関西の経済・文化の中心地である大阪府大阪市に、利便性の高い都市型キャンパスを構える大阪経済大学。
4年間を通して少人数制のゼミ教育に力を入れるとともに、キャリア支援も充実しており、就職に強い大学として知られています。
今回は、国際交流課の矢島さんと川崎さんに、大阪経済大学の国際交流や留学制度についてお話をうかがいました。
段階的に海外に挑戦できる環境や、大阪経済大学独自の充実した留学奨学金制度など、留学する学生への手厚いサポートをご紹介します。
自分に合ったステップから段階的に海外へ挑戦できるのが魅力

── はじめに、大阪経済大学の留学制度や国際交流の魅力を教えてください。
大阪経済大学では、海外に興味はあるけれど、いきなり長期留学は不安という学生でも、自分のレベルや目的に合わせて段階的に挑戦できる点が一番の魅力です。
まず学内での語学カフェや国際交流を通じて外国語や異文化に触れながら、語学力を身につけ、異文化への理解を深めていきます。
その後、夏休みや春休みの短期の語学研修へ参加し、さらに派遣留学、認定留学へとステップアップできる環境を整えています。
語学力に自信がなくても「語学カフェ」や国際交流から始められる
── 海外への挑戦の入口となる、語学カフェや国際交流について教えてください。
本学には「グローバルコモンズ」という、語学学習や国際交流のための施設があります。
普段は学生が1人で集中して勉強したり、海外からの留学生と交流したりする場所で、語学カフェもこちらで実施しています。
語学カフェは英語、韓国語の2つがあり、楽しく会話しながら異文化に触れられるレッスンです。
最も人気があるのが「+(プラス)英語カフェ」です。語学学校ベルリッツのネイティブ講師による週3回のレッスンで、ゲームやアクティビティなどを通じて、自然に実用的な英語を身につけられます。
初心者でも気軽に参加できるレッスンも設けており、本学の学生は無料で受講できます。
韓国語カフェは、留学生とのフリートークで、実践的な語学スキルを高められます。
昨日も語学カフェが開催され、にぎやかな笑い声が聞こえてきて、学生たちが楽しく語学を学んでいる様子がうかがえました。
── 楽しく語学を学ぶと、上達も早そうですね!ほかにも、キャンパス内で国際交流する機会はありますか?
本学の学生と海外からの留学生が気軽に交流できる国際交流イベントを実施しています。
クリスマスなどの季節のイベントのほか、大学祭では本学の学生と留学生が協力して出店するなど、多くの国際交流の機会があります。
さらに、本学の学生が海外からの留学生をサポートする制度も設けています。
「国際交流サポーター」は、寮で留学生と共に生活し、日常生活の支援を行っています。
また、履修登録などキャンパス内での学生生活をサポートするのが「国際交流チューター」です。
どちらも留学生と深い交流が生まれ、異文化への理解を深める貴重な機会となっています。
このように、キャンパス内で日常的に国際交流ができる環境も、本学の魅力の1つと考えています。

語学力に合わせて学べる短期語学研修にはスペイン語のプログラムも
── 国際交流の次のステップである語学研修はどのような内容ですか?
短期の語学研修は、初めて海外へ挑戦する学生も参加しやすく、人気のプログラムです。
夏休みや春休みに、3週間から4週間、語学のレッスンに加えてアクティビティなどを通じて異文化を体験することが主な目的です。
研修中は学生寮やホームステイでの滞在なので、現地の文化や生活習慣を肌で感じられます。
8月はカナダでの英語研修と台湾での中国語研修を行います。2月から3月にかけてはオーストラリア・フィリピンでの英語研修と、スペインでのスペイン語研修が実施されます。
レベル分けテストによって、自分の語学力に合ったクラスで学べるため、一人ひとりの習熟度に応じた学習が可能です。
語学研修には1年生から参加でき、単位も認定されます。
大阪経済大学では長期留学と4年間での卒業を両立できる
── さらにステップアップした、派遣留学と認定留学についてお聞かせください。
派遣留学は、本学と学生交換協定を結んでいる海外の大学へ留学する制度です。
協定により留学先の大学の授業料は免除されるため、留学を希望する学生にとって大きな後押しとなっていると考えています。
留学先の大学の正規授業を受講する場合が多く、求められる語学力は大学によって異なりますが、一定の水準が必要です。
認定留学は、大学が協定を結んでいる大学以外にも、学生が希望する大学を選んで留学できる制度です。
大学だけでなく、大学付属の語学学校も留学の対象となります。ただし、民間の語学学校は対象外です。
派遣留学のような大学間の協定に基づく留学ではないので、留学先の授業料は学生が負担します。
派遣留学、認定留学は、留学先で受けた授業を本学の単位として認定する制度があるため、4年間での卒業をめざせます。
また、留学中も本学での学びを継続できるよう、担当教員がゼミの授業をオンラインで遠隔指導することもあります。
なお、これらの留学プログラムは2年生以上が対象です。
── 大学2年生からの長期留学をめざすなら、高校生のうちから語学の勉強に取り組んでおくことが大切になりそうですね。
2年生で留学する場合、1年生の後期に留学の申請を行う必要があります。
語学力は短期間で身につくものではないため、大学入学後に慌てて準備するのではなく、高校生のうちから少しずつ語学力を磨いておくことが大切です。
早い段階から準備を進めておくことで、留学先の選択肢も広がり、現地での学びをより充実したものにできます。

専門分野を実践的に学ぶ学部別の海外実習も充実
── これまでご紹介いただいたプログラムのほかに、学部ごとに海外で学ぶ機会もありますか?
経済学部、経営学部、人間科学部、国際共創学部には、選択科目の1つとして海外実習があります。
2週間ほど海外へ行き、企業・施設の視察や現地の人との交流を行い、専門分野の学びを深める授業です。
教員が引率しますので、初めて海外へ行く学生も安心して参加できます。
事前授業で留学前に目的意識を高め、帰国後は現地での学びや気づきを振り返り、今後の学習に生かしています。
例えば経営学部では、今年、学生約15名が韓国のソウルへ赴き、現地企業を視察しながら、グローバルビジネスの最前線を学びました。
海外での学びをカリキュラムに組み込んだ国際共創学部
また、国際共創学部では、1年次にハワイ大学マノア校への3週間の留学が必修となっています。
このプログラムでは、英語を学ぶことに加えて、多文化への理解を深めることも重視しており、学生たちはハワイで多様な学びを得て帰ってきます。
── ハワイでの経験は、その後の学びにどうつながっていくのですか?
2年生では、国内外で実践的に学ぶ「地域探究型実践プログラム」があります。
海外はデンマークとマレーシアが選択肢です。それぞれの国の課題と、その解決に向けた取り組みを学びます。
帰国後は、海外で学んだことを生かし、日本が抱える課題の解決策を考えていきます。
── さらに学びを深めたい学生には、どのような機会がありますか?
3年生では、希望する学生が、ベトナムでの「プロジェクト型実践プログラム」に参加します。
1~2年生で学んだことをさらに発展させる内容で、経済成長が著しいベトナムで課題解決を実践的に学びます。
国際共創学部では、海外で学ぶ機会がカリキュラムの中に組み込まれていることが特長です。
ただ海外へ行った経験だけで終わらせず、現地での学びと大学の授業を結びつけ、理解を深められる仕組みになっています。
語学研修も長期留学も安心!大阪経済大学独自の奨学金制度

── 留学には多くの費用がかかりますが、経済的支援は行っていらっしゃいますか?
はい。本学では留学にかかる費用の負担を軽減できるよう、さまざまな奨学金制度を設けています。
まず、語学研修については、研修費用の約4割を大学が負担しており、学生が負担するのは総額の6割相当です。
短期の語学研修にも経済的な支援を行うことで、学生が海外に挑戦する第一歩を後押ししています。
── 学生にとってたいへん大きな支えとなりますね。長期留学にも支援がありますか?
派遣留学と認定留学にも、学生が安心して留学に臨めるよう、奨学金制度を充実させています。
基本となる奨学金に加えて、語学力などの条件付きの奨学金が用意されている「2階建て」の仕組みです。
大阪経済大学の留学奨学金
| 派遣留学 | 認定留学 | |
|---|---|---|
| 基本となる奨学金 | 交換国際留学生奨学金 (月額5万円) |
認定留学生奨学金 (留学期間の大阪経済大学の授業料相当額を支給) |
| 条件付きの奨学金 | ジャンプアップ海外留学奨学金 (語学力など要件あり) |
ジャンプアップ海外留学奨学金 (語学力など要件あり) |
※取材時の情報を掲載しています。
── まず、基本となる奨学金について教えてください。
派遣留学では、交換国際留学生奨学金として、月額5万円が支給されます。例えば、6か月間留学する場合、30万円の支給です。
認定留学には、認定留学生奨学金があります。留学が認められた期間の、本学の授業料相当額が支給される制度です。
2027年度以降に昼間の学部に入学した学生には、半年間の留学で40万5000円を給付します。夜間の学部の場合は20万円を給付します。
この奨学金は給付型で、返還の必要はありません。
── 認定留学にも奨学金制度が用意されているのは、学生にとって心強いですね。ジャンプアップ海外留学奨学金はどのような内容ですか?
ジャンプアップ海外留学奨学金は、一定の語学要件があります。給付額は、派遣留学か認定留学か、また留学先の地域によって異なります。
認定留学の例をお話ししますと、TOEIC L&Rのスコアが500点以上あり、北米や欧州、オセアニアへ1学期(半年間)留学する学生には月額15万円が支給されます。
この場合、1学期を5か月として計算しますので、合計75万円が給付されるということです。
ただし、この奨学金には返還が必要になることがあります。
── どのような場合に返還しなければならないのでしょうか?
この奨学金の語学要件には、エントリーレベル(英語の場合TOEIC L&R 500点~599点)と適正レベル(英語の場合TOEIC L&R 600点以上)を設定しています。
留学前にエントリーレベルの学生も、ジャンプアップ海外留学奨学金を申請し、受給できます。
ただし、帰国後、決められた時期までに適正レベルのスコアを取得できない場合、支給された奨学金を返還しなければなりません。
そのため、学生には、留学前に適正レベルまで語学力を身につけてから留学するようアドバイスしています。
留学前に適正レベルのスコアを取得しておけば、基本的に返還の義務はありませんので、留学先でも落ち着いて勉強に集中できます。
手厚いサポートに後押しされ大きく成長する大阪経済大学の学生たち

── 学生が留学したいと思ったとき、相談できる場所はありますか?
国際交流課で留学に関する個別相談を行っています。学生の相談内容はさまざまですので、それぞれの状況に応じて丁寧に対応することを心がけています。
また、保護者やゼミの担当教員とも、同時に相談することが大切とアドバイスしています。
留学が決まった学生にはオリエンテーションや手続きのサポートを行います。
── 留学中や留学後の支援は行っていらっしゃいますか?
留学中は、学生に学習状況報告書を提出してもらい、国際交流課で学習や生活の状況を把握しています。
帰国後には、帰国届を通じて、留学で学んだこと、経験したことやかかった費用について報告してもらいます。
学習状況報告書や帰国届の内容は、本学のポータルサイト(大学からのお知らせの確認や各種手続き、学習管理などをまとめて行えるWebサービス)を通じて全学生に公開されています。
実際に留学を経験した先輩の報告書ですから、これから留学を検討する学生にとって、具体的で参考になる情報源となっています。
また、留学先で学んだ授業を本学の単位に認定する手続きのサポートも行っており、留学前から帰国後まで継続的に支援しているのも本学の特長です。
── 帰国後、就職活動のサポートは行われていますか?
キャリア支援課で、学生一人ひとりの希望や状況に合わせて、進路や就職活動に関する個別相談に応じています。
進路選択に迷ったときや、就職活動の進め方について悩んだときにも、気軽に相談できる体制を整えています。
国際交流課で留学の相談をして留学した学生が、希望する企業に内定をもらったという報告をしに来てくれることがあり、私たちもたいへん嬉しく思います。
留学を経験した学生は、留学を通じて得た語学力や主体性、行動力に加え、問題解決力やコミュニケーション能力が、就職活動において大きな強みとなっていると感じます。
── 留学経験が学生の成長につながっているのですね。
そうですね。人として一回りも二回りも大きくなって帰国する学生が多いです。
留学先では自分で考え、自ら行動しなければならない場面が多くあります。さまざまな経験を通じて、主体性や問題解決力を身につけています。
また、異なる文化や価値観を持つ人々と接することで視野が広がりますし、自分自身の将来について真剣に考えるきっかけにもなっているようです。
留学経験が大きな自信となり、帰国後の大学生活や就職活動に、より積極的に取り組む学生も大変多いです。
公式サイトやInstagramで大阪経済大学の留学制度を知ろう

── 大阪経済大学の留学制度や国際交流について、もっと詳しく知りたい中高生が情報を得る方法はありますか?
本学の公式ウェブサイトの留学制度を紹介したページや、国際交流課のInstagramなどで情報を確認できます。
オープンキャンパスや進学説明会でも、一部、留学に関する説明を行っています。
また、国際交流課では電話での個別相談にも対応していますので、電話で問い合わせていただくことも可能です。
大阪経済大学から受験生へのメッセージ

── 最後に、大阪経済大学の受験を検討している受験生の皆さんに、メッセージをお願いします。
大阪経済大学では、さまざまな海外体験のプログラムや奨学金制度などを整えています。
受験生の皆さんの中には、海外に興味はあるけれど語学に自信がない人や、海外経験がないことを不安に感じている人も多いと思います。
大阪経済大学では、語学カフェなどで留学に行く前に語学を学んだり、異文化を体験したりできます。
また、短期の語学研修もありますので、海外が初めての学生も安心して世界への第一歩を踏み出せます。
さらに、次のステップとして派遣留学や認定留学に挑戦する学生もいます。
留学や国際交流の面からも大阪経済大学のことを知ってもらい、受験校の1つとして検討していただけたら嬉しいです。
受験勉強はたいへんだと思いますが、近い将来、大学で学んだり留学に挑戦したりしている自分の姿を想像しながら頑張ってください!
大阪経済大学の基本情報
| 大学名 | 大阪経済大学 |
|---|---|
| 学部 | ■経済学部 ・経済学科 ■経営学部 ・第1部 経営学科 ・第1部 ビジネス法学科 ・第2部 経営学科 ■情報社会学部 情報社会学科 ■人間科学部 人間科学科 ■国際共創学部 国際共創学科 |
| 所在地(住所) | 大阪市東淀川区大隅2-2-8 |
| 留学プログラム | ■語学研修 ・夏期英語研修(カナダ) ・夏期中国語研修(台湾) ・春期英語研修(オーストラリア・フィリピン) ・春期スペイン語研修(スペイン) ■派遣留学 キーン大学・トロイ大学(アメリカ)、エフェック大学(ベルギー)、ISUGA国際大学(フランス)ほか海外協定大学21校 ■認定留学※1 トロント大学・ヨーク大学(カナダ)、グリフィス大学・ラトローブ大学(オーストラリア) 、ソウル市立大学校(韓国) ほか ※1 過去の実績です |
| 大学公式HP | https://www.osaka-ue.ac.jp/ |
| SNS | 大学公式 X 大学公式 Instagram 大学公式 LINE 大学公式 YouTube |
※ 取材時の情報を掲載しています。
学生一人ひとりに寄り添うサポートが魅力!大阪経済大学の取材後記
大阪経済大学の取材では、国際交流課の方の「学生が元気で帰国することが一番大切です。」という言葉が深く印象に残りました。
もちろん、留学の第一の目的は、語学を身につけたり、専門分野を学んだりすることです。
そのうえで、「安全に過ごして、無事に帰ってくることが何より大切」という言葉から、学生一人ひとりを思いやり、親身になって支えていらっしゃることが伝わってきました。
「海外に興味はあるけれど、語学力に自信がない」「留学してみたいけれど、海外へ行ったことがないから不安」など、海外への一歩を踏み出すことに迷いを感じている高校生もいるでしょう。
大阪経済大学では、キャンパス内でできる国際交流や、短期語学研修など、自分に合ったプログラムから始められるほか、派遣留学や認定留学など、長期留学に挑戦できる制度も整備されています。
さらに、留学費用の負担を軽減する奨学金などの支援制度が非常に充実している点も魅力です。
そして、学生に寄り添ってサポートしてくれる教職員の皆さんがいらっしゃいます。
このように、大阪経済大学では、安心して海外へ挑戦できるサポート体制が整っています。
大学の公式サイトには、充実したサポート体制に支えられて留学し、大きく成長した先輩たちの体験談が多く掲載されています。
先輩たちのリアルな声は、海外留学をめざす中高生に大変参考になる内容です。ぜひチェックしてみてください!
取材日:2026年10月15日
取材/文:野池 亜子
写真提供:大阪経済大学





