大阪府吹田市に位置する大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部(OGU)は、全学部が同じキャンパスに集まっており、学部・学科の枠を超えた学びが得られる環境が整っています。
グローバル教育にも力を入れており、1年次生から積極的に海外に挑戦できるよう「First-Step Study Abroad Program」を用意するほか、豊富な提携校への留学プログラムも充実しています。
今回は、大阪学院大学国際センターの中村さんに、留学プログラムの特徴や魅力についてインタビューをさせていただきました。
学内で実施されている国際交流の取り組みについてもお話を伺ったので、ぜひ参考にしてください。
初めて海外に行く学生にもやさしい!大阪学院大学の留学プログラム

── それでは早速、大阪学院大学で実施されている留学プログラムの特徴を教えてください。
本学は、目的に合わせて参加できる留学プログラムが多数あります。
大阪学院大学の主な留学プログラム(全学部向け)
- First-Step Study Abroad Program
- 海外研修
- 交換留学
- 英語+ボランティア留学
1年次生対象の「First-Step Study Abroad Program」
── 「First-Step Study Abroad Program」はどのようなプログラムですか?
「First-Step Study Abroad Program」は、1年次生を対象とした、本学独自の短期留学プログラムです。1年次生向けのプログラムを用意しているのは、比較的珍しい取り組みだと思います。
参加した学生からは、「みんな同じ学年なので、すぐに打ち解けられた」と好評です。
「First-Step Study Abroad Program」は、名前の通り、留学の最初の一歩として位置づけられています。基本的には語学を学ぶのですが、それだけでなく、社会課題やSDGsにも取り組みます。
渡航時期は1年次の夏期休暇で、期間は2週間です。そのため、学生には入学後すぐに留学の案内を行っています。
このプログラムは、多くの学生に参加してもらいたいという思いから、費用負担はできるだけ軽くなるように努めています。
全学部の学生を対象としているので、本格的な海外研修に先駆けて、積極的に参加してもらえたらと考えています。
語学学習や文化体験ができる「海外研修」

── 次に、大阪学院大学で実施している「海外研修」について教えてください。
「海外研修」は語学学習を中心に、文化体験やアクティビティも一部実施しているプログラムです。
夏期休暇と春期休暇に実施しており、期間は2週間から6週間ほどです。派遣先は協定校を含む大学のほか、語学学校もあります。
夏期休暇には、英語だけでなく、韓国で韓国語を学ぶこともできます。
参加人数は年にもよりますが、40名~50名ほどで推移しています。
本学の海外研修のメリットは、学生1名からでも留学できることです。「人数が揃わないから実施できない」ということはありません。
また、First-Step Study Abroad Programと海外研修に参加した学生は翌学期に2単位修得できる点も、良いポイントだと思います。
語学要件をやさしめに設定!経済的支援も充実の「交換留学」
── では、「交換留学」の特徴や魅力はどういったところにありますか?
本学の「交換留学」は、まず派遣先が豊富にあることが魅力の一つです。学生交換協定を結んでいる大学は29の国・地域63大学(2026年3月現在)あり、本学の規模から考えると、非常に充実しています。
留学期間は1学期または2学期です。
交換留学といえば「学部に入って専門的なことをしっかりと学ぶ留学」というイメージがあると思いますが、本学の場合は語学留学も交換留学に含まれています。
交換留学なので、語学留学の場合も留学先の学費はかかりません。
その他の経済的支援として、本学から奨励金を1学期あたり最大20万円貸与※しています。
※ 卒業と同時に返還不要となります。
また、JASSOの海外留学支援制度の協定派遣にも継続的に採択されているので、そこからの奨学金も受給することができます。
さらに、本学の交換留学は語学要件を比較的やさしめに設定しています。TOEFLやIELTSだけでなくTOEICのスコアも留学の基準としており、最低スコアを550点程度に設定しているので、挑戦しやすいと思います。
TOEIC600点ほどの語学力で現地に行くと、少し大変かもしれません。ただ、まったくついていけないわけではありません。
今まで交換留学に行った学生も、それぞれしっかり成長して帰ってきています。
── ちなみに、学生に人気の留学先はどこですか?
先輩が留学した大学を希望する学生が多いです。例えば、ドイツのマインツ専門大学やバイロイト大学、オランダのフォンティス応用科学大学が人気です。

また、最近は韓国への留学を希望する学生も増えています。なお、ヨーロッパやアジアに留学する場合でも、英語で授業を受けられます。
語学を学びながら社会課題にも向き合う「英語+ボランティア留学」
── 次に、「英語+ボランティア留学」について教えてください。
「英語+ボランティア留学」は、2025年度から始まった1学期間の新しいプログラムです。
語学力を身につけるのはもちろん、ボランティアを通して異文化理解力やコミュニケーション力、自主性、積極性など、社会で求められるスキルを養うことができます。
交換留学よりもさらに語学要件をやさしめに設定しているため、より多くの学生に挑戦してもらえます。
現地の学費は自己負担になりますが、交換留学同様、JASSOの海外留学支援制度(協定派遣)の奨学金に採択されているので、プログラム費用の半分くらいは賄うことができます。
── ボランティアは具体的に何をするのですか?
これまでの活動内容としては、現地NGOのもとで子どもたちへの教育活動のサポートや、リサイクル商品を作っている人々に関する動画の作成、現地の高校で日本語を学ぶ学生への日本の遊びの紹介などがあります。
多くの学びが得られるプログラムなので、学生の皆さんにはぜひ参加してほしいですね。
また、交換留学と英語+ボランティア留学は、現地での学びが単位認定されますので、留学しても4年間で卒業することができます。
学部の海外留学制度
── 学部ごとの海外留学に関する取り組みについて教えてください。
国際学部国際学科の学生は、体験型学習の一環で全員を対象とした留学プログラム※があります。2年次の夏期休暇中から約3ヶ月間、現地に行きます。
※ 参加は希望者のみ
本学の国際学部は、環太平洋地域をメインに勉強しているので、留学先はニュージーランド、韓国、アメリカ、シンガポールといった太平洋に面した地域となっています。
そして、国際学部国際学科の学生は先ほど紹介した交換留学やその他の留学プログラムにも参加できるので、最長1年半の留学ができます。
また、国際学部の専攻科目には、留学に行った学生向けの科目が用意されています。留学先で学んだ内容にかかわらず単位認定されるため、中期間留学をしても4年で卒業することができます。
── 最長1年半留学して、4年で卒業できるのは嬉しいですね。その他の学部についてはいかがですか?
外国語学部は、一般的な2学期制ではなく、4学期制を採用しています。4学期制にすることによって、長期休暇を活用した海外研修や、交換留学に参加しやすくなっています。
Global Studies 専攻では、英語で英語を学ぶ授業を取り入れています。英語教員は、ほぼ全員「TESOL」という英語教授法を修得しており、日本語を介さずに英語を教えています。

また、英語だけでなくグローバル社会で役立つ知識を、元外交官や国連職員の先生から英語で学ぶ機会もあります。
「日本にいるときから海外の大学と同じ学び方をしているので、留学に行ってからも比較的スムーズに授業に馴染むことができる」と学生からも好評です。
── 国際系・外国語系の学部は留学に最適なカリキュラムになっているのですね。
国際学部と外国語学部以外では、経営学部経営学科と経済学部経済学科のグローバルコースの留学制度もあります。
こちらは、2回の海外留学でTOEIC700点以上を目指すコースです。2年次の春に語学留学、3年次の秋に専門分野留学(交換留学)に参加し、英語で経営学や経済学を学びます。
経営学や経済学を海外でしっかりと学びたい学生や、商社や外資系企業などへの就職を目指す学生にとっては、とても良い環境ではないかと思います。
【入試情報】外国語学部 Global Studies 専攻型
Global Studies専攻型の総合型選抜は、英語によるプレゼンテーションと面接で選抜が実施されます。一般選抜は英語1教科と英語による面接が行われます。
選抜結果に応じて、学費の全額、もしくは半額が減免されるため、減免された学費を留学費用として活用できます。
また、学内で実施するTOEIC L&R IP テストの受験料免除、資格取得を支援する「エクステンションセンター」での資格講座を4年間無料で受講できるといった特典もあります。
詳細は大阪学院大学の入学者選抜要項をご確認ください。
大阪学院大学が力を入れている留学前の事前学習
── 留学制度について、大阪学院大学ならではの取り組みがあれば教えてください。
本学は、留学前の事前学習に力を入れています。
交換留学の場合は、異文化理解学習を目的として、参加者全員を対象に、協定校のオランダ・フォンティス応用科学大学の担当者によるオンライン授業を実施しています。
また、キャリア教育についても、交換留学に行く前にキャリアセンターの担当者から、留学の経験をキャリアに活かす方法や、留学経験を言語化する方法などを話してもらっています。
── やはり、長期留学に行く学生さんの中には、就活との兼ね合いを気にする人もいますか?
そうですね。留学と就活のどちらを優先するかで悩む学生は多いと思います。残念ながら、就活を優先するために留学を諦める学生もいます。
現状として、インターンシップや就職説明会の時期が早まっており、留学に行きにくい状況が加速しているようにも感じます。
ですが、そんな中でも留学に行くことを選ぶ学生がいます。
私たちは、彼らにできるだけ現地での勉強に集中してもらいたいと考えています。そのほうが、就活でアピールできることも増えるからです。
彼らが安心して留学に挑戦できるよう、私たち国際センターもキャリアセンターとしっかり連携して、学生の就職をサポートしていきます。
留学に関する相談は国際センターが主な窓口
── 留学に関する相談や情報収集はどこでできますか?
「First-Step Study Abroad Program」や「交換留学」といった全学向けの留学・海外研修については、基本的に国際センターが窓口となってサポートしています。
短期の海外研修については、基本的に航空券の手配も国際センターが行っているので、初めて海外に行く学生も気軽に挑戦できると思います。
長期留学に行く学生は、学生自身で航空券の購入やビザの取得手続きをしますが、手続きで迷った時は国際センターに相談に来てくれれば、いつでもサポートします。
各学部で実施している留学については、教務事務室教務課が主に対応しています。
── 手厚いサポートが心強いです。留学の説明会等も定期的に開催されていますか?
はい、主に4月と10月頃に説明会を実施しています。申込締切は翌月に設定することが多いです。
説明会には、留学を経験した学生に来てもらって、体験談を話してもらうこともあります。
また、各学期のはじめに約3日間の「インターナショナルウィーク」を開催し、交換留学や海外研修を経験した学生の話を聞ける機会を設けています。
── 留学中の学生さんへのサポート体制はいかがでしょうか?
留学中のサポートについても、国際センターのスタッフが主に対応しています。
留学中の学生とは、主にチャットやメールでいつでも連絡できるような体制になっています。
また、現地校にも担当者がいるので、現地の担当者に相談することもできます。
「I-Chat Lounge」や「CETハウスシェアプログラム」など学内の国際交流も活発
── キャンパス内でも、グローバルな視野や能力を育てる取り組みを行っていますか?
本学には、「I-Chat Lounge」という多文化交流スペースがあります。

外国人スタッフが常駐していて、本学で受け入れている留学生にもインターンとして働いてもらうこともあります。
「I-Chat Lounge」では無料の英会話レッスンを行っており、留学前の英会話トレーニングに利用する学生や、留学から帰国後、語学力キープのために訪れる学生もいます。
また、ワークショップや国際交流イベントも積極的に開催しているので、キャンパス内でも留学生や外国人スタッフと交流できる機会がたくさんあります。
さらに、本学ならではの取り組みとして「CETハウスシェアプログラム」があります。
── 「CETハウスシェアプログラム」とは何ですか?
CETは、アメリカの学生を世界中に派遣している留学派遣機関で、日本では大阪学院大学にのみプログラムが用意されています。
ハウスシェアプログラムは、大学周辺にあるシェアハウスやアパートでCETの留学生と一緒に生活するプログラムです。

留学生と共同生活を送ることで、言語交換や異文化交流ができるメリットがあるのはもちろん、本学の学生は家賃が無料となります。
大学から少し距離があり、電車通学が必要となるシェアハウスについては、定期代も支給されます。
家賃無料で大学周辺に住めて、かつ留学生と国際交流もできるとあって、学生にも非常に人気のプログラムです。
春学期、夏学期、秋学期でそれぞれ2~4ヶ月ほどシェアハウスに住めるのですが、中にはリピートして、1年を通してプログラムへの参加を希望する学生もいます。
── それは国際交流に興味があるならぜひ活用したい、大阪学院大学ならではのプログラムですね。
その他、学内の取り組みとして「Club KC」という学生団体があるのも本学の特徴です。
Club KC は、長期の留学生をサポートする「Buddy Program」や、短期の留学生をサポートする「Team SOS」といった活動をしています。
ちなみに、Buddy Program や Team SOS は Club KCに所属していなくても参加できます。
大阪学院大学からのお知らせとメッセージ
── 受験生が大阪学院大学の留学制度について情報収集ができる機会はありますか?
本学の国際センターは、在学生に限らず中高生にも開放していますので、知りたいことがあるときは、ぜひお問い合わせください。もちろん、直接お越しいただくことも可能です。
また、オープンキャンパスでもブースを設けていますので、お気軽にお立ち寄りいただければと思います。
── 最後に、大阪学院大学を検討している受験生に向けて、メッセージをお願いします!
本学は語学のレベル別に参加できる、長期や短期の留学プログラムが充実しています。
また、留学に行かなくても学内で国際交流や異文化体験ができる機会もたくさんありますので、積極的に国際交流をしたい方には、最適な大学だと思います。
留学に限らず、大学生活でやりたいことがあれば、それを実現するための環境やプログラムが豊富にあります。皆さんの「やりたい」を、大学全体で応援します。
── 本日はありがとうございました!
大阪学院大学の基本情報
| 大学名 | 大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部 |
|---|---|
| 学部 | 商学部、経営学部、経済学部、法学部、外国語学部、国際学部、情報学部、短期大学部 |
| 所在地(住所) | 〒564-8511 大阪府吹田市岸部南二丁目36番1号 |
| 留学プログラム | First-Step Study Abroad Program 海外研修(語学研修・文化研修) 交換留学 英語+ボランティア留学 テーマ別研修 認定留学 学部学科別研修 |
| 大学公式HP | https://www.ogu.ac.jp/ |
| SNS | 大学公式 Instagram 大学公式 Line 大学公式 YouTube |
※ 取材時の情報を掲載しています。
留学に挑戦しやすい環境が整っている大阪学院大学の取材後記
大阪学院大学のお話を伺って魅力を感じた点は、学生が挑戦しやすい環境づくりに力を入れていることです。
大学生という大切な期間に、挑戦する機会を逃さないよう、大阪学院大学では1年生限定の留学プログラムを用意したり、語学要件をやさしめに設定したり、経済的支援を充実させたりとさまざまな工夫を凝らしています。
また、国際交流の場である「I-Chat Lounge」は、他大学に先駆けて設けられたというお話を伺い、早くからグローバル教育に力を入れてこられたのだなと感じました。
そんな大阪学院大学を卒業した先輩は、さまざまな方面で活躍されています。
夢を叶える環境が、大阪学院大学にはあります。
受験生の相談も柔軟に対応されているので、気になることがあれば何でも相談してみましょう。
取材日:2026年8月4日
取材/文:富澤利恵
写真提供:大阪学院大学





