English Buffet ロビー

京都市内のビジネス街、四条烏丸にある英会話スクール English Buffet さんにお話を伺いました。

English Buffet さんは、今から11年前の2010年に開校され、その良心的な学習システムで多くの生徒さんに親しまれています。

今回インタビューさせていただいた代表の中澤さんは、長年にわたり、他の英会話学校の講師として活躍されていました。

英会話講師をしながら、中澤さんがずっと感じていたのは、日本人が英語を話せるようになるには、2つの壁があるということ。

「この2つの壁をなんとか打破しなければ、日本人の英語が上達しない!」という思いを胸に、English Buffet を立ち上げます。

中澤さんより当時の思いをお聞きするとともに、English Buffet でのレッスンの特徴、こだわり、そして「英語学習を続けられるコツ」までお教えいただきました。

English Buffet は外国人講師との気軽な交流とトライしやすい料金を実現

── English Buffet を開いたきっかけを教えて下さい。

English Buffet の今のスタイルは、かれこれ10年少しぐらい経ちますが、その前からわたしは何十年も英会話学校という世界に携わっていまして。

ですので何十年前に遡って話しますと、英会話学校を開いたきっかけは2つあるんです。

1つめは、一般的な英会話学校って独特のルールと言うか・・・。昔からよくある英会話学校のルールとして、生徒さんと講師が必要以上に交流したり仲良くなったりしてはいけない、というのがあったこと。

もちろんクラスの中では仲良くしているんですが、結構厳しく制限しているところもあり、そのせいかどうしてもビジネスライクな関係にとどまってしまって、レッスン中の会話もどこか自然じゃない感じがするというか・・・。僕はそれがとても残念だなと思っていたんです。

外国人講師たちも「日本にいるのに全然日本人の友達ができない」と言っていました。

ですからもっと自由に、生徒さんと講師が交流できるような学校があればいいなと思っていたんです。

友達と話すような感覚で本当の英会話を楽しんでもらいたい、実際の生活で本当に使える英語を身に着けてもらいたいという思いもあり、うちでは講師と生徒さんの交流に関してはそこまで厳しく制限はしていません。

コロナ禍以前はパーティーやイベントも開催していたので、そこでは普段交流がないような人同士が新しく出会って盛り上がっている光景もよく見られました。

講師にとってもプラスに働く要素が大きいように思います。

そして2つめは、料金です。最近はだいぶ改革されてきましたけど、特に何十年前は英語を勉強するための価格があまりにも高いなと感じていました。

料金が高すぎて本当に一部の人でないと続けて学べないと思いましたね。

ですからこの2つをなんとか打破したいというか。多くの方がもっと気軽な料金で、しかも楽しく英語を学べるようにしたいと思ったのがきっかけですね。

── 私も初めて English Buffet さんの料金を見たときにびっくりしました。

そうですか、よかったです。

当校は一か月に受講するクラス数でコースと料金が変わりますが、1クラスあたりにすると704円(税込)~935円(税込)になります。

レベルやレッスンの種類ではなく、月に何回レッスンを受けるかによってコースが分かれています。

一番少ないコースで1か月に8クラス、それ以上ですと12・16・20・24クラスと増やすことができ、1番多いコースで月に40クラス受けられます。

ちなみにどのコースでも1レッスンは50分です。

── 例として、月8回の“Breakfast コース”の受講イメージを教えて下さい。

月に8回クラスのコースであれば、1日に2クラス連続で受講×4週で8クラスにしてもいいし、極端に言うと、月の最終週にまとめて8クラス取ってもOKです。

生徒さんは、社会人の方もいれば、学生さん、主婦の方、いろいろおられますが、月合計8回をそれぞれのスケジュールにあわせて受けていただくことができます。

仕事などで「今週は忙しい」という場合もあるでしょうし、レッスンを固定する必要はありませんので、状況に応じてフレキシブルに調整してもらえたらと。

どのレッスンも1クラスは最大6名までにしていますが、平均すると大体3人から5人ぐらいですね。

English Buffet は目的に応じたレッスンクラスが30種類以上

── どのようなレッスンがありますか?

当校の大きな特徴の一つとして、レッスンの種類が豊富ということがあります。

今、30種類くらいありますので、それぞれ生徒さんの目的に応じてチョイスしてもらえます。

例えばビジネスであったり、会話に特化していたり、旅行の際に使える英語を学ぶとか、そういった目的に合わせていろいろバリエーションがありますよ。

難易度別で言うと、入門・基礎・初級・初中級・中級・上級と6つにレベル分けしています。

初級レベルを例にあげますと、そのレベルに合わせたリスニング、会話、文法など7種類のレッスンがあります。

── レッスンを始める前に、生徒さんのレベルをどのように判断するのですか?

まずは生徒さん自身で自己判断していただきます。

ただ、ほとんどの方が自己判断をしにくいので、当校のスタッフと相談しながら決めてもらえますよ。

「TOEICは◯点ぐらい取っています」と言っていただけたら「では●●レベルからご検討いただくといいと思いますよ。」とご案内します。

あるいは、今まで英会話学校に◯年ぐらい通っていたとか、留学経験があるとかであったら「まずは中級の中から、お好きなもので1回目を取られたらどうでしょうか?」などという感じで。

勉強される目的によってもご提案するレッスンが変わってきますね。

当校は無料おためしレッスンが2回できるんです。なので、1回目はそういう感じで決めていただいています。

English Buffet の無料おためしレッスンは2回受けられる

── 無料体験は1回のところが多いと思いますが、なぜ2回なのですか?

先ほどお伝えしたように、1回目のお試しレッスンは自己判断、もしくは当校スタッフと相談して決めていただけます。

でもいざ1回レッスンを受けてみたら「簡単すぎたのでもう少し上の方がいいかも」と思う方もおられるかもしれません。

その場合、2回目の時には上のレッスンを受けてみて、納得感のある機会にしてもらえたらと思って体験は2回にしました。

そして、もし当校に通うと決めていただいたときには、適したレベル・レッスンでスタートしていただけます。

もちろんスタート後も、その都度講師やスタッフに、「私はこのクラスについて行けていますか?」「どのレッスンを選べばいいのかわからない・・・」など相談していただいて、途中で変更も可能です。

ときには講師のほうから「次のステップへ進んでみたら?」とご提案することもありますし。

English Buffet の教材にはワクワクがいっぱい

── 教材はどのようなものを使われていますか?

うちの講師やスタッフがすべて手作りしています。オリジナルのテキストを作って、日々更新していっています。

English Buffet 教材

例えばこれは、初級レベルの「Output JE」というレッスンです。

このレッスンではプリントは最後に配られるので、レッスン中はプリントを見ないでとにかくどんどんアウトプットすることに焦点を当てています。

講師は細かい間違いの修正はあえてせず、ミスを恐れず、正確さよりも相手も待たさずにコミュニケーションできるようになることを目指します。

ちなみに当校のホームページに、テキスト1枚10円と書いていますが、これはつまりコピー代です。

レッスンでプリントが配られるんですけども、授業が終わったら、教室にある小さなバスケットにチャリンと入れていっていただくと。

そういう原始的なシステムになっています(笑)

── 良心的な価格でとても安心ですが、どんな内容なのですか?

楽しいものにする、まずこれはとても大切にしています。

例えば義務教育で使う初級レベルの教科書だと「机の上に白い本があります」というような例文がでてきます。

でもこの文って全然楽しくないですよね?

当校のオリジナルテキストは、1つ例をあげてみると「あなた、クラスの中に好きな人いるの?」とかです。一気に身近に感じますよね。

もちろん生徒さんの年齢とかレベルに応じて内容は変えますが、思わず使いたくなるような、ワクワクする生きた教材を作りたいと思っています。

あとは時代の流れを踏まえた題材にすること。

社会はどんどん変わっていきますので、その時その時の状況に応じたものを取り入れています。

今だったら「コロナだし家でいつも退屈だろうけど何しているの?」とか。

その時に合った使える話題を提供したい。これがずっとオリジナルテキストを続けている理由でもありますね。

日常でも英語を使うきっかけになることを目指して、日々試行錯誤しながら作っています。

English Buffet の魅力はバラエティに富んだ講師陣

── 講師の方はどのような方がおられますか?

当校はレッスンの種類も多く、講師もたくさんいるので絞ってお伝えしにくいのですが、外国人講師だとやはり英語圏のアメリカ、イギリス、オーストラリアなど。

他にも英語+母国語といったバイリンガルの講師も在籍していますよ。

その外国人講師たちも、ただ単に英語講師という一面だけじゃなくて、デザイナーやアーティストとして活躍しているなど、個性が光る講師が多いですね。

当校が教える英語は、英語には違いないんですけど、生徒さんたちにいろいろなタイプの英語に触れてほしいと思っています。

だからあえて多種多様な講師に在籍してもらっているんです。

また日本人講師陣も様々なバックグラウンドを持つ個性豊かな人材がそろっています。

留学経験はもちろんですが、海外での長期在住や仕事の経験があったり、英会話講師とは別で今も実際に英語を使ってビジネスをしていたりする講師もいます。

なので、英語の勉強に限らず色々な話が聞けると思いますよ。

── 講師の方がレッスン中に気をつけていることはありますか?

当校のレッスンは、高校生以上を対象年齢としているんですが、上では80代の方もおられます。

だから、例文含めレッスン内容も、ティーンエイジャーにはとてもウケる話題だけれども、リタイヤの方にはあんまり面白くない話題に偏らないようにしてもらっています。

半分の人はとても満足して楽しい話題でも、残りの人達にとっては「別に興味ない」だと、レッスンの満足度に差が出てしまいますから。

ですので講師には、なるべくどの生徒さんにも共通、かつ違和感のない会話を心がけてほしいと伝えています。

受講システム上、レッスンでは毎回違う顔ぶれになることが多いので、いつどのレッスンを受けても楽しいと思ってもらえるよう、このコントロールはとてもポイントになってきます。

この間のレッスンなんかは、高校生の隣に80代の男性が座っていましたよ。

一見共通の話題がなさそうと思われるかも知れませんが、実はお互いに刺激があって、いいレッスンになっていました。

授業が終わってから、高校生がその男性へ携帯電話の使い方を教えてあげていたりとか。

生徒さんと講師の関係がフレンドリーなのはもちろんですが、こういった生徒さん同士の関係がいいこともあり、温かくて居心地のいい雰囲気になっていると思います。

English Buffet 教室

English Buffet のロビーは自主学習がはかどるオススメ空間

── 生徒さんの自主学習をどのようにサポートされていますか?

当校はかなり敷地の広いビルの中にあるんです。

当校のエリア内には、今9つほどの教室スペースと、広さが40畳から50畳くらいのロビーがあります。

ロビーには丸テーブルと椅子を置いて、誰でもそこで勉強できるようにスペースをとっています。

なかなか家にいると自主学習がはかどらない方もいるでしょうし。

ですので例えばレッスンが終わって教室からでてきた後、ちょっとロビーに残って自主学習をしたい、とかもOKです。

もちろんレッスン前も利用していただけます。

ロビーの利用は会員である生徒さんの特典なのですが、レッスンがない日でも営業中なら好きなだけいてもらってOKです。

午前中ずっといる人もいれば、週末は1日中って方もいらっしゃいますし、お友達同士、時には講師を交えて和やかに過ごされているときは私たちもとてもうれしいんです。

ロビーにいる講師をつかまえてちょっとした質問もできますし、フリートークで自由に英会話を楽しんでいる生徒さんもおられます。

ただ講師もレッスン時間になれば教室に行きますので、もしも時間が足りなければ別途プライベートレッスンを取っていただくことも可能です。

── 楽しい雰囲気づくりへのこだわりなどがあれば教えて下さい。

例えばですが、昔の英会話教室だと、講師の皆さんがスーツでネクタイっていうのが主流でした。

今はすべてがそうじゃないと思いますけど、当校としては、講師たちの服装規定もそこまで厳しくしていません。

服装に限らず、生徒さんとの距離が近くなるよう、リラックスできるカジュアルな雰囲気、アットホームな空間っていうのを非常に心掛けていて。

なるべく和やかで楽しい、クラスやスクール中からいっぱい笑いが溢れるように、という意識をスタッフとは共有しています。

English Buffet 廊下

それから生徒さんが入ってくるロビーでは、入ったところから外国に来たように感じられるよう、常に外国人講師がお出迎えするようにしているのもこだわりです。

行き帰りのタイミングに英語でちょっとした雑談ができるとか、英語に触れる機会作りを大切にしています。

居心地がいい、自分にとって2番目の家のような雰囲気の中で、英語が学べる。

「なんだか English Buffet に足が向くな」と、思っていただけることが理想かもしれないです。

English Buffet からのメッセージ

── 最後に、今から英語を勉強しようとする方へのメッセージをいただけますか?

もしも「最短で英語が上手くなりたい」という人がいたら、私はまず、無駄をなくすよう伝えますね。

例えば日本語に「やりにくい」って日本語がありますよね。

同義語として、「やりがたい」とか「やりづらい」とか「やるのが難しい」とかいっぱい浮かぶじゃないですか。

でも「やりにくい」って単語が1つあれば通じますよね。英語でも同じことが言えます。

同じ意味の表現や凝った表現をあれもこれも全部覚えるのは後にして、それ以外のことをどんどん覚えていこうってことです。

とにかくまずは自分の言いたいことを伝えられるようになること。

あとは、間違いを恐れないこと。

日本人の特徴として、レッスン中は完璧な正しい文を言わないと、恥ずかしいっていうところがあります。

でもカッコ悪いかもしれないけど、まずはグチャグチャでもいいから言う方がいいんですよ。

当校では、「教室の中ではどんどん間違えましょう」「間違ったもん勝ち」「恥かいたもん勝ち」ってよく言っています。

外国人講師のレッスンでも日本人講師のレッスンでも同じで、考え込んで黙ってしまうよりも、間違っていてもいいからどんどんアウトプットしていこう、と伝えています。

正直、マジックのように英語が急に上手くなる方法はないと思っているんです。

「ここの学校に通うと半年でペラペラになりますよ」とか、「このコースに3ヶ月ぐらい入ると、TOEICが一気に何点ぐらい取れますよ」と私は思いませんし、言いません。

英会話の勉強はやはりある程度継続が必要なのですが、その最中に「続かない」って諦めてしまうと、そこで終わりです。

だからそこをサポートすると言うか、「続けやすい」「続けたい!」と思えるような方法を私達は提供したいと思っています。

続けたくなるってことは楽しくないといけない、ワクワクすることじゃないといけない。

まずはそれを常に根本におきながら、フレキシブルな受講スタイルを続けやすい価格で提供する。そうすることで生徒さんそれぞれの目標を実現するお手伝いをしたいと考えています。

英語を通して世界を広げたいとか、人とのつながりを深めたいとか、そんな思いを持ちながら、色んな理由で一歩踏み出せずにいるという方々を応援できたら嬉しく思います。

English Buffetの基本情報

教室名 English Buffet
所在地 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町540(室町通り蛸薬師南東角)丸池藤井ビル5階
費用 入学金:16,500円(税込)、レッスン料月704円(税込)~
レッスン時間 50分
講師 日本人、バイリンガル、ネイティブ
オンライン授業 あり(オンラインレッスン、オンライン添削コース)
営業時間 10:00~21:00(曜日によって異なります。)
電話番号 075-275-5985
公式HP https://www.englishbuffet.net/
SNS FacebookTwitterInstagram

English Buffet の位置情報

English Buffet の取材後記

長年、「英会話を日本人に教える」というフィールドで活躍されてきた中澤さんだからこそ言える、力強く温かいお言葉の数々でした。

安かろう悪かろうではなく、レッスンの質にもこだわっている English Buffet さん。

今まで英会話を習いたいと思っていたけれど、価格や時間など、自分の都合と合わず諦めていた方にとって、English Buffet さんは救世主となるかもしれません。

もはや始めない理由がなくなってしまいそうですが、「間違ったもん勝ち」「恥かいたもん勝ち」と先に言ってくれる English Buffet さんへ、思い切って飛び込んでみれば英語の世界が待っていることでしょう。

English Buffet さんの英会話レッスンが気になった方は、無料おためしレッスンを受けてみてくださいね。

取材日:2021年9月7日
取材/文:小原亜紗子
写真:English Buffet 提供