英語のシャドーイングとは?おすすめアプリ&教材も紹介!

「英語のシャドーイングをするとリスニング力がアップするって本当?」
「シャドーイングを自己流でやってみたけど、効果があるのかよくわからない」

シャドーイングという言葉は聞いたことがあっても、具体的にどのように勉強すれば良いのかわからない人が多いのではないでしょうか。

またひとりで黙々と取り組むばかりで、正しく効果がでているのかよくわからず「シャドーイングなんて意味ないのでは?」と不安に思う人もいるかもしれません。

この記事では初めてシャドーイングに取り組む方にもわかりやすいように、ステップをふんだシャドーイングのやり方や、口が回らないなど上手にできないときの対処法をお伝えしていきます。

無料で使えるおすすめの教材やアプリなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

執筆者:Lin
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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら

英語のシャドーイングとはどんな勉強法?

シャドーイングとは、耳で聞いた文章を、聞こえたとおりに復唱していく勉強法です。基本的には文章を見ず、音だけを聞いて復唱します。

シャドーイングの基本的なやり方

復唱の仕方は、文の区切りを待ったり、文をすべて聞いてから復唱するのではなく、音声を聞き始めて0.5秒後くらいにすぐに音声を追いかけて声に出すのがポイントです。

音源を途中で止めたり、文字原稿を読んだりせず、聞き取ることに全神経を集中させて復唱することが求められます。

そのため、英語を学び始めて間もない英語初心者の方にとっては、少し難しい勉強方法といえますね。

シャドーイングを取り入れる目安としては、以下の2点をクリアできているのが望ましいです。

シャドーイングを取り入れる目安

  • 英語原稿をつっかかることなく、一定の速度で音読できる
  • 単語や文章の意味/内容が完全に理解できる

「初めてシャドーイングをする」という場合は事前に原稿を確認して、スムーズな音読が可能か、内容が完璧に理解できるか、チェックしておく必要があるということですね。

なお、シャドーイングが難しく感じるからといって、以下のようなやり方をするのはあまりおすすめできません。

おすすめできないシャドーイングのやり方

  • 一文一文、区切ってシャドーイングをする
  • 音声速度を極端に下げる(×0.7より遅い)

シャドーイングを行うにはあくまでひとつのまとまりをもった文章を、ナチュラルスピードで復唱することが重要です。

多くの場合、シャドーイングが難しく感じる原因は文章の長さでも、英語の速度でもありません。原稿の英語レベルが現在の英語力と合っていないことが原因です。

今の英語力で「ちょっと簡単かな?」と思うくらいの原稿がシャドーイングに関しては適したレベルと言えるでしょう。

詳しくは後述した「難しすぎる音源を使ってのシャドーイングは意味がない」をご参照下さい。

音源を復唱する勉強法には、シャドーイング以外にリピーティングオーバーラッピングなどがあります。

もしも今、自分のレベルに合った原稿を使っているのに、それでもシャドーイングが難しく感じる場合はこうした別の勉強法を試してみて、「英語を復唱すること」自体への慣れを深めていくのも良い方法でしょう。

「リピーティング」は、文章の区切りごとに音源を停止させて復唱する方法です。

学校の英語の授業で、先生が「Repeat after me.」といって、生徒みんなで復唱したことはありませんか?これがリピーティングです。

リピーティングの基本的なやり方

リピーティングだと復唱できる範囲で、自分で音声をストップできるので、復唱しやすいというメリットがあります。

さらに、「聞く」と「話す」の動作を同時に行う必要がないので、シャドーイングよりもやりやすいといえるでしょう。

一方「オーバーラッピング」は、文章原稿を用意し音源と同時に音読する方法です。

オーバーラッピングの基本的なやり方

音源と同時に音読するという点はシャドーイングと似ていますが、オーバーラッピングは文章を見ながら復唱するので、シャドーイングよりも断然やりやすいです。(後述の「シャドーイングがうまくできない時は音読する」でより詳しく解説しますね。)

オーバーラッピングがスムーズにできれば、同じ原稿でシャドーイングもできるようになるはずですので、ぜひ段階を追ってチャレンジしてみて下さい。

英語リスニング勉強法比較

シャドーイング リピーティング オーバーラッピング
難易度 中級~上級 初級~中級 初級
やり方 音を聞いてすぐに復唱する 聞いた通りに復唱する 文を目で追いながら復習する
文章 見ない 見ない 見る
音声
ストップ
不可 不可
メリット 細部まで注意深く聞く訓練になる 英語特有のリズムに慣れる 耳から入る英語と、目から入る文字としての英語を結びつけられる
デメリット 一人で行う場合、正しく復唱できているか自分で判別しにくい
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このようにシャドーイングは少しハードルの高い勉強法ではありますが、英語習得においては非常に効果的なので、ぜひ英語学習に取り入れていただきたいと思います。次にシャドーイングの効果について詳しく紹介しますね。

シャドーイングをすることで期待できる効果とメリット

シャドーイングは私もかなり時間をかけて取り組んできましたが、総合的な英語力をアップさせるのに非常に有効な勉強法だと実感しています。その効果を詳しくみていきましょう。

リスニングが上達する

シャドーイングは言葉のとおり、聞こえてくる音源に影のようにぴったりと張り付き復唱していきます。

英語のスピードやリズムに置いていかれないように、しっかり「聞く」ことに集中するためリスニング力が飛躍的に向上します。

スピーキングにもいい影響がある

聞き取るのと同時に、自分で音を発するシャドーイングはスピーキング力アップにも効果的です。

聞こえたままに口に出すこと、そしてそれらを繰り返すことで英語の正しい発音やイントネーションが身についていきます。

ぜひ発音練習の一貫としても取り入れてみてください。

リーディング力とライティング力が向上する

シャドーイングを行う最低条件は、原稿の内容が完璧に近いレベルで理解できることです。

ひとつのテーマに基づいて書かれた文章をひたすら聞き取り、復唱していく訓練はおのずとその文章全体で使われている表現や単語を自分のものとしていけます。

英語の単語や表現を習得するには、実際に使われている文章ごと吸収するのが一番です。

こうして身につけた語彙力や読解力は必ずリーディング力、そしてアウトプットのライティング力として発揮されます。

シャドーイングの正しいやり方と順序

シャドーイングの正しいやり方と順序

それでは実際にシャドーイングのやり方を見ていきましょう。初めてシャドーイングに取り組む場合は、特にStep2を丁寧にやるのがポイント。

慣れた音源で、復習として隙間時間などに取り組む場合はStep3だけでもOKです。

  1. 原稿を読んで単語や表現を確認

    まずは原稿を確認します。ざっと読んで内容をつかみましょう。
    もしこの時点で辞書を使わないと意味がわからない箇所が3カ所以上あったら教材のレベルが合っていません。自力で100パーセント理解できる内容のものに変更しましょう。

  2. 原稿を音読する

    原稿を音読します。音読しながら、自分なりの息継ぎポイントや区切るべきと思う箇所に印をつけておきましょう。
    つっかからず、一定の速度で音読できるまで何度も繰り返します。ここで音声を流しながら音読する「オーバーラッピング」にチャレンジしてみても良いですね。実際の音声スピードに慣れることができます。

  3. 音声を流しながら復唱する

    いよいよシャドーイングをしていきます。原稿は見ません。耳から聞こえてくる音声に全神経を集中させましょう。聞こえたとおりに、音を発していきます。
    音源はイヤホンで聞き、自分の声を録音しておくとあとで音源との違いを聞き比べられ、より学習効果が上がります。

  4. 原稿を再度確認する

    原稿をもう一度読み直します。文字として読む英語と、実際に耳から聞こえた音声、そして自分の発した音を、しっかりと対応させていきましょう。
    単語や文章のもつ、リズムやイントネーションが正しく身についていきます。

LinLin

シャドーイングの手順は、いたってシンプルです。とはいえ、はじめてシャドーイングをする場合、自己流のやり方でちゃんとできるのか、学習効果が得られるのか不安ですよね。そういった方は、シャドーイングをサポートしてくれるサービスを活用するのも方法のひとつです。次の項目では、シャドーイングに使えるおすすめのアプリを紹介するので、ぜひ検討してみてください!

英語シャドーイングが手軽にできるおすすめアプリ

シャドーイングは英語の音源さえあればどこにいてもできます。

かつては英語学習のテキストに付属されているCDを音源として勉強していた人が多かったですが、現在はスタディサプリENGLISHなどの学習アプリや、TEDといった無料配信サービスを活用することで、より手軽にシャドーイングに取り組めるようになりました。

さらに、シャドテンといったシャドーイングに特化したスマホアプリもあり、添削サービスがあるアプリなら独学でシャドーイングをするよりも、より学習効果が期待できます。

今回はシャドーイングに活用できるおすすめアプリを厳選してご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【シャドテン】シャドーイング音声を毎日添削してもらえる

シャドテン

「シャドテン」は、大手コーチング英会話スクール「プログリット」が運営するシャドーイング専用アプリです。

シャドーイングした音声を提出すると、専門スタッフが1日1回添削してくれます。

課題はサービス利用開始時に行う「リスニング力診断」に基づいて、1000以上の教材の中から今の自分のレベルに合ったものが送られてきます。

自分のリスニング力に合わせた適切な教材を選ぶことは、シャドーイングの学習効果を左右するほど重要です。

独学だとなかなか難しいこの教材選びをプロに任せられるのは大きなメリットですね。

サービス開始後も、定期的にレベルチェックを行うので常に最適レベルの課題に取り組めます。

提出した音声の添削は24時間以内に行われます。年末年始や連休もストップすることはないので、学習ペースを保ちやすいでしょう。

添削をするのは英語学習のプロコーチ。良かった点、改善すべき点を日本語話者の目線から詳しくフィードバックしてくれます。しっかり復習し、アドバイスを生かして次の課題をこなしていけば自ずと英語力はつくでしょう。

シャドーイングの学習は初めて、という方でも適切な練習ができるように、学習方法を詳しく解説した動画もあります。

またチャットでコーチに質問することもできるので、安心して課題に取り組めますね。

LinLin

シャドテンは有料サービスなので、利用するのを迷いますよね。ですが、シャドテンは7日間の無料体験が受けられます!7日間しっかりサービスを試してみて、「ちょっと違うな」と思ったら途中キャンセルも可能です。無料期間中なら料金は一切かかりません。無料体験の様子は「シャドテンを体験した口コミ!」の記事でご覧いただけます。

シャドテンの基本情報

運営会社 プログリット(PROGRIT)
料金 月額21,780円(税込)
サービス内容 ■アプリ「シャドテン」が利用できる
・シャドーイングのトレーニングがいつでもできる
・TOEIC対策などさまざまな教材が300以上そろっている
・リスニングの診断テストがいつでも受けられる
・シャドーイングのやり方など解説動画がいつでも視聴できる
■音声添削をしてもらえる
・1日1回専属スタッフに添削、フィードバックをしてもらえる
・24時間、録音音声をいつでも送れる
・添削は24時間以内にアプリ内に届く
■LINEによるコーチングサポートがある
・専門コーチにいつでもLINEチャットで相談できる
アプリ対応端末 iPhone(iOS)
Android (Google Play)

※ 音声の提出と添削は原則1日1件です。1日の区切りは翌2:59とし、AM3時以降の提出分を当日分としてカウントされます。

【スタディサプリENGLISH】シャドーイングなどの学習機能が充実

スタディサプリビジネス英語コース英会話セットプラン

「スタディサプリENGLISH」はリクルートが運営する英語学習アプリです。

現在シャドーイングができるコースはスタディサプリENGLISH ビジネス英語コースと、スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コースの2つがあります。

※ 新日常英会話コースはシャドーイングの機能がありません。

「スタディサプリENGLISH」はシャドーイング学習に特化したアプリではなく、人気講師の講義動画やAIによる問題最適化で効率よく英語を学べます。

隙間時間でも取り組めるよう1回3分でできるトレーニングが豊富に用意されていて、まとまった英語の学習時間がとりにくい方にも続けやすい工夫が随所にされていますよ。

入会金0円、月額3,278円(税込)でチャレンジできる気軽さも人気の秘密です。(12ヶ月パックプランなら月あたり税込2,728円とさらにお得です!)

こちらも7日間無料体験を活用するのがおすすめです。

LinLin

なお、スタサプEnglishビジネスコースには、オンライン英会話のレッスンが受けられる「英会話セットプラン」があります。こちらは体験記事があるので、「スタディサプリEnglishビジネス英語コース7日間の無料体験」もぜひチェックしてくださいね。

スタディサプリEnglishの基本情報

運営会社 RECRUIT(リクルート)
料金 ■ベーシックプラン※1
・月額 3,278円
・6ヶ月パック 18,348円(月 3,058円)
・12ヶ月パック 32,736円(月 2,728円)
■英会話セットプラン※2
・月額 7,128円
・6ヶ月パック 39,468円(月 6,578円)
サービス内容 ■スマホ1台で完結する英語学習教材
・シャドーイングをはじめとした本格トレーニングが豊富
・トレーニングは1回3分!スキマ時間に学べる
・ビジネスシーンに基づいたドラマ式レッスン
・ネイティブ講師による1日2回の神授業
■学習管理機能
・スタサプEnglishでの学習時間を自動で記録
・条件クリアでバッジが貯まるのでゲーム感覚で楽しめる
■英会話セットプラン
外国人講師から回数無制限、予約不要の英会話レッスンが受けられる
アプリ対応端末 iPhone(iOS)
Android (Google Play)

※1 ベーシックプランをApp Store、Google Play Storeから申し込んだ場合は月額3,700円(税込)。

※2 英会話セットプランはApp Store、Google Play Storeからの申し込み不可。

【TED】「実際に使われているリアルな英語」が聞ける

ted

TED(Technology Entertainment Design)は、世界中で講演会を主催している非営利団体で、さまざまなテーマのプレゼンテーションを無料配信しています。

スピーカーは有名・無名を問わず、さまざまなジャンルから集まっているので必ず興味が引かれる内容のものがあるはずです。

その道のプロフェッショナルが集まっていますが、一般視聴者向けの講演なので専門用語も少なく理解しやすいでしょう。

ちなみに私が最近聞いて面白かったのは「For parents, happiness is a very high bar」

ジャーナリストでアメリカ ニューヨークタイムズの記者、ジェニファー・シニア氏が子育て中の親へ向けて「子供の幸福とは」というテーマで語った動画です。

ジャーナリストらしく明快かつウィットに富んだ表現が多く、とても勉強になりました。

私がシャドーイングの教材としてTEDをおすすめするのは「普通の人」が話している点です。

全員が英語ネイティブではありませんし、母語のアクセントを強く残した話者も多いので初めは聞き取りにくいかもしれません。

しかしビジネスの場などで実際に用いられる英語は、英会話講師のような「きれいで聞き取りやすい英語」ばかりではないですよね。

こうした「実際に使われている英語」をシャドーイングしてみると、ぐっとリスニング力は上がるので一度チャレンジしてみて下さい。

TEDの基本情報

運営会社 TED Conferences LLC
料金 無料
サービス内容 ・完全無料で国際的な講演を視聴できる
・動画によっては日本語字幕をつけられる
・講義のスクリプトが見られる
・再生スピードを調節することも可能
アプリ対応端末 iPhone(iOS)
Android (Google Play)

シャドーイング練習に効果的なおすすめ教材

スマホアプリ以外にも、シャドーイングに使える教材はたくさんあります。

教材というと、書籍(テキスト)を一番最初に思いつく人が多いと思いますが、必ずしもシャドーイング専門の本を購入する必要はありません。

音声が付属品としてついている書籍なら、TOEICのテキストをシャドーイングの教材として使えます。また教材を購入せず、You Tube やポッドキャストの音声を音源とすれば費用は一切かかりません。

このほかICレコーダーを使って学習する、洋画を使って学習するなど、シャドーイングに使える教材は様々。

ここでは身近なおすすめ教材をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

シャドーイングに便利な音声付き参考書

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10

出版社 ETS
価格 3,300円(税込)
内容 ・TOEICを運営するETSの公式問題集
・リスニング音声は本番と同じ公式スピーカーを採用
・参考スコアがわかる換算表つき

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10」の購入はこちら

【CD付】英検準1級 文で覚える単熟語

英検準1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

出版社 旺文社
価格 2,200円(税込)
内容 ・テーマに沿った単熟語を1526語収録
【目次】
自然・環境
医療・テクノロジー
文化・歴史
教育・心理
社会・ビジネス
確認テスト

「【CD付】英検準1級 文で覚える単熟語 三訂版」の購入はこちら

シャドーイングに特化した参考書もありますが、私のおすすめは英検やTOEICといった資格試験のテキストです。

かつてはCDつきが一般的でしたが、今では音源が簡単にダウンロードでき、より使いやすくなっています。

英語系資格試験教材がシャドーイングにおすすめなポイントは、主に以下の3点です。

英語系資格試験教材がおすすめなポイント

  • プロのナレーターが文章を朗読するパートと、空港やオフィスといった実際の現場に近い口語表現のパートの両方があるので、書き言葉と話し言葉の両方を聞くことができる
  • 同じネイティブ音源でも、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどバランス良く混ぜているので、多様なアクセントに触れることができる
  • スクリプトがあり、必要に応じて内容や語法に関する解説がある
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初めてシャドーイングにチャレンジしてみよう、と思う方にまず手にとっていただきたい教材です。

無料で見られるYouTubeチャンネル

YouTubeは無料で様々な動画が見られるという点で、学習に取り入れやすいです。

最近ではAIを活用して文字起こしができたり、動画の要点をまとめてくれるなど、英語学習に活用したツールも続々と出ています。

そんなYouTubeの動画の中で、シャドーイングにおすすめのチャンネルを2つ紹介します!

TED Talks

シャドーイングにおすすめのアプリでも紹介しましたが、TED(Technology Entertainment Design)はYouTubeでも見ることができます。

「TEDの動画がどのようなものかちょっと見てみたい」というときに気軽にのぞけるので、おすすめです。

BBC Learning English – 6 Minute English

BBC英国放送協会が運営する英語学習サイトのなかの「6minutes English」のコーナーです。

スクリプトはもちろん、重要表現や内容確認クイズもついていて英語学習者にとっては至れり尽くせりのプラットフォームとなっています。

6分という短い時間なので集中しやすく、シャドーイングの練習には最適です。

ポッドキャスト

インターネット上で音声が聞けるポッドキャストも、シャドーイングの練習に活用できます。

一度ダウンロードしてしまえば、ネット環境がなくても自由に聞ける手軽さはポッドキャストならでは。通勤中や家事をしながらといった「ながら聞き」に向いています。

おすすめはNHKのワールドニュースです。

NHKワールドニュースのポッドキャスト

日本で起きているニュースを中心に取り扱うので、内容的には理解しやすいでしょう。また身近な問題をどう英語で表現するのか、という勉強にもなります。

時事問題は実際の会話の糸口にもなるので、「使える英語」を目指す人にはぜひ、習慣的に取り組んでほしいところです。

ただしポッドキャストはあくまで「音声ファイル」なので、スクリプトがないことも多く、あったとしても別ページに掲載されていたりします。

毎回スクリプトを音読したい、逐一確認したい、という場合は少し不便に感じるかもしれません。

シャドーイングができる語学学習用ICレコーダー

ICレコーダーOM SYSTEM WS-882 SLV

※ 写真の機器オリンパス OM SYSTEM WS-882 SLV

シャドーイングには欠かせない音声の録音や再生に、専用機器は用いずにスマートフォンを使う人も多いのではないでしょうか。

しかし市販のICレコーダーにはスマートフォンにはない、語学学習に活用できる便利な機能がたくさんあります。ここで一部をご紹介しますので参考にしてみて下さい。

ABリピート機能

音声ファイルのうち、特定の区間(AからB)を指定するとその部分だけのリピート再生ができる機能。

長文のニュース音源のうち、たとえば「インタビュー部分だけを繰り返し聞きたい」という場合に便利です。

速度調整機能

再生スピードを遅くしたり、速くしたりの調整ができる機能。英語の音源スピードが速すぎて聞き取れない、シャドーイングで口が回らずついて行けない、といったときに0.85倍速など少しだけ再生スピードを落として再チャレンジできます。

逆に音源スピードが遅すぎる、と感じるときは再生スピードを上げるよりは別の音源を探した方が良いでしょう。速度調整はあくまで一時的に理解を補うために行います。

自然な英語のイントネーションやリズムを身につけるには極力オリジナルスピードで聞くことが大切です。

ワンタッチ早戻し機能

ワンタッチで3秒などまとまった秒数、早戻しができる機能。音源を聞いていて「今なんて言った?」というときにさっと戻ることができます。

シャドーイング再生機能

音声再生のあと、無音再生が自動で繰り返される機能。

語学学習用ICレコーダーシャドーイング再生機能

出典)omsystem.com

英語音声をしっかり聞き、次の「無音」区間で今聞いた英語音声の発声をすることができます。

設定次第で完全無音、小音量、ゆっくり再生を選べるものもあるので、シャドーイングだけでなく、リピーティングやオーバーラッピングの練習にも活用できますよ。

映画作品を活用したシャドーイング

映画もただ観るだけではなく、シャドーイングの勉強に活用してみましょう。プロの脚本家による洗練されたセリフ回しに触れることができます。

ただ、いきなり映画冒頭から全編を通してシャドーイングをするのでは集中力が持ちません。お気に入りのシーンを選んでトライしてみて下さい。

比較的取り組みやすいのは以下3つの箇所です。

  • 一人分の長めのセリフ
  • スピーチシーン
  • 子供のセリフ

逆に難易度が高いのは以下3つの箇所です。

  • 数人の会話が飛び交うシーン
  • 専門用語が多い法廷もの、警察もの、時代もの
  • 外国アクセントの強いセリフ

シャドーイングのコツは、内容をすべて理解できるレベルのスクリプトで行うことですから、ご自身のレベルに合わせて、シャドーイングする箇所を選んでください。

私がシャドーイングにおすすめする映画は、ディズニー映画です。

「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」などは言葉や表現もシンプルですし、登場人物が多すぎないので内容を追うのも比較的容易です。

ストーリーは子供向けですが、登場人物それぞれの心情や立場も丁寧に描かれているため、大人が観ても充分楽しめるでしょう。

スピーチシーンのいちおしは「インデペンデンス・デイ」の大統領の演説です。

短い演説ですが、国民に語りかけ、そして鼓舞していく言葉の巧みさが秀逸です。ぜひ大統領気分でシャドーイングしてみて下さい。

LinLin

なお映画を使ってシャドーイングする際、意識したいことが2つあります。 まず日本語字幕は必ずオフにしてください。耳から英語を聞き、目から日本語を読み、口から英語を発する、ということは非常に効率が悪くストレスも大きくなります。ふたつ目は自分も役者になったつもりでセリフの抑揚や間も真似してみることです。英語の豊かな表現が身につきます。

シャドーイングの効果を最大にするためのコツと注意点

シャドーイングはスキマ時間にやる勉強というより、しっかりと学習時間をつくって行う学習方法です。

忙しい中、学習時間をつくってシャドーイングに取り組むのですから、1回あたり最大限効果を出したいですよね。

そこで、シャドーイングの効果を最大限引き出すために気をつけたい点を整理しました。シャドーイングに取り組む前に確認しておきましょう。

シャドーイングは継続してこそ効果が得られる!継続するコツ3つ

まずは挫折することなく、継続することが大事です。

加えて「前よりできるようになっている」という実感を適宜得ることも、継続のためには欠かせません。

ここで紹介する3つのコツをぜひ意識しつつ、シャドーイングに取り組んでみてください。

1. 短い音源を選ぶ

シャドーイングをするには高い集中力が必要です。最初は1分程度の短い音源から始めましょう。

長くても、3分程度のものを選ぶことをおすすめします。(3分でもかなり長く感じると思います!)

2. 日常生活にシャドーイングを組み込む

1週間に1回、1時間かけて行うよりも、1回5分を毎日1週間続けるほうがシャドーイングの効果は高くなります。

「毎日やる時間はない」と思われるかもしれませんが、1回5分であればハードルは低いはず。

大事なのは毎日のルーティンに組み込むことです。歯磨きをしながら、お風呂がわくまでの時間、など日常の行動とセットでシャドーイングの時間をとるようにしてみましょう。

3. 同じ音源を繰り返して聞く

次々と新しい音源に手を出したくなるかもしれませんが、我慢しましょう。できれば1週間、最低でも3日は同じ音源にチャレンジを。

「前よりよく聞こえる」と実感しやすいですし、効果が実感できれば、継続するモチベーションにも繋がります。暗唱できるレベルになればしっかり英語を自分のものにしている証拠です。

リスニングだけでなくスピーキング、ライティング、リーディングの技量も上がっていくことでしょう。

難しすぎる音源を使ってのシャドーイングは意味がない

シャドーイングをする際、もっとも大切なのは自身の英語力に合った音源を選ぶことです。目安とする基準は2つ。

辞書を使わずに完璧に理解できる内容であること、そしてナチュラルスピードでつっかかることなく音読ができることです。

シャドーイングはあくまでアウトプット訓練のひとつ。

すでに知識として知っている単語や語法の正しいイントネーションや、使用する適切なシーンなどを、実際の音源を真似ながら身につけていくのがシャドーイングなんです。

新しい語彙や語法をインプットする場ではありません。焦ったり背伸びをしたりせず、今の自分にとって適切な音源を選んでいきましょう。

シャドーイング専用アプリ「シャドテン」では、事前のレベルチェックを参考に最適な教材を示してくれるので、自分のレベルを知るためにも一度試してみても良いですね。

シャドーイングがうまくできない時は音読する

単語の意味はすべてわかるし内容も完璧に理解しているのに、口が回らずシャドーイングがうまくできない。その場合は焦らず、以下のように丁寧に音読練習をしてみましょう。

音読練習の手順

  1. 原稿を手元に用意し音読する
    自分なりの息継ぎのポイントを書き込みます。
  2. ナチュラルスピードで音源を聞く
    音源の息継ぎポイントや強調している箇所を原稿に書き込みます。もし自分と違う箇所があれば修正を。
  3. 再度音読する
    2で修正した息継ぎポイントで音読します。つっかからずにスムーズに読めるまで。
  4. 音源を聞きながら音読する(オーバーラッピング)
    最初は音源の再生速度を0.85倍くらいに落としてチャレンジしましょう。繰り返すうちにナチュラルスピードでもできるようになります。

シャドーイングに関するよくある質問

シャドーイングは1日何分くらいやればいい?
シャドーイングは集中力が必要なトレーニングなので、長時間やれば効果がでるわけではありません。はじめは1分程度で充分でしょう。
ただし聞きっぱなしにするのではなく、同じ音源は最低でも1日3回は聞いてみて下さい。1回目では聞き取れなかった、ついて行けなかった箇所が回数を重ねるごとに簡単に感じるはずです。
シャドーイングの効果を実感するにはどのくらいの期間が必要?
同じ音源を1日3回、1週間聞くだけでもシャドーイングの効果は実感できます。ポイントは集中して「同じ音源」を「繰り返し」聞くこと。効果を実感しにくいのはこの逆です。
毎回違う音源を、別の作業をしながらただ聞き流していてもトレーニングにはなりません。たまに思い出したように取り組むよりは、やると決めたらできれば1週間、最低でも3日は続けてみて下さい。

【まとめ】自分のレベルに合った音源を選んで繰り返そう

この記事ではシャドーイングについて、正しいやり方や上達のためのポイントなどをご紹介してきました。

シャドーイングは音源さえあれば、どこででもできる勉強法です。適切なレベルの教材を選ぶこと、そして継続することができれば必ず英語力アップにつながります。

普段の生活に上手にシャドーイングの時間を組み込み、楽しみながら続けていくのがベストです。

「シャドーイングのやり方をしっかりと身につけたい!」「シャドーイングを独学でやってみたけどうまくいかない……」という方は、シャドーイングが学べるアプリやサービスを活用するのも方法のひとつ。

まずは1分の音声から、シャドーイングにチャレンジしてみましょう!