カランメソッドの効果的な学習方法

「カランメソッドの効果を実感できない」
「カランメソッドのレベルについていけない」

このように、カランメソッドを受けているけれど、学習効果を十分に感じられていない人もいるのではないでしょうか。

カランメソッドのレッスンは、同じフレーズの反復ばかりだし、先生はどんどん先に進めてしまうし……となかなか継続が難しいレッスン内容かもしれません。

通常の4分の1の時間で英語脳を鍛えるというわけですから、レッスンがどうしても厳しくなってしまうのかもしれませんね。

ただ英語脳を鍛えるカランメソッドの学習効果は、研究でも証明されています。

つまりカランメソッドが提言する正しいやり方で学習を続ければ、通常の4倍速で英語が身につくのです。

そこで今回は、カランメソッドの学習効果を高める学習方法について、わかりやすく紹介したいと思います。

「カランメソッドを挫折しそう……」という人は、この記事を参考にやり方を見直してみましょう。

カランメソッドを正しいやり方で学習すれば4倍速の効果は得られる

冒頭でも紹介したとおり、カランメソッドの学習効果は研究で証明されています。

カラン機構によると、カランメソッドの授業時間はその他の英語学習の4分の1で済むとのこと。

たとえば、ケンブリッジ英語検定(PET)のレベルに到達するまでに、通常350時間必要とされるのに対し、カランメソッドなら80時間で済むのです。

さらにカランメソッドの学習効果を証明するのが、明治大学の研究です。

明治大学は本学生21人を対象に英語学習にカランメソッド正式認定校のQQ Englishの授業を3ヶ月の間、受講してもらい、受講前と受講後のTOEICの点数を比較しました。

その結果、TOEICのスコアを平均110点上げることに成功したのです。

カランメソッド受講前後のTOEICの点数の差(明治大学)
カランメソッド受講前後のTOEICの点数の差(明治大学)

出典)service-innovating.jp

これらの研究結果を見ると、やはり正しいやり方で継続すれば、通常の学習方法よりも学習効果が得やすいと考えられます。

カランメソッドに挫折して、他の学習方法に切り替えようと考えている人もいるかもしれませんが、もう1ヶ月続けてみてはいかがでしょうか?

これからレッスンの受け方と復習のやり方を中心に、カランメソッドの効果的な学習方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

カランメソッドの正しいやり方「レッスン前の予習をしない」

「カランメソッドのレッスンで先生のスピードについていけないと困るから……」と、次のレッスンで新しく習うところを予習しておきたい人も多いのではないでしょうか。

学校や塾では、きちんと予習しておくことが大切だったかもしれませんが、カランメソッドのレッスンにおいては予習しないことをオススメします。

その理由は、カランメソッドの予習をしてしまうと、「耳で聞いて、話すことで正確な英語表現(文法)を習得する」というカランメソッドの目的と反してしまうからです。

また実際に人と会話するとき、事前に予習することはありませんよね。その場で話を聞いて、聞いた内容に対して瞬時に答えるはずです。

カランメソッドでは、その場で聞いた英語に対して、頭の中で母国語に翻訳することなく反射的に返答する練習をすることで、母国語に頼らない英語脳を鍛えていきます。

ですから予習をして会話の内容を知った状態でレッスンを受けても、反射的に英語で返答する力を十分鍛えられないのです。

実際にカラン機構も、予習しないことを推奨しています。

カランメソッドはリスニングに集中させることを徹底しており、レッスン中は基本的にテキストを使いません。(リーディングの時間はテキストを使います。)

先生が早口で話す英語を集中して聞き取り、瞬時に英語で回答をするのがカランメソッドの基本的なやり方です。

カランメソッドの基本的なやり方

先生の質問にすぐ答えないと、先生が先に答えを言ってしまうため、先生よりも早く答える必要があります。

最初はうまく答えることができず、先生の言った答えをリピートするだけになってしまうかもしれませんが、レッスンを続けるうちに英語脳が鍛えられ、瞬時に回答を言えるようになるのです。

また回答は定型文が決まっているので、先生よりも先に回答できたとしても、定型文通りに答えられなかったら決まった形に訂正されます。

この「間違える」「訂正する」という作業が、英語の定着にとても役立つのです。

「先生のスピードについていけない」「答えてもいつも訂正されてしまう」と悩んでいる人もいるかもしれませんが、間違えるのは当たり前ですし、瞬時に正しい回答をするのは誰にとっても難しいことです。

ですから、レッスン中にうまく答えられなくても心配する必要はありません。

事前の予習もできるだけ控えて、まっさらな頭でレッスンに臨みましょう。

レッスンを続けていると「あれ?前より英語が聞き取れるようになったかも」と実感する瞬間がきますよ!

カランメソッドが楽しめないなら方法を変えてもOK!

「どうしても授業についていけない」「カランメソッドが楽しくない」という場合は、一度カランメソッドをお休みして、通常の英会話レッスンでリスニングとスピーキングを鍛えるのも方法のひとつです。

大切なのは、英語学習を楽しみながら継続することなので、いろいろなやり方を試してみて、あなたにあった学習方法を見つけてください!

オンライン英会話なら無料体験レッスンが受けられるので、いくつか無料体験を受講してみてもよいと思います!

オンライン英会話一覧

カランメソッドの学習効果を高める復習のやり方

「カランメソッドの予習をしてはいけない」という話をしましたが、逆に復習は、レッスンで学んだことの定着につながるので、必ず行いましょう。

オンライン英会話のネイティブキャンプQQEnglishは、レッスンに復習の時間を設けているので、自分で時間を作らなくても復習できるのですが、そうでないスクールもあります。

また「レッスン内での復習では足りない!」という人もいるかもしれません。

そこで、ここからはカランメソッドの効果的な復習のやり方について紹介したいと思います。

カランメソッドのテキストとアプリを用意する

習ったことを復習するために、まずテキストを用意しましょう。

スクールによってはレッスン中にテキストを使うこともあるので、すでにテキストを持っている人もいるかもしれません。

カランメソッドのテキストは、カランメソッド正式認定校の授業を受講することで、オンライン上で購入できます。

紙の本(ペーパーテキスト)もありますし、電子書籍(e-book)もあるので、使いやすい方を選んで購入しましょう。

テキスト代を節約するなら、メルカリなどのフリマアプリを使って、中古で安く買うこともできます。(100円~500円程度安く出品されています。)

中古品なら正規認定校でレッスンを受けていなくても購入できるので、オススメです。

また復習で大切なのは、音声教材です。

カランメソッドの音声は、「カランアプリ」をダウンロードすることで準備できます。

カランアプリはスクールで購入した電子書籍も閲覧できるので、とても便利なアプリです。

ただしこのカランアプリは、残念ながらカランメソッド正規認定校で学習中の人のみ利用可能となっています。

カランメソッド正規認定校(日本)

英会話スクール スリーアールイングリッシュ(神奈川)
α-ECO(愛知県)
いちむら英会話スクール(新潟県)
オンライン英会話 ・新お茶の間留学(旧ジオスオンライン英会話)
QQ English
ネイティブキャンプ

正規認定校で学んでいない人はアプリが使えないので、スクールに復習方法を相談してみてもいいかもしれません。

音声教材が準備できたら、次に紹介するリピーティングとシャドーイングという方法で、復習をしていきましょう。

リピーティングでリスニングを強化する

リピーティングは音声を聞き、聞いたとおりに発話する練習方法です。

よく英語の授業で「Repeat after me.」と先生が言ったあとに、生徒みんなで復唱して練習しますよね。

練習するときは一文ずつ音声を止めて、聞いたとおりに話します。一文が長い場合は、途中で止めてもかまいません。

リピーティングで重要なことは、発音を集中して聞き取り、正しい発音で話せるように意識することです。

何度も練習して、ネイティブスピーカーの正しい英語を体に覚えさせましょう。

リピーティングのやり方は、以下の動画も参考にしてください。

シャドーイングで英語脳をつくる

シャドーイングはその名の通り音声を聞いて影(シャドウ)のようにすぐ後ろについて発声する練習方法。

だいたい音声から0.5秒ほど遅れてついていくような感覚です。

シャドーイングの基本的なやり方

シャドーイングの具体的な効果は次のとおり。

シャドーイングの効果

  1. リスニングとスピーキングの力を同時に強化
  2. リーディングスピードの向上
  3. 発音の改善

同時通訳者の訓練に使われることが多い手法で、英語脳を作るのにかなり効果的な学習方法です。

聞いた音を、脳で日本語に置き換えることなく発話する練習方法なので、カランメソッドの学習方針とマッチしており、英語力アップのさらなる原動力となるでしょう。

シャドーイングは最初に英文を見ながら練習し、次に英文を見ずに練習、その後余裕があれば、音声スピードを上げて練習すると効果的です。

カランメソッドが難しい人は基礎文法から復習するのもオススメ

カランメソッドは、耳で聞いて実際に話すことで正しい表現(文法)を習得する学習方法であると紹介しました。

定型文を何度も反復することで、英語の意味や正しい文法を体で覚えていくやり方なので、レッスン中は決まったカリキュラム以外のことはしません。

つまりレッスン中にわからない文法があっても、「この文法はどういう意味ですか?」といった質問をしたり、自由に話をすることはできないのです。

ですから「レッスンで出てくる英語が難しい」と感じるなら、自主学習で文法の勉強を取り入れてみてください。

基本的な文法の知識があったほうが理解も早く、レッスンも続けやすいです。

とくにステージ1~6の段階で、英文の意味が理解できないという人は文法の勉強も並行して行うことをオススメします。

ステージ1~6なら、基本的には中学レベルの基礎文法を学べば、カランメソッドのレッスンに対応できると思います。

勉強の教材は何でもかまいません。学生時代に使っていたものでもいいので、気に入ったものを1冊使って勉強しましょう。

家に参考書がなく、どの参考書を使えばいいのかわからない場合はこちらの参考書がオススメです。

中学英語をひとつひとつわかりやすく。

「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は、大人気「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズの1つで、中学英語を基礎から学びなおしたい高校生以上の方に向けた英文法の本です。

中学3年分の英文法が1冊にまとめられているので、英文法の学習はこれ1冊でOK。

解説ページはわかりやすいイラスト付きで、中学時代に英語が苦手だった人でもスラスラと理解できるでしょう。

無料で見られる解説動画は1本につき2分程度なので、ちょっとしたスキマ時間にも学習できます。

カランメソッドで学んだことを実践的にアウトプットする

カランメソッドのデメリットは、「同じ内容の英文を繰り返し学習する」「実践的な英文が少ない」といった点が挙げられます。

このデメリットから、カランメソッドに物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。

「もっと実践的に英会話の練習がしたい」という人は、英語学習の方法をすこし変えてみましょう。

今回提案するのは、次の2つの方法です。

カランメソッドを実践的にアウトプットする方法

  • オンライン英会話のフリートークで自由に英会話を楽しむ
  • DMEメソッドの英語学習に切り替える

オンライン英会話のフリートークで自由に英会話を楽しむ

カランメソッドで鍛えた英語力を、どこかで発揮したいと思いますよね。

もし英語を話す友人や知人がいるなら、積極的に英語で会話をして、英語の実力を試してみましょう。

もし英語を話す知り合いがいなければ、オンライン英会話を利用して、自由に英会話を楽しむのもオススメです。

ネイティブキャンプのプレミアムプランは、月額6,480円でカランメソッドだけでなく日常英会話やビジネス英会話、TOIEC対策コースなどの授業が受講できます。

ネイティブキャンプのカランコースで勉強し、基礎を固めたあとに、実力だめしに日常英会話やビジネス英会話に挑戦してみるとよいでしょう。

実践的で応用が効く英語力が身につきます。

DMEメソッドに切り替えて学習する(初心者にもオススメ)

より実践的な英語を学ぶなら、DMEメソッドに乗り換えるのも方法のひとつです。

DMEメソッドは、カランメソッドの原型であるダイレクトメソッドの中でも新しくできた英語学習方法で、カランメソッドのデメリットをうまくカバーしたメソッドなのです。

DMEメソッドの基本的な流れはカランメソッドと変わりませんが、カランメソッドと違うところが4つあります。

DMEメソッドがカランメソッドと異なる点

  • アメリカ英語を取り扱う
  • 文法のレッスンがある
  • 自分で回答を考えて講師の質問に返答できる
  • 3~4年ごとに内容が更新される

まずカランメソッドはイギリス英語のメソッドあるのに対し、DMEメソッドはアメリカ英語のメソッドです。

イギリス英語とアメリカ英語は発音、単語、スペルなど多少の違いがあります。アメリカ英語に慣れている人にとっては、勉強しにくいと感じるかもしれません。

カランメソッドをアメリカ英語で学びたいなら、DMEメソッドを検討してみてください。

またDMEメソッドのレッスンには、文法レッスンが組み込まれているので、まだ文法が身についていない人でも安心。

そういった意味では、英会話初心者の人にもオススメできるメソッドです。

さらに最大の違いは、柔軟な回答が認められているということ。

カランメソッドは回答がほぼ決まっているので、テキスト通りに回答することが求められます。

ですがDMEメソッドは自分で考えた回答ができますし、先生に質問することもできるのです。

またDMEメソッドの教材は、日常生活で実際に利用する表現を多く取り入れており、内容は3~4年という短いスパンで見直されるので、カランメソッドよりも実用的な英語表現が学べます。

カランメソッドは内容を変えることなく使い続けられており、現在の日常と少し合わない部分があるので、この点が気になる人はDMEメソッドを受講してみてはいかがでしょうか。

現在オンライン英会話ではイングリッシュベルでのみ、DMEメソッドの受講が可能です。

【まとめ】カランメソッドの効果を上げる勉強のやり方は「レッスンに集中+復習」

ここまで、カランメソッドの学習効果を高める勉強のやり方について紹介しました。

カランメソッドの学習ポイントは次の5つ。

カランメソッドの学習ポイント

  1. カランメソッドのレッスンでは、よく聞きたくさん発話する
  2. カランメソッドのレッスン前に予習をしない
  3. レッスンで学んだことは、リピーティングやシャドーイングで復習する
  4. レッスンが難しく感じたら中学英語の文法を復習する
  5. フリートークやDMEメソッドで学んだ英語を実践的にアウトプットする

レッスンはカランメソッドの正しいやり方で受講し、さらに学んだことを復習して、何度も練習することで英語が自然と身についてきます。

はじめてカランメソッドを受講する人や、ステージが上がってすぐの人は、先生のスピードについていくのが大変で諦める人もいるかもしれません。

ですが最初からスラスラと回答できる人はいないので、諦めることなくコツコツと続けてみていただきたいです。

自分を追い込むのではなく、「次は先生よりも早く答えるぞ!」といった感じで、ゲーム感覚で楽しみながら学習していきましょう。