月頃 4月~9月頃 10月~3月頃

マレーシアは日本でも人気のある留学先ですが、欧米の国に比べて語学留学でマレーシアを訪れる日本人の数は少ないです。

さまざまな国から留学生が集まっているということもあって、基本的に語学学校における日本人留学生の割合はそこまで多くありません。

ただし、日本人に人気のある学校や語学学校の数が少ないエリア、夏休みなどの留学のハイシーズンは、日本人比率がやや多くなるケースもあります。

留学先を選ぶときは、都市の特徴だけでなく、どのような語学学校があるかも確認するようにしましょう。

クアラルンプール

クアラルンプール

クアラルンプールはマレー半島の中西部に位置するマレーシアの首都です。

正式にはクアラルンプール連邦直轄領という州に属さないマレーシアの連邦直轄領のひとつで、表記の際はKLと略されるケースが多いです。

マレーシアの首都ということもあって、クアラルンプールは非常に栄えていて、生活するうえで不便を感じるケースは少ないでしょう。

例えば、繁華街のブキッ・ビンタン地区には、東京ストリートという日本食などを扱うお店が集まっている場所もありますし、市内は鉄道やバス、タクシーで比較的安価に移動できます。

また、観光スポットとしては、KLCC地区のペトロナスツインタワーやスリア KLCC(複合ショッピングセンター)、KLセントラル駅周辺のチャイナタウン、マスジッド・ネガラ(国立モスク)なども有名です。

マレーシアという国自体がとても多文化ですが、首都のクアラルンプールだけでも十分にさまざまな民族の伝統や文化に触れられるでしょう。

羽田空港や成田空港、関西空港、新千歳空港などからクアラルンプール国際空港への直行便が出ていて、クアラルンプールまでは日本から約7時間~8時間のフライトで着きます。

加えて、クアラルンプール国際空港からはアジアのほかの国への直行便も多いです。
そのため、クアラルンプールを拠点に、アジアのほかの国を観光することもできます。

市内には私立の語学学校や大学付属の英語コースも多く、クアラルンプールはマレーシア留学でもっとも人気のある都市だといえるでしょう。

「郊外よりも都会で生活したい」「語学学校の選択肢は多い方が良い」「週末や休暇を利用して、近隣諸国も観光したい」という人にはクアラルンプールがおすすめです。

クアラルンプールの基本情報

地区・地域 マレーシア連邦直轄領
人口 およそ180万人
気候 年間を通して降水量の多い熱帯雨林気候。季節関係なく暖かく、気温の変化も小さくて安定している。
観光地 バトゥ・ケイブ(バトゥ洞窟)/ ペトロナスツインタワー/ スカイバー/ マスジッド・ネガラ(国立モスク)/ スリ・マハ・マリアマン寺院/ セント・マリー聖堂/ マスジット・ジャメ/ アクアリア/ ペトロサイエンス/ サンウェイラグーン
アクティビティ・体験など ジップライン/ バンジージャンプ/ ウォータースライダー/ ヘナ・タトゥー/ ピューター製品作り/ スパ/ 蛍鑑賞
交通機関 電車/ バス/ タクシー
私立の語学学校 ELEC Language Center(イーエルイーシー・ランゲージ・センター)/ EMS Language Center(イーエムエス・ランゲージ・センター)/ Stratford International Language Center(ストラットフォード・インターナショナル・ランゲージ・センター)/ English Language Company(イングリッシュ・ランゲージ・カンパニー)/ Bristol Academy(ブリストル・アカデミー)/ Awesome English Language Center(オーサム・イングリッシュ・ランゲージ・センター)/ California KL Language Center(カリフォルニア・ケーエル・ランゲージ・センター)/ A To Z Language Centre(エートゥージー・ランゲージ・センター)
大学付属の語学学校 Unirazak/ Asia Pacific University/ First City University College/ Olympia College/ KDU University College/ Westminster International College/ Taylor’s University
日本領事館 在マレーシア日本国大使館

コタキナバル

コタキナバル

コタキナバルはボルネオ島北部にある観光都市です。

ボルネオ島のマレーシア領地域における最大の都市で、コタキナバルが属するサバ州の州都でもあります。

首都のクアラルンプールに比べてより自然が多く、マリンリゾートとしても有名です。
また、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されているキナバル自然公園を観光するうえでの玄関口にもなっています。

そのため、コタキナバルの語学学校に通うのであれば、週末などを利用してボルネオ観光も楽しむと良いでしょう。

コタキナバルへは、羽田空港や成田空港から直行便が出ています。
ただし、クアラルンプールへの直行便に比べて運行本数が少なくなるため注意してください。

直行便の方がフライト時間は短いですが、クアラルンプール国際空港を経由して、コタキナバル国際空港へアクセスしても良いでしょう。

クアラルンプールからコタキナバルまでは、飛行機で2時間30分ほどかかります。

「マレーシアのジャングルや海を楽しみたい」「都心よりも地方都市の方が暮らしやすい」という人にはコタキナバルがおすすめです。

コタキナバルの基本情報

地区・地域 マレーシア・サバ州
人口 およそ50万人
気候 乾季にあたる1月~4月は雨量が減るが、熱帯雨林気候なので年間を通して雨が多い。平均最高気温は30℃程度。
観光地 キナバル公園/ セピロック・オランウータン保護区/ ラブック・ベイ・テングザル保護区/ ラフレシアセンター/ ポーリン温泉/ サバ州立博物館
アクティビティ・体験など ネイチャーツアー/ シュノーケリング/ バナナボート/ パラセイリング/ ラフティング/ キャピノーウォーク/ リバーサファリ/ スパ
交通機関 電車/ バス/ タクシー
私立の語学学校 Global English Centre(グローバル・イングリッシュ・センター)/ A To Z Language Centre(エートゥージー・ランゲージ・センター)/ IEC(アイイーシー)
大学付属の語学学校
日本領事館 在コタキナバル領事事務所

ペナン島

ペナン島

ペナン島はマレー半島西側のマラッカ海峡に位置する島です。
対岸にある都市バターワースとペナン島でペナン州を構成していますが、ペナン島全体でペナン島市という自治体になります。

ペナン島市の人口はおよそ80万人で、旧市街であるジョージタウンにはイギリス領時代の建築物やさまざまな民族が暮らすエスニックタウンがあります。

ジョージタウンは世界遺産にも登録されていて、イギリスや中国、インドなどの多様な文化に触れられるでしょう。

また、ジョージタウン以外にも、バトゥ・フェリンギなどのビーチリゾートがあり、日本からの観光客は少なくありません。

日本からの直行便がなかったり、市内に鉄道が走っていなかったりとやや不便な面もありますが、マレーシアの中でも人気のあるエリアのひとつです。

日本からペナン島に向かう場合は、クアラルンプールやシンガポールなどを経由することになります。

所要時間は乗り継ぎする都市によって異なるものの、クアラルンプールからは約1時間、シンガポールからは約1時間30分です。

「歴史や建築物、アートに興味がある」「少人数の語学学校で学びたい」という人にはペナン島がおすすめです。

ペナン島の基本情報

地区・地域 マレーシア・ペナン州
人口 およそ80万人
気候 クアラルンプールと同様に年間を通して温暖で、気温の変化も小さい安定した気候。高温多湿だが、雨が降ると気温は下がりやすい。
観光地 バトゥ・フェリンギ/ ペナン・プラナカン・マンション/ チョン・ファッ・ツィ・マンション/ ローマ・カトリック大聖堂/ セント・ジョージ教会/ コーンウォリス砦/ カピタン・クリン・モスク/ クー・コンシー/ リトル・インディア/ ペナン・ヒル/ コムター/ ホーカー(屋台街)
アクティビティ・体験など ウォータースライダー/ ジップコースター/ バンジージャンプ/ スカイウォーク/ カフェ巡り/ ウォールアート巡り
交通機関 バス/ タクシー
私立の語学学校 A To Z Language Centre(エートゥージー・ランゲージ・センター)/ ELEC Language Center(イーエルイーシー・ランゲージ・センター)/ British Council(ブリティッシュ・カウンシル)/ Enhance Education(エンハンス・エデュケーション)
大学付属の語学学校 INTI
日本領事館 在ペナン日本国総領事館

マレーシア留学のメリット

マレーシア留学には以下のようなメリットがあります。

マレーシア留学のメリット

  • 多民族国家だからさまざまな文化や言語に触れられる
  • 注意は必要だが比較的治安は良い
  • 物価が安いので留学費用が抑えられる
  • 都市部は発展していて、生活に不便がない
  • 東南アジア旅行がしやすい
  • 多国籍なグルメを楽しめる

多民族国家だからさまざまな文化や言語に触れられる

マレーシアは多民族国家であり、さまざまなバックボーンを持つ人々が集まってできています。

民族構成はマレー系が中心ですが、華人系やインド系も一定数おり、中東やイスラム教圏からの移民も多く、欧米や韓国、日本などの外資企業の誘致も盛んです。

マレーシアの公用語は「マレー語(マレーシア語)」です。
以前まで公用語であった英語は、現在、準公用語となっており、共通語として英語が使われています。

また、歴史的にはイギリスの植民地であった時代もあり、各地にイギリスの文化が残っています。

マレーシアは英語以外の言語やさまざまな文化に触れられる機会が多く、国際的な価値観や感覚も身につけられるでしょう。

比較的治安が良いが注意は必要

日本は世界の中でもトップレベルに治安の良い国なので、海外留学する際は、普段よりも防犯意識を高めましょう。

マレーシアの治安は比較的良く、「はじめて海外へ行く!」という人にもおすすめです。
ただし、スリや置き引きといった観光客が狙われやすい犯罪、タクシーでのぼったくりなどのトラブルは日常的に起きています。

「高級そうなものは身につけない」「人混みは避ける」「夜間のひとり歩きをしない」「観光客の少ないローカルなエリアには行かない」「大量の現金を持ち歩かない」などを意識しましょう。

また、外務省の海外安全ホームページでは、マレーシアの一部エリアに、レベル3(渡航中止勧告)およびレベル2(不要不急の渡航中止)の危険情報も確認できます。

※ 2024年12月時点

危険情報が出ているのはサバ州の東海岸で、クアラルンプールやペナンからは遠く離れていますが、最新の情報を確認のうえ、留学する都市を選ぶようにしてください。

一年を通して寒暖差が少なく過ごしやすい

マレーシアは一年を通して寒暖差が少なく、どの季節に渡航しても比較的過ごしやすい日が多いです。

高温多湿な熱帯気候なので、半袖や短パンなどの夏服で過ごせます。コートなどの冬服は不要であり、荷物の量も多くならないでしょう。

マレーシアの平均気温は27℃~28℃程度です。(国土交通省 気象庁「地点別平年値データ・グラフ(クアラルンプール)」)

地理的な要因もあって、35℃を超えるような暑さになることは少ないですが、1年は乾季と雨季に分かれ、シーズンによっては雨が多くなります。

突然天候が変わって、雨が降り出すようなケースもあるため、外出する際は折り畳み傘を携行すると安心です。

ただし、傘をさしても濡れてしまうレベルのスコールもあり、急いでいないときは無理せずに雨宿りをするのがおすすめです。

ちなみに、クアラルンプールなどは4月~9月頃、マレー半島東部やボルネオ島の方にある都市は10月~3月頃が雨季になります。

物価が安いので留学費用が抑えられる

マレーシアの物価は日本よりも安いため、「費用を抑えて、語学留学したい!」という人にもおすすめです。

円安や物価高の影響もあって、以前と比べると費用はかかるものの、それでも日本で生活するよりも経済的な負担は少ないです。

欧米に留学する場合、日本で暮らすよりも生活費がかかるのが当たり前です。

一方、マレーシアであれば生活費は日本の1/2~1/3ほどで済みます。
生活の質にこだわるなら、日本で暮らすよりも少し安いくらいになりますが、留学費用を十分に抑えられるでしょう。

留学費用を安く抑えやすい分、「滞在先を豪華にする」「留学期間を長くする」「アクティビティを楽しむ」など別の部分にお金をかけることもできます。

マレーシア留学の費用相場や発生する費用の内訳などは後述しているので、金額の目安についてはそちらを参考にしてください。

日本から近く直行便で行ける

東南アジアにあるマレーシアへは、日本からの直行便が出ています。

直行便であれば約7時間~8時間のフライトで、クアラルンプール国際空港やコタキナバル国際空港へは乗り継ぎなしでアクセスできます。

乗り継ぎでマレーシアに向かう場合は、シンガポールやタイ、ベトナム、台湾などの空港を経由することになります。

ヨーロッパなどへ行くのに比べて、直行便でも航空券代は高くありませんが、経由便を利用することで節約になるケースもあります。

また、マレーシアと日本の時差は1時間で、大きな時差ではありません。
そのため、マレーシア留学中も、日本で暮らす家族や友人と連絡を取りやすいでしょう。

都市部は発展していて、生活に不便がない

クアラルンプールなどの都市は非常に発展していて、日本で生活するのと比べても不便がありません。

マレーシアはユネスコの自然遺産である「キナバル自然公園」「グヌン・ムル国立公園」をはじめとする雄大な自然が有名ですが、栄えている都市も多く、快適に過ごせるでしょう。

例えば、クアラルンプールなどの都市部は電車の本数が多いですし、交通系ICカード「Touch’n Go(タッチアンドゴー)」を使えば毎回切符を購入する必要もありません。

ただし、生活インフラの発展度は、都市によって異なります。
都市ごとの特徴を理解したうえで、留学先を選ぶようにしましょう。

東南アジア旅行がしやすい

マレーシア国内には観光スポットがたくさんあります。

また、タイやシンガポール、ベトナム、カンボジアなどの東南アジアも旅行しやすいため、留学中や留学後にマレーシア以外の国を観光することも可能です。

格安航空会社を利用すれば、近隣の国へは片道数千円で移動できます。
留学の期間によっては、東南アジア旅行もプランに組み込むと良いでしょう。

基本的に有効な観光ビザや学生ビザがあれば問題ありませんが、パスポートや海外旅行保険の有効期限などには注意する必要があります。

留学中に東南アジア旅行の計画を立てるときは、学校や留学エージェントの現地スタッフに相談しておくと安心です。

多国籍なグルメを楽しめる

海外留学において現地の料理を楽しみにしている人も多いでしょう。

多民族国家であるマレーシアでは、料理のバリエーションが多く、比較的日本人の口に合う味付けだといわれています。

「マレー料理」「中華料理」「インド料理」「ニョニャ料理」がマレーシアの4大料理です。

ニョニャ料理とはマレーシアと中国の料理が融合したもので、見た目は中華料理ですが、味付けはマレー系というのが特徴になります。

また、エリアによっては屋台文化やカフェ文化なども栄えていて、留学期間中の食事に困ることは少ないでしょう。

ただし、観光客があまり行かないようなローカルな食堂や屋台は、日本人の衛生観念からすると利用しにくいケースもあります。

外で食事をする場合は、下調べをしたうえでお店を選ぶと失敗が少ないです。

マレーシア留学のデメリット

マレーシア留学は「費用が安い」「治安が良い」「温暖な気候」などのメリットがありますが、いくつか注意すべき点やデメリットもあります。

目的によっては別の留学先を検討した方が良いケースもあるので、メリットだけでなく、デメリットも知っておきましょう。

マレーシア留学のデメリット

  • 訛りが強い英語を話す現地の人もいる
  • 英語以外の言語も使われている
  • 日本とは文化の違いが大きい
  • 場所によっては日本人が少なくない
  • ワーキングホリデーに対応していない

訛りが強い英語を話す現地の人もいる

基本的にマレーシアの人々は、英語のネイティブではありません。

日常のコミュニケーションでは、それぞれの母語と共通言語の英語を使うという人も多く、どうしても母語の影響を受けて、英語に訛りや癖が出ます。

現地の人と英語で会話する際に、「訛りがあって聞き取りにくい」というケースもあるので注意してください。

マレーシアはイギリスの植民地であった時代もあり、イギリス英語に近いものの、独特のイントネーションや言い回しなどもあります。

語学学校の場合、訛りの少ない英語を使う講師もいますが、人によって異なります。
「できるだけ癖のない英語を身につけたい」という人は、ネイティブの講師がいたり、発音矯正があったりする語学学校を探すと良いでしょう。

ただし、マレーシアで話される英語が、英語圏の人に通じないというわけではありません。

海外で仕事をするとなれば、英語以外が母語の人と英語で会話するケースも多いので、イギリス英語やアメリカ英語にこだわらなくても良いと思います。

英語以外の言語も使われている

前述のとおり、マレーシアでは英語以外の言語も使われています。

マレー系の人たちは公用語のマレー語、中国から移ってきた華人系の人たちは広東語など、インド系の人たちはタミル語を母語としているケースが多いです。

それら以外にもマレーシアで使用されている言語はたくさんあり、日常生活の中では英語以外の言語を耳にすることも少なくありません。

ただし、学校以外でも英語を使ってコミュニケーションをとることはでき、十分なアウトプットの機会は確保できるでしょう。

また、多様な文化に触れるという意味では、英語以外の言語が使われている点はメリットでもあります。

マレーシアには英語だけでなく、別の言語も学べる語学学校があるため、興味がある方は英語以外の授業も行っている学校を探したり、複数の言語を使う現地の人と積極的にコミュニケーションをとったりすると良いでしょう。

日本とは文化の違いが大きいのでカルチャーショックを受ける人も

多民族国家のマレーシアは、日本と大きく異なる文化もあり、中にはカルチャーショックを受けてしまう人もいるでしょう。

先に説明したようにマレーシアには複数の言語を話せる人が多いですし、現地で暮らす人は、そのような環境に慣れています。

また、同じマレー系の人たちでも、民族によって文化や宗教などが異なるケースもあります。

滞在先や語学学校などの環境にもよりますが、日本と異なる文化・風習がたくさんあることは覚えておきましょう。

マレーシアで主に信仰されている宗教に関する注意点については記事の後半で紹介するので、そちらも参考にしてください。

場所によっては日本人が少なくない

マレーシアには日系企業があり、日本語を耳にする機会もそれなりにあります。

語学学校の日本人比率はクラスによって変わってきますし、さまざまな国籍の生徒がいますが、特に日本人が少ない国というわけではありません。

「夏休みなどの長期休暇を利用して留学する」「クアラルンプールに留学する」「日本人スタッフのいる学校に通う」というケースの場合、日本人の数は多くなりやすいです。

クラスに日本人が複数いても、「英語でコミュニケーションをとる!」という強い意思を持っていれば問題ありません。

しかし、学校や日常生活で言葉が伝わらずに疲れていると、日本語を使ってしまったり、日本人同士で固まったりしてしまうでしょう。

せっかくのマレーシア留学なのに英語を使う機会が減ってしまうのはもったいないです。

母語で話せる友人や学校スタッフがいるのははじめての留学だと心強いですが、学校内や日常生活ではできるだけ英語を使うようにしましょう。

日本人の少ない語学学校を希望する方は、現地の学校の詳しい情報を持っている留学エージェントに相談するのもおすすめです。

マレーシア留学対応!おすすめ留学エージェント

スマ留 School With 留学情報館
公式サイト スマ留 スクールウィズ 留学情報館
総合評価 さくら利用者数NO.1 ※1 ○留学後の就職サポートも ◎留学前後のサポートが充実
手数料 ◎手数料0円 ◎手数料0円 ◎手数料0円
留学費用 さくら他社に比べ最大半額 ※2 ◎最低価格保証 ◎留学費用の10%ポイント還元
特徴 4週間以上のマレーシア留学に対応 渡航前後の英語学習サポートが充実 Taylor’s Universityと提携
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※2 2024年及び2025年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく

ワーキングホリデーに対応していない

マレーシアはワーキングホリデーに対応していません。

また、学生ビザを取得して、正規留学している場合などはアルバイトが可能ですが、就労条件は厳しめです。

基本的にアルバイトできるのは夏休みなどの長期休暇に限られ、職種についても制限があります。

また、マレーシアの物価は日本よりも安いため、アルバイトで稼げるお金は多くありません。

物価が安いというのはメリットでもありますが、「働きながら勉強したい!」と考えている場合はやや注意が必要です。

働きながら英語を身につけたいという人に、マレーシア留学は向いていないでしょう。

マレーシア語学学校の種類と選び方

マレーシアの語学学校には「大学附属の語学学校」「私立(民間)の語学学校」があります。

語学学校の種類によって異なるメリット・デメリットがあるので、自分にあっている方を選びましょう。

ちなみに、マレーシアの語学学校はグループワーク(集団授業)が基本です。
さまざまな国籍の学生と交流できる点はメリットですが、積極性がないと英語は上達しにくいです。

自分の英語レベルにあったクラスを選択することに加えて、英語のアウトプットをできるだけ増やしたい人はクラスの日本人比率や人数も確認しておきましょう。

大学付属の語学学校

マレーシアの一部の大学には、留学生を対象とした英語コースがあります。
このような大学附属の語学学校は、大学や大学院への進学を目指している人向けです。

マレーシアの教育機関で専門分野を学ぶのに必要な英語力を養うのが大学附属の語学学校の目的ですが、学校によって入学の条件が異なるので注意してください。

大学附属の語学学校を探すときは、入学の条件に加えて、プログラムの内容や期間、開始時期をよく確認しましょう。

私立の語学学校

私立の語学学校は、民間の企業などが運営を行う語学学校のことです。

その中には世界各国で語学学校を運営する海外資本のところもあれば、マレーシア資本の語学学校もあります。

いずれも大学附属の語学学校よりもプログラムの種類が豊富で、「英語をまったく話せない」という初心者から、「基本的な文法は理解しているので、どんどん英語を使っていきたい」という中~上級者まで通うことができます。

ただし、クラス分けの方法は、学校によってさまざまです。
入学時にレベルの確認テストは行うものの、クラスはひとつだけという学校もあります。

自身のレベルに合わないクラスでは、英語力が伸びにくいです。
留学エージェントを利用する場合は、クラス分けがきちんと機能していることを確認しておきましょう。

私立の語学学校は、開講が隔週や月一などで、大学附属の語学学校よりも入学できるタイミングが多いです。

また、1週間からの短期留学にも対応していて、授業時間数などのカリキュラムも比較的自由です。

マレーシアの大学や大学院への進学を考えていない場合は、私立の語学学校から留学先を選びましょう。

マレーシア留学の滞在先

欧米に語学留学する場合、ホームステイや学生向けシェアハウスなどが一般的な滞在方法になります。
その一方で、マレーシア留学においては、ホテルを利用するケースも多いです。

それぞれの方法にメリット・デメリットがあり、留学期間や予算などによってもベストな滞在方法は変わってくるでしょう。

以下ではマレーシア留学で利用することの多い滞在方法の特徴について説明していきます。

ホテル

十分な予算がある人におすすめなのが、ホテルへの滞在です。
学生寮を利用するよりも自由ですし、清掃のサービスなどもあって快適に暮らせます。

その分、ほかの滞在方法と比べて予算は高めになるため、主に短期留学向けの滞在先になるでしょう。

観光客の多い場所や季節の場合、希望するホテルの予約が取れないことも考えられます。
また、設備や立地、費用などもホテルによって異なります。

ホテルに滞在する場合は、予約サイトなどを利用して、早めに部屋をとるようにしましょう。

ユースホステル

ユースホステルとは、手頃な料金で利用できるバスやトイレなどが共同の宿泊施設です。
複数人が共同利用するため、一泊あたりの料金は安く、滞在費用を抑えたい人におすすめです。

その一方で、基本的に寝室も複数人で利用することになり、プライベートな空間は確保できません。

中にはセキュリティがあまり高くないところもあるので、宿泊先の施設をよく確認するようにしてください。

学生用バジェットホテル

「費用を抑えたいけど、プライバシーも大切」という人には、学生用のバジェットホテルがおすすめです。

バジェットホテルとは、低価格帯のホテルのことです。
ホステルと違って、基本個室になるため、プライベートな空間はしっかりと確保されます。

また、語学学校によっては、提携するホテルに滞在できるケースもあります。
通常の観光客向けホテルに滞在するよりも費用は安いので、語学学校や留学エージェントの担当者に確認してみると良いでしょう。

サービス・アパートメント

サービス・アパートメントとは、ホテルのように家具・家電一式がそろっていて、フロントサービスのあるマンションのことです。

実際の設備内容やフロントの有無などは宿泊先によって異なるものの、快適さはホテルと変わらず、プライベートな空間もしっかりと確保できます。

また、キッチンのあるところなら自炊もできます。

ユースホステルやバジェットホテルに滞在するよりも費用がかかる点はデメリットですが、快適さやプライバシーを重視するならサービス・アパートメントもおすすめです。

学生寮(コンドミニアムでシェアハウス)

語学学校によってはコンドミニアムやシェアハウス形式の学生寮を持っているところもあります。

すべての語学学校に寮があるわけではないため、寮への滞在を希望する場合は、学生寮を持っている学校を選ぶようにしましょう。
学生寮なので共有スペースもありますが、一人部屋であれば比較的プライバシーは確保されます。

一方、相部屋の方が滞在費用は安くなります。
寮によって部屋のタイプは異なるので、学校や留学エージェントの担当者経由で空き状況の確認・手配を行ってもらってください。

また、学校以外の民間企業が学生向けに寮を経営しているケースもあります。

いずれも通常のホテルに滞在するより費用が安いですし、「学生の友人を作りやすい」「日常生活のサポートを受けやすい」「学校に近い場合が多い」などもメリットです。

マレーシア留学費用の相場は?1週間~1ヶ月の費用を比較

マレーシア留学にかかる費用は、期間や学校、都市、滞在方法などによって変わってきます。

そのため、あくまでも目安になりますが、1ヶ月以内の短期留学の場合、20万円~40万円程度の予算があれば十分です。

私立の語学学校に通うという想定で、期間別の留学費用相場をまとめました。

マレーシア留学の費用相場

期間 費用相場
1週間 16万円~26万円
2週間 19万円~29万円
1ヶ月 26万円~36万円
2ヶ月 50万円~65万円
3ヶ月 70万円~85万円
半年 110万円~140万円
1年 220万円~270万円

※ 金額はおおよその目安です。

※ ビザの申請で発生する費用は含んでいません。

マレーシアは物価も、学費も安いため、欧米の主要都市に留学するよりも経済的な負担は小さいです。
留学中は多少贅沢をしても、上記の金額程度に抑えられるでしょう。

1ヶ月のマレーシア留学で発生する費用の内訳は以下のようになっています。

マレーシア留学費用の内訳(1ヶ月分)

内訳 金額
学費+滞在費 10万円~20万円
航空券代(往復) 5万円~10万円
食費 3万円~
通信費 1万円~
娯楽費・お小遣い 3万円~
雑費 2万円~
海外留学保険料 3万円~
留学エージェントのサポート料 0円~数万円
総額 およそ30万円~

※金額はおおよその目安です。

マレーシアに留学する場合、語学学校への申し込みや滞在先の手配を留学エージェント経由で行うケースも多いです。

留学エージェントが扱うプランは、学費や滞在費などの料金が含まれるパッケージプランになっていることもあります。

プランに含まれる内容はエージェントによって異なるため、比較・検討する際は事前に確認するようにしましょう。

マレーシア留学中のお金の管理

マレーシアに限らず、海外留学では多額の現金を持ち歩かないようにしましょう。

現金は必要最低限にして、できるだけクレジットカードやデビットカードを利用し、現金が足りないときに必要な分だけ引き出す方が安全です。

マレーシア留学中のお金の管理について説明していきます。

マレーシア留学で銀行口座は開設できる?

語学留学でマレーシアに滞在する場合、基本的に銀行口座を開設することはできません。

マレーシアに正規留学していて、学生ビザを取得している人は、一定条件下でアルバイトできます。

そのため、学生ビザを持っているなら、パスポートや学校発行の書類などを持参すれば、現地の銀行口座を開設可能です。

マレーシア留学で学生ビザを申請するのは、留学期間が90日を超えるケースです。

そのため、3ヶ月以内の語学留学だと学生ビザは取得できず、観光ビザで滞在している場合、銀行口座を開設することもできません。

マレーシア留学ではクレジットカードやデビットカードなどが便利

マレーシアの屋台などはカード決済ができないものの、ショッピングモール内のお店、コンビニ、大手ファストフードやカフェのチェーン店などではクレジットカード決済が可能です。

加盟店が多いのはVISAやMasterCardなので、そのどちらかのカードを最低1枚は作っておきましょう。
クレジットカードを作れない人は、デビットカードでも問題ありません。

ただし、屋台だけでなく、街中の大衆食堂などにもカード決済できないお店はあります。

ローカルなお店や郊外では現金のみのところが増えるため、心配な方はクレジットカードが使えるかを事前に確認するようにしてください。

マレーシア留学中に送金する方法は?

海外送金対応のネットバンキングであれば、マレーシア滞在中でもスマホから指定口座に送金することができます。
ただし、日本国内の金融機関に送金するケースに比べて、手数料が高い点には注意してください。

正規留学で現地の銀行口座を開設していて、送金の機会が多い場合は、「Wise(ワイズ)」などの海外送金サービスを利用すると良いでしょう。

Wiseは世界中の通貨でお得に送金や支払いなどができるサービスです。
マレーシアの現地通貨の資金保有・両替、海外送金にも対応しているので、事前にアカウントを作成して、本人確認を済ませておくと便利です。

また、Wiseはデビットカードの発行も行っています。
Wiseデビットカードは決済だけでなく、海外のATMでWiseアカウントの残高から現金を引き出すこともできます。

マレーシア留学以外でも便利なサービスなので、海外留学や海外旅行の機会が多い方は、作っておいても良いかもしれません。

マレーシア留学に必要なビザの申請方法

マレーシアは、90日以内であれば観光ビザ(無査証)で語学学校に通えます。

観光ビザは事前の申請などが不要で、一定の残存期間があるパスポートとマレーシア出国用の航空券があれば問題ありません。

その一方で、留学の期間によっては、学生ビザなどが必要になります。
日本のマレーシア大使館で申請する必要があり、手続きには一定期間かかるので注意してください。

マレーシア留学に必要になるビザの種類

ビザの種類 概要
観光ビザ
(無査証)
留学期間が90日以内の場合、ビザなし(無査証)で入国可能です。ただし、入国時にパスポートの有効期限が6ヶ月以上残っていること、マレーシアを出るための航空券を持っていることなどの条件があります。
学生ビザ 留学期間が90日を超える場合、学生ビザの申請が必要です。学生ビザは最大1年間有効ですが、延長することもできます。そのため、正規留学する方は、1年ごとに更新することになるでしょう。学生ビザの取得には学校発行の書類が必要で、年齢制限もあります。渡航前後で手続きがあるため、詳しくは留学エージェントや学校のスタッフに確認するようにしてください。

留学エージェントの中には、学生ビザの取得をサポートしてくれるところもあります。

親子留学などの場合は、別のビザの申請が必要になるケースもあるので、手続きが不安な方はビザ申請のサポートを行ってくれるエージェントを選ぶと良いでしょう。

学生ビザを取得する場合、大まかには以下のような流れになります。

マレーシア留学のビザ申請方法(学生ビザの場合)

  1. 入学の手続きを行う
  2. 必要書類を学校に送る
  3. 費用の支払い後、学校が政府に対してビザの申請をする
  4. 学校から学生ビザ承認レターが届く
  5. 必要書類を持参のうえ、駐日マレーシア大使館でビザ申請の手続きをする ※1
  6. 後日、ビザを受け取る
  7. マレーシア入国後、学校に必要書類を提出する
  8. 学生ビザの発行を受ける

※1 入国用のシングルエントリービザを申請し、入国後に正式な学生ビザの発行を受けます。

ビザ申請の手続きなどは変更されるケースもあります。

留学エージェントのスタッフなどに確認するとともに、マレーシア入国管理局の公式ホームページなども確認するようにしてください。

マレーシア留学におすすめのエージェント

マレーシア留学の準備をする際は、エージェントを利用するのがおすすめです。

「どの学校が良いのか?」「滞在先はどうやって手配すれば良いのか?」「ビザの申請はいつまでに行えば良いのか?」など留学準備で迷うことはたくさんあります。

留学エージェントを利用すれば、学校や滞在先の手配だけでなく、ビザの取得などのサポートも受けられるケースもあり、自分ひとりで行うよりもスムーズに手続きできるでしょう。

留学エージェントの中には学校側から費用を貰っていて、留学生が無料で利用可能なところも多いです。

有料タイプのエージェントの方がサポートは手厚いです。

ただし、無料タイプのエージェントでも十分ですし、有料サポートを追加できるケースもあるので、まずは無料のところを検討してみてください。

無料の留学エージェントを探しているならスマ留がおすすめ

無料の留学エージェントを探している人におすすめなのが「スマ留」です。

スマ留

スマ留の料金プランは非常にシンプルで、留学先と留学期間を選択するだけで、留学費用が分かります。

スマ留が扱うパッケージプランには「授業料」「入学金」「教材費」「滞在費」「安全サポート」「諸経費」「学習サポート(※1)」が含まれていて、学校によって費用が変わることはありません。

※1 英語学習サポートは、スマ留スタンダードプランにのみ含まれます。スマ留ライトプランには含まれません。

また、利用者の経済的な負担を抑えるために、生徒数が少なく、稼働率の低い午後や夕方開始のクラスをプランに組み込んでいます。

午前開始のクラスに比べて費用を安くでき、スマ留の場合、従来の最大半額(※2)を実現しています。

※2 2024年及び2025年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく

スマ留は基本無料の留学エージェントですが、サポートは充実しています。
渡航までに必要な準備は、LINEで送られてくる案内に従って進めていけば良いので、スムーズに手続きできるでしょう。

スマ留の基本情報

サポート料金 無料(有料サポートも可能)
学習サポート NativeCamp(オンライン英会話)/英語学習アプリ
現地サポート 現地オリエンテーション/学校とのトラブル対応
留学後のサポート 就職・転職相談
無料カウンセリング オンライン/対面 説明会、LINE相談も実施
国内オフィス 東京
特徴 語学学校の空き時間を利用して学費の最大半額※を実現

※ 2024年及び2025年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく

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マレーシア留学におすすめの留学エージェント一覧

マレーシア留学を扱っているエージェントの特徴を表にまとめました。
基本的に相談は無料なので、気になるところを見つけたらカウンセリングを受けてみましょう。

エージェント名 特徴
スマ留 無料なのに充実サポートではじめての留学も安心。世界各国への留学に対応できる有名エージェント。
School With マレーシアの多くの語学学校を紹介可能。4週以上の留学申込みで「プレ留学」が無料で利用できる。
マレーシア留学サポートセンター マレーシア留学専門なので、現地の学校に関する詳しい情報を持っている。
マレーシア留学ネット 正規留学・長期留学に強いマレーシア専門のエージェント。
マレーシア留学センター 留学後のキャリアサポートにも対応。3週間を超える語学留学の場合、留学手配のサポート料・手数料は無料。
海外留学推進協会 定期的に国別の説明会を開催。手続き無料でサポート可能な大学や語学学校もある。
マレーシア留学チャンネル※1 日本とマレーシアの両拠点型エージェント。親子留学などもサポート可能。

※1 現在、語学留学のサポートを停止しています。最新の情報はマレーシア留学チャンネルの公式ホームページで確認してください。

マレーシア留学におすすめの留学エージェントの記事で、より詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてください。

マレーシア留学に必要な持ち物は?マレーシア留学の事前準備

マレーシア留学を有意義なものにするためには、事前の準備が必要不可欠です。
予期せぬ事態に柔軟に対応することも必要ですが、事前に行える準備はしっかりとしておきましょう。

マレーシア留学の持ち物やスマホの使い方、保険などについて説明していきます。

マレーシア留学に必要なものリスト

マレーシア留学で必要なもの、あると便利なものをリストにまとめました。

マレーシア留学に必要な持ち物リスト

持ち物 概要
パスポート パスポートを新たに発行する場合は問題ありませんが、そうでない方は有効期限も確認しておきましょう。マレーシアに入国する際に残存期間が6ヶ月以上なければいけません。
また、紛失に備えて、パスポートはコピーをとっておくと良いです。紛失時は、日本大使館または総領事館での届出やマレーシア移民局での手続きなども必要です。
ビザ 90日を超えてマレーシアに滞在する場合は、事前にビザ申請の手続きが必要になります。正規留学などで長期滞在する方は、早めに手続きしてください。
往復の航空券 原則として、往復の航空券が必要になります。留学期間などによっては片道でも大丈夫なケースもありますが、ビザなしで語学学校に通うようなケースでは、往復もしくはマレーシアから他国に出国するための航空券も必要です。
海外保険証券 保険を契約していれば、基本的に保険証券はなくても問題ありません。ただし、保険証券やそのコピーを持っていた方が、スムーズに補償を受けられます。
お金(現金) 日本の自宅と空港を往復するのに必要な費用、マレーシア国内での生活に必要な費用として、最低限の現金を持っておきましょう。それぞれ3万円前後あれば十分なケースが多いです。
現地通貨については出国前に必要最低限を用意して、不足しそうな分は現地で両替すれば良いでしょう。
ちなみに、マレーシアにチップの習慣はありません。しかし、ホテルやタクシーなどではチップを渡すケースもあります。
クレジットカード・デビットカード 欧米などの主要都市に比べるとカード決済の普及率は高くないものの、クレジットカード・デビットカードを使える場所は多いです。持ち歩く現金を減らせるので、VISAもしくはMasterCardブランドのクレジットカードやデビットカードを用意してください。もしもに備えて、2~3枚あると安心です。
国際キャッシュカード 国際キャッシュカードを発行しておけば、ATMで日本の円預金口座から現地通貨を引き出せます。ただし、国際キャッシュカードを発行していない金融機関もあるため注意してください。その場合は、海外でも利用できるタイプのデビットカードを発行しても良いでしょう。デビットカードは預金残高内でのショッピングだけでなく、現地通貨の引き出しにも利用可能です。
スマートフォン マレーシア留学においてもスマホは必須です。留学期間や使い方にあわせて、スマホをネットに繋げるようにしておきましょう。海外での利用に対応しているキャリアであれば、データローミングが簡単ですが、料金は国内で使うよりも高額です。フリーWi-Fiを活用したり、現地の通信会社でSIMを購入したりしても良いでしょう。
ノートパソコン・タブレット 授業で使うケースもあるため、ノートパソコンやタブレットもあると便利です。授業内容にもよるので、学校に問い合わせておくと安心です。
また、タブレットは動画を視聴したり、電子書籍を読んだりするのにも使えます。授業のある平日だけでなく、休日などにも活躍する機会は多いでしょう。
変圧器 マレーシアの電圧・プラグは日本と異なります。日本のドライヤーなどの家電はそのままだと使えないケースもあるので注意してください。必要に応じて変圧器と変換アダプターも用意しておくと良いです。
筆記用具・文房具 現地で購入することもできますが、筆記用具は使い慣れているものの方が良いです。マレーシアで購入する場合、日本の筆記用具に比べて、あまり質が高くないものもあるため注意してください。
衣類 マレーシアは熱帯性気候に属するため、一年を通して30℃前後の最高気温が続きます。エリアによって多少の違いはあるものの、季節や昼夜の気温差は小さく、冬用のコートなどはいりません。
基本的に半袖などの日本の夏服で大丈夫ですが、屋内は冷房が強いケースもあるので、羽織れるものもあると便利でしょう。
アンダーウェアは1週間分もあれば十分です。ただし、洗濯の頻度は滞在先によって異なります。現地で購入することもできるため、不足分はショッピングモールなどで調達しましょう。
靴はスニーカーとサンダルがあると良いです。マレーシア滞在中に観光で歩くことも多いですし、ビーチに行く機会もあるかもしれません。マレーシアは雨の降る日が多く、スコールもあるため、水に強いものの方が安心です。
水着 マレーシアでは海だけでなく、滞在先などのプールで泳ぐ機会もあるかもしれません。泳ぐ予定がある場合は、日本から水着を持っていきましょう。
タオル 滞在先にないケースもあるため、バスタオルやフェイスタオルを各2~3枚用意しておきましょう。現地で購入できるため、必要最低限で大丈夫です。
洗濯用品 「乾燥機を使えるか?」「部屋干しになるか?」などは滞在先によって変わってきます。すでに学生寮などの手配が完了している場合は、洗濯についても確認しておくと良いでしょう。
部屋干しをする場合は、洗濯ネットや小型の洗濯物干し、ハンガー、ピンチなどがあると便利です。ただし、マレーシアにはダイソーなどの100円ショップもありますし、洗濯用洗剤なども現地で調達可能です。マレーシア到着後、すぐに洗濯するなら必要最低限のものを用意しておきましょう。
紫外線対策グッズ 紫外線対策グッズとして帽子やサングラス、日焼け止めなども持っていきましょう。日焼け止めなどは日本製ものもマレーシアで購入可能ですが、かさばらないので持っていくのが確実です。
化粧品・アメニティ 必要に応じてヘアケア用品、スキンケア用品、オーラルケア用品、シェーバー、爪切り、ウェットティッシュ、歯ブラシ、生理用品などを準備しましょう。
基本的にいずれもマレーシアで購入できるため、最初の1週間分だけを用意して、あとは現地で調達しても良いです。すぐに必要になるもの、こだわりがあるものは、日本から持っていきましょう。
サプリメント・常備薬 慣れない海外生活で体調を崩してしまうケースは多いです。また、外食ばかりになると栄養も偏りやすいため、ビタミンなどのサプリメントもあると良いです。
常備薬は風邪薬や胃腸薬、解熱剤などをパッケージのまま持っていくようにしましょう。医薬品は現地のドラッグストアでも購入できますが、日本にはない商品が多く、いつも使っている薬を持っていく方が安心です。
メガネ・コンタクトレンズ 視力が悪い方は、メガネやコンタクトレンズを忘れないようにしてください。コンタクトの保存液・洗浄液は現地でも購入可能です。しかし、コンタクトレンズ自体を海外で購入するのはやや手間がかかるため、滞在日数分を用意しましょう。
ちなみに、マレーシアでメガネを作ることはできます。言葉が分からないとやや面倒ですが、日本と同じような流れで購入できます。
雨具 マレーシアは雨の降る日が多いです。乾季であっても雨が降ることはあるので、折り畳み傘を1本持っていきましょう。
バッグ 通学用のバッグは、教科書などの教材が入るように大きめのものがおすすめです。また、貴重品などの管理がしやすいショルダーバックや買い物に行くときに便利なエコバッグなどもあると良いです。
虫除け 一年を通して雨が多いマレーシアは、蚊も多いです。また、観光でジャングルへ行くこともあるでしょう。
虫除けアイテムは現地で購入することもできますが、いつも使っているものの方が安心です。

マレーシア留学中の携帯電話・スマホ・Wi-Fiについて

マレーシア留学においてもスマホは必須です。

現地スタッフや日本にいる家族への連絡、翻訳アプリや地図アプリの確認、学校でできた友人とのコミュニケーションなどに使うため、マレーシアでもスマホを利用できるように準備しておきましょう。

マレーシア留学で携帯電話・スマホを利用する方法には、以下のようなものがあります。

マレーシア留学で携帯電話・スマホを利用する方法

  • フリーWi-Fiを利用
  • データローミングを利用
  • ポケットWi-Fiをレンタル
  • 現地でSIM/ eSIMを購入

フリーWi-Fiを利用

ホテルやカフェ、学校などのフリーWi-Fiを利用して、スマホをネットに繋ぐ方法です。

利用できる場所は限られるものの、費用がかからないため、1週間~2週間程度の短期留学に向いています。

ただし、「セキュリティ面に不安があること」や「通信速度があまり早くないこと」などのデメリットがあります。

データローミングを利用

契約している携帯電話会社によっては、データローミングのサービスを利用することで、海外でもそのままネット通信を行うことができます。

対応している国・地域はキャリアや機種によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

データローミングのデメリットは、利用料金が高額になりやすいことです。

データローミングのオン・オフを切り替えるだけですぐに海外でも利用できるようになりますが、日本国内での利用に比べて割高です。

そのため、中~長期の留学には向きません。料金プランについてもあわせて確認しておくようにしてください。

ポケットWi-Fiをレンタル

マレーシアでも利用可能なポケットWi-Fiをレンタルして、スマホをネットに繋ぐ方法です。

ポケットWi-Fiならパソコンやタブレットなどもネットに繋げますし、基本的にフリーWi-Fiよりもセキュリティが高く、通信速度も早いです。

デメリットとしては「充電が必要なこと」「荷物が増えること」「現地でSIMを購入するよりも費用がかさむこと」などが挙げられます。

容量や料金はサービスによって異なるので、留学期間やネットの使い方にあわせて選ぶようにしましょう。

たとえばグローバルWi-Fiならマレーシア対応のポケットWi-Fiがレンタル可能。24時間365日LINEやスカイプ等でお問合せ可能なので安心です。

料金がすぐにわかる「かんたん料金シミュレーター」で、かかる料金の目安をチェックしましょう!(グローバルWi-Fiの詳細はこちら

現地でSIM/ eSIMを購入

利用しているスマホがSIMフリーの場合、現地の通信会社でSIM・eSIMを購入して、スマホをネットに繋ぐこともできます。

マレーシアではプリペイドタイプのSIMも売っています。短期留学であればプリペイドタイプのSIMが便利でしょう。

月額タイプのSIMもありますが、こちらは基本的に中~長期留学者向けになります。

マレーシア留学に海外保険加入は必要?

海外でトラブルに遭ったり、ケガ・病気になったりした場合に備えて、留学の前に海外旅行・留学保険へ加入しておきましょう。

日本であれば保険がきくケガや病気の場合も、マレーシア留学中なら全額自己負担で治療を受けなくてはいけません。

また、学校などによっては海外保険への加入が必須になっているケースもあります。
短期留学の方も、中~長期留学の方も、滞在期間をカバーする海外保険に入っておくことをおすすめします。

海外旅行・留学保険を選ぶときは、補償内容と補償金額をチェックしてください。

例えば、ケガや病気で発生した医療費だけでなく、「盗難の被害に遭った」「他人の持ち物を破損させてしまった」「他人にケガをさせてしまった」というケースも補償に含まれていると安心です。

クレジットカードに海外旅行保険が付帯しているケースもありますが、補償範囲が狭く、金額も大きくありません。

保険の申し込みは保険会社や代理店となっている留学エージェントなどで行えます。
留学中のリスクに備えて、十分な内容の海外保険に加入するようにしてください。

マレーシア留学の航空券が安い時期

マレーシアに限らず、航空券には安い時期と高い時期があります。
例えば、旅行者の多い年末年始や夏休み期間中、ゴールデンウィークは航空券の価格が高い時期です。

マレーシアの場合、エリアによって観光のベストシーズンが変わってきます。
東海岸やボルネオ島は4月~9月頃が乾季なのに対して、西海岸は10月~3月頃が乾季になります。

雨の少ない乾季や大型連休と重なる時期を避けて渡航すると航空券代を抑えられるでしょう。

マレーシア留学で発生する航空券代を安く抑えたい場合、正月明けの1月上旬~4月、夏の観光シーズンが落ち着く9月下旬~11月頃がおすすめです。

ちなみに、マレーシアで信仰している人の多いイスラム教は、4月前後にラマダン月(断食月)とラマダン明けのお祭り(ハリラヤ)があります。

ハリラヤは日本におけるお盆に近いもので、その期間中は語学学校も休みになるケースが多いです。

基本的に授業がなくても学費は変わらないため、留学期間がラマダンやハリラヤと重なる場合は注意してください。

マレーシア留学に関する豆知識

マレーシアに限った話ではありませんが、海外留学においては日本と異なる文化や価値観に触れるケースも多いです。

日本での常識が通じなかったり、失礼な態度になってしまったりすることもあるため、マレーシアという国についても最低限理解しておきましょう。

マレーシア留学で知っておくべき豆知識をいくつか紹介していきます。

宗教的にタブーとされる事柄に気をつけよう

マレーシアではイスラム教が国教になっていて、マレー系の国民を中心に広く信仰されています。

また、イスラム教以外に、仏教やキリスト教、ヒンドゥー教を信仰する人も多いです。

それぞれの宗教においてタブーとされているような事柄もあるため、留学でマレーシアに滞在する際は、宗教への配慮も必要になります。

例えば、信仰上、ムスリム(イスラム教徒)は豚肉を食べたり、お酒を飲んだりすることはありませんし、ヒンドゥー教徒にとって牛は神聖な生き物なので牛肉を食べません。

ムスリムの人たちが食べても良いものは「ハラルフード」と呼ばれます。

ノンハラルのお店であれば留学生が豚肉などを食べることは可能ですが、宗教によっては、食べてはいけないものがあることを覚えておきましょう。

現地の人と食事をする機会がある場合、相手に不快感を与えないように配慮することは重要です。

そのほかにも「寺院などの宗教施設では肌の露出の多い服装は避ける」「物を渡したり、握手したりするときに左手を使わない」「頭は神聖な部分とされているため、子どもの頭を撫でてはいけない」などのタブーがあります。

シチュエーションによっても異なりますが、代表的な宗教・文化的タブーは事前に把握しておいてください。

トイレットペーパーを置いていないトイレがある

マレーシアと日本のトイレ事情はやや異なります。

マレーシアのトイレにはトイレットペーパーを設置していないところも多く、その代わりにシャワーホースがあります。

ウォシュレットのようにシャワーホースで洗浄するため、トイレの個室ごとに紙を置いていません。

個室ごとに紙はありませんが、トイレの入口にトイレットペーパーが設置されていることが多いので、個室に入る前に必要な分だけ持っていくようにしましょう。

また、マレーシアのトイレは有料のところもあります。
費用は少額ですが、トイレを利用する際に日本円で100円程度のお金が必要になります。

加えて、マレーシアのトイレの中には、あまり清潔でないところもあるので注意してください。
空港やショッピングモール、やや高級なレストランやホテルなどのトイレは比較的きれいですが、ローカルなお店や屋台のトイレは汚いケースも多いです。

有料トイレであればきれいというわけではなく、マレーシアのトイレ事情にカルチャーショックを受ける日本人も一定数いるようです。

マレーシアなら留学費用を抑えてしっかり英語を学べる

東南アジアに位置するマレーシアは英語が共通語になっており、クアラルンプールなどの都市には語学学校も多いです。
マレーシアの物価は欧米の主要都市よりも安く、費用を抑えて留学できるでしょう。

マレーシアでの日常生活にかかる費用は日本の1/2~1/3ほどです。
以前に比べると物価は高くなっているものの、節約をあまり意識しなくても、日本で暮らすよりも少し安いくらいのお金で生活できます。

また、多様な民族が暮らすマレーシアでは英語が共通語になっていて、語学学校のレベルも高いです。
語学学校には私立だけでなく、大学付属のところもあるので、自分のレベルや学びたい内容に合致する学校を選ぶようにしましょう。

留学先としてのマレーシアは「治安が良いこと」や「過ごしやすい気候であること」などのメリットもありますが、現地の人が話す英語はやや訛りが強く、日本人には馴染みのない文化や慣習も少なくありません。

留学先を決める際は、メリットだけでなく、デメリットも把握するようにしてください。

マレーシアは英語を学ぶための留学先として人気があります。
ただし、アメリカやイギリス、カナダなどの欧米の国に比べるとやや留学情報は少なくなります。

語学学校や都市に関する情報を自分ひとりで収集するのは大変なので、マレーシア留学を扱っているエージェントに相談するのがおすすめです。

留学エージェントであれば語学学校に関する詳しい情報を持っていますし、滞在先の手配やビザ申請のサポートなどもしてもらえます。

留学先や留学の時期が未定でも問題ないため、まずは無料カウンセリングで相談しましょう。