大谷大学の留学制度

大谷大学は、仏教の教えを基盤に、人間の本質を見つめ直す「人間学」が学べる大学です。

京都市北区・北大路にキャンパスを構える大谷大学には、国の登録有形文化財である「尋源館」、語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)がある「慶聞館」、図書館や博物館がある「響流館」など多彩な施設があり、学生の皆さんが勉学に励める環境が整っています。

そんな大谷大学では、アジアを中心に海外の大学と協定を結び、学生の海外留学や海外研修を積極的に支援しています。

また、海外から日本に訪れた学生との交流にも積極的に取り組んでおり、国際感覚を養う環境が整っているのも魅力のひとつです。

今回は、大谷大学 国際学部長であり、語学学習支援室長でもあるアマ ミチヒロ教授、教務課と教育研究支援課の国際交流担当職員に、留学制度や海外研修、学内で実施しているグローバル教育について、詳しくお話を伺いました。

大谷大学では「自己・他者理解」を根幹としたグローバル教育を展開

大谷大学 慶聞館

── はじめに、大谷大学のグローバル教育の方針を教えてください。

本学は、自己と他者の理解に努めることをとても大切にしています。

他者というのは必ずしも自分が直接見える範囲にいる人たちのことだけを意味するのではありません。私たちの生活は、世界中の人々と間接的に関わることで成り立っています。

例えば国際学部国際文化学科では、欧米とアジア地域を研究対象とし、その文化事象を考究することで、自己と他者理解に努め、さまざまな背景を持つ人々に寄り添い、仏教的な相互敬愛を実現する人物の養成を目指しています。

このように、各学部がその研究分野の特徴を活かし、自分と他者の理解に努め、さまざまな背景を持つ人々の文化的・社会的状況を理解して、仏教的な相互敬愛を実現することが、本学のグローバル教育の根幹になっていると考えています。

大谷大学の留学制度3つのスタイル(交換留学・協定留学・一般留学)

── それでは、大谷大学の留学制度について詳しく教えてください。

本学の留学制度は、在学期間中に半年もしくは1年間海外の大学に留学しながら、最短修業年限を延ばすことなく、4年で卒業することができる制度です。「交換留学」「協定留学」「一般留学」の3つの区分に分かれます。

まず、「交換留学」と「協定留学」については、本学の学術交流協定校への留学になります。

中でも、学生を相互に派遣する協定を結んでいる大学への留学を「交換留学」、相互派遣ではなく、本学学生の派遣に関する協定を結んだ大学への留学は「協定留学」と位置づけています。交換留学の方が、留学先授業料免除等のメリットがあるため、人気です。

そして、学術交流協定校以外の、学生自身が選択した大学への留学が「一般留学」です。この一般留学も在学期間中の留学となり、4年で本学を卒業できることは「交換留学」や「協定留学」と同じです。

── ちなみに、学術交流協定校の中で特に人気の留学先はありますか?

本学では韓国留学が人気です。留学に挑戦する学生の数は、時期によって多かったり少なかったりするのですが、韓国留学に関しては希望する学生がコンスタントにいます。

韓国・朝鮮語学習への熱量が高い学生が多く、留学前からよくできる学生は多いです。スタート時のレベルがすでに高いので、留学から帰国する頃には、流暢に話せるレベルまで力をつけてくる学生も多く見られます。

英語圏への留学ももちろん人気で、留学先はカナダを希望する学生が多いです。

大谷大学韓国留学

── 交換留学の場合は定員数が決まっているかと思いますが、一つの大学に人気が集中した場合はどのように対応されていますか?

現在のところ、一つの大学に人気が集中する状況ではなく、比較的希望通りに、学生が行きたい大学に行けているかと思います。

ただ、やはりどうしても募集枠を超えて応募が集まることもありますので、その時は成績だけではなく、「留学を通じてどんな力を身につけたいか、留学経験をどう活かしたいか」というところも含めた面接での総合評価で派遣する学生を決めています。

万が一、交換留学に行けなかった場合も、協定留学に切り替えたり、時期を変えて再度交換留学に挑戦するという方法もあります。

「だめでした」で終わらずに次にできることを一緒に考えていくので、何でも相談していただきたいと思います。

興味のある分野を現地で学べる海外研修(短期語学研修・海外文化研修・フィールドワーク)

大谷大学インド短期研修1

── 大谷大学の留学制度は、半年または1年間の海外留学を対象としたものでしたが、短期プログラムはあるのでしょうか。

本学は留学制度のほかに、「海外研修プログラム」と称する短期プログラムが3種類あります。本学で実施する事前講義と、夏期休暇または春期休暇中に現地で行う研修がセットになったプログラムです。

これらのプログラムは授業科目として開講しているので、単位を取得することができます。

短期語学研修で4科目、文化研修で4科目、フィールドワーク1科目をそれぞれ開講しており、隔年で開講しているものもありますが、全部で9科目の研修があります。

──海外研修プログラムの、具体的な研修内容を教えてください。

1つ目に紹介するのは「短期語学研修」です。現地で約1ヶ月間語学教員による授業を受けたり、現地の名所を訪れ、実地研修を行うプログラムとなっています。

研修先は台湾、中国、韓国、カナダ、ニュージーランドのいずれかで、主に協定を結んでいる大学へ行くことになります。

国・地域にもよりますが、研修先大学が実施するプログラムに2週間から4週間ほど参加し、現地大学の寮、もしくはホームステイをしながら、文化的な交流や現地の暮らしを経験することができます。

2つ目のプログラムは、「短期文化研修」です。短期文化研修は引率教員とともに、インド、中国、ヨーロッパ(ドイツ・フランス)といった各国の歴史や文化に触れて、異文化理解を深めます。

本学は仏教を理念にしている大学なので、特に中国やインドの仏教にまつわる遺跡を巡る研修に力を入れています。

大谷大学インド短期研修2

3つ目はフィールドワーク(国際)です。

本学の真宗学科の趣旨に基づいて開講している科目です。真宗の開教現場を訪れ、そこで開教活動に従事している方から講義を聞き、現地の真宗門徒とも交流します。

これらの経験を通じ、開教活動の現状と課題をより立体的に多角度から把握しようという目的で実施しています。

── 短期研修プログラムは、所属する学部に関係なくどの学生も参加できますか?

はい。国際学部の学生がメインのものもありますが、他の学部の学生も履修することができます。

大谷大学は学内外で綿密に連携しながら挑戦を支えてくれる

大谷大学留学説明会

── 留学相談や留学前のサポート体制について伺いたいです。まず、長期で行く留学制度についてはいかがでしょうか。

教育研究支援課では、相談に来た学生と個別に1時間ほど時間をとり、本人の留学のイメージや希望をしっかりと聞き取りを行います。

そのうえで、半年または1年の個人留学がよいのか、短期研修で他の学生と一緒に行くのがよいのかを一緒に考え、アドバイスします。

長期留学に行きたい学生は、そのまま教育研究支援課で引き続き相談や応募手続きを進めていきますし、短期研修に行きたい学生は教務課に連携して、研修について具体的な説明をしてもらうという流れです。

反対に、先に教務課に相談に行く学生もいるので、その場合は教育研究支援課に引き継いでいただく、といった形でお互いに連携をとりながら、学生に合ったプログラムに誘導しています。

── 留学中のサポート体制はどのようにされていますか?

留学中は、すぐに連絡がつくような体制を整えています。特に長期留学では引率教員がいないため、最近は Microsoft Teams(チームズ)などのオンラインツールを使って連絡を取り合うようにしています。

そうすることで、日本にいるスタッフも複数人でコミュニケーションが取れますし、顔を見て話した方がいいときは、ビデオ通話で話すこともできます。

また、大学の教職員だけでフォローしきれない部分もありますので、その場合は危機管理を担当する外部機関のシステムを利用しています。24時間体制の相談サービスもあるので、連携しながら対応しています。

万が一、迎えが必要になるような重大な事態が起きた場合にも大学がフォローしていけるように体制を整えています。

── これほどサポート体制が整っていると安心ですね。短期研修のサポートについては、いかがでしょうか。

短期研修は授業科目のため、全8回~15回ほどの事前講義を行ったうえで現地に送り出しています。この事前講義も受講しなければ、単位を取得することはできません。

この事前講義では留学中の危機管理について、外務省の危機管理動画を視聴したり、教務課、担当教員、旅行会社より説明する機会を設けて、学生の指導を行っています。

現地では引率教員がおりますので、緊急時はすぐに相談できる体制を整えています。また、引率教員の無い研修では、担当教員も含めて緊急時の連絡体制を大学全体で整えています。

助成金制度で学生の負担を軽減

── 大谷大学では、留学向けの奨学金制度や経済支援制度は実施されていますか?

長期留学を対象とした「留学助成金」という制度を設けています。

金額は留学先の地域によって異なるのですが、8名を上限として支給しています。

特に英語圏は留学費用の負担が大きいので、英語圏の学術交流協定校に留学する場合は、その金額を増額する「特別増額制度」も設けています。

この増額制度に採用されると、本学の授業料と同じ金額を受給できます。

交換留学と異なり、協定留学は現地費用も本学の授業料も同時に負担しなければならないため、こういった増額制度を上手に活用していただくと負担を大幅に軽減できるのではないかと考えています。

学生の語学学習と国際交流の場「語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)」

大谷大学語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)

── 留学に向けて、大谷大学学内で語学を学べる仕組みはありますか?

本学にはアマ教授が室長を務める語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)というスペースがあり、語学を勉強したい、また留学生と交流したい学生が集まる場所となっています。

自主学習をサポートするため、参考書の利用や、eラーニングの利用案内も行っており、個人で語学学習をしたいときに活用できます。

また、せっかく身に付けた外国語を実践できるよう、留学生の方に決まった時間に在室してもらって、会話を楽しめる「Speak Up!」という時間を設けたりもしています。

その他、単発の交流イベントなども行っており、例えば今年の1月にはアマ教授のつながりからアメリカの大学の留学生グループを招いて、ゲームをしたり、腕輪念珠を作ったり、その念珠を持って東本願寺に参拝したりしました。

東本願寺では、国際学部の学生が英語でお寺の案内をできるように事前に準備して、現地で解説しながら見学し、お参りしていただきました。

大谷大学 留学生に東本願寺を案内する

交流イベントでは英語と日本語を交えて交流することが多いですが、「Speak Up!」では、それぞれ留学生の母語で交流してもらうことになっています。

日本語ができる留学生も多いので、時に日本語で補いながら各々のやり方で交流していますね。留学生の日本語の練習にもなっています。

このように、GLOBAL SQUARE は自主学習のサポートと、身につけた語学力を実践して、その言語で交流する楽しさを感じてもらうことに力を入れています。

大谷大学 GLOBAL SQUARE

── 大谷大学に来ている留学生との交流も活発に行われているのですね。

そうですね。みんな初めは遠慮がちな態度ですが、イベントが終わる頃にはすっかり打ち解けています。

またGLOBAL SQUAREでは学生アシスタント制度を設けていて、留学に興味がある学生や、留学に行って帰ってきた学生が活躍してくれています。

中には留学の準備を通じて、GLOBAL SQUARE が身近になって、帰国後に学生アシスタントになる学生もいます。

現地で経験して面白かった交流のしかたを持ち帰って、GLOBAL SQUAREの活動としてイベントを実施してみる学生もいて、留学経験を活かせる場所でもあるのかなと思います。

GLOBAL SQUARE のイベントは全て職員側が企画するのではなく、学生アシスタントが企画するものもあります。

たとえば、2年ほど続いている茶道部とのコラボイベントもその一つです。留学生の方に茶道体験を通じて、日本の文化に触れていただくイベントを行っています。

── 素晴らしいです。学生アシスタントになるには、何か条件はありますか?

語学が好きで、語学を学びたいと思っていることが基本条件です。

それから、どちらかというと「自分が」交流するのではなく、「自分も含むみんなで」交流するのが好きで、GLOBAL SQUARE の運営に興味があるかどうかも確認しています。

条件はそれくらいで、語学力の条件は設けていません。

大谷大学では国内でのフィールドワークも積極的に行っている

── 語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)の活動以外にも、キャンパス内でグローバルな視野を育てられる機会はありますか?

はい。大きく分けて2つあります。1つは授業と関連していることで、もう1つは授業と関連しない全学的な活動です。

授業と関連した活動は、外国人のいるコミュニティに出ていくタイプと、留学生が本学に来て、授業の中で交流するという2つのタイプがあります。

たとえば、韓国・朝鮮文化コースなら、在日コリアンタウンを訪問し、そこでお話を聞いたりします。

欧米文化コースでは、嵐山に行って外国人の方にインタビューをしたり、その場でお話を聞いたり、海外から来る大学生と交流をしたりします。

そして、海外の大学生との交流については、国際学部が中心になってイベントを行うのですが、国際学部以外の学生も参加できるような取り組みも行っています。

先日は、「Otani University Smile Station ~日本の文化を伝えよう~念珠作りワークショップ」というイベントを開催し、フランスの高校生と一緒に念珠を作りました。

── 国際学部以外の学生さんも、イベントには積極的に参加されていますか?

国際学部の学生が、文学部や社会学部、教育学部など他学部の学生に声をかけて、一緒に交流イベントに参加しているところをよく見かけます。

本学は規模が小さい大学なので、学部の垣根を超えた交友関係が作りやすいようです。

留学・海外研修の成果「学生一人ひとりに主体性や積極性を感じるようになった」

── 留学から帰ってきた学生さんの様子をご覧になって、変化や成長を感じることはありますか?

帰国後も GLOBAL SQUARE に来て留学生と交流する学生がいるのですが、留学前よりも流暢に喋れるようになって、語学初心者の学生と留学生の間をつないでくれることもあります。

そういう姿を見ると、留学で語学力をつけてきたなと感じますし、語学力だけでなく、主体性が鍛えられたと感じる学生も多いです。

本学では、ビザの取得や航空便の予約などの留学準備を基本的に本人がするようにしています。そのため、準備の段階からも「自分のことは自分でする」という意識が芽生え、主体性や日常的なスキル・マナーが徐々に身についていくのだと思います。

── 短期研修に参加した学生さんも、何か変化は見られましたか?

短期研修では、渡航準備の段階でアンケートを書くのですが、そのときに目標を掲げてもらっています。せっかく現地に行くのに、なんとなく研修に行って帰ってくるだけではもったいないからです。

目標には、「語学のレベルアップ」や「物怖じせず積極的に話しかける」といったことを書く学生が多い印象です。

そして帰国後、その目標が達成できたかどうかをアンケートに書いてもらいます。

帰国後のアンケートを見てみると、「海外に出てみたことで、自分の中にあった一つの固定概念が外れて、視野が広くなった」という学生がいました。

また、短期研修ではありますが、語学のレベルがしっかりと上がったように感じるという学生もいます。

帰国した学生に、研修の感想を直接聞いてみると、「すごく楽しくて、本当にこんな経験はなかなかできない。行ってよかった」と言ってくれました。

このような話を聞くと、やはりただ行って帰ってくるだけではないんだなと思います。成長を数値化することは難しいのですが、第三者から見ても、研修を通して新しい挑戦をする力がついたように感じます。

── やはり、短期間でも海外に出ると、学生にとっても良い刺激になるのでしょうね。

授業の中でも、学生の様子に変化があるのを感じます。

留学や短期研修に行く前は、若干頼りないところがあった学生が、帰ってきたらはっきりと自分の意見を言うようになったり、グループワークでリーダー的な役割をしたりと、積極性が培われたと感じることがありましたね。

大谷大学の今後「学術交流協定校の拡大と多様な国からの留学生の受け入れを実現したい」

── 留学制度やグローバル教育において、今後さらに力を入れていきたいことはありますか?

円安や物価の高騰などの理由で、学生が留学を躊躇したり、期間を短縮したりすることが増えました。

現在学術交流協定校がある国以外の国にも目を向けて、留学先を開拓していく必要があると考えています。

そういった社会情勢が背景にあり、2025年度よりニュージーランドのオタゴ大学を新たな短期留学先として開拓しました。

これからは、他の英語圏の国、あるいは英語を多く使用しているアジアの国にも目を向けていこうと考えています。

それともう1つ、留学生の受け入れについても力を入れていきたいです。

韓国や中国からの留学生は一定数いるのですが、英語圏からの留学生で、長期間留学する学生は残念ながらほとんどいません。その点も改善していきたいと考えています。

今は、近隣の日本語学校の生徒や外国からの短期留学生グループを招いて交流機会を設けていますが、英語圏からの留学生もアジア圏の留学生も世界中の留学生が本学のキャンパスにいるというような状況を作っていきたいですね。

大谷大学のオープンキャンパスや公式サイトで留学情報をゲットしよう!

── 受験生が留学に関して相談できる機会はありますか?また、留学の情報をどのように知ることができますか?

本学では受験生向けにオープンキャンパスを開催しているのですが、その際に GLOBAL SQUARE を開放し、職員と学生アシスタントが一緒に活動の紹介をしています。

個別で留学の相談もできるので、ぜひオープンキャンパスにお越しの際は GLOBAL SQUARE にもお立ち寄りください。

また、大谷大学の公式サイトから、『留学の手引』をご覧いただけます。この手引では、留学計画の立て方から、本学の留学制度、留学時に必要な提出書類のチェックシートまであらゆる情報を網羅しています。

すごく盛りだくさんなので、これからもブラッシュアップして、より学生にわかりやすいものにまとめていけたらと思っています。ぜひ参考にしてください。

大谷大学から受験生にメッセージ

── 大谷大学の受験を検討している中高生に向けて、メッセージをお願いします!

国際学部 学部長 アマ ミチヒロ 教授:
国際学部・国際文化学科には、英語コミュニケーションコース、欧米文化コース、中国文化コース、韓国・朝鮮文化コースがあります。それぞれ留学をしたり、留学しなくても言語や文化が学べる活動をしております。
例えば、中国文化コースの学生が2025年10月に開催された「第43回全日本中国語スピーチコンテスト 第5回京都府大会」に出場し、そこで優勝して全国大会に進出したり、韓国・朝鮮文化コースの学生が「第5回韓日大学生文化フォーラム」で銀賞を受賞するなど、活躍しています。
このように、言語や文化の取り組みを積極的に行っているので、ぜひ海外の文化、言語に興味がある方に来ていただければと思います。
また、2027年に京都文化学科が新たに開設される予定です。この学科は、単に京都の歴史を学ぶだけではなく、国際学部にあるということで、国際的な視点を踏まえて京都の文化を再発見していきます。
そして、持続可能な国際都市、京都の文化をどういうふうに内外に発信していくかを課題にして学びを深めていきたいと思っていますので、既存の国際文化学科、それから2027年以降に開設する京都文化学科にぜひ来ていただければと思います。

教育研究支援課 職員:
大学では自分自身の言葉で伝えられることの楽しさを感じてほしいなと思っています。
最近ではChatGPTといったAIの発展が著しく、日本語から外国語への翻訳の精度も非常に高くなってきているのを感じます。近い将来、語学を学ばなくても、外国語の文を書いたり、読んだりすることができる時代になるかもしれません。
ですが、やはり直接自分で聞いて自分で言葉を発してお互いに伝わり合える喜びや楽しさは格別です。ですから、ぜひ一歩踏み出してみてください。大学には、語学を身につけるために役立つ設備や制度が用意されています。本学では GLOBAL SQUARE が主にその役割を担っているのですが、こういった環境を最大限活用して語学に触れてもらえるといいなと思っています。特に長期間海外に行ける機会は、学生時代を逃すとなかなかやってきません。物価高や円安で経済面は厳しい時代ではありますが、海外に行くことに少しでも関心があるのであれば、ぜひチャレンジしてほしいなと思います。
本学は、大学の規模は小規模ではありますが、留学をサポートする準備はできていますので、ぜひそれも活用して海外経験を積んでもらいたいなと思います。

教務課 職員:
教務課で科目として開講している海外研修は、国際学部の学生に限らず、すべての学部の学生が参加することができます。これから日本のグローバル化が進む中、自学部の専門知識以外にも、他国の文化・言語に直接触れることができるのは大学生のときだからこそできることだと思います。本学では全学生に参加できる機会を設けていますので、ぜひこの制度を利用してもらいたいと思います。
そして私たち教務課や教育研究支援課も、留学をサポートする体制を整えていますので、ぜひ興味・関心を持っていただけると嬉しいです。

── 本日は貴重なお話をありがとうございました!

大谷大学の基本情報

大学名 大谷大学
学部 文学部、社会学部、教育学部、国際学部
所在地(住所) 京都府京都市北区小山上総町
留学プログラム 留学制度(交換留学・協定留学・一般留学)
国際交流科目
短期語学研修/英語、中国語、韓国・朝鮮語
短期文化研修/インド、中国、ドイツ、フランス
フィールドワーク/(文学部真宗学科の学科科目)
大学公式HP https://www.otani.ac.jp/
SNS 大谷大学公式 X
大谷大学公式 Instagram
大谷大学公式 Facebook

※ 取材時の情報を掲載しています。

学生の自主性を尊重する大谷大学の取材後記

大谷大学 尋源館

大谷大学は、学内に語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)があり、国際交流や語学学習ができる環境がしっかり整っています。

仏教の大学なので、アジア圏の交流がほとんどかなと思っていましたが、先日もフランスの学生と念珠を作るワークショップを行うなど、欧米圏の学生との交流も活発に行われているのが印象的でした。

インタビューでは、留学による学生の変化や成長を実感したエピソードを伺いましたが、先生方は、学生一人ひとりの顔を思い浮かべるように、終始にこやかにお話しくださいました。

その表情からは、学生の挑戦を温かく見守り続ける、大谷大学ならではの深い愛情が伝わってきました。

留学は準備の段階からやることもたくさんありますし、途中で躓くこともあるかもしれません。大谷大学は学生の自主性を尊重し、自力での解決を促しながらも、いざというときにはそっと手を差し伸べる。そんな懐の深さを感じます。

大谷大学の留学制度について詳しく知りたい方は、公式サイトの「留学の手引」をご覧ください。必要な情報が全て網羅された素晴らしい資料です。

また、オープンキャンパスも開催されますので、GLOBAL SQUARE を見学したり、職員の方に直接話を聞いてみたりして、留学情報をゲットしましょう!

取材日:2026年2月13日
取材/文:富澤 利恵
写真提供:大谷大学