Language School WikiWiki(ラングエッジスクールウィキウィキ)

大阪市大正区にある英会話スクール「Language School WikiWiki(ラングエッジスクールウィキウィキ)」さんにインタビューさせていただきました。

1984年に開校された Language School WikiWiki(以下、WikiWiki)さんは、約15年ほど前に現在の代表エイモス・マユさんに代替わりし、今年で38年目を迎えました。

未就学の子どもから、小学生・中学生はもちろん、60代・70代の方など幅広い年齢の方が通う WikiWiki さん。

注目したいのは、英会話だけでなく文法もきちんと学び、学校英語に繋げる「フォローアップクラス」という特別クラスがある点。どのような内容なのでしょう。

子育てをしながらマユさん自身も、日本人バイリンガル講師としてレッスンに入り、先代からのこだわりを令和の時代に合わせてアレンジしているとのこと。

どのようなレッスンが受けられるのか、早速聞いていきたいと思います。

ネイティブ講師から学べる英会話スクールを大阪に!約40年前にWikiWikiを開校

── 最初に、 Language School WikiWiki がスタートした時のお話を教えていただけますか?

当スクールは今から38年前、1984年に私の母が地元の大阪府高石市で始めた英会話スクールです。

母は結婚するまでずっとハワイに住んでいて、ハワイを拠点にアメリカの航空会社に勤めていました。

その後日本に帰国し、結婚・出産を経て、子育てをしながら自宅の一室で英会話スクールを始めたそうです。

その当時の日本では、まだ「外国人の先生やバイリンガルの先生から英会話を習う」というスタイルはメジャーではなかったようですね。

ですので、私や兄弟もふくめ、周りの子どもたちに「自宅で英会話・英語に触れる環境を作ろう」と思ってスタートしたと聞いています。

── 現在、WikiWiki の教室は大阪市大正区にありますよね。

元々大阪高石市の方でスタートしたのですが、当時たくさんの方から「私も習いたい」というお声をいただき、教室を増やした2校目がこの大正教室なんです。

母は「生徒さんのお声に応えて、少しずつ教室を大きくしていきたい」という思いがあったようですね。

でも母が亡くなり、私が教室を引き継ぎまして、今私も子どもがいますので、できれば手の届く範囲で生徒さんたちを見てあげたいという思いではあったんです。

教室の原点である高石教室を閉めるか迷っていたところ、ずっと一緒に教室を盛り上げてくれていたアメリカ人の先生から「高石教室を閉めてしまうくらいなら私が引き継ぐよ」と言ってもらえたのでお譲りすることにしました。

ですので、高石教室は今その先生が独自で運営されている形です。Language School WikiWiki としては、この大正教室となります。

Language School WikiWiki の外観

WikiWiki の英会話グループレッスンは4人まで!レベル別クラスで効果的に学習

── WikiWiki にはどのようなレッスンがあるか教えてください。

WikiWiki のレッスンクラスは大きく4つあります。

まずは小学校入学までの子どもさんを対象にしたキッズクラス。

こちらは1回45分のグループレッスンを、週1回もしくは2回通っていただくコースです。

幼少期から英語の音を聞いて発声したり、フォニックスを取り入れて、読み書きができる「準備」をしていきます。

週1回なら月額7,480円(税込)、週2回なら14,300円(税込)です。

続いて、小学生クラスでは週1回50〜60分のレッスンとなり、料金は先程と同じです。

小学生では、より「英語に触れる」ことを重視して、自然と英語を「聞けて話せる」ところから、徐々に「読んで書ける」ことへ繋げていきます。

中学生・高校生クラスも、1回50〜60分のレッスンとなりますが、学校英語や英検のサポート等もさせていただいています。

料金は先程と同じで、週1回なら月額7,480円(税込)、週2回なら14,300円(税込)です。

最後に大人クラスのご紹介になりますが、こちらも1回50〜60分のレッスンで、内容は生徒さんの学習目的に合わせて進めます。

── WikiWiki のレッスンへのこだわりポイントがあれば教えてください。

グループレッスンに関して言いますと、以前は生徒さんの人数を6名までとしていましたが、社会情勢を踏まえて、今は最大4名までとしています。

グループを作る際には、今までの英語経験を踏まえてクラス分けをしています。

週1回のお稽古として初めて通うお子さんと、インターナショナル幼稚園に通っていたお子さんだと、やはりレベルが違いますよね。

また「みんながいると恥ずかしい」というお子さんなど、グループレッスンに馴染みにくいお子さんもいますので、別途マンツーマンレッスンやプライベートクラスも設けています。

マンツーマンレッスンはその名の通り、先生と生徒さんと1対1で進めます。

1回30分のレッスンで、料金は1レッスンあたり3,300円(税込)です。

プライベートクラスというのは、2名〜4名で受けていただけるレッスンで、たとえば兄弟で同時スタートするからとか、仲のいいお友達とペアで受けたいという要望にお答えしたものです。

Language School WikiWiki の教室

あとは親子でレッスンする際もこのプライベートクラスにあたりますね。

「子どもと一緒に勉強したい」「子どもメインのレッスンで、そのやり方を横で見て家で活かしたい」というお声も最近結構多いんです。

そうなると今までのマンツーマンレッスンという枠ではなくなるので、新しく作ったこのプライベートクラスをおすすめしていますよ。

プライベートクラスは、1回40分のレッスンで5,500円(税込)になります。

── なるほど。生徒さんやご家庭のニーズに合わせて進化しているのですね!

Wikiwiki では中学校の学校英語を見据えて小学生から月1回の文法学習を導入

── 最近は小学校から英語の授業がありますよね。

そうですね。特に小学生のお子さんを育てる親御さんは心配されていると思います。

ただ当スクールとしては、やはり英語はコミュニケーションツールであり、「勉強して覚える」というよりも、言葉を使って話せるようになるレッスンをしたいと思っています。

とは言っても、「英会話教室に通っているのに学校の英語の成績は悪い」「聞いて理解できて話せるのにテストはできない」のはあまり嬉しくないですよね。

せっかく英語をやっているのであれば、学校での成績にも効果が現れてほしいというか・・・親御さんも気にされると思います。

Wikiwiki の方針はあくまでも「英会話」を軸に、頭で考えて話す英語ではなく、条件反射のように会話して欲しいと思っています。

当スクールのキッズクラスでよくある光景ですが、レッスン前のタイミングで先生が「Hello, how are you?」訪ねたら、生徒さんは口々に「I’m good」とか、疲れていたら「I’m tired」というように、すぐ返答してくれます。

しかしこれが文字になると「これは何て書いてあるの?」とか、「なんで“I”で“am”で“good”なのかが全然わからない」というお子さんもたくさんいらっしゃいます。

── 幼少期は英語の音を聞いて、発声することを大事にしているとのことでしたね。

そうなんです。キッズクラスではそれで全然 OK なのですが、小学生以上となるとそうもいきません。

ですのでまずは文字ではない「英会話」を自然に話せるベースが備わってから、その後小学校1年生から6年生を対象に、月に1回文法のクラスを設けています。

「フォローアップクラス」といって、小学生のメンバーさんには無料で提供しているレッスンになります。

このフォローアップクラスでは、英会話の「How are you?」「I’m good」のやり取りから「なぜ“How”で“ are”で“ you”なのか」を丁寧に解説しています。

「How are you?」を訳してしまうと「元気?」ですが、実際に「“How”は状態を訪ねる疑問詞なんですよ」というように、中学校での勉強に向けて、日本語で文法を解説したり、手助けしていくクラスになるんです。

あくまでも英会話に来ていただいているお子さんたちに、自分で「わかって」「使えて」「理解できる」ようにサポートするためであり、「塾」みたいに詰め込み形式の堅苦しいスタイルではないので安心してください。

実はこのフォローアップクラスも母の代からやってきたもので、母が外国人講師のレッスンのサポートとして始めたものでした。

私自身も学生の頃からこのフォローアップクラスにお手伝いで入らせてもらって、このクラスの意義を身をもって感じてきたんです。

小学校・中学校の英語教育は、どうしても英語を勉強としての力を測るようなテスト形式になってしまっているので、英語が話せるからといって点数を取れるわけではないんですよ。

WikiWiki で英会話をやっているのなら、英会話もできるし、学校のテストでもいい点数を取れる。そうなってもらえたら嬉しいです。

──確かに 学校英語でもきちんと目に見える成績が取れたら、お子さんもさらに自信がつくと思います。

中学生・高校生は英会話レッスン以外に文法クラスや英検対策も受講可能!

──先程の月1回のフォローアップクラスは、中学生・高校生向けのものはありますか?

いえ、先程のフォローアップクラスは小学6年生までになります。

中学校に入ると、月に1回文法を学ぶだけでは到底間に合いません。

さきほどのフォローアップクラスは、あくまで英会話のサポートとして、自然に、感覚的に今まで身につけてきた英語を整理できるようにお手伝いするクラスです。

中学校に入ると、学校で十分な成績をとるという意味では、文法のレッスンは週1回受けて欲しいと思っています。

レッスンは、外国人講師による英会話クラスと、日本人バイリンガル講師による文法・学校英語のクラスを選択いただけますよ。

外国人講師の英会話クラスは、オールイングリッシュで進めていき、英語でのコミュニケーション能力を磨いていきます。

一方で日本人講師による文法クラスでは、生徒さんの不明点を取りこぼすことなく、1つ1つ丁寧に理解できるよう進めます。

英検や TOEIC などの試験対策などにも対応しています。

この2つのクラスの相乗効果で、話せて使える英語力を育てていけたら本望ですね。

── 年齢・学年ごとに英語学習の効果的な進め方があるのですね。

WikiWiki ではネイティブ講師から本格的な発音と正しい英語が学べる

── WikiWiki に在籍する講師は、どのような方がいますか?

生徒さんも講師も人間ですから、やはり合う・合わないの相性はあると思うので、小さな教室ではあるものの、曜日ごとに異なるタイプの先生に来ていただいています。

性別・年齢も様々で、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアなど、色々な国籍の先生がいますが、WikiWiki ではネイティブの先生の採用にこだわっています。

最近は「ネイティブ講師」と聞くと、その認識が若干薄れているように感じますが、本来は母語として英語で育って英語を使っている方です。

また、外国人で英語が話せること、イコール英会話スクールの先生に誰でもなれるとは言えません。

その点、Wikiwiki のネイティブ講師は、第一言語が英語ではない、英語を母語としない人に対して英語を教える専門コースを修了した方々です。

私自身は、外国人に英語を教える英語教授認定コースを修了しています。

ですので当スクールは、教え方はもちろん、ネイティブの発音で本当の英語を学んで頂ける環境だと自負しています。

とはいえ最近は「ネイティブ」にこだわるよりも、コミュニケーションスキルを磨きたい、という方も増えてきました。

そういう背景も含め、曜日ごとに異なる先生に来てもらい、色々な英語に触れていただけるようにしています。

── そうすると、初めから生徒さんが好きな先生を選んでレッスンを受けるのでしょうか?

もちろんどの生徒さんでも、始めに必ず英語レベルチェックを致します。

Language School WikiWiki の生徒

小さいお子さんでも、レベルチェックとカウンセリングには来ていただいて、お子さんからも保護者様からもお話を聞かせていただいていますよ。

最初のカウンセリングを踏まえて、「この先生のこのクラスがおすすめですよ」「このクラスは気の合うお友達ができそうですね」というようにご案内させていただいています。

── 様々な先生がいらっしゃるとのことですが、先生方にお願いしていることはありますか?

私からお願いしていることは、「必ずこれ」というスタイルではなくて、それぞれの生徒さんに合わせたスタイルでレッスンをしてあげてください、とお伝えしています。

たとえばテキストについても、担当する生徒さんに合わせてベストなものを選定しますので、先生から生徒さんの目標をよく理解していただき進めてもらっています。

また生徒さんとの接し方に関しては、明るく楽しい雰囲気なのは大前提ですが、「フレンドリーにファミリーみたいに親しく」とは少し違いますね。

身内感覚で英会話を進めると、どうしても自然と小さなミスや言い間違えの部分が流れていってしまうんです。

難しいラインではありますが、やはり生徒さんは「レッスン」として来ていただいているので、講師は「どこから直すか」「どこまで直さないか」を意識してレッスンを行っています。

「せっかく生徒さんが頑張って話そうと思ったことだから」と譲歩して聞き取って理解してあげることも大事かもしれませんが、その子はそのミスに気づかず過ぎてしまう。

理解はできるけど正しくはない場合には、やはり正しい表現に直してあげることがレッスンだと思います。

もちろん伝え方としては「なるほど!そういうことだね。でもそれだったらこの言い方があるよ」というように、1度受け止めて正しい方法を導いてあげるようにしています。

いちいち直されて「また間違えるかも」と思うと、生徒さんも萎縮してしまうので、そのベストなラインを先生と生徒さんの信頼の中で築けるよう、気をつけてもらっています。

── 確かに難しいところですが、大事な考え方ですね。

大阪大正区に住むキッズや大人におすすめ!WikiWiki 無料体験レッスンのご案内

── 先程カウンセリングの話がありましたが、WikiWiki では体験レッスンなどもありますか?

はい、体験レッスンは無料で受けていただけますよ。

流れとしては、体験レッスンの前に、英語レベルのチェックとカウンセリングにお越しいただいています。

もちろん体験レッスンのお申し込みの際に、電話である程度のことを伺っていれば、カウンセリングを受けてからそのままレッスンにお入りいただくことも可能です。

ただ体験レッスンに関しては、体験専用のレッスンではなく、実際に今通っていただいている生徒さんのレッスンにご参加いただくものです。

ですので最初のカウンセリングの際に、きちんとお話を伺って、一番楽しめるクラスをご案内したいと思っています。

── 最後に、これから英語を始めたいと思っているお子さんやご家庭へ一言いただけますか?

お子さんの英語レッスンのお話が多くなりましたが、当スクールは幅広い年齢の方に通っていただいています。

「英語レベル低下予防」とか「脳トレのため」というようなお気持ちの方もいますので、各ご要望に応えられるレッスンを提供できます。

「海外ドラマが好き」「洋楽をかっこよく歌いたい」など、どのような理由でも、WikiWiki に来てもらえたら必ず「英語って楽しい!」と感じていただけるはずです。

ぜひ1度当スクールに足を運んでいただけたら嬉しいです。

── 本日はありがとうございました!

Language School WikiWiki の基本情報

教室名 Language School WikiWiki
所在地 大阪市大正区三軒家西1-17-1 2階
費用 グループレッスン7,980円税込/月 
プライベートレッスン3,300円税込/回
レッスン時間 コースによって異なります
講師 ネイティブ外国人講師 バイリンガル日本人講師
オンライン授業 メンバー向けに実施中
営業時間 10時~21時
電話番号 06-6554-1739
公式HP www.wiki-wiki.com
SNS Instagram

Language School WikiWiki の位置情報

※ 取材時の情報を掲載しています。最新情報は直接、Language School WikiWiki へお問い合わせください。

JR 大正駅すぐ!駅近で通いやすい Language School WikiWiki の取材後記

インタビューにお答えいただいたエイモス・マユさんの和やかで優しく丁寧な口調から、レッスン内容はもちろん、大阪大正区に住む親子へ素敵な時間を提供されているのだろうと想像できました。

Language School WikiWiki さんの “WikiWiki” には、ハワイの言葉で「速く」という意味があるようです。

「楽しいからはやくこっちにおいでよ!」と手招きされているような、ワクワクする響きですね。

英語を習うのは、一過性のものではなく、継続していくことが成長の要。

小学生から楽しく英文法を学び、中学校の英語学習に繋げる体制が整っている Language School WikiWiki のレッスンが気になった方は、まずはカウンセリングを受けてみてください。

取材日:2022年5月27日
取材/文:小原亜紗子
写真:Language School WikiWiki 提供