英検2級の勉強法と対策

英検2級一次試験の対策は、単語・熟語、リーディング、ライティング、リスニングをまんべんなく勉強することです。二次試験対策は日頃から音読や英語で意見を述べる練習をすることが大切です。

「英検2級ってなにから対策すればよいのかわからない」
「どれくらい勉強すれば英検2級に合格できるの?」

このようにお悩みの方も多いかもしれません。英検2級では中級程度の英語力が求められるため、これまでの級とは少し異なる対策が必要です。

この記事では、英検2級に合格するための対策について、無理なく取り組める具体的な勉強法も交えながら解説します。

実は私自身が、大昔にまったく対策をせずに英検2級を受験し、恥ずかしながら不合格になった経験があります。効率のよい勉強の仕方を身につけて、一発合格を目指して英検2級にチャレンジしてくださいね。

執筆者:Lin
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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら

英検2級のレベルはどれくらい?準2級や準2級プラスとの難易度の違い

英検協会によると、英検2級のレベル(推奨目安)は「高校卒業程度」とあります。

「高校卒業程度」と聞くと、高校3年生の学習範囲を含む印象を受け、中学生や高1・高2生には難しすぎるようにも感じるかもしれません。

しかし、英検2級で算出されるCEFRレベルは「A2~B1」で、これは「基礎レベルを少し脱した段階」とされています。英語レベルとして、決して高いわけではありません。

むしろ中学生や高1・高2生が、英語力の基礎固めとして目指すのにちょうどよいレベルだと私は個人的に思っています。

英検2級のレベルと、準2級・準2級プラスとのレベルを比較してみました。

英検2級・準2級・準2級プラスレベル比較

英検2級 英検準2級プラス 英検準2級
推奨目安 高校卒業程度 高校上級程度 高校中級程度
算出可能CEFR A2~B1 A1~A2 A1~A2
合格目安 社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる 身近な話題であれば、社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる 日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる

参照)英検CSEスコアとは

英検2級の試験概要を知ろう!一次試験と二次試験の内容

英検2級では一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と、一次試験の合格者だけを対象とした二次試験(スピーキング)があります。

一次・二次ともに合格すると晴れて「英検2級取得」となります。

英検2級一次試験(約110分)

測定技能 形式 問題数 回答形式
リーディング 短文 空所補充 17 4択
長文 空所補充 6
長文 内容一致 8
ライティング 英文要約 1 記述
英作文 1
リスニング 会話 内容一致 15 4択
文 内容一致 15

※ リーディング・ライティング(85分)+リスニング(約25分)

英検2級二次試験(約7分)

測定技能 形式 問題数
スピーキング 音読 1
音読した英文についての質問に答える 1
3コマイラストの説明 1
受験者の意見を述べる
(トピックに関係する内容)
1
受験者の意見を述べる
(トピックに直接関係しない内容)
1

参照)2級の試験内容

英検2級の試験形式は、紙とペンを使って行う「従来型」とコンピューターを用いる「S-CBT」の2種類があり、出願時に自由に選択できます。

英検S-CBT®試験の特徴

試験内容や難易度の差はありませんが、大きく違うのは「従来型」では一次試験を通過した受験者のみが二次試験に進むのに対し、「S-CBT」では同日に一次・二次を受験する点です。

受験は同日にしますが、一次(リーディング・ライティング・リスニング)の成績が合格点に達していない場合は、たとえ二次(スピーキング)の評価が満点であっても、一次試験不合格となります。

英検2級一次試験の対策方法!効果的な勉強法とおすすめの対策本

英検2級一次試験対策まとめ

英検2級一次試験を突破するには、単語・熟語、リーディング、ライティング、リスニングをまんべんなく勉強することが大切です。

それぞれについて、具体的な勉強法やおすすめの参考書を紹介します。

英検2級単語・熟語の勉強法

英検2級合格を目指す際に、優先的に取り組みたいのが語彙力強化です。

文章を読みながら言葉の使い方を学ぶ

英単語を勉強する際は、文章を読みながら覚えることをおすすめします。

英検2級以上になると、「英単語をいくつ知っているか」ということよりも「ひとつの単語の言い回しをいくつ知っているか」ということが問われ始めます。

こうした「言い回し」つまり、「場に応じた様々な英語表現」を身につけるにはたくさんの英文を読み込むのが一番です。

一見回り道のように思えるかもしれませんが、読解力はもちろん書く力、聞く力、話す力の向上にも必ずつながります。

英検の単語対策として、最もおすすめしたい参考書は旺文社の「文で覚える単熟語」です。

英検2級 文で覚える単熟語

「文で覚える単熟語」には英検頻出のテーマごとに200語程度の短めの文章が掲載され、内容理解に欠かせない重要表現を学ぶことができます。

実際の文章のなかで、言葉がどのように使われるのかを自然に身につけられるので、大問1の語彙問題対策だけでなく、読解問題やライティング・リスニング・スピーキングなどすべてのパートの対策にもなります。

「試験に出る」英単語の丸暗記には要注意

試験対策で頻出順に掲載されている「試験に出る」単語帳を、片っ端から暗記していくやり方はかなり「時代遅れ」です。

言葉は「知っている」だけでは何にもなりません。「聞き取れる」「書ける」「話せる」といった「適切に使える」レベルで言葉を操れて初めて「語彙力がある」と認められます。

英検もかつては「いくつ英単語を知っているか」だけを測る傾向が非常に強かったのですが、近年の改訂で少しずつではあるものの是正されつつあり、本当の意味での語彙力を問う問題が、増えています。

英検2級レベルの語彙は基礎中の基礎です。今しっかり固めておくことで、この先の英語力を下支えしてくれます。

焦らずじっくり語彙力を強化しましょう。

英検2級リーディング対策・勉強法

日本語環境にいる方にとって、どうしても足りていないのが「英文を読む量」です。

ですから、英検2級のリーディング対策でやるべきことはまず「英文を毎日読むこと」。そして、さらに理解力を高めるために「書かれた内容を説明できるようにすること」も効果的です。

簡単な英文を毎日読む

英検2級合格を目指すのであれば、英文を1日2~3つ、毎日読むことを習慣づけましょう。

長い英文である必要はありません。全体で3段落程度、150語から200語程度のもので十分です。

英文レベルは、辞書がなくても読める簡単なものからスタートしましょう。もしこれまでに英検3級や、準2級などを受けた方であれば、当時のテキストなどを活用するのも良いでしょう。

最終的には、前項でご紹介した旺文社の「文で覚える単熟語」を、毎日異なるテーマから2つ3つ選んでラクに読めるようにするのが目標です。そうなれば英検2級合格は目前です。

ポイントは黙読ではなく音読すること。英語特有の文章構成や、シンプルな単語を使った言い回しに慣れることが目的です。

「何について書かれているのか」説明してみる

もうひとつおすすめしたい勉強法は、読んだ文章が「何について書かれているのか」を1センテンスで書き出す練習です。

はじめは重要と思われるセンテンスをハイライトするだけでもOK。慣れてきたら、自分の言葉で言い換えてみましょう。

2024年度より導入されたライティングの要約文対策にもなるので、ぜひ取り組んでみてください。

問題集をやりこんでもリーディング力はつかない

英検に限らず、英語試験のリーディング対策といえば「問題集を購入して、ひたすら読解問題を解くこと」だと思う方も多いのですが、実はこの勉強法はあまり意味がありません。

試験本番で制限時間内に読解問題が解けるようになるには、まず基本的な「文を読み取る力」そして「語彙力」の2つの力が不可欠です。

ただやみくもに「読解問題」を大量に解き続け、出題のパターンを見抜いたところで、「解ける」ようにはならないのです。

リーディング力を高めるのには、相応の時間がかかります。しかし一度上がれば、スピーキング・ライティング・リスニングすべてのスキルが一緒に向上するのも、リーディング力の特徴です。

ぜひたくさんの英文を読み込み、この先も使えるリーディング力を鍛えてみてください。

LinLin

ここまでの語彙力とリーディング力が盤石になると、英語力は飛躍的に伸びます。

英検2級ライティング(英文要約・英作文)の対策・勉強法

英検2級ライティング問題の英文要約は、書くトレーニングよりもまず読むトレーニングを重視しましょう。

英作文問題は、限られた時間内で書き切れるように、得点できる条件を把握した上で書くトレーニングをすることが大切です。

英文要約はまず「よく読む」

英文要約は、出題された3パラグラフ構成の英文を、45~55語に要約することが指示されます。各パラグラフを1センテンスでまとめると、指定語数に収まるはずです。

要約文の対策のカギを握るのは、リーディング力。的確に、素早く文章の筋をつかむ力が求められます。

普段から英文を読む際に、「この文章全体で筆者がもっとも伝えたいことは何か」という意識を強く持つようにしましょう。

英作文の基本型をおさえる

英作文は、与えられたトピックに関する受験者の考えを、2つの理由を挙げながら80~100語程度で記します。

英検2級の英作文で合格点を取るために絶対に外せないのが、「型にあてはめる」ことです。

英文ライティングは、日本語の文章以上に「型」があります。

英検2級英作文の基本型

序論 自分の意見を明確にする I think…
本論1 第1の理由を挙げる First, …
(説明) 補足説明 For example,…
本論2 第2の理由を挙げる Second,…
(説明) 補足説明 For instance,…
結論 自分の意見を明確にする Therefore, I think…

序論から結論までのこの6センテンスで、英検2級の英作文は完成します。

まずは、余計なことは一切考えずに、この型をしっかり身につけましょう。

賛成・反対の選択は理由が2つ挙げられる方を選ぶ

次に、「何を書くか」についてです。賛成意見と反対意見の選び方は、「書きやすさ重視」で選んでください。

あなた自身が「どう思うか」はいったん切り離して考えた方が、効率よく「合格する」英作文が書けます。

大事なのは、あなた自身の本心や主義主張ではなく、「その理由が2つ挙げられるか」です。

普段から、「賛成か反対か」「その理由2つ」を挙げる練習を意識的にしましょう。日本語でも問題ありません。

過去問や、予想問題集などで練習するのもよいですし、日々のニュースで取り上げられるようなできごとについて、考えてみるのもおすすめです。

勉強する際のコツは、「なるべく自分ごとにしない」こと。個人的な経験談はNGです。一般的で普遍的、つまり「ふんわり」した、悪く言えば「薄い」意見で十分なのです。

たとえば「人は早起きをするべきか」というトピックが出たとします。

これに対して「賛成である。私は早起きしたら健康になった」という個人的な経験談は「説得力が薄い」とされ、得点は伸びません。

より「説得力がある」とされるのは「賛成である。早起きすることで、一日の活動量が上がり健康になるから」という内容です。

ミスによる減点を避ける・言い換えで加点を見込む

最後に、「どのように書くか」ですが、大事なのは「ミスなく書くこと」と「わかりやすく書くこと」です。

まず「ミスなく書く」ですが、少しでもスペルに自信がない単語は避けた方が無難です。スペルミスだけが原因で不合格になることは考えられませんが、それでも不要な減点は回避すべきです。

「わかりやすく書く」は、順接・逆接などの接続語のポイントをおさえて使い、論理展開を明快にすることが重要です。また同じ単語や言い回しを避け、異なる表現を駆使できると加点が見込めます。

これらのことを、試験当日は制限時間内に終えなければなりません。

必ず本番前に、最低でも2回は時間を計って、過去問なり予想問題なりに取り組むことを強くおすすめします。

英検2級リスニングの対策・勉強法

リスニング対策におすすめの勉強法は、過去問の音源とスクリプトを利用することです。

過去に出題されたリスニング音源とその原稿は、公式ホームページ上に3回分掲載されています。

まずは、スクリプトを音読してみましょう。つかえずに、スムーズに読めるまで繰り返します。息継ぎのポイントや、アクセントの位置を意識しながら読むことが大切です。

次に、音源を聞いてみましょう。目でスクリプトの文字を追いながら聞くと、自分の読み方が合っているのかどうかがよくわかります。余裕があれば、音源を聞きながら、同時に音読をする「オーバーラッピング」もやってみましょう。

最後に、スクリプトから目を離し、耳から聞こえてくる英文を影のように追いかけて復唱していく「シャドーイング」にチャレンジしてみてください。

ここまでできたら、ぜひ過去問を実際に解いてみてください。ものすごく簡単に感じると思います。

ホームページに掲載されている3回分をこなすだけでも、「聞き方」は大きく変わるはずです。

英検2級のリスニング音声のスピードは、決して速くはありません。落ち着いて取り組めば、大丈夫ですよ。

LinLin

リスニングは、4技能のなかでももっとも短い時間で効率よく得点アップできるパートです。「リスニングは苦手」という方も、対策の仕方次第で本番では必ず得点源にできます。

英検2級二次試験対策とトレーニング方法

英検2級の二次試験対策としてやるべきことは、日頃から音読や英語で意見を述べる練習をすることです。

英検2級の二次試験は、面接形式のスピーキングテストです。(S-CBTの場合はコンピューターへの吹き込み式)

試験内容は大まかに以下の4点です。

英検2級二次試験の試験内容

  1. 音読
  2. 音読した内容理解に関する質疑応答
  3. 3コマイラストの説明
  4. 受験者の考えを問う質疑応答

無事に一次試験を突破した方にとって、二次試験は決してハードルの高いものではありません。気負いすぎることなく、準備をしていきましょう。

音読は英語らしいリズムを意識して

①音読と②音読した内容理解に関する質疑応答に関しては、難易度は高くありません。細かな発音を気にするよりも、「英語らしい自然なリズム」で読むことを心がけましょう。

音読する文章は5センテンス程度です。

万が一初見で、どのように発音してよいかわからない単語があったとしても、素知らぬ顔で「それっぽく」発音してしまいましょう。動揺して、音読そのものを止めてしまうのは絶対NGです。

私は小学生で初めて英検を受験した時、この音読パートで「foreign(外国の)」という言葉の読み方がわからず、内心では大変動揺したことを今でも覚えています。(勢いで乗り切りました)

対策としては、普段から英文を読むときは意識的に「音読」をしましょう。その際、息継ぎのタイミングやアクセントの置き方に注意して、より「自然な英語らしく」聞こえることを意識します。

ネイティブ音声を聞いて、自分との違いを確認してみるのも改善点が明確になるのでおすすめです。

「内容理解に関する質疑応答」は、プリントされている文章のなかに必ず答えがあります。試験官の質問も、文中の言葉をそのまま使ったシンプルな聞き方なので、焦らずに該当箇所を探しあてれば大丈夫です。

イラスト説明は1~2センテンスでする

③イラスト説明は少し練習が必要です。制限時間内に、ストーリーを組み立てた上で、3コマすべての内容に触れなければなりません。

緊張し過ぎて「最初の1コマの説明だけで終わってしまった」「コマ同士の因果関係がまったく説明できなかった」という場合は、残念ながら大幅減点になります。

そうならないために、イラスト説明では以下の2点を押さえておきましょう。

イラスト説明で抑えるべき点

  • イラスト内に書かれている英文はそのまま使う
  • 最初のコマは1文、2・3コマ目は2文で説明する

特に、人の感情についての語彙を整理しておくと良いでしょう。

感情の語彙例

驚く surprised
困惑する worried
喜ぶ happy

こうした簡単な単語を「looked, seemed(~のように見える)」でつなげられればOKです。

普段から、目の前の事象を言葉にする練習をしてみましょう。練習のコツは「その場にいない人」「電話で話している相手」に伝わるように話すことです。

「Yes」「No」を明確にしてその理由や補足をする

質疑応答では、まずは聞かれたことに対して「賛成」「反対」といった自分の立ち位置を明確にする必要があります。

ライティングでは、両方の立場についてじっくりと考えてから書き始めるのが鉄則ですが、スピーキングテストでは、とにかく「即答」することが大事です。

そして一度自分の立場を明言したら、なにがあっても変えてはいけません。言い切りましょう。

難しく感じるかもしれませんが、英検2級のスピーキングテストは「Yes/Noの表明」「その補足」の2センテンスでOKです。

日頃のニュースで取り上げられるような事象について、「どう思うか」を2センテンスで表す練習をしておくと、本番でも焦らずに受け答えができるはずです。

受験者の意見を問う問題は、この先の準1級・1級ではより比重が高まっていきます。また、ライティング問題とも共通する点が多いので、しっかり対策をしておきましょう。

LinLin

二次試験の詳しい流れや出題傾向については、「英検2級の二次試験対策!面接に使える表現や合格のポイントを紹介」の記事でより詳しく紹介しています。こちらも参考にしてください。

英検2級の直前対策!1週間前から前日までにできること

英検2級の試験直前にやっておくべきことは、以下の3つです。

英検2級直前対策

  • 過去問を解いて時間配分の目安をもつ
  • リスニング音源を注意深く聞く
  • ライティングの型を復習しておく

英検の試験日まであと1週間。合格のためにできることを押さえておきましょう。

過去問を解いて時間配分の目安をもつ

試験直前に必ずやっておくべきなのは、本番と同じ制限時間で、過去問や予想問題を解くことです。

予想問題集は各社から出版されていますが、私は旺文社の問題集「7日間完成 英検2級 予想問題ドリル 6訂版 | 旺文社」がシンプルで気に入っています。

7日間完成英検2級予想問題ドリル

ここで気にすべきは、正答率よりも時間配分。特にライティングにあてる時間は十分にとりましょう。

試験時間85分のうち、最低でも40分はライティングに必要です。たとえリーディングパートの問題が最後まで解き終わっていなくても、試験開始から45分が過ぎた時点でライティングに取りかかります。

マークシートを塗りつぶすだけで答えられるリーディングパートと違い、ライティングは文字を書かなければ一切採点されません。

一定量の英文を書くには時間が必要です。見直しも含めて余裕を持って取り組むには、「大問1は10分以内に終える」「試験開始45分経過したらライティングに取りかかる」といった自分なりの時間配分の目安をもちましょう。

リスニング音源を注意深く聞く

「リスニング問題は苦手」という方はもちろん、得意だと思っている方も、本番直前に一度はリスニング音源を「集中して聞く」練習をしておきましょう。

問題を解く練習ではないので、すでに解いたことのある過去問・予想問題の音源で十分です。

耳から聞こえてくる音声を影のように追いかけて復唱する「シャドーイング」や、聞こえた通りに文字に起こしていく「ディクテーション」を短時間でもよいのでしておくと、当日も集中して聞くことができるでしょう。

英検2級のリスニング音源は、ナチュラルスピードよりもかなりゆっくりで学習者向け。それほど難易度は高くありませんが、問題は「一度しか流さない」ことです。

うっかり聞き逃してしまうと、挽回のしようがありません。集中して聞く練習をしておきましょう。

ライティングの型を復習しておく

試験用の英文ライティングの基本は「いかに定型にあてはめるか」です。もちろん、本当はそれだけではないのですが、英検2級突破のためにはこの基本に徹しましょう。

英検2級のライティングは6つのセンテンスで完成します。この6つすべての書き出しを再確認して、本番では「考えずに」書けるようにしておきます。

ここで、6つの型を改めて復習しておきましょう。

英検2級英作文の基本型

序論 自分の意見を明確にする I think…
本論1 第1の理由を挙げる First, …
(説明) 補足説明 For example,…
本論2 第2の理由を挙げる Second,…
(説明) 補足説明 For instance,…
結論 自分の意見を明確にする Therefore, I think…
LinLin

時間内に書き終えるためには、「考える時間」と「考えない時間」を明確に分ける必要があります。より多くの時間を文章構成に充てられるよう、省ける時間は徹底的に省きましょう。

英検2級対策のよくある質問

英検3級を持っています。英検準2級と準2級プラスをスキップして英検2級を受けようと思ってるのですが、やめたほうがいいですか?
英検には受験資格の制限はありません。受けたい級を受験しましょう。
私自身、子どもには英検3級合格の次は、途中の級は飛ばして英検2級を受験させました。当然しかるべき準備期間を経た上でのことですが、必要のない級は受ける意味はありません。
まずは公式ホームページに掲載されている過去問を解いてみましょう。自己採点が可能なリーディングとリスニングで6-7割取れていれば、合格の可能性は大いにあります。
正答率が5割以下の場合は、基礎力が足りていません。語彙力を中心に強化していきましょう。
子供は小学2年生です。今後高校受験や大学受験に備えて英検を受けさせようと考えています。英検2級はいつまでにとっておくと良いでしょうか。
将来的に英語力を武器に進学を有利に進めたいとお考えならば、中学生で英検2級、高2で英検準1級が取れるレベルを目指しましょう。
ただし、英検取得が目的になってしまっては本末転倒です。個人的な意見ですが、英検対策に長い時間を費やすのは、おすすめできません。試験対策に没頭したところで、英語力そのものは大して上がらないからです。
英語力を上げるには、たくさんの英文に触れて読む・聞く・話す・書く以外に道はありません。
「中学生で英検2級を取るためには、小学生の今から英検5級を受け始めないと間に合わない!」と、幼少期から親が英検取得に焦る必要はまったくありませんよ。英検は必要になった時に、必要な級を目指して取得するので十分だと私は思っています。(小学生が英検を取得するメリット
一次試験は通るのですが、二次試験が受かりません。緊張からか問題3と4で何を訊かれているのかわからなくなります。
対策として、二次試験のサンプル問題・予想問題の音源を、聞こえたままに書き取る訓練「ディクテーション」をおすすめします。リスニングの精度が一気に上がるので、少し根気のいる勉強法ですが、一度は取り組む価値があります。
英検2級二次試験で試験官がする質問は通常、「導入(一般的な事例を挙げる。例:昨今は物価上昇が甚だしいですが)」と「質問(事例についてあなたはどう思いますか?)」の2センテンスです。
まずは、導入文を聞き逃さないことが肝心です。理解できなかった場合は、1回だけならば聞き返しは減点されないので勇気を持って「もう一度お願いします」と言いましょう。
英検2級二次試験の問題3・問題4は、受験者本人の意見が問われる重要な問題です。ここで「何を訊かれているかわからない」となってしまうのは致命的です。
そもそも一次試験を通過できているのですから、相応の英語力はあるはずです。本番では「自分にわからないことなんて、ないはずだ」くらいの自信を持って、堂々と受け答えをしましょう。

独学に行き詰まったら英検2級対策講座を活用しよう!

英検2級の勉強をしていて、独学に限界を感じたら英検対策講座を活用しましょう。

学校や仕事で忙しい方は、kimini英会話やベルリッツ、ネイティブキャンプなどオンラインで受講できる講座がおすすめです。

オンライン英会話の英検2級対策講座

教材・コース 特徴
kimini英会話 英検®2級合格コース 一次試験合格に必要な語彙や文法を重点的に学び、さらに学んだ語彙や文法を実際の会話で使いながら身につけられる。
ベルリッツ 英検®対策の短期集中講座 中高生向けの講座として短期集中の英検R対策講座を開講。一次試験合格後からスタートできる。
ネイティブキャンプ 英検二次試験対策 旺文社の教材「二次試験・面接 完全予想問題」シリーズをベースにした英検二次試験対策講座が受講できる。

※ スクール名をタップすると無料体験の体験談を読むことができます。

LinLin

英検2級の対策をしているオンライン英会話は比較的多いです。英検対策におすすめのオンライン英会話をまとめた記事もあるので、参考にしてください。

計画的に対策して英検2級一発合格を目指そう!

この記事では、効率よく英検2級を取得するために抑えておきたい勉強法をお伝えしてきました。

まずは焦らずに、時間をかけて語彙力とリーディング力を強化しましょう。目前の英検突破だけでなく、英語力そのものの大事な基礎部分になります。

英検2級は英語中級者の証です。ぜひ好成績で取得して、これからも英語力を向上させていきましょう!