英語芸術学校マーブルズの高校生の生徒の発表会

東京都江戸川区にある「英語芸術学校マーブルズ」さんにインタビューさせていただきました。

2002年に開校した英語芸術学校マーブルズ(以下、マーブルズ)は、英語講師経験・海外留学経験を持つ、代表の小口真澄さんが立ち上げた英語教室です。

“英語芸術学校”ということですが、絵やダンスといった1つの項目ではなく、マーブルズは「演劇」の手法を取り入れた英語と英会話力を養う教室とのこと。

マーブルズの特徴は「英語劇」レッスン。

歩き始めたころの乳児から幼児・小学生のクラス、そして中学生や高校生向けと、年齢に応じたレッスンコースが設けられているそうですが、どのようなレッスンをおこなっているのでしょうか。

今年の2022年で開校20周年を迎え、代表の小口さんは「小さな頃から通っていた生徒さんが就職・留学する様子を何名も見届けてきました。」と話します。

長く通い続けたくなる秘訣も、探っていきたいと思います。

子ども英語教室での講師経験を持つ代表自身の留学経験からマーブルズを開校

── 最初に英語芸術学校マーブルズを開いたきっかけをお伺いできますか?

英語芸術学校マーブルズは、英語劇を通じて、英語力や表現力を培う場所として2002年に開校しました。

元々私は学生時代から演劇に携わり、その頃から「英語劇」をやっていまして、社会人になってからも演劇を続けつつ、子ども向けに英語を教える仕事に就きました。

ですので「演劇の手法を使って英語を教える」ということに可能性を感じていて、いつかは「演劇×英語」という教室を開きたいと思っていたんです。

── 子ども達に英語を教える際に英語劇を導入しようと思ったきっかけはなんですか?

児童英語講師として駆け出しのときに、初めて教えた生徒たちの状況を目の当たりにしたのがきっかけですね。

小さな頃から英語を習ってきて、今小学校6年生という生徒さんがいたのですが、もう何年も英語をやっているのに文法はできない、英語は読めない・・・。

児童英語の現実を見てびっくりしましたし、この状況を変えるには、子ども達が楽しいと思うことを楽しくやって英語を身につけるのが良いのではないかと思ったんです。

それで私なりに演劇の手法をレッスンに少し取り入れて教えてみたところ、それまで毎年3月になると親子で暗い顔をして「英語をやめたい・・・」と言っていた子が、最初の発表会後には、「先生!今度は何やるの?」と目をキラキラさせて聞いてきてくれました。

他の子どもたちも、レッスンへの意欲がとても前向きに変わったんですよね。

そのような姿を見ると、やはり体を使って色々なことを学んでいく演劇的手法、これをクリエイティブドラマと言いますが、クリエイティブドラマは非常に効果的だと実感しました。

そうして何年か英語講師の仕事を続けたのですが、やはり演劇やクリエイティブドラマという手法をもっと学びたいと思うようになり、海外への留学を決意しました。

── なるほど。海外での生活は特に不自由なかったのでしょうか?

それがいざ海外に出て「自分の意見を論理立てて話せない」ということに直面しました。

「A がいいと思う?B がいいと思う?」と聞かれたときに、「私は A がいいと思う!なぜなら・・・」とはっきり自分の思いを伝えることが全くできなかったんです。

言語習得には、単語や文法などを覚えることももちろん大切です。

ですがその前に、人間として自分の考え・意見がきちんと確立されてないと「学問としての英語力がいくらあったとしても意味がない!」と痛感しましたね。

そういった経験から、これからの子どもたちに「自分と向き合うことの大切さ」「自分の意見を言えるのは大事」だと伝えられる場所を作りたいと強く思うようになりました。

その思いと、海外で学んだクリエイティブドラマを元に、この英語芸術学校マーブルズを立ち上げたんです。

1歳の子どもから通える英語と演劇をかけ合わせた新しい英会話レッスン

── 英語芸術学校マーブルズではどのようなレッスンを行っていますか?

江戸川区船堀にある本校教室では、1歳半〜3歳のお子さんが親御さんと一緒に学ぶ「親子クラス」があります。

それから4歳の年少さんから年長さんの幼児クラス、それに小学生の児童クラスがあり、その上はもちろん中学生・高校生のクラスもございますよ。

英語芸術学校マーブルズの小学生の生徒たち

その他に大人向けのオンラインクラスがあり、ハリーポッターやチャーリーとチョコレート工場など、英語の原作をリーディング・読破していくコースなんかもあるんです。

あとは出張クラスとして、2日間という短期で英語のドラマを作るワークショップなども開催していますし、ボイスオーバーといって、海外映画の場面に合わせて英語を言っていくアフレコレッスンもございます。

アフレコレッスンといっても、ただ真似をするのではなく「この場面でこの人はどのような気持ちだったのか」と脚本を分析しながら進めるので奥が深いんです。

こういったレッスンの他に、私たちが行っているレッスン手法を教えるクラスもあり、それこそ現役の英語教師の方なども参加されるなど、「演劇×英語」の可能性はまだまだある!と感じています。

── では江戸川区船堀の本校教室でのレッスンについて、それぞれどのような内容なのか教えてください。

親子クラスに関しては、その名の通り、レッスン中ずっと親子一緒に参加いただくものです。

1年3学期制とし、学期ごとにテーマを決めて、英語の歌や動きを取り入れてレッスンを進めます。レッスンは1回50分で、月額8,800円(税込)です。

レッスンではものづくりをしたり、絵本を読んだりと一辺倒ではない内容にしていますが、やはり小さな子どもたちは60分ずっと集中力が続かないことも珍しくありません。

まだ未就学児ですから順番が守れなかったり、気分が乗らず隅のほうにいることだってあります。

そういった時は親御さんが積極的にレッスンに参加して、お母さんが楽しそうにしている様子を見せてあげて、お子さんの気分が乗ってきたらやってもらう、というスタイルのレッスンです。

はじめは気乗りしなかった子や、恥ずかしそうにしている子たちが意外と高校卒業するまで辞めずにやってくれるので、どうぞ長い目で親子一緒に参加いただけたらと思います。

英語芸術学校マーブルズの親子クラスの発表会

続いて幼児クラスですが、同じように1年を3学期制とし、1学期は絵本を読みながらその物語の世界を先生と一緒に広げていきます。

また、ごっこ遊びでたくさん身体を動かして、英語を発する機会をどんどん生み出すようにしていますよ。ごっこ遊びの良いところは、「言わされている」のではなく「言いたくなる」英語なんですよね。

物語の世界の中に入っているから自然と「行かなくっちゃ!」「I have to go!」とか、「この靴を履いてみてください」「Please try this on!」というように、その状況に合わせた英語が咄嗟に話せるようになります。

2学期は発表会がありますので、「自分の役」を得て演じることやみんなと協力する経験を重ね、コミュニケーションの力を育んでいきます。

その他、ハロウィン・クリスマスなどの行事もあります。そして3学期はまた絵本の世界に戻る、というような流れです。

1レッスン60分で、レッスン料金は親子クラスと同じ月額8,800円(税込)となります。

── 小学校に入ったらどのようなレッスンになりますか?

小学生のクラスの場合も、3学期制で学期ごとに劇づくりをします。小学生からはスピーチレッスンが入ってきます。

たとえばキング牧師の“I have a dream”や、チャーリー・チャップリンがヒトラーの役を演じた“The Great Dictator”など、有名なスピーチを覚えて発する。

ただ、マーブルズの場合は暗唱するだけではなく、スピーチをしながらその世界をみんなで体を使って表現するんです。

学期中には絵本を読む中でフォニックスを学んだり、英語で自己紹介ができるように練習したり、英会話の基礎力を付けていきます。

小学生クラスのレッスン料金は、1レッスン80分で月額9,900円(税込)です。

中学生・高校生になるとその年の英語レベルを見定めながらになりますが、およそ中学2〜3年生ぐらいで、ドラマを演出するときにもほぼ英語で演出していけるようになっていきます。

子どもたち同士で英語を使って一生懸命ディスカッションしていている姿がみられるようになり、成長を感じますね。

── 中学生・高校生の生徒さんだと英語を「学問」として学ぶ方向に行くのかな、と思いましたが違うのですね。

少し自慢になってしまいますが、マーブルズの特徴は、生徒さんが大きくなっても「演劇」を継続しているところだと思っています。

多くの場合、お子さんが大きくなるとだんだん恥ずかしさがでてきてしまい、習い事の発表会って尻つぼみになる傾向にあります。

でもマーブルズの場合は幼少期から継続している生徒が多く、小さい頃に大きいお姉さん・お兄さんたちがやっているのを見てきて「私もこんな風にやりたい」と憧れを持って成長してくれているんです。

だから高学年になっても、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれ、非常に見応えのある作品になっています。

英語芸術学校マーブルズの小学生クラスの発表会

もちろん文法の学習機会は別途設けていまして、希望者にはライティング&文法のクラスをご案内しています。

とは言え、文法って劇の中で説明できるものもあるんですよね。たとえば現在完了進行形は、意外と熱く語りたいときに出てくるセリフによく使われます。

教壇に立って黒板に「have プラス been は・・・」と教えるよりも、劇中のセリフの中で「こういうときに使うんだ」をわかりやすい例で説明していく。

ここが英語芸術学校マーブルズらしい、クリエイティブドラマなレッスンと言えると思います。

英語芸術学校マーブルズの理念は「夢中になるから英語が話せるようになる」

── マーブルズでのレッスンで大切にしていることはなんですか?

マーブルズのコンセプトは、「夢中になるから英語が話せる」としています。

やみくもにセリフを暗記して覚えさせたり、無理に英語で言わせたり、といったやり方ではなく、「こういう状況だから〇〇って言いたいよね」という自然な感情を大切にしています。

たとえばとある物語の中で、子ブタさんを狼から守るために、「狼!あっちに行け!」と言いたいシーンがあれば、その時に“Go away”というような命令形のフレーズを学ぶ。

このように物語に即して状況を作りながら、子どもたちが英語を学んでいくのがマーブルズの基本姿勢としています。

── マーブルズのレッスンは「演劇も英語も初めて」という子でも大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です!先程申しました通り、低年齢のお子さんはその日の気分によるものもありますが、基本的に子どもたちは劇をやることに抵抗のない子が多いですね。

マーブルズではミュージカルをやることが多いので、英語で歌を覚えたりするのも非常に楽しんでくれていますし、歌を覚える課程で、単語力が増えることにもつながっています。

またミュージカルの台本を読むことで長文読解が得意な子も多いです。

台本を読む中で、歌もセリフも結構な量を覚えていくのですが、当校ではきちんと意味を理解しながら進めていくので「このフレーズは前も出てきた」「これって〇〇って意味だったよね!」というように楽しみながら取り組んでいる様子がうかがえます。

英語劇のレッスンを通じて、長文読解・ヒアリングが鍛えられる点は、マーブルズの特徴だと思います。

── マーブルズにはどのくらいの年齢の生徒さんが多いですか?

親子で参加いただくご家族から高校生まで、生徒さんの年齢は幅広いのですが、現在は小学生以上の生徒さんが多いですね。

2002年に開校して以来、今年でちょうど20周年を迎えました。

小さい頃から継続して来てくれて、高校卒業と同時にマーブルズも卒業。生徒さんの中には英語への興味が増してアメリカに留学した子もいます。

傾向としては、親子クラスから始めてくれたお子さんの方が継続的に通ってくれている印象ですね。

やはり親子で始めた場合には、家族ぐるみで英語・演劇・マーブルズのファンになって、楽しんでいただけているように感じます。

親子や幼児さんなど、小さな頃から始めていただけると未来につながっていくと思っているので、私の気持ちとしては、乳児さん・幼児さんが増えると嬉しいです!

英語芸術学校マーブルズの日本人講師は創作意欲の高いクリエイター

── 現在、マーブルズの講師は小口さん以外にどのような方がいますか?

基本的にマーブルズは「海外経験がある」「帰国子女」「留学経験を持つ」などバイリンガルの日本人が講師をしています。その中でも3名ほどご紹介しますね。

1人目のゆき先生はアメリカの帰国子女なのですが、イギリスで演劇の勉強もしてきて、自分で脚本も書いたり演出もできますし、大学で講師もしています。

とても爆発的なエネルギーの持ち主なので、私のアシスタントに入ってくれるときも、とても頼もしいです。

ゆき先生自らがお話の世界に入って演じてくれるので、子ども達も楽しくなりいつの間にか一緒に英語を叫んでいる!なんてことがよくありますね。そんな風に、楽しいクラスに展開してくれる素敵な先生です。

2人目のちひろ先生。私たちは彼女のことを「マーブルズの歌姫」と呼んでいて、彼女に歌を教えてもらうと、今まで知らなかった未知の声が出せるようになり、みんなびっくりしています。

ちひろ先生は元々自分で絵本や脚本を書いたりしていた方で、ミュージカルを1から作って賞も取るほど素晴らしい逸材です。

元々私が開催していた講師向けのワークショップに参加してくれたことをきっかけに、当校の講師として来ていただけることになりました。

英語芸術学校マーブルズの講師

3人目はまさこ先生。彼女は結婚で他県に引っ越してしまったので、今はオンラインコースを主に担当してくれています。

彼女はイギリスの帰国子女で、私が大学生向けにミュージカルを教えていたときの教え子なんです。

学生時代に再びイギリスで勉強していたので、ブリティッシュ・イングリッシュが入っています。

── ブリティッシュ・イングリッシュが入っているといいますと?

日本の今の英語教育はアメリカ英語が主ですよね。一方イギリス英語、ブリティッシュ・イングリッシュと言うと一般的に綺麗な発音で上品な印象を受けると言われます。まさこ先生はその持ち主です。

実際、マーブルズの教材として使うハリーポッターやチャーリーとチョコレート工場もイギリスの作品ですので、発音や表現法などはブリティッシュ・イングリッシュのほうがしっくりくるとも言えます。

普段あまり触れられないイギリス英語に触れられるのはマーブルズの魅力の1つだと思います。

このように、講師のみんな1人ずつ特徴があって、自分で高いクリエイティビティを発揮できる素敵な面々です。

ちひろ先生は心に残る作曲ができる、ゆき先生は脚本・演出はもちろん、女優としても才能があります。

こういった経験豊かな先生が指導しますので、マーブルズは子どもの頃から本物を感じていただける環境だと自負しています。

── 素晴らしい先生がいらっしゃる中、マーブルズの講師としての指針などは何かありますか?

いつもみんなで言っていることは、やはり子どもをよく見ること。また先ほどお話しをした通り、無理にやらせないこと。

特に親子クラスに見学に来た方や、入学初期段階の方に見受けられることですが、「◯◯をやりましょう」というタイミングで、お母さんがお子さんに「ほら、◯◯をやりなさい」とやらせようとしたりするんですよね。

でもその時にお子さんが「やっている・やっていない」って実はあまり重要ではなくて、まずはその空間にいれば OK なんです。

20年この活動をしてきて、ずっと鏡を見ていたり、椅子の後ろに隠れていたりするお子さんもたくさん見てきましたが、今はとても頼もしい存在に成長しています。

いつかポンと開花するときがあるので、少し余裕を持って見守って欲しいです。

だから私たちはいつも「子どもたちをこちらに引き寄せて何とかやらせよう」「開花させよう」というコミュニケーションではなく、子どもたちをよく見ていると何か必ずきっかけが見つかると思っています。

もちろん劇を作る目標がありますから、「ただ自由にして OK」ではないのですが、無理にではなく「どうすればこの子が夢中になるのか」を考えて接します。

とある曜日のクラスはなかなかやんちゃな子たちが多めで、いつもまとまらないクラスなんですよね(笑)。

でも「その子たちを楽しませるためにはどういった劇がいいのかな?」「この子たちの個性を活かしながら夢中にさせるにはどうしたらいいだろう?」という考え方で、いつも子どもたちを見ています。

成長を感じられる英語芸術学校マーブルズの英語劇レッスンは大人にもおすすめ

── 今までのお話から「演劇×英語」というレッスンの魅力がわかってきました。

それは良かったです。ただこの手法はやはり特殊だと思いますね。来てくださるお母さんたちはもちろん、マーブルズの方針に理解のある方が多いです。

しかし参観日や発表会となると、やはり親心としては目に見える成長・成果をつい期待してしまいます。

そんな中、いつも一生懸命練習している生徒さんでも、本番で大人がたくさん見ている中だと、急に緊張してしまって本来の力が出せずにチーンとなってしまうことも・・・。

私たちは毎週1人1人の生徒さんを見ているので、本番でどれだけその子が頑張ったかは見えているのですが、いざ親御さんに感想を聞いてみると「もうちょっと大きい声でやってくれれば・・・」という方もいらっしゃいます。

それがとても残念だなと思って、「まぶママ」というグループを作ったんです。

── まぶママ・・・何をするグループですか?

発表会前だけ、マーブルズの生徒のママたちによる有志のグループを組み、子どもたちと同じ舞台に立って発表するためのグループです。

集まったママさんたちは、約4〜5回ほど練習して発表会本番に臨みます。

英語芸術学校マーブルズのまぶママ劇団

私がどれだけ「〇〇というメソッドでやっています」「みんな頑張って練習しています」と保護者会や説明会でお話ししたとしても、やはり話だけだとわからない部分も多いと思うんです。

ですので、親御さんも一緒に劇を作って練習して、舞台に出て体感してみてほしい。その思いで作ってみました。

いざ舞台に立つとわかるのですが、本番の舞台は練習の場よりも1人のスペースが広くて、自分のとなりに大きな空間ができるわけです。

そこに子どもたちが1人で立って、英語で話すことがどれほど勇気のいることか、その空間がどんなに演者の心を不安にさせるのか、感じてみて欲しいと思ったんです。

このように、「当事者になってみる」という機会を作ったわけですが、意外と多くのママさんたちが「青春」みたいな感じで意欲的に頑張っていただいています。

こうなるとママ自身も夢中になるので、お子さんに対して「セリフを覚えた?」「ちゃんと練習している?」というコミュニケーションではなくなってきます。

ママたちが練習する歌は、お子さん自身が昔発表会でやったものだったりするので、子どもからお母さんに教えたり、ということもあるそうです。

子どものほうが綺麗に発音できていたりするんですけどね(笑)。

そういった親と子、上下という関係ではなくて、演劇を楽しみ学ぶ「同志」として、同じようにドキドキして発表会を迎えられるのはとても素敵なことだと思います。

── まぶママ効果で大人も子どもも楽しみ、リスペクトしあえる関係性が生まれたのですね。

江戸川区をはじめ日本中の子どもたちへ!マーブルズから無料体験レッスンのご案内

── マーブルズでは体験レッスンの機会はありますか?

あいにくオンラインでの体験レッスンはないのですが、教室では無料で体験レッスンが可能です。ただ正直なところ、すぐに環境になれてレッスンに入れるお子さんもいれば、そうではない場合もあります。

ですので1度の体験で「やれる・やれない」を判断せず、マーブルズのレッスンを見て「楽しそうだな」と思っていただけたら、「ちょっと長い目で見てみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。

── とは言え、どのくらいで慣れてくるものでしょう?

一概には言えませんが、少なくても1ヶ月ぐらいは様子を見てもらえたらと思います。

発表会を1回経験したり、参観日などのタイミングを越えると子どもも「達成した!」という自信がついて、必ず変わっていきます。そこまでは少し我慢して見ていただきたいですね。

── それでは最後に、乳児・幼児・小学生のお子さんを育てる親御さんに向けてメッセージをいただけますか?

私は今、このクリエイティブドラマという手法で私立の小・中学校(聖セシリア小学校・聖セシリア女子中学校)に出向いて教えていたり、文化庁からの要請で短期の出張授業という形で小学校に出向いたりしています。

教えにいっている中学校では、1年通した英語劇のカリキュラムを組んで行っていまして、近年その中学への受験方法にこのクリエイティブドラマの手法が採用されました。

これからはただ普通の学力を身につけるだけではなく、「どういった意見を持っているのか」を自分で考えて言えて、そこから挑戦する機会を設けることが大事だと考えているので、これはとても画期的な試みだと感じます。

あまり「表現」という言葉は好きじゃないのですが、自分の思っていることを「伝えたい」と思うから表現になると思っているんですね。

だからこそまずは「伝えたいもの・こと」を自分の中にたくさん溜めることが大切だと考えます。

色々なお話に触れる、脚本に触れる、様々なニュースを見てみる、ディスカッションしてみる。こういったことを重ねながら、「自分の意見」を言えるようになってほしい。

幼児さんの場合なら、まずは遊びや劇をやる中で「リンゴが好きなのか?バナナが好きなのか?」など、自分の好みを言えるところからで十分です。

クリエイティブドラマという手法は、今小学校の国語の授業でも徐々に取り入れられていますので、小さなお子さんからぜひ演劇に触れてもらえたらと思います。

── 本日はありがとうございました。

英語芸術学校マーブルズの基本情報

教室名 英語芸術学校マーブルズ
所在地 〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-5-16 アーバンコート船堀102
費用 8,800円(税込)~
レッスン時間 50分(親子クラス)
60分(幼児クラス)
80分(小学生クラス)
90分(中学生クラス)
120分(高校生クラス)
講師 阪本由貴・横内ちひろ・小口真澄
オンライン授業 根橋昌子
営業時間 月曜日~金曜日15時~21時30分
土曜日 10時~18時
※ただしクラスの年間スケジュールによる
電話番号 03-6479-8437
※クラス中は電話対応できないこともあるので、お問合せはメールを下さった方が確実です。
メールアドレス:info@marbles1008.net
公式HP http://marbles1008.net/
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英語芸術学校マーブルズの位置情報

※ 取材時の情報を掲載しています。最新情報は直接、英語芸術学校マーブルズへお問い合わせください。

オンライン受講も可能!英語芸術学校マーブルズの取材後記

一般的に、海外の人から見た日本人の特徴として「目立つことを好まない」「集団行動が多い」など、あまり自己主張がないと言われます。

もちろんそれは日本の文化に通ずるところもあるかと思いますが、より多くの経験をしたいなら、やはり「自分の意見を言う」ことで道を切り開いていかなければいけません。

しかしその術がなく、勇気がでない・・・。

英語芸術学校マーブルズでは、ただ英語が話せるようになることが目標ではなく、「自分と向き合うこと」「自分の意見を言えるようになること」を大切にレッスンを行っています。

演劇・英語のプロと、たくさんの仲間と共に学び、小さな頃からたくさん挑戦することできっと将来につながる自信がつくはず。

演劇と英語をかけあわせ、「クリエイティブドラマ」の手法を用いた英語芸術学校マーブルズのレッスンが気になった方は、ぜひ江戸川区船堀の教室を訪ねてみてください。

取材日:2022年9月1日
取材/文:小原亜紗子
写真:英語芸術学校マーブルズ 提供