「ビジネス英語力をブラッシュアップさせたい」
「シャドーイングが効果的と聞いたけどやり方がわからない」
このような方におすすめなのが、今回ご紹介する英語学習アプリTORAbit(トラビット)です。
評判の英語コーチング「TORAIZ(トライズ)」が運営しているアプリということで、使うのをとても楽しみにしていました。
この記事では、実際にトラビットをインストールして使ってみた私の感想を、「トラビットの良さ」だけでなく、少し気になった点についても正直にお伝えします。
同じく口コミで評判のスピフルやシャドテンといった、人気の英語学習アプリとの違いについても、比較しながら紹介しているので、ご自身のニーズに合ったアプリ選びの参考にしていただけると幸いです。
7日間の無料体験期間中はすべての機能が使い放題です!気になった方はぜひ一度お試しくださいね。
- 執筆者:Lin

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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら
目次
英語学習アプリTORAbit(トラビット)とは?
トラビットは、英語コーチングTORAIZ(トライズ)が提供する英語学習アプリです。
このアプリでは、「瞬間英作文 FURETORA」と「シャドーイング SHADOTORA」の2つのトレーニングに取り組めます。

瞬間英作文とシャドーイングの2つのトレーニングを繰り返すことで、スピーキング力とリスニング力の両方が、同時に無理なく、効率的にレベルアップしていくように作られています。
所要時間は各トレーニングともに1回5分程度。スキマ時間に取り組みやすい手軽さも、忙しいビジネスパーソンにはぴったりでしょう。
ビジネス英語をブラッシュアップしたい方、シャドーイングに初めてチャレンジする方に特におすすめの学習アプリです。
TORAbitの基本情報
| アプリ名 | TORAbit(トラビット) |
|---|---|
| 運営会社 | トライズ株式会社(TORAIZ Inc.) |
| 料金プラン | ・1か月プラン 3,280円/月 ・6か月プラン 14,980円(1か月あたり2,497円) ・12か月プラン 26,000円(1か月あたり2,167円) |
| 主な機能 | ・瞬間英作文FURETORA(フレトラ) ・シャドーイングSHADOTORA(シャドトラ) ・AIによる採点・添削 |
| 対応OS | iOS Android |
| 無料体験 | 初回申し込み時に限り7日間無料体験 ※ Web申し込み ※ 無料期間終了後に自動的に有料プランに切り替え |
トラビット・スピフル・シャドテンの違いは何?比較してみよう
ちなみに、似たようなアプリとしてよく比較されるものに、英語コーチング会社のプログリットが提供している「スピフル」と「シャドテン」があります。
これら3つのアプリの違いを比較表にまとめました。
トラビット・スピフル・シャドテンを比較
| トラビット | スピフル | シャドテン | |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | トライズ株式会社 | 株式会社プログリット | 株式会社プログリット |
| 主な機能 | ・瞬間英作文FURETORA(フレトラ) ・シャドーイングSHADOTORA(シャドトラ) ・AIによる採点・添削 |
・「口頭英作文」瞬間英作文 ・「独り言英会話」テーマごとの1分間スピーチ ・AIによる添削 |
・毎日シャドーイング ・英語のプロが毎日添削(LINEで質問可能) ・おすすめ教材の提案 |
| 講師の添削 | なし | なし | あり |
| 月額料金※ | 2,167円 | 3,831円 | 21,780円 |
| レベル | 中級~上級 | 中級~上級 | 中級~上級 |
| おすすめな人 | ビジネスシーンで使えるスピーキング・リスニング力を強化したい人 | アプリで英語学習をしたい人 | リスニング力を特に強化したい人 講師による丁寧な添削を希望する人 |
※最低料金です。
スピフルは、瞬間英作文トレーニング用のアプリです。
日本語を英語に瞬間的に置き換える訓練を積むことで、英語に対する瞬発力を高めていきます。「話す」ことに重点をおいたスピーキング特化型アプリです。
シャドテンは、シャドーイング用のアプリです。
音声を録音して提出するとプロ講師が添削してアドバイス付きで返却されます。徹底的に「聴く」ことに集中させるリスニング特化型アプリです。
そしてトラビットは瞬間英作文とシャドーイングの両方を組み合わせたスタイルで、スピーキングとリスニング、両方のスキルを同時に上げていくことを目指したアプリです。
3つのアプリは似ているようですが、期待できる学習効果が少しずつ違うことがわかると思います。
月額料金はシャドテンが最も高いですが、シャドテンの場合はプロ講師の添削が受けられます。AIによる採点や添削では物足りない人は、講師の添削があるサービスを利用すると良いでしょう。
アプリ学習に手軽さを求めるのであれば、月額数千円で利用できるトラビットやスピフルが始めやすいです。
Lin どのアプリを選ぶにしても、一度ご自身で体験してみて、自分の目的に沿った学習ができるかどうか確認することをおすすめします。
TORAbit(トラビット)を実際に体験した感想と評価
実際にアプリを使ってみて、トラビットは「ビジネス英語力を強化したい、中上級者向けのアプリ」だと私は感じました。
その理由と、トラビットの良かった点、気になった点を紹介します。
トラビットの良かった点3つ
まずは、トラビットを使ってみて良かった点を紹介します。
トラビットの良かった点
- 【瞬間英作文】シンプルで自然な「使える」表現ばかり
- 【瞬間英作文】基礎文法の確認ができる
- 【シャドーイング】正しいやり方が身につく
【瞬間英作文】シンプルで自然な「使える」表現ばかり
瞬間英作文FURETORAでは「議論の合意形成」「賛成・反対を伝える」といった現実的かつ具体的なシーンを想定した英語フレーズが学べます。

難解単語を駆使するのではなく、中学校で習得するレベルの単語の組み合わせでできる「自然で」「汎用性の高い」表現がたくさん学べるので、業界を問わずあらゆるビジネスシーンで「使える」英語力が身につくはずです。
【瞬間英作文】基礎文法の確認ができる
瞬間英作文FURETORAは、前述の「シーン別」のほかに「文法別」でも学べます。
実は私ははじめ、「文法別に英語フレーズを学ぶ意味はあるのかな?」「文法別の学習機能はいらないのでは?」と思っていました。
言葉というものは、特にコミュニケーション重視のビジネスシーンにおいては、「どういう場面(=シーン)で使うか」が重要で、「どういう言葉のルール(=文法)で使うか」ということは、さほど重要ではないと考えていたからです。
しかし、実際に「文法別」の瞬間英作文トレーニングを自分でやってみたところ、考えが変わりました。
過去に一通り英文法を学んだ経験のある大人の学習者だからこそ、この「文法別の瞬間英作文トレーニング」が効果的なのです。

瞬間英作文FURETORAの「文法別コース」は、40以上の文法項目別に細分化されています。
瞬間英作文FURETORAの文法項目(一例)
- 疑問文What~?
- 疑問文When~?
- 疑問文Why~?
- 最上級
- There is~
- 主語S+動詞V
- As long as~
- 現在進行形
まるで中学校の英語の教科書の目次のようですよね。
大人の学習者の場合、この「過去に机上で学んだ知識(=英文法)」と「今、身につけたい英語表現」を結びつける作業は、実は非常に効果的だと私は感じました。
せっかく過去の自分が学んだ知識を、無駄にせず「生かせる」ようになる。これこそがトライズの瞬間英作文FURETORAの大きな学習効果です。
「英文法は学生が試験の文法問題で得点するために学ぶもの」という思い込みを捨てて、「実際のコミュニケーションでどのようにルールが用いられているのか探る」という切り口で、英文法の知識を活用できると、英語力の基礎部分が盤石になります。
【シャドーイング】正しいやり方が身につく
シャドーイングとは、耳から聞こえてくる英語の音声を「影(=シャドー)のように」追いかけて、自分で発話をしていく中上級者向けのトレーニングで、リスニング力アップに効果的です。
トラビットでは、シャドーイング初心者でも無理なく段階を追ってシャドーイングに取り組めるトレーニング、SHADOTORA(シャドトラ)が用意されています。
「シャドーイングが良いらしい」とは聞くものの正しいやり方がわからない、またはどのような音声を選ぶべきかがわからない、という方に一度は取り組んでいただきたいコンテンツです。
トラビットの気になった点4つ
トラビットを実際に使ってみて、気になった点は以下の4つです。
トラビットの気になった点
- 【瞬間英作文】文章が長く英語初心者にはややハードルが高い
- 【瞬間英作文】AI解説の納得度が低い
- 【シャドーイング】添削結果がわかりにくい
- 【シャドーイング】理解度チェックテストが無意味
【瞬間英作文】文章が長く英語初心者にはややハードルが高い
スピフルやトーキングマラソンといった他の瞬間英作文アプリと比較しても、トラビットの瞬間英作文は難しく感じました。
まず英訳しなければならない1文が長い。さらに1レッスンが10問と問題数の多さがその理由です。
レベルは全部で5つに分かれていますが、初級のLevel1でも決して簡単ではありません。

他のアプリでは、このレベルは「挨拶」「自己紹介」から始まることが一般的なことを考えると、トラビットのレベルの高さが実感できるのではないでしょうか。
Level5になると、相当難しいですよね。

英語初中級者の方はあまり背伸びをせず、「簡単だな」と感じるレベルから取り組む、または「シーン別」ではなく「文法別」にレッスンを選択して取り組むなど、少し工夫が必要でしょう。
【瞬間英作文】AI解説の納得度が低い
トラビットの瞬間英作文トレーニングでは、学習者の回答をAIが回数無制限で添削。模範解答に対して学習者の回答がどれだけ一致していたかの判定と、解説や別解が提示されます。
基本的には「模範解答通りの回答を満点」とし、「別解の場合は減点」されてしまうので、「何も間違っていないのに減点されるモヤモヤ」を感じる方もいるはずです。
実際の画面で見てみましょう。

| 日本語 | 試着室を使っても良いですか |
|---|---|
| 模範解答 | Can I use the fitting room? |
このような問題に対して「Can」ではなく「May」を使ってしまうと 、評価は「Great」でも、一致率は「83.3%」となってしまいます。
あくまでインプットした英文を、一言一句間違えずに発話できているかのチェックなので、仮に内容的に正しい答えだとしても、一致率が下がるのは当然と言えば当然です。ですが、気になる方にとっては、この仕組みによってストレスを感じるかもしれません。
また、AI解説の内容も「こういう場面ではこういう言い回しのほうが適切です」といったニュアンスを含めた、深みのある解説ではありません。
正直、このレベルの解説ならばなくても良いかなあと思ってしまうほどでした。
こちらも実際の画面を見ていきましょう。

| 日本語 | 私は本屋の隣であなたを待っています |
|---|---|
| 模範解答 | I’ll be waiting ~ |
この問題に私は「I’m waiting?」という回答をしました。私の回答に対する、AIの解説は以下のようでした。
実際のAIの解説
あなたの回答は文法的に問題ありませんが、「I’m waiting for you」は現在進行形で今していることを表わします。将来のことを表わすには「I’ll be waiting for you」とするのがより適切です。
間違ってはいません。しかし、ここで説明されているのは「be+ingは現在進行形」「willは将来を表わす」という、ただの文法事項です。
私が期待していたのは、ただの文法的な解説ではなく、「この場面ではこういう言い回しのほうが適切ですよ」と、使用場面まで一歩踏み込んだ解説でした。たとえばこのようなイメージです。
理想的な解説例
「I’m waiting for you」は現在進行形なので、待ち合わせの最中に携帯電話でやりとりをしながら自分の所在を伝えるような状況で使えます。すでに自分は待ち合わせ場所に到着している状態です。「私はもう待っているのだけど、あなたはまだこないの?」という意味にもなり得ます。
「I’ll be waiting for you」は将来を表わすwillを用いているので、待ち合わせの前日にメールや電話などで相手に自分の予定所在地を伝える状況で使います。待ち合わせの最中に使うと、「私もまだ到着していないから、気にしないで」というニュアンスも伝わります。
これくらい丁寧な解説があると、表現の幅も広がり「文法的に正しいか」ではなく「場にふさわしいか」という観点から言葉を選べるようになるのになあ、と個人的には思います。
トラビットは模範解答を丸暗記して「正しい表現」をひたすらインプットしたい人には良いのですが、「場面に応じた多様な表現を身につけたい」という方には、もう少し解説が丁寧な参考書や、アプリを使うほうが満足度が高いと思いました。
【シャドーイング】添削結果がわかりにくい
トラビットのシャドーイングでは、「音声一致」と「音声変化」の2項目でAIが添削を行います。

「音声一致」では、お手本の文章に対して一言一句同じように言えたかを判定しています。単語が抜け落ちてしまった(認識されなかった)箇所は、グレーで表示されています。
「音声変化」では、リンキングやフラッピングといった英語特有の音声変化を、どれだけ再現できているかを判定しています。再現できていない(認識されなかった)箇所は、グレーで表示されます。

個人的な意見ですが、そもそもシャドーイングの「添削」に意味があるのか?と私は思っています。シャドーイングは「正確に聞き取る」ことが大切で、「正確に発話をする」ことは重要ではありません。
ただし残念ながらどの程度「正確に聞き取る」ことができたのか、ということは測定しにくいものです。
徹底的にやるのであれば、一字一句文字に書き起こす「ディクテーション」という訓練がありますが、正直これは大変負荷が高く、よほどの覚悟がないとできません。
そこでより簡便な手法で聞き取り程度を測定するとなると、「正確に聞き取れたなら、正確に発話できるはず」という理屈で、SHADOTORA(シャドトラ)をはじめとするシャドーイングアプリの多くは「発話内容を添削する」ということになっているのでしょう。
率直に申し上げて、この添削結果に対して「100パーセントになるまで繰り返す!」というやり方は、あまりおすすめはしません。
理由は「100パーセント」になったところで、意味がないからです。同じ音声を何度も聞いて、完全に「コピー」できるようになったところで、リスニング力もスピーキング力も大して磨かれません。
それよりも、「違う音声をたくさん聞く」「細部まで集中して聞き取る」ことのほうが効果的です。
Lin 添削結果は参考程度にして、どんどん数をこなしていくことをおすすめします。
【シャドーイング】理解度チェックテストが無意味
取り組みは任意ですが、トラビットのシャドーイングトレーニングは最後に「理解度チェック」があります。

シャドーイングのために聞き取った文章の内容を、日本語で入力して提出するとAIが添削してくれる機能です。本音を申し上げると、この機能にはあまり意味がないように感じました。
そもそもシャドーイングとは、リスニング力を上げるトレーニングです。そしてリスニング力向上のために目指すべき姿は「英語を英語として聞き取り、英語のまま理解する」ことです。
はじめのうちは、英語を聞いても、日本語が第一言語である以上は逐一頭の中で日本語に置き換えてしまうのが当然です。
しかし徐々に脳内から日本語を排除していくことで、「英語を英語のまま理解する」という境地を目指す。それがリスニング力アップのトレーニングの意義です。
せっかく「英語で聞いた」内容を、最後の最後で「日本語に変換する」「日本語で入力する」のはあまりにもったいないということが、おわかりいただけるのではないでしょうか。
Lin 内容理解チェックであれば、「英語で」内容正誤問題を出題したほうがずっと効果的だと私は思います。この点は今後アップデートされたら嬉しいです。
体験した様子とともに紹介!TORAbit(トラビット)の基本的な使い方
それでは、トラビットの基本的な機能と使い方を、実際に体験した様子とともに紹介します。
トラビットでは「瞬間英作文(FURETORA)」と「シャドーイング(SHADOTORA)」の2つのトレーニングに取り組めます。
まずは「レベル」と「ジャンル」を選んでいきます。
※ レベルやジャンルを指定しないでランダムな課題に取り組むことも可能です。

レベルは、瞬間英作文は5段階、シャドーイングは3段階に分けられています。焦らずに自分に合ったレベルからスタートしましょう。
ジャンルは、瞬間英作文、シャドーイングともに豊富です。まずは自分の関心のあるエリアを選ぶと良いでしょう。

それではいよいよ学習スタートです!
瞬間英作文(FURETORA)のやり方

瞬間英作文トレーニングの出題数は10問。日本語で表示された文章を、英語に置き換えていきます。英文ができあがったら、答え合わせをしましょう。
模範解答を確認するには「タップして解答を見る」と「音声を聞く」の2パターンがありますが、先に「音声を聞く」ことをおすすめします。
音声を耳で聞き、何度か自分で復唱します。スムーズに言えるようになったら「タップして解答を見る」に進みましょう。

解答の英文が表示されるので、再度「音声を聞く」をタップして、文字と音声を一致させる作業を繰り返しましょう。英語らしい自然なリズムとイントネーションが身につきやすくなります。
インプットができたら、「次のフレーズ」に進みましょう。10問終了後、「テスト」にチャレンジです。

学習した10個のフレーズが、順番に表示されます。制限時間以内にマイクに向かって話しましょう。

AIが録音された音声の添削を行い、瞬間英作文(FURETORA)の学習は終了です。
シャドーイング(SHADOTORA)のやり方
SHADOTORA(シャドトラ)では、次の5つのステップに分けてシャドーイングを練習していきます。
聞き取る文章の長さは、Level1で1センテンス、Level2で2センテンス、Level3で3センテンス、と段階を追って長くなっていきます。
初めてシャドーイングをする、という方はまずはLevel1からチャレンジしてみましょう。
SHADOTORAの流れ
- 音声を聞く
- 音声を聞きながら小声で発声する(=マンブリング)
- 英文スクリプトを音読する
- 英文スクリプトを見ながら声に出す(オーバーラッピング)
- 英文スクリプトを見ずに復唱する(=シャドーイング)
STEP1.音声を聞く
まずは音声を聞きます。

音声スピードは調整できますが、可能な限りそのままのスピードにしておくことをおすすめします。
STEP2.音声を聞きながら小声で発声する(=マンブリング)
次に、音声を聞きながら、聞こえたままを口先でつぶやいていきます。

これはマンブリング(=つぶやき)と呼ばれ、シャドーイングの前段階として取り組むことが多いトレーニングです。
英文の正確さは二の次で、この段階では英語らしいリズムさえ意識できていれば大丈夫です。
STEP3.英文スクリプトを音読する
ここで初めて英文が表示されます

ここまでで聞き取れていなかった箇所を、文字で確認していきます。内容までしっかり理解できたら、文章を声に出して音読します。
STEP4.英文スクリプトを見ながら声に出す(オーバーラッピング)
次に、音声を聞きながら英文を音読していきます。

これはオーバーラッピングというトレーニングで、お手本音声を聞きながら音読をすることで、英語らしいリズムが身につきやすくなります。
STEP5.英文スクリプトを見ずに復唱する(=シャドーイング)
英文スクリプトが非表示になり、音声のみを聞きながら復唱していきます。

最後に「テスト」に進むと、シャドーイング音声が録音されてAIによる添削が行われます。

このテストの評価項目は、「音声一致」と「音声変化」の2項目です。

注意事項として、「テスト」を行う際は必ずイヤホンを装着しましょう。スピーカーで行うとお手本音声も録音されてしまい、判定が正確にでません。
Lin このようにトラビットのシャドーイングトレーニングは非常に細かく分けられていて、「初めてシャドーイングをする」という方でも無理なく取り組めるようになっています。
体験してわかったTORAbit(トラビット)がおすすめな人
トラビットの学習をおすすめしたいのは、次のような方です。学習効果が高く、英語力をどんどん上げていけるでしょう。
トラビットがおすすめな人
- ビジネスシーンで使える表現を大量にインプットしたい人
- シャドーイングに関心があるがどう取り組んだら良いかわからない人
トラビットの瞬間英作文FURETORAは、ビジネスシーンにおける例文が豊富です。
また、「enhance, to boost, essential for, implement」のような、汎用性のある単語を繰り返し学べるので、現場ですぐに使える英語力が身につけられるでしょう。
またシャドーイングSHADOTORAは、5つのステップに分けて段階的にシャドーイングのトレーニングができるので「初めてシャドーイングをする」という方には最適な教材だと思います。
トラビットで正しいやり方を身につければ、いつでも自分でシャドーイングに取り組むことができるようになるはずです。
逆に、次のような方はトラビット以外のアプリを検討されるほうが満足度が高いと思われます。
他のアプリも試した方が良い人
- 場に応じたいろいろな表現・ニュアンスを身につけたい人
- 発音矯正をしたい人
トラビットにはAI添削の機能がありますが、最低限の解説にとどまっています。
「こういう場面ではこちらの表現のほうが適切」「この表現は、こういう場面では不適切になるから要注意」といった、きめ細やかなものではありません。
より微妙なニュアンスにこだわった解説を求める方は、プロの英語講師を選ばれるのがベストでしょう。AI英会話アプリであれば、私は英語圏で開発されているスピークなどをおすすめします。
また、発音矯正をしたい方にもトラビットは向きません。シャドーイングは、もともとリスニング強化のトレーニングです。英語特有の音声変化を「聞き取る」ことが目的であり、「正しく再現」することは本来求められていません。
「英語らしい音声変化を身につけたい」「自分の発音が正しいのか判定してほしい」このように考える方は、発音矯正を目的としたELSA SPEAKのようなアプリをおすすめします。
Lin トラビットを含めたおすすめ英会話アプリやおすすめAI英会話アプリを比較しながら紹介している記事もあるので、こちらもぜひ参考にしてくださいね。
TORAbit(トラビット)無料体験の始め方
トラビットが気になった方は、早速アプリを使ってみましょう。トラビットは初回に限り、7日間無料で体験できます。
トラビットを始める際は公式サイトで申し込みをしてから、アプリをダウンロードし、アプリの連携をする必要があります。
ここではトラビットの初回の使い方を丁寧に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. トラビットのWebサイトから無料体験を申し込む
パソコン、もしくはスマホからトラビットの公式サイトを開きます。

「お得なプランを無料体験」というオレンジのボタンがあるので、タップします。
なお、こちらのボタンをタップすると、自動的に12か月プランの選択になります。1か月や6か月のプランではじめたい人は、プラン一覧をご覧いただき、各プランの「7日間無料で体験」のボタンをタップしましょう。

ボタンをタップすると、プランの詳細が書かれているので確認しましょう。

そして、「はじめての方」の必要事項を記入します。名前、メールアドレス、年代、英語力を記入します。もしすでにトライズのコーチングを受けている方は、SID(トライズStudent ID)の記入も必要です。

さらに下にスクロールすると、プライバシーポリシーへの同意と、クレジットカード情報の入力が必要となります。すべて記入したら、「内容確認」をタップ。

お申し込み内容の確認をし、間違いなければ「上記の内容を確認して申込む」をタップします。これで、Webサイトからの申し込みは完了です。

登録したメールアドレスに、「TORAbit お客様センター」からメールが届くので、確認します。

こちらのメールには、契約内容と無料体験できる期間、スマホでの利用方法などが記載されているので、必ずチェックしましょう。
スマホでの始め方がやや複雑なので、こちらのメールは確認しておくことを強くおすすめします。
メールの内容を確認したら、次はスマホでトラビットを始める準備をしましょう。
2. トラビットのアプリをダウンロードし、ログインする
メールにアプリのリンクが記載されているので、お使いの端末に合わせてリンクを開き、トラビットをインストールします。
アプリを開いたら、アプリ専用の新規アカウントを作成してください。
このアカウントは、先ほどWebで行ったお申し込みとは別物です。アプリのアカウントを新たに作り、Web申し込みの情報をこのあと連携していきます。

ちなみにWebで申し込みをしたときと別のアドレスでアカウントを作っても問題ありません。(わざわざそんな面倒なことをする人はあまりいないと思いますが……)
アプリの新規アカウントが作れたら認証メールが届くので、認証を完了します。

アプリにログインし、英語学習に関する簡単なアンケートと、ニックネームの登録、目標の設定をするとアプリの準備が半分完了しました。


次に、さきほどWebで契約した情報とアプリとを連携させます。すでにWebで申し込みを済ませているので、アプリ内で新たにプラン選択をする必要はありません。

「Webでプラン申込みの方 Web契約プランと連携して始める」をタップしてください。

ここで、Web申し込み後に届いた「TORAbit お客様センター」からのメールを開いて、「契約ID」と「契約パスワード」を確認します。

これらをアプリに入力するとWebで契約した内容と連携ができ、トラビットの利用を始めることができます。

Lin Webで申し込んだ内容と連携する必要があるので、少々手間がかかりますが、難しいことはなく、Web申し込み後のメールにやり方がすべて記載されているので、迷うことなく始められると思います!
検討する場合は無料期間中に解約を!TORAbit(トラビット)の解約方法
実際にトラビットを使ってみて、「思っていた機能と違った」「他社のアプリも使ってから決めたい」という人もいるかもしれません。
そんなときは、無料体験期間中に解約手続きをとっておくと、無料体験期間終了後に自動課金されることはありません。
トラビットの解約手続きは、実は申し込みのときよりも簡単です。
まず、トラビットの公式サイトにログインします。Webで契約した際のメールアドレスとパスワードを入力してくださいね。

次にマイアカウントの「ご契約情報」をタップします。

そうすると現在の契約情報が表示されるので「詳細」をタップします。

一番下に「解約」と表示されるので、右端の「解約する」のボタンをタップしてください。

さらに赤い「このサービスを解約する」のボタンをタップすると、解約手続きは終了です。

記載の通り、次回更新日(課金が始まる予定だった日)までは利用できるので、継続しない場合は早めに手続きを済ませておくと安心です。
再び契約情報に戻ると、赤字で解約日が表示されているので確認しておきましょう。

Lin メールにもキャンセルを受け付けましたとメールが届くので合わせて確認しておきましょう。以上がトラビットの解約手続きになります。意外とあっさりと解約ができて驚きましたが、これなら気軽に体験できて安心だなと思いました。ただし、無料で利用できるのは初回利用時のみです。体験申し込みのタイミングは慎重に検討してくださいね。
TORAbit(トラビット)で効率的にビジネス英語力をアップさせよう
この記事では、英語コーチングのトライズ株式会社が提供する英語学習アプリTORAbit(トラビット)についてお伝えしてきました。
実際に使ってみて感じたのが、とにかくシンプルでわかりやすいアプリだということ。あれこれやるより、一気に集中して効率的にインプットしていけ!という運営側の気迫さえ感じました。
「瞬間英作文FURETORA」をしっかりやりこむことで、ビジネス英語の基盤は充分できあがるでしょう。
また、「シャドーイングSHADOTORA」で基本的なやり方を一度身につけられれば、いくらでも日常生活の中で自分でシャドーイングに取り組むことができます。シャドーイングが習慣づくと、リスニング力は飛躍的に伸びます。
「ビジネス英語力をもう一段階アップさせたい」
このように思われている方には、TORAbit(トラビット)が力強い味方になってくれるはずです。






