TOEIC リスニング対策に効果的な勉強法と解き方のコツ

「TOEICリスニングが聞き取れない」
「TOEICリスニングのスコアが伸びない」

TOEICを受験したり、勉強を続けていてもリスニングの点数が上がらず、このような悩みを抱えていませんか?

勉強を頑張ってもその成果がなかなか出ないのは辛いですよね……。

このような悩みを抱えているのはあなただけではありません。

実際に多くの受験者がTOEICリスニングで点数が取れず、TOEICリスニングに苦手意識を持っています。

ですがTOEICリスニングでは正しい対策をすることで、比較的短期間でも点数を上げられる試験なのです。

この記事ではTOEICリスニングのスコアアップに特化した勉強方法をご紹介します。

TOEICを受験したことのない初心者の人や、TOEIC受験までに時間がない人も参考にできる情報もあるので、ぜひ読みすすめてみてくださいね。

miyamamiyama

TOEICリスニングの対策について、細かい設問ごとの対策まで徹底的に解説しています。英語のリスニングに自信がない方や、リスニングの勉強方法を見直したいという方に参考にしていただける内容です。ボリュームのある内容ですので、一度にすべてを頭に入れようとすると大変かもしれません。目次を参考に、必要な情報をピックアップしてご覧いただくとよいと思います。

TOEICリスニング対策のポイントはTOEICに特化した勉強をすること

TOEICの勉強をすでに始めている人や、実際に受験したことがある人は、TOEICの問題パターンがある程度決まっていることを知っていると思います。

問題パターンがある程度決まっているということは、TOEICに特化した勉強をすることがスコアアップの近道です。

ですからこの記事では、単にリスニングの練習をするのではなく、「TOEICのリスニング」に特化した効果的な勉強方法を3つ紹介します。

効果的にスコアアップできるTOEICリスニング対策3つ

  • TOEICリスニングに必要な文法と単語をマスターする
  • TOEIC教材を使ってリスニング力をアップさせる
  • TOEICリスニングの問題傾向を把握して対策する

この3つの勉強に焦点を当てることで、TOEIC初心者やTOEICリスニングが苦手な人も短期間でスコアアップできますよ。

それでは次の項目から一つひとつの勉強方法を説明していきます。

【対策1】TOEICリスニングに必要な文法と単語をマスターする

リスニングで出てくる基本的な文法や単語がわからなければ、いくらリスニングの練習をしても聞き取れるようにはならないですよね。

TOEICリスニングで基本的な文法や単語を聞き取れるようになるために、まずは基本的な英文法と単語を勉強しましょう。

中学レベルの基本的な文法や単語を身につければ、十分TOEICに対応できます。

なんと、TOEICでは中学生レベルの英文法力があれば600点も取れると言われているのです!

中学生レベルの文法に自信のない人はわからない単元に絞って復習しておきましょう。

下記のテキストだと中学3年分の英文法の内容が1冊に「わかりやすく」まとまっているので、間違いないですよ。

文法の学習期間は1週間~1ヶ月を目安にするとよいと思います。

中学英語をひとつひとつわかりやすく。

著者 山田暢彦監修
出版社 学研教育出版
価格 2,530円(税込)

TOEIC単語の勉強は 「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」1冊で大丈夫。

600点レベルから990点レベルまで、目標点数別にTOEICの頻出単語だけがピックアップされているので、TOEICの目標点数のある人はそれを目安に単語を覚えていくとよいですよ。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
著者 TEX加藤
出版社 朝日新聞出版
価格 979円(税込)

今回紹介した本なら、TOEICリスニングとリーディング両方の基礎文法、単語対策が1冊でできるのでオススメです。

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次の項目ではTOEIC教材を用いて、リスニングの力をつける練習方法を紹介します。TOEICリスニング試験の具体的な傾向と対策を先に知りたいという人は、練習方法を飛ばして「TOEICリスニングの問題傾向を把握して対策する」をご覧ください。

【対策2】TOEIC教材を使ってリスニング力をアップさせる

この項目ではTOEICリスニングが苦手な人に向けて、リスニングの力をつけるための対策方法を紹介します。

TOEICリスニングのスコアアップをするためには、やはりコツコツとリスニングの力をつけなければなりません。

ただリスニングの練習をするときに、TOEICに特化した教材を使うだけで、TOEICのリスニングに慣れつつ、リスニングの力をつけられるので、効率がよいと思います。

ではTOEICの教材を使って、リスニングの力をつける練習方法を紹介します。

TOEIC教材を使ったリスニング勉強法 7ステップ

  1. リスニングを練習する教材を選ぶ
  2. リスニングのスクリプトを精読する
  3. リスニング音声を聞きながらスクリプトにスラッシュを入れる
  4. リスニング音声を聞きながら英語の発音を確かめる
  5. スクリプトを見ながら音読する
  6. リスニング音声を聞きながらシャドーイングをする
  7. リスニング音声を繰り返し聞く

1. リスニングを練習する教材を選ぶ

まずはリスニングを練習する教材を決めましょう。

音声とスクリプト(音声の文章)があるものなら、教材はTOEICの参考書、問題集、模試の文章などなんでもかまいません。

繰り返しになりますが、効率よく勉強するためにTOEICに特化した教材を活用するのがポイント。

音声をスマートフォンにダウンロードできたり、アプリで聞ける教材が便利です。

リスニングの勉強をするタイミングは、練習問題を解いた直後がよいと思います。

一度リスニングの問題を解いた後、答え合わせをして、リスニングの内容を覚えている間に復習がてらリスニングの練習をするとよいでしょう。

2. リスニングのスクリプトを精読する

リスニングを練習する文章を選んだら、日本語訳を参考に英文スクリプトを精読しましょう。

精読とは単語や文法を一つひとつ理解しながら、文章を読んでいく方法です。

ちょうど英語を習い始めた中学生が、英文をひとつひとつ丁寧に読んでいくようなイメージですね。

わからない文法や単語があれば、テキストや辞書などで調べながら、一文一文読み進めていきましょう。

3. リスニング音声を聞きながらスクリプトにスラッシュを入れる

英語の音声を聞いていると、独特のリズムがありますよね。英語のリズムに慣れておくことで、より音声が聞き取りやすくなります。

英語のリズムに慣れるには、スクリプトの文章を見ながらリスニング音声を聞き、音声の切れ目があるタイミングでスクリプトに印をつけていくと効果的です。

精読で英文全体の意味が確認できたあとに、以下のような形でリスニング音声を聞きながらスクリプトにスラッシュを入れていきましょう。

Notice Board Space / Available to Community Groups

Mooringtown Library / is pleased to invite local community groups / to use the free advertising space / on its new notice board, / located outside the front entrance / of the library. / Space on the board is available / for up to four weeks / at a time.

※問題出典)TOEIC公式ページ

音声の切れ目は「.(ピリオド)」や「,(コンマ)」、長い主語、目的語、補語の前後、接続詞の前後などが多いでしょう。

ただし自分で予測して、好きなようにスラッシュを入れていては、あまりよい練習になりません。

リスニングの音声をよく聞いて「ここで話者が息継ぎをしたな」というタイミングで、スラッシュを入れていきます。

そうすることで実際のリスニング音声(ネイティブの話者)の、切れ目のタイミングをつかめるようになってきます。

4. リスニング音声を聞きながら英語の発音を確かめる

次はリスニング音声を聞きながら、英文スクリプトを同時に目で追い、英語の発音を確かめましょう。

慣れてきたら、スラッシュを入れながら同時に発音の確認ができるようになります。

英語の発音を確認してみると、「英単語の発音が自分が思っていたものと違う!」と驚くことがあるかもしれません。

たとえばwaterだと、日本語だと「ウォーター」と読んでしまいがちですが、英語の発音だと「ウォラー」の方が近かったりしますよね。

また英語には「リエゾン」という法則があって、単語が並ぶと音がつながって聞こえます。

たとえばwake up「起きる」という単語が出てきたときに、発音は「ウェイク アップ」ではなく「ウェィカッ」に近かったりするのです。

こういった発音の違いにより英語が聞き取れないという人が実はたくさんいるので、この段階で先入観にとらわれず英語の発音をあらためて確認しておくようにしましょう。

思っていた発音と違う単語や表現の部分には発音を書いておくと、音読やシャドーイングをする際に役立ちますよ。

miyamamiyama

発音は英語の発音記号で記入するのが一番よいのですが、それが難しい人や発音記号まで勉強している時間がないという人はカタカナで書いておいても大丈夫です。

5. スクリプトを見ながら音読する

文章の切れ目や正しい発音を確認できたら、英文スクリプトを見ながら音読をしていきましょう。

最初から音声と同じようなスピードで読めなくても大丈夫です。

頭の中で日本語に訳すことなく、英語を英語で理解できるスピードで読みましょう。

慣れてきたら読むスピードをあげてみたり、スクリプトに書いたスラッシュや、発音も意識して読む練習をしましょう。

リスニング練習に音読を取り入れる理由

「音読ってスピーキングの練習じゃないの?」「音読までする必要ある?」と思う人がいるかもしれません。結論からいうと、音読はリスニングの力をつけるのにとても効果的です。なぜなら英語の正しい発音をするために、より注意深く音声を聞こうとするからです。また、耳だけでなく口で音を発することで、より脳に定着することが期待できます。少々面倒に感じるかもしれませんが、リスニングの力をつけるためにぜひ取り入れてみてください。

6. リスニング音声を聞きながらシャドーイングをする

音読の練習を何回か行ったら、次にシャドーイングの練習をはじめましょう。

シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、音声の0.5~1秒後(1~2単語後)を追いかけるように発音する英語の学習法です。

シャドーイングの基本的なやり方

聞こえてくる英語音声のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけていくので、シャドーイング(shadowing)といわれています。

シャドーイングをすることで、実際のTOEICリスニングの英語音声スピードについていく練習ができます。

このときにも頭の中で日本語訳をせずに、英文を英文のままで理解していくように努力しましょう。

1回の練習で完璧についていけなくても大丈夫です。

何回もシャドーイングを練習していくうちに次第に慣れてきて、自然に英語を英語のままで理解できるようになりますよ。

7. リスニング音声を繰り返し聞く

シャドーイングまでできれば、一通りのリスニング練習は終わりです。

ただ1日練習するだけだと、せっかく練習したものもすぐに忘れてしまいますよね。

そこで、勉強した内容が定着するまで、同じ音声を何回も聞くようにしましょう。

できればTOEICの試験当日まで、毎日習慣化できれば理想的です。

リスニング音声は通学・通勤時間などのスキマ時間に繰り返し聞くとよいですよ。

声を出すことが可能なときはシャドーイングの練習もしましょう。

声を出すことが難しい通学・通勤中は、声が出ない程度に口を動かすだけでも効果的な練習になりますよ。

【対策3】TOEICリスニングの問題傾向を把握して対策する

ここまででTOEIC教材を使った、リスニングの力をアップする勉強法を紹介しました。

ここからは、TOEICリスニングの各パートの傾向と対策を説明していきます。

TOEICリスニングの問題形式と解き方のコツを覚えて、さらなるスコアアップを目指しましょう!

TOEICリスニングセクションには4つのパートがあり、時間は約45分間、合計100問が出題されます。

TOEICリスニング4つのパート

パート 問題数 問題の内容
part1 6問 写真描写問題
part2 25問 応答問題
part3 39問 会話問題
part4 30問 説明文問題

それでは各パートの傾向と対策方法を下記でひとつずつ紹介していきます。

リスニングpart1 「写真描写問題」

TOEICリスニングpart1は、音声を聞きながら写真に写っている人やものを見て、4つの選択肢から正しいものを選ぶ「写真描写問題」です。

(A)~(D)各選択肢の英文は、問題用紙に書かれていないので、各選択肢の音声をよく聞かなければなりません。

リスニングpart1の問題を解くコツは「写真をよく見る」ことです。

たとえば、写真に人が写っている場合は「誰が・どこで・何をしている」のかをよく見るようにしてください。

それでは例題を見てみましょう。

TOEIC part1 試験サンプルの写真
TOEIC part1 試験サンプルの写真

この写真には「女性が、テレビの前で、プラグをさしている」様子が写っていますね。

問題文のスクリプトは以下のとおりです。

※実際の試験では音声で流れる内容です。

(A)A woman is putting on a pair of shoes.
(B)A woman is dusting a television screen.
(C)A woman is watching a television.
(D)A woman is plugging a power cord into an outlet.

この文章だと「女性がコンセントに電源コードを挿している」を意味する(D)が正解になります。

「power cord(電源コード)」、「outlet(コンセント)」は普段聞き慣れない単語でわかりにくいかもしれませんが、(A)(B)(C)は写真をよく見れば間違いだとすぐにわかるので、消去法で(D)を選ぶこともできますね。

TOEICリスニングpart1では、人ではなく「もの」が写っている写真も出題されます。

その場合は「何が・どこに・どのように」あるのかをきちんと見るようにしましょう。

リスニングpart2 「応答問題」

TOEICリスニングpart2はひとつの会話文に対して、最も適切な応答文を4つの選択肢の中から選ぶ「応答問題」です。

(A)~(D)の選択肢の内容は、問題用紙に書かれていないため、選択肢もしっかりと聞いて解答しなければなりません。

TOEICリスニングpart2では下記のような音声が流れます。

What color is your car?
(A) Yes, quite fast.
(B) Five years old.
(C) Not very far.
(D) It’s dark blue.

サンプルの英語音声はTOEIC公式ホームページで聞けるので、スピード感などを知りたい人は一度チェックしてみてください。

つづいてスコアアップにつながるリスニングpart2を解くコツ4つを紹介します。

リスニングpart2の解き方のコツ

  1. 設問を忘れないように意識する
  2. 5W1Hで正解を予測する
  3. 出題されやすい設問タイプに慣れておく
  4. 答えに迷ったらキーワードを含む選択肢は除外する

【コツ1】設問を忘れないように意識する

TOEICリスニングpart2では、設問も選択肢も問題用紙に書かれていません。

そのため選択肢の音声を聞きつつ、答えを検討している間も、設問の内容を覚えておく必要があります。

リスニングの試験で設問内容を忘れてしまう様子

とくに設問文の聞き取りやすい単語(キーワード)は頭に残りやすいのですが、その他の部分は選択肢の文章を理解しようと聞いているうちに忘れてしまいがちです。

次の項目で詳しく紹介しますが、設問文の5W1Hを覚えておくと答えを探しやすいです。

わたしが実際に受験したとき、設問文に5W1Hが含まれている場合はそれを忘れないように意識するようにしていました。

その他の文章の場合は、疑問文であれば出だしの部分(「Should I」「Can I」「Are you going to」など)、陳述文であれば主語+動詞を覚えておくようにしていました。

設問文の覚え方はひとそれぞれなので、TOEICの試験本番までに自分が覚えやすい方法を探してみてくださいね。

【コツ2】5W1Hで正解を予測する

中学校の英語の授業で「5W1H」を学んだのを覚えているでしょうか?

英語の5W1H

  • Who(誰が)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • What(なにを)
  • Why (なぜ)
  • How (どのように)

part2で5W1Hの文章が出てきたら、Who、 When、 Where、 What、 Why、 Howから正解の選択肢の内容がある程度予測できます。

たとえばWhoが設問に含まれている場合には答えに「誰が」という人物が入っている可能性が高いですよね。

Whyが設問に含まれていれば、答えには理由が入っていないといけません。

このように、最初にくる疑問詞で答えを瞬時に見分けることができるのです。

TOEICの場合、「I don’t know」など直接5W1Hに回答しない形式の選択肢が解答になるのも多いのですが、5W1Hの設問の解き方を知っていれば答えにぐっと近づけます。

【コツ3】出題されやすい設問タイプに慣れておく

TOEICリスニングpart2には先述の5W1Hの文章以外にも、出やすい設問の形式があります。

たとえば以下のようなものです。

yes/no疑問文
Did you know about the news?
Will you be available tomorrow?
慣用表現を使った疑問文
Do you mind closing the window?
I’d like to visit the museum this weekend.
間接疑問文
Do you know when he comes?
Could you tell me how to use this machine?
付加疑問文
He will go on a business trip next week, won’t he?
選択疑問文
Do you prefer coffee or tea?
Would you like this to be delivered or rather pick it up?
陳述文(質問でも提案でもない文章)
The clothes I ordered online have arrived.
I need to contact my manager.

参考書や問題集を解いているとこれらのタイプの問題はたくさん出てくるのですぐに慣れるでしょう。

【コツ4】 答えに迷ったらキーワードを含む選択肢は除外する

TOEICリスニングpart2では受験者を迷わせるために、質問の中の聞き取りやすい単語(キーワード)を使った選択肢が頻繁に出てきます。

たとえば以下のようなものです。

Where is the new fax machine?
(A)Next to the water fountain.
(B)I’ll send the fax tomorrow.
(C)By wednesday.

※英文はTOEIC公式ホームページのサンプル問題を筆者が直接聞き取ったものです。

選択肢の(B)を見ると「fax」という語句が入っていて、なんとなく正解に見えてしまいませんか?

今はスクリプトを見ていると思いますが、試験本番ではすべて耳で聞いて判断しなければならないので、よりそのキーワードにつられてしまう可能性が高いです。

でも設問では場所が聞かれているので、正解は(B)ではなく(A)になります。

TOEICではこのようにキーワードが入った選択肢は、間違いであることがほとんどです。

答えをどれにするか迷ったときは、このような選択肢を外して、最も正解に近そうなものを選んでみましょう。

リスニングpart3とpart4 「会話問題」「説明文問題」

リスニングpart3とpart4は対策方法が同じなので、まとめて傾向と対策を紹介したいと思います。

まずはそれぞれの問題傾向からみてみましょう。

リスニングpart3の問題傾向

TOEICリスニングpart3は、2人または3人が行う会話に対して最も適切な答えを4つの選択肢の中から選ぶ「会話問題」です。

問題用紙に印刷された図などで見た情報と関連づけて解答する設問もあります。

TOEIC part3 図付き設問のサンプル
TOEIC part3 図付き設問のサンプル

各設問の問いと選択肢(A)~(D)の英文は、問題用紙に書かれていますが、音声が読まれるのは問いの部分のみ。

各選択肢は目で見て正しいものを選ぶ必要があります。

part3は全部で13の会話が出題され、問題数は全部で39問です。

では、例題を英文スクリプトで見てみましょう。

音声を最初に聞いて問題を解いてみたいという人は、TOEIC公式ホームページから音声を聞いてください

(Woman) Hello. I’m calling about a coffee machine I purchased from your Web site. It stopped working even though I haven’t had it for very long. I expected it to last much longer than this.
(Man) Oh, I’m sorry to hear that. Our warranty covers products for up to a year. Do you know when you bought it?
(Woman) I’ve had it for a little over a year, so the warranty has probably just expired. This is so disappointing.
(Man) Well, I’ll tell you what we can do. Although we can’t replace it, since you’re a valued customer I can offer you a coupon for forty percent off your next purchase.

No. 32 Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

No. 33 What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

No. 34 What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

リスニングpart4の問題傾向

つづいてpart4の問題形式に移ります。

TOEICリスニングpart4は、アナウンスやナレーション対して最も適切な答えを4つの選択肢の中から選ぶ「説明文問題」です。

問題用紙に印刷された図などで見た情報と関連づけて解答する設問もあります。

またpart4も、part3と同じく各設問の問いと、選択肢の英文は書かれています。

part4は全部で10つの文章が読まれ、問題数は全部で30問です。

例題を英文スクリプトで見てみましょう。

(Man)Hello, Mr, Lee. This is Thomas from BKS auto shop, calling with some information about your car repair. I know we told you that would be taken till next week to get the part we ordered, but we got the part early and I was able to finish the repair. We are going to be closing for the day in a few minutes but you are welcome to get your car in any time tomorrow. If you need the ride to the shop tomorrow, let me know and I can arrange one for you.

No. 71 What does the speaker say about the repair?
(A) It is not required.
(B) It has been finished early.
(C) It will be inexpensive.
(D) It is covered by a warranty.

No. 72 When can the listener pick up his car?
(A) Today
(B) Tomorrow
(C) Next week
(D) In two weeks

No. 73 What does the speaker offer to do?
(A) Look for a used part
(B) Refund the cost of a charge
(C) Send an invoice
(D) Arrange a ride

※英文はTOEIC公式ホームページのサンプル問題を筆者が直接聞き取ったものです。

ここまで紹介したように、part3は2~3人の会話、part4は1人がアナウンスやナレーションをしている音声であるといった違いはあります。

ですが解き方のコツは、part3もpart4もほとんど一緒です。

part3・part4の解き方のコツ

  1. 設問と選択肢を先読みする
  2. 設問と選択肢からどんな内容の会話文や説明文かを予想する
  3. 設問のタイプを知る
  4. 答えが短い問題を優先して解答する
  5. refer to を聞き逃さない

それではひとつずつ説明していきます。

【コツ1】設問と選択肢を先読みする

TOEICリスニングpart3、part4では問題と選択肢を先読みすることが大きなポイントになります。

理由は、TOEICリスニングでは問題が1回しか読まれないので、一度聞き逃してしまうと、問題を解けなくなってしまうからです。

TOEIC全体のインストラクション、パートごとのインストラクションや例題が読まれている時間に、設問と選択肢をどんどん先読みしましょう。

【コツ2】設問と選択肢からどんな内容の会話文や説明文かを予想する

テストの特徴を紹介するときにも言いましたが、part3とpart4は設問の問いと、(A)~(D)の選択肢の英文は問題用紙に書かれています。

ですから設問と選択肢をみれば、英語の会話文や説明文がどんなものかを予想することができるのです。

たとえばさきほどのpart3の設問は以下のようなものでしたね。

No. 32 Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

No. 33 What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

No. 34 What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

No. 32の問題だとcallとあり、選択肢には「注文をキャンセルする」、「製品について不満を述べる」といった選択肢が並んでいるので、会話に出てくる女性はお客さんで、なにかを注文したけれど不具合があって電話をかけているのかな、と予想できます。

No. 33をみると、選択肢にモデルの名前やカタログ番号、購入日という単語が並んでいます。

ですから会話文に出てくる男性は電話に出た製品を販売している会社の人で、女性が購入した商品の情報を聞いているのかな、と予想できます。

そしてNo. 34を見ると男性がオファーしたものは何ですか?という質問で選択肢には割引や無料サンプルとあるので、男性は女性客に対し、何かをオファーしたことがわかります。

このように設問や選択肢をよむと、英語音声を聞く前にある程度内容を予想できるのです。

コツ1の先読みをするときにここまでできると、はじめて聞く英語音声もかなり聞きやすくなり、問題も解きやすくなりますよ。

【コツ3】設問のタイプを知る

もう一度さきほどの例題を見てみましょう。

TOEICリスニングpart3, 4の設問のパターンは、全体の会話から答えを予想する問題(森の問題)と一部分から答えを導く問題(木の問題)のふたつにわかれます。

たとえば下記の問題は、話の全体的な内容がつかめれば、解けそうな問題ですよね。

No. 32 Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

これは、全体の会話から答えを予想する「森の問題」です。

一方で以下の後半ふたつの問題は、「男性が女性に何をたずねたか」「男性が女性にオファーしたことは何か」の部分を聞き逃してしまうと答えがわかりません。

No. 33 What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

No. 34 What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

話の中で特定の部分を聞いて答えをみつけなければならないので、こちらは「木の問題」といえます。

part3、part 4の問題だと1つ目の設問が森の問題、そして2つ目と3つ目の設問が木の問題であることが多いです。

設問の種類を見極めて、木の問題の部分を聞き逃さないようにするのが、part3と4でスコアアップをする大きなコツです。

【コツ4】答えが短い問題を優先して解答する

リスニングがむずかしくて聞き取れなくなってきたり、時間がなくて先読みが出来なかった場合は、答えが短めのものに答えて点数を得るのもひとつの手です。

TOEICリスニングでは下記のように単語だけが並ぶ問題も出題されます。

No. 33 What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

日本語訳をすると以下のようになります。

No. 33 男性は女性に何を尋ねていますか?
(A) モデルの名前
(B) コーヒーのブランド
(C) カタログの番号
(D) 購入日

問題文がシンプルで、各選択肢も簡単なので意味を考える負担が少なく、答えを選びやすいでしょう。

もし途中で聞き逃しが発生したら、次に控えた単純な問題を優先して解答するよう意識してみてください。

最後にTOEICリスニングの全パートに共通することですが、答えがわからなくても即決する勇気を持つことはとても大切です。

TOEICではリスニング音声が1回しか流れないので、リスニング音声を聞き終えた時点でわからなかった問題を考えなおしても、答えが出る可能性は経験上とても低いと思います。

わからなかった問題は諦め、次に流れる問題を聞き逃さないようにするほうがスコアアップにつながります。

答えが聞き取れなくてもどこかにマークして、気持ちを切り替えてTOEICリスニングに取り組みましょう。

TOEICリスニング対策におすすめの教材(参考書・問題集・アプリ)

最後に、TOEICリスニング対策におすすめの参考書、問題集、そしてアプリを紹介します。

リスニング対策の教材で何を選ぶべきか迷っている方は、今回紹介する教材をぜひチェックしてみてください。

TOEICリスニング対策におすすめの教材

  • 参考書
    • はじめて受けるTOEIC(R) L &R テスト 全パート完全攻略
    • 3週間/2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト 600点/730点
    • TOEIC(R) L & Rテスト 直前の技術
    • TOEIC L & R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
    • TOEIC L & R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル
  • 問題集
    公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
  • アプリ
    • スタディサプリEnglish TOEIC L & R TEST対策コース
    • English Upgrader

TOEICリスニング対策におすすめの参考書5つ

ここで紹介する最初の3冊は、リスニングとリーディングの対策が1冊でできるタイプの参考書です。

そしてのこりの2冊は、リスニングに特化した参考書となっています。

はじめて受けるTOEIC(R) L & Rテスト 全パート完全攻略

はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略

著者 小石裕子
出版社 アルク
価格 1,980円(税込)

はじめて受けるTOEIC(R) L & Rテスト 全パート完全攻略

参考書をはじめて購入するなら、リスニングに特化した参考書ではなく、リスニングとリーディング両方の対策が1冊でできるものを選ぶとよいでしょう。

「はじめて受けるTOEIC(R) L & Rテスト 全パート完全攻略」は、TOEICのスコアアップに必要なパート別攻略法、実力UP勉強法、完全模試のすべてが1冊にまとまっています。

TOEICを初めて受ける人や、TOEICの総合得点600点~700点を目指したい人にぴったりの一冊です。

目標スコアや勉強できる時間に合わせて、最低限のところだけの学習から必要十分な学習までどのように学習するかを自分で選べます。

ダウンロード特典も豊富にあるので、時間に余裕のある人はさらに一歩踏み込んだ英語学習も可能です。

TOEICのスコアアップはもちろん、本物の英語力アップのために必要な学習法も記載されていて、参考になりますよ。

3週間/2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト 600点/730点

2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト 600点

2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト600点 2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト730点
著者 溝口優美子、中村信子 横本勝也、早川幸治
出版社 アルク アルク
価格 2,530円(税込) 2,530円(税込)

「2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト600点/730点」はTOEICで600点/730点を目指す人に向けてレベル別に作られた本テキスト。

リスニングパートの解説も充実しており、このテキストをひと通り行えば、part1からpart4までの基本的な解き方を身につけられます。

1回の勉強時間は30分なので、忙しい学生や社会人でも無理なく進められますよ。

週5回勉強すれば2ヶ月で全項目を終えられる構成。

本番の4分の1サイズの模試もついているので、この1冊でも十分目標点数を狙えます!

「2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト600点」の購入はこちら
「2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト730点」の購入はこちら

新TOEICテスト 直前の技術

3週間で攻略 TOEIC L & Rテスト 600点

著者 ロバート・ヒルキ、ヒロ前田、相澤俊幸
出版社 アルク
価格 2,420円(税込)

「2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト600点/730点」よりさらに短い11日間でTOEIC学習を完成できる本書。

スコアが上がりやすい順に学習していくので、効率的・効果的な学習を進められますよ。

短い期間でTOEICスコアを少しでもあげたい人にイチオシです。

もちろんCD-ROMと音声ダウンロード付きなので、リスニング対策も問題ありません。

内容はTOEIC600点~800点をめざす人向けになっています。

「新TOEICテスト 直前の技術」の購入はこちら

TOEIC L & R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング

TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング

著者 八島 晶
出版社 朝日新聞出版
価格 858円(税込)

日経トレンディーで使える英語教材(TOEIC部門)で第1位の評価を得た本書。

TOEIC「文脈を聞き取るリスニング力」「文脈を予測する先読み力」を得るためのトレーニング方法と解法テクニックが学べる一冊です。

著者は現役のビジネスパーソンで、ビジネスパーソン向けにTOEICスコアップセミナーを主催しています。

リスニング対策におすすめの理由は、英語教材アプリabcee(無料)に完全対応しているから。

abceeのアプリと合わせて勉強することで、リピーティング、シャドーイングなどのトレーニングにも活用できます。

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TOEIC L & R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル

TOEIC L & R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル

著者 神崎 正哉、Daniel Warriner
出版社 朝日新聞出版
価格 924円(税込)

TOEIC受験者がとくに苦手とするpart3, 4に絞った本書。

本番さながらの良問のみが凝縮され、使用単語・表現・出題のポイントもすべてTOEICに頻出のものだけが詰め込まれています。

英語教材アプリabcee(無料)にも完全対応しており、すべての問題の音声を無料で聞けます。

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TOEIC問題の演習をするなら「TOEIC公式問題集」

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

出版社 Educational Testing Service
価格 3,300円(税込)

TOEIC受験者なら誰もが解いておきたいTOEIC公式問題集。

本番とまったく同じ形式の試験問題が2回分収録されています。

リスニング音声や英文スクリプト付属なので、音読やシャドーイングの練習にもピッタリ。

もちろん丁寧な解答・解説もついているので、しっかり復習して試験にのぞめます。

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TOEICリスニング対策におすすめのアプリ2つ

スキマ時間を使ってTOEICリスニングの勉強をしたい人や、スマホで気軽にいつでもどこでも勉強したい人はアプリの利用を使ってみるのもおすすめです。

スタディサプリEnglish TOEIC L & R TEST対策コース

アプリ「スタディサプリ」

運営会社 株式会社リクルート
料金 ベーシックプラン 月額3,278円(税込)
パーソナルコーチプラン 月額6,234円~(税込)
レベル 初級~上級
対象端末 iPhone (iOS)
Android(Google Play)
無料体験 7日間の無料体験

TOEICで人気・知名度ともにナンバーワンの「スタディサプリ English」。

継続率91%という数字からも、人気アプリであることがわかります。

スタディサプリEnglishは、新日常英会話コースやビジネス英会話コースの他に、TOEICに特化した「TOEIC L & R TEST対策コース」があるのが特徴です。

また「ひとりでTOEIC対策するのが難しい!」という方のために、学習管理や相談に対応してくれるパーソナルコーチプランもあります。

1回3分から講義を聞いたり、練習問題を解いたりできるので、スキマ時間を活用したTOEICの学習に最適です。

講義の数は300以上と圧倒的な豊富さを誇っており、リスニング教材ももちろん充実。

ディクテーションとシャドーイングの本格トレーニング機能もついていて、リスニング力強化にぴったりです。

すべての教材はスマホにダウンロードできるので、オフラインでも使えますよ。

「スタディサプリEnglish」アプリの詳細

TOEIC presents English Upgrader

TOEIC presents English Upgrader

運営会社 iiBC 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
料金 無料
レベル 初級~中級
対象端末 iPhone (iOS)
Android(Google Play)

TOEIC試験を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が提供するTOEICの無料アプリ。

ビジネスや日常などさまざまなシチュエーションで使われる英会話のスキット(例文)を聞けます。

各スキットにはフレーズ解説や理解度チェッククイズ、フレーズ集など付属。

音声再生中に英会話スキットのスクリプトを英文/日本語訳に簡単に切り替えて表示ができるので、リスニング強化に最適です。

「TOEIC presents English Upgrader」アプリの詳細

リスニングの独学が不安ならオンライン英会話のTOEICコースがおすすめ

「TOEICリスニング対策を自分ひとりで勉強するのは不安だし、誰かに直接教えてもらいたい」

そんなふうに思っている人はオンライン英会話を使ってみてはいかがでしょうか。

とくにリスニング対策をするにあたって、外国人講師と英語でやりとりすると、とてもよいトレーニングになります。

オンライン英会話でTOEICの対策をするなら、TOEIC対策コースがあるオンライン英会話がおすすめ。

たとえばネイティブキャンプだとTOEICに特化したコースがあり、月額6,480円(税込)で5~25分間の授業を回数無制限で受けられます。

ネイティブキャンプ公式サイトTOP

初心者コースや日常会話コース、発音コースなどもあり、毎回違うコースを受けることも可能です。

ネイティブキャンプの詳細はこちら

miyamamiyama

ネイティブキャンプは7日間受講し放題の無料体験もあるので、気になった方はぜひ一度試してみてください。無料体験の様子は、「ネイティブキャンプ無料体験」の記事で詳しく紹介しています。

【まとめ】TOEICに特化したリスニング対策でスコアアップを実現しよう

「TOEICリスニングが伸びない……」と悩んでいる人に向けて対策方法をご紹介しました。

TOEICリスニング対策のポイントは「TOEICに特化したリスニング対策をすること」です。

TOEICのリスニングで点数を獲得するには、基本的にリスニング能力をアップさせる必要があります。

ただリスニング力をつけるには少々時間がかかるので、できるだけ効率よくTOEICリスニング対策をするために、使用する教材はTOEICの教材に絞って勉強しましょう。

この記事で紹介したTOEIC教材を使って音読やシャドーイングする方法を実践したり、各パートの解き方のコツを掴めば、TOEICリスニングで高得点を取ることもむずかしくないですよ!

また「TOEICの勉強に疲れたな」と思ったときは、完全に勉強をお休みするのではなく、洋画や海外ドラマを観たり、洋楽やポッドキャストを聞いたりして軽く英語に触れておくのもおすすめです。

ほどよい気分転換になるので、TOEICの勉強に疲れたときは、ぜひ試してみてくださいね。

執筆者:miyama
misakiの写真

TOEICで900点を取った英語マスター。大学入学後にはじめてTOEICを受験したときは670点だったが、英語学習を継続することで900点を実現。途中点数が上がらず悩んだ時期もあったので、その経験を共有し、多くの人のTOEIC点数獲得をサポートするのが目標。