英語教育はいつから始めるのが良い?早期教育成功の秘訣

「英語は赤ちゃんや幼児期の頃から早く学び始めたほうが身につく?」
「子供の英会話レッスンはいつから習わせるべき?」

公立小学校でも英語の必修化が始まり、英語学習が子供たちにとってより身近になってきました。

将来進学や就職に役立つような英語力を子供には身につけさせたい。

そのためには英語をいつから習わせるのが良いのか頭を悩ませている親世代も多いことと思います。

この記事では、英語教育はいつから始めるのがベストか、また早期教育をするのであればどういった点に注意していきたいか、ということを一緒に考えていきます。

執筆者:Lin
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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら

目次

子供の英語教育はいつから(何歳から)始めるべき?

結論からお伝えすると、幼児期は英語を始めるのにとても重要な時期であることは間違いありません。

というのも、幼児期の子供はリスニングの力や自然なイントネーションを身に着けやすいからです。

だからといって、小学生から英語を学ぶのは遅すぎるかというと、そうではありません。

英語力は英語を始めた時期よりも、英語を始めてからの本人のがんばりの方が、大人になってからの英語力に大きく影響するからです。

ここでは、英語教育の時期と英語力の関係について、経験談と合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

幼児期は英語教育においてとても重要な時期

2017年にテレビ番組内で人気塾講師の林先生が以下のような発言をして、賛否両論を巻き起こしました。

「英語の早期教育は無意味」
「英語ができない親ほど早期教育に走る」
「英語力より日本語の思考力を鍛えるべき」

たしかに、やり方を間違えると早期教育は逆効果になるため、注意が必要です。ですが英語の早期教育は無意味ではありません。

実は、幼児期に一定量の英語を聞いて育った人には共通点があります。

それは、英語のイントネーションが自然なこと。そして英語を聞き取る能力に長けていることです。

以前イギリスで一緒に英語を勉強していたグループにドイツ人がいました。1人が40代女性で、2人が20代の学生です。

総合的な英語力という点でみると、40代女性のほうが格上でした。語彙の豊かさや文章力の高さは圧倒的でした。

しかし会話となると、20代の2人の英語のほうが自然で聞き取りやすいのです。多少のドイツ語風アクセントは残るものの、ほとんど気になりません。

一方40代女性の英語は「ドイツ語を話しているのかな?」とこちらが思うほどに、ドイツ語風アクセントが抜けていません。

その後、3人に英語学習歴を聞いて納得しました。

40代女性は英語学習が中学生以上からの世代で、20代学生は幼児期から英語にふれていた世代だったのです。

自然なイントネーションや、英語を聞き取る力は成人してからでも訓練次第で身につけられます。しかし幼児期に身についたものと同じようにはならない。

これが私の実感です。この経験から英語学習において幼児期というのは重要な時期だと考えています。

英語を習い始める時期より学び方の方が英語力に影響する

英語力は本人の努力によって決まる

幼児期はたしかに英語学習において大切な時期ですが、私は「英語教育はいつから始めても良い」と考えています。早すぎることも、遅すぎることもありません。

というのも、私は英語を話す日本人に多く接する機会がありましたが、英語を習い始めた時期によって生じる英語力の差はそれほどないというのが私の実感です。

「中学校から英語の勉強を始めて、英語圏で学位を取得した。」という人もいましたし、逆に「幼少期に英語圏に居住していて不自由なく英語を話せていたが、その後英語から遠ざかり、まったく話せなくなった。」という人も、私はたくさん目にしてきました。

何歳から習い始めたから英語が使える大人になった。
何歳から習い始めなかったから英語が使えない大人になった。

このようなことはないと言ってもよいでしょう。

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「自分たちは習い始めるのが遅すぎたから英語ができない」「早く習い始めれば、子供は英語ができるようになるのでは?」
英語教育が中学校からスタートがあたりまえだった親世代からすると、このように考えがちです。しかし英語は「早く習い始めれば身につく」というほど単純なものではありません。結局は本人の努力次第で、特別な早期教育を受けなくても英語ができる大人になれるのです。

幼児期から英語教育を始めるメリット

幼児期から英語教育を始めるメリット

幼児期から英語教育を始めるメリットはたくさんありますが、私は大きく分けて「耳から学べる」ことと、幼いがゆえに「限られた語彙でも表現したい気持ちが活かせる」の2つがあると考えています。

耳から学べて英語のリズムを身につけられる

幼児期に英語を学ぶ最大のメリットは、耳から学べることです。

幼児は自分が聞こえた音をそのまま自分で発してみようとします。それが母語である日本語であっても、外国語である英語であっても、正確に音やリズムをつかもうとします。

私は幼児期にアメリカで生活していました。私にとって、英語の正確な音やリズムを習得することは死活問題でした。

英語が話せなければ、先生に言うべきことは伝えられず、友達ともコミュニケーションがとれずひとりぼっちになるからです。

周りの英語に耳をすませ、その通りに自分で発音をしてみる。

こうして身につけた素地はその後何年たっても揺らぐことはありませんでした。知らない単語であっても、「聞き取る」「真似して発音する」ことができたのです。

これは言語習得において大変メリットのあることです。

しかし大人になってから学習したフランス語は同じようにはいきませんでした。恥ずかしながら私はフランス語の「12時」と「2ユーロ」の違いが聞き取れませんし、正確な発音ができません。

私が初めてネイティブのフランス語を聞いたのは15歳。すでに「耳から学ぶ」時期は過ぎていました。

ですから「耳から学ぶことができる」。これこそが幼児期から英語教育を始めるメリットなのです。

そして幼児期に耳から学んだことは、その先の英語学習の基礎と必ずなります。

限られた語彙でも、表現したがる子供の習性を活かせる

幼児期の特徴として耳から学べるほかに、英語学習に適していることがもう一つあります。それは日本語の語彙が少ないこと。

「なぜ語彙が少ない方が英語学習に適しているの?逆では?」と思われるかもしれません。

たしかに、語彙の豊かさは英語であっても日本語であっても、大切なことです。ですがそれは目指すべきゴールです。

幼児期は英語学習のスタート地点に立ったところ。この時点では語彙が少ないことはメリットになります。

語彙が少ない子供は、自分の持っている語彙だけで自分の身の回りのことや、感情を表現しようと必死になります。

この「表現したい」という貪欲さは英語学習において重要なモチベーションとなるのです。

さらに日本語の語彙が少ない、ということはつまり英語の表現を数個覚えるだけで、身の回りのことが表現できるということです。

「英語で表現できる」満足感を得やすいのも、幼児期から英語を学ぶメリットになります。

幼児期に効果的な英語学習法と成功の秘訣

英語を耳から学ぶためには、正しいイントネーションや、正しいアクセントの英語を一定量聞かせることが必要です。

できれば毎日30分以上は時間をかけたいところですが、子供の様子に合わせて無理強いせず、楽しめる範囲にとどめましょう。

大切なのは楽しむことと継続することです。

LinLin

これから、英語を楽しく続けられる英語学習方法を紹介するので、お子さんの様子をみつつ、合いそうな学習方法を取り入れてみてくださいね。

歌や動画で身近な表現を学ぶ

まずは1日10分程度、歌や動画を流すところから始めましょう。色、数字、天気、感情表現 など身近な言葉を少しずつ増やしていきます。

おすすめなのはブリティッシュカウンシルの子供向け英語学習サイトです。

ブリティッシュ・カウンシルウェブサイト

ブリティッシュカウンシルは英国の公的な国際交流機関で、良質な英語学習サイトを無料で提供しています。

レベル別、テーマ別に動画を探せるので、子供の興味関心に合わせて選びやすいです。

学習内容に沿った簡単なゲームや、色を塗ったり、はさみをつかったりするアクティビティも動画ごとに用意されています。

すべての言葉を理解させるのではなく、あくまで「英語のリズムに慣れる」ことを大切にしていきましょう。

子供がわからない言葉があったら、親が教えてあげたり調べたりして一緒に楽しむのが一番です。

親しみのある子供向け番組を英語でみる

子供向けアニメを副音声で一緒に見てみましょう。現在Eテレで放映されている番組をいくつかご紹介します。(2023年6月現在)

子供向けとはいえ登場キャラクターに合わせて早口だったり、使う言葉が難しかったりもするので一言一句理解できなくても大丈夫です。

なんとなく話の筋が追えて、知っている単語をひとつでもキャッチできたら大成功です。

ただしすでに日本語で日常的に楽しんで見ている番組を、むりやり副音声で英語に変えてしまうのはおすすめできません。

「こんな声じゃない!」「何言っているのかわかんない!」と子供から猛反発を受けます……。

我が家でも「ギガントサウルス」をこっそり副音声にしたところ上記のように息子に怒られました(笑)

普段見ていないものを「これ楽しそうだね」「あれ?英語のアニメだね」とあたかも日本語訳がないかのように、子供に見せるのも一案です。

ちなみにEテレの子供向け英語番組には「えいごであそぼ」があります。英語への興味をかき立てる、という点では子供を引きつける楽しい番組です。

しかし日本語での解説が入るので幼児が「耳から学ぶ」という観点では、私はおすすめしません。日本語を交えた英語のレッスンは、ある程度思考力の育った小学生以降に適しています。

子供が楽しみながら英語学習を継続できるようサポートする

幼児期から英語教育をスタートさせるのは「耳から学ぶ」ためであり、ひいてはその先に続く英語学習に役立つ素地を作るためです。

「こんなに英語を聞かせているのに、全然英語を話さない」とがっかりすることは、昨日畑を耕して、今日芽が出ていない、と嘆くのと同じこと。

今は英語学習のスタート地点に立ったばかりです。子供が「英語が楽しい」と感じていれば、それが現時点では最大の成果といえます。

LinLin

焦らず、子供が英語学習を継続できるようにサポートしていきましょう。

幼児期から英語教育を始めるときに注意すること

英語教育を子供にしていく際、気をつけたい点を見ていきましょう。心身ともに発達途上にある幼児期だからこそ、注意深く子供の様子を見守る必要があります。

日本語の大切さも意識する

子供にとっての母語は日本語です。母語とは思考を支える根幹であり、大切なアイデンティティとなります。

英語圏へ永住予定でもない限り、日本語の確立は何をおいても優先されるべきです。

日本語で年齢相応の語彙を持たず、適切なコミュニケーションができなければ苦労するのは子供自身であることを忘れてはいけません。

間違っても「英語ネイティブにしたいから家では日本語禁止」などとしないことです。英語は母語になりえません。

では逆に、英語教育をすることで日本語の発達が遅れないようにするために、特別なことをする必要があるかというと、特にないといえます。

普通に日本で暮らし、家族で日本語を話し、目や耳から絶え間なく日本語が入ってくる環境に身を置いていれば、英語が日本語よりも優位になることは非現実的です。

親が明確に「日本語が大切」という意識を持てていれば、心配しすぎることはないでしょう。

子供に無理やり英語学習をさせない

「英語嫌いにさせてしまった……」これは幼児期から英語教育をするうえでの最大の失敗例です。

子供に期待しない親はいません。しかし「自分は苦労したから、せめて子供は」と、子供の個性や発達段階を無視して過度な期待を寄せてしまうのもまた親です。

これまで英語で楽しく見ていたDVDを急に「日本語で見たい」と子供に言われたとき、「英語で見なさい」と強制してしまう。

誰でもやりがちですが、積み重なると間違いなく英語嫌いになります。

「英語イヤ」子供からこのサインが出たときは要注意です。

子供が日本語で見たがるのであれば、日本語で見せましょう。なんの問題もありません。
嫌がるのを無理矢理見せるのは無意味です。

その代わりに、工作が好きな子なら、英語の工作番組を流してみましょう。本が好きな子なら、英語で書かれた絵本を図書館で借りてみてください。

きっと子供は興味をひかれるはずです。

LinLin

親の言うことを比較的聞きやすい幼児期こそ、無理強いは逆効果になります。「英語がわかると楽しいね」と英語を学ぶ楽しみを根気強く一緒に見つけていく姿勢を親が忘れずにいることが大切です。

「読んで学ぶ」「書いて学ぶ」のステップにつなげる

幼児期に「耳から学ぶ」ことは大切です。ただ「耳から学ぶだけ」では、英語は身につきません。

「海外駐在中アメリカの幼稚園で現地の子供と遜色なく英語でやりとりしていたのに、日本に帰国して3週間もしたらまったく英語がわからなくなった。」

これは本当に、よくある話です。耳から学んだ「だけ」で身につけた英語は、聞かなくなれば消えてしまいます。言葉とは、それほどデリケートなものなのです。

「耳から学ぶ」時期を経て、次の「読んで学ぶ」「書いて学ぶ」ステップにつなげてこそ英語は本当の意味で身についていきます。

母語である日本語で考えてみましょう。幼児は読み書きを覚えるよりも先に、周囲の会話を耳にしながら言葉を習得します。

小学校に入学する頃にはほとんどの子供が会話のキャッチボールができるでしょう。

そうして学校に入ると、読み書きを中心においた学習が始まります。漢字の反復練習と、教科書の音読の宿題が毎日でます。

今まで耳から入ってきていた言葉を、文字としての日本語と結びつけていくのです。作文や読書も課せられるでしょう。

さらに中学校に進むと、現代文法を学ぶようになります。ここで初めて、自分たちが日々使う言葉には法則性があることを理解します。

高校では小論文などで自分の意見を論理的に表現する訓練も積むでしょう。

毎日あたりまえのように使っている母語でさえ、私たちはこれだけの段階を経て身につけてきたのです。

ですから、外国語である英語の自然な発音や表現を身につけたい場合も、同じ工程を踏むのが理想的といえます。

先にお伝えしたとおり、幼児期に「耳から学ぶ」ことはとても大切です。

ただし本当の意味での英語力を身につけさせたいと願うならば、子供の発達段階に合わせて次の「読んで学ぶ」「書いて学ぶ」にステップアップさせる意識を親が持ち続けましょう。

英会話は子供にいつから習わせるのが良い?

「子供に英語教育をしよう」と思い立った場合、「まず英会話を習わせる」という親も多いのではないでしょうか。

でも、「いきなり英語環境に放り込んでは、子供が拒否反応を示すのでは?」という不安もあるかもしれません。

英会話を子供に習わせるのはいつからが良いのか、また英会話レッスンの効果的な活用の仕方も考えていきましょう。

英会話によるコミュニケーションを楽しめる年齢から始めよう

子供が会話によるコミュニケーションを楽しめるようになっていることが大前提です。個人差はありますが、4~5歳くらいがひとつの目安になります。

英会話レッスンに通うメリットは「実践の場」を得ること。言葉は使ってこそ、生きるものです。

これまで本や動画で見聞きしていたシーンを、目の前の生身の講師やクラスメートと繰り広げる感動は、何にもまさります。

「先生の言っていることがわかる!」
「自分の言いたいことがわかってもらえた!」

この実感を得ることが、今後の英語学習のモチベーションを支えていきます。

英会話レッスン後の家庭でのフォローは必須

子供の英語力を伸ばすには英会話レッスンと家庭でのフォローが大切

「週に1度英会話レッスンに通っているから安心」と家庭で一切英語に触れないようでは英語は身に付きません。

英会話レッスンはスポーツで言えば練習試合のようなもの。

練習試合をしっぱなしのチームと、反省を生かして日々の練習を積んでいくチームでは、どちらが実力を上げていくかは明らかです。

ですから英会話レッスンをただ受けるのではなく、講師という第三者に現状を評価してもらい、アドバイスをもらい、家庭で次回までに改善していくのが効果的な英会話レッスンの活用方法といえます。

幼児の英語教育に関しては、ベースはあくまで家庭学習ということを忘れずにいましょう。

早期教育におすすめの子供向け英会話教室とオンライン英会話

子供に英会話レッスンを受けさせる場合は、教室選びもとても大切です。子供向けの英会話教室は習い事としても人気で、今や町にあふれています。

実際に通う教室を決める際に気をつけたいポイントは以下のとおりです。

英会話教室選びのポイント

  • 子供のことを理解している講師か

    単純に「子供好きの講師」ということではありません。子供の発達特性を理解し、その段階に合わせた教え方はもちろん、褒め方、励まし方、やる気の出し方ができる講師か否かという意味です。子供は集中力が短く、精神的にも肉体的にも発達途上にあります。この特性を理解し、適切な指導をしてくれる講師を探しましょう。

  • レッスン以外の時間でも英語にふれることを重視しているか

    レッスン以外の時間、家でもできることをアドバイスしてくれる講師、教室を選びましょう。必ずしも「宿題」という形である必要はありませんが、おすすめの動画、絵本など、家でも英語に触れられる機会を持つよう促してくれる講師、教室がよいです。
    「週1回英会話のレッスンに通ってさえいれば英語が身につくわけではない。語学の習得には日々のたゆまぬ努力が必要。」こうした信念を講師や教室が持っているか、さらに生徒や家庭に根気強く伝えてくれるか、というのは良い教室を選ぶ際重視したいポイントです。

  • レッスンのフィードバックがあるか

    生徒が幼児の場合は特にフィードバックが重要です。レッスン中の子供の様子だけでなく、その日のレッスンの目標、できたこと、不十分なこと、などを担当講師から直に聞く時間があるか確認しましょう。できれば学期ごとなど、定期的に面談の時間をとってもらいレッスンの様子と家庭での様子を講師と共有できるのが理想です。
    担当講師が外国人講師だと、コミュニケーションの不安から、積極的にフィードバックを求めない親もいますがもったいないことです。
    大抵の英会話教室は日本人スタッフがいるはずですので、レッスンのフィードバックが欲しい旨を伝えてみましょう。

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以上のことを踏まえて、可能な限りレッスンを見学したり、実際に通っている子供の様子を聞いたりして子供にぴったりの講師、教室を探していきましょう。ここではおすすめの子供向け英会話教室と、自宅でも受講可能なオンライン英会話を紹介するので、気になった英会話教室はぜひ一度無料体験、無料相談を受けてみてください!

AEON KIDS イーオンこども英会話

AEON KIDS イーオンこども英会話

AEON KIDS イーオンこども英会話では、子供の発達段階に合わせた指導を重視しています。

1歳から中学生まで年齢ごとに8つのクラスがあり、オリジナル教材も充実。年齢に応じた興味関心を引き出していきます。

講師は外国人、日本人ともに「ただ英語を話せるだけ」ではありません。子供の発達段階・心理を理解したうえでそれぞれの年齢に合わせた指導法を学んだ「英語を教えるプロフェッショナル」です。

英語の習熟度に合わせた資格試験受験のサポートも手厚く、英検ジュニアや英検にも安心してチャレンジできる環境です。小学校卒業までに英検3級取得を目標に掲げています。

LinLin

ハロウィンパーティやクリスマスイベントなどのお楽しみや、学習の成果を披露するスピーチ発表会など、イベントも定期的に開催されます。「英語ができると楽しい!」と子供が実感する場となりますね。

AEON KIDS イーオンこども英会話基本情報

対象エリア 全国
営業時間 火~金12:00~21:00 土10:00~19:00
日月祝お休み
費用 ■入学金 11,000円(税込)
■教材費 実費
■授業料
・ベビー(1・2歳)40分×週1回~ 10,560円~
・3歳児 45分×週1回~ 10,560円~
・3歳児親子 45分×週1回~ 12,320円~
・4・5歳児/6歳児 45分×週1回~ 10,560円~
・小学生/中学生 50分×週1回~ 10,560円~
・プライベート 50分×22回(6ヶ月) 142,780円
※別途、諸経費・教材費実費がかかります。
在籍教師 外国人教師・日本人教師
オンライン授業 あり
無料体験 あり

シェーン英会話の子ども英語

シェーン英会話子ども英語

2023年オリコン顧客満足度調査 子ども英語小学生の部門で、2年連続第1位を獲得したシェーン英会話子ども英語。

講師の質が高く、外国人講師にはCELTA(Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages)など国際的な英語指導者資格保有者を採用しています。

日本人講師はおもに英検対策など、日本語を用いてきめ細かく指導をしていきます。

クラスは2歳から中学生まで13段階。未就学児は外国人講師のみのレッスン、小学生以上は外国人講師と日本人講師両方のレッスンをうけることでより英語への理解を深めていきます。

シェーン英会話子ども英語は、特に家庭学習を重要視する英会話教室です。

「英語を英語だけで理解するには、レッスン以外でもくり返し英語にふれることが大切」とし、小学生以上は宿題を課します。

LinLin

さらにシェーン英会話子ども英語は、習熟度に合わせた副教材も提供していて、家庭での取り組み方も丁寧に説明してくれますよ。

シェーン英会話の子ども英語基本情報

対象エリア 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、愛知、静岡、岐阜、大阪、京都、兵庫、福岡
営業時間 お近くのスクールにて要確認
費用
(入会金、レッスン料)
■入会金 2歳~中学生 16,500円(税込)
■スクール管理費 1,650円(税込)/月
■教材費 レベルによって異なる
■2~3才
・少人数レッスン 25分×週1回 7,700円/月(税込)
・個人レッスン(2才)25分×週1回 11,000円/月(税込)
・個人レッスン(3才)40分×週1回 28,600円/月(税込)
■年少~年長・小学生
・少人数レッスン 50分×週1回 11,000円/月(税込)
・個人レッスン 40分×週1回 28,600円/月(税込) 
■中学生
・少人数レッスン 50分×週1回 12,100円/月(税込)
・個人レッスン 40分×週1回 28,600円/月(税込) 
・留学前準備コース 40分×全8回(2か月)55,000円/月(税込)
■【日本人講師】英検®準備(小学生)※
・個人レッスン 50分×週1回 26,400円/月(税込) 
■【日本人講師】英検®対策(小学生・中学生)※
・個人レッスン(5~2級)50分×週1回 26,400円/月(税込)
・英検®一次直前演習(5~2級)50分 88,000円/全12回(税込)
・英検®二次面接対策(3~2級)50分 29,700円/全4回 
※ 英検対策講座はネイティブ講師のレッスンとセットで受講するコースもあります。公式サイトをご覧ください。
在籍講師 ネイティブ講師・日本人講師
オンライン授業 あり
無料体験 あり

ECCキッズ

ECCキッズ

ECCキッズは、1歳半から中学生まで幅広い年齢層を対象にしています。

レッスンは外国人講師によるオールイングリッシュ。英語を英語で理解することに重点を置いています。

小学生以上には外国人講師の授業に加え、日本人講師の授業を追加し理解度を高めて英検対策などもしていく「スーパーマスターコース」が人気です。

保護者アンケート「教室に通わせてよかったこと」の第1位に「英語に対する抵抗感がなくなった」があげられているように、親しみやすい雰囲気がセールスポイントです。

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ECCキッズは無料の見学説明会があるので、お近くのECCキッズで直接レッスンを見学してみてはいかがでしょうか?

ECCキッズ基本情報

対象エリア 全国
営業時間 お近くのスクールにて要確認
費用
(入会金、レッスン料)
■入学金 8,800円(税込)
■レッスン料金
・1歳半~3歳コース(保護者同伴制)30分×週1回 9,900円/月(税込)
・3歳コース(保護者同伴制)40分×週1回 11,000円/月(税込)
・4・5歳コース 50分×週1回 10,348円/月(税込)
・小学1・2・3年生コース 60分×週1回 10,786円/月(税込)
・小学4・5・6年生コース 60分×週1回 10,786円/月(税込)
・スーパーマスターコース(小1~小6)120分×1回 18,120円/月(税込)
・中学生コース週1回80分 14,300円/月(税込)
※教材費・諸経費が別途必要です。
在籍講師 外国人講師・バイリンガル講師
オンライン授業 あり
無料体験 あり

QQ キッズ

QQキッズの公式サイトTOP

対象年齢3歳から12歳までの子供専門オンライン英会話教室です。フィリピンのセブ島にある語学学校が提供するサービスで、講師は全員フィリピン人。

英語を母国語としない人への英語教授法の国際資格、 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)を取得したプロ講師陣です。

24時間受講可能なので、ほかの習い事との調整がしやすいのはオンラインの強みです。

講師は予約のたびに選べるので、相性のよい先生を探しやすいでしょう。

レッスン履歴にはその日の学習内容の記録と、語彙練習ができる「エクササイズ機能」がついているので復習に役立てることができます。

LinLin

料金は定額制のサブスクリプション契約。入会金、年会費は発生しないので、「夏休み期間だけ」などお試し感覚で気軽に始められます。QQキッズの体験談を別記事で公開しているので、こちらもぜひ参考にして下さいね。

QQキッズの基本情報

運営者 株式会社QQ English
本社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16階
推奨年齢 3歳~12歳
講師 フィリピン人講師
料金・コース内容 月会費(4タイプ)
月4回コース(200ポイント):2,980円
月8回コース(400ポイント):4,980円
月16回コース(800ポイント):7,980円
月30回コース(1,500ポイント):11,980円
レッスン時間帯 6:00~24:00
通常レッスン 1レッスン25分(または2コマ連続受講の50分レッスン)
体験レッスン 25分×2回の無料体験
入学金・解約金 なし

※サービス内容は変更される場合があります。最新情報は公式ホームページで確認ください。

QQ kidsのキャンペーン

新規入会後チケット適用欄に「 TK00649462 」を入力すると、無料体験を2回分プレゼント!

キャンペーン期間:2024年5月31日(金)まで


kimini英会話

kimini英会話公式サイトTOP

学研グループが提供するオンライン英会話サービスです。レッスンはフィリピンのセブ島から行っています。

4~5歳を対象とした幼児英語コースは、1回15分と短め。これなら「途中で飽きてしまうのでは?」という心配もいりません。

教材は学研の書籍「学研の幼児ワークちえ/たしざん」をオンラインレッスン用にアレンジしたものを使い、「知育+英語」を伸ばしながら小学校の土台作りを目指していきます。

LinLin

全148コースあるバラエティ豊かなコースも魅力のひとつ。目的や英語力に合わせてステップアップしていく楽しみもありそうです。kimini英会話(小学生向けコース)の体験談もご参考ください。

kimini英会話の基本情報

運営者 株式会社Glats(学研ホールディングス)
本社 東京都品川区西五反田 2-11-8 学研ビル
推奨年齢 なし(大人向けから子供向けまで)
講師 フィリピン人講師
料金・コース内容 幼児プラン:7,260円
スタンダードPlusプラン:7,480円
ウィークデイPlusプラン:5,940円
スタンダードプラン:6,380円
ウィークデイプラン:4,840円
回数プラン:1,210円(月2回)、2,420円(月4回)、4,840円(月8回)
レッスン時間帯 6:00~24:00
通常レッスン 一律25分(幼児プランのみ15分)
体験レッスン 10日間無料(1日25分1レッスン)
入学金・解約金 なし
レッスン予約 必要

※ 料金はすべて税込みです。

※内容は変更される場合があります。最新情報は公式ホームページで確認ください。

期間限定!30日間無料で体験できる

kimini英会話では、期間限定で30日間の無料体験ができます!(通常は10日間)

1ヶ月試せるので、月にどれくらいのペースで英会話レッスンが受講できるか、シミュレーションできます。このチャンスをお見逃しなく!

キャンペーン期間:2024年5月13日(月)まで

対象者:初めてスタンダードPlusプラン、ウィークディプラン、ウィークデイPlusプランにお申し込みされる方


Novakid(ノバキッド)

Novakid(ノバキッド)

Novakidが採用する講師は、英語教育の専門知識(CELTA、TEFL、TESOL、TKT)を持っており、1年以上子供たちと接した経験があることを条件としています。

事前のインターンシップや毎月研修を実施するなど、レッスンのクオリティ向上に努めている点も評価ポイントです。

Novakidのマンツーマンレッスンは25分ですが、レッスン前の予習アクティビティ5分+マンツーマンレッスン25分+復習ができる学習ゲーム10分の、合計40分が1回のレッスンとなっています。

宿題も出ますので、「25分間お話して終わり」とならず、継続的な学習ができます。

LinLin

なお、Novakidではレッスン時に録画が行われ、あとから保護者がレッスンの様子を見ることも可能。毎回レッスン後には保護者向けに、子供の進捗状況や自宅学習の進め方のレポートが届くので、学習管理も心配いりません。Novakidの体験談をご覧いただくと、よりレッスンの様子がわかりやすいですよ。

Novakidの基本情報

運営者 Novakid Inc.
本社 US 548 Market St 8291, San Francisco, CA 94104-5401
推奨年齢 4歳~12歳
講師 英語の教員資格を持つネイティブ講師またはネイティブレベルの講師2000人以上
料金・コース内容 ■スタンダード
・3ヶ月 37,200円(12,400円/月)
・6ヶ月 67,680円(11,280円/月)
・12ヶ月 131,520円(10,960円/月)
■プレミアム
・3ヶ月 37,200円(22,160円/月)
・6ヶ月 67,680円(21,120円/月)
・12ヶ月 131,520円(20,480円/月)
※ レッスンは週2回
※ 6ヶ月、12ヶ月は月払い可能
レッスン時間帯 13:00~22:30
通常レッスン 25分
体験レッスン 25分1レッスン
入学金・解約金 なし
レッスン予約 必要

※ 料金はすべて税込みです。

※内容は変更される場合があります。最新情報は公式ホームページで確認ください。

Novakidのキャンペーン

Novakidでは45日以内なら返金対応をしています。

さらに、1アカウントにお子様2人以上の登録でコース料金15%OFFになります。


LinLin

子供におすすめの英会話教室について詳しく書いた記事があるので、こちらも参考にしてください。また、子供向けのオンライン英会話をもっと知りたい方は、子供におすすめのオンライン英会話の記事もぜひご覧くださいね。

日本における小学生・中学生の英語教育の現状と今後の展望

お子さんは現在幼児かもしれませんが、子供は成長していずれ小学校、中学校へと進学していきます。

幼児期から英語教育をするにあたって、日本で行われている小学校の英語教育、中学校の英語教育についてもアンテナをはっておくことをおすすめします。

教育事情は年々変化していきますから、また変化があるかもしれませんが、学校における英語教育の現状と今後の展望を一緒に見ていきましょう。

小学校では3年生から必修化

日本では長い間、学校での英語の授業といえば中学校から、というのが常識でした。

現在では2011年公立小学校高学年の英語必修化を経て、2020年より3年生から英語の学習が始まりました。

文部科学省の小学校学習指導要領【外国語活動・外国語編】によると、子供の発達段階に合わせた英語習得カリキュラムとして以下の点に重点を置き、中学校以降の学習へとつなげていく意図があります。

  • 小学校中学年(3~4年生)音声中心の「聞くこと」「話すこと」
  • 小学校高学年(5~6年生)文字からの「読むこと」「書くこと」

私立小学校はこの限りではなく、独自の英語カリキュラムで1年生から英語の授業を行っているところが多くあります。

入試英語はリスニングが増加傾向

近年の傾向として高校入試、大学入試ではリスニング問題が増加しています。

2023年度都立高校入試における英語の出題方針によると、以下のように記載されており、コミュニケーション能力がより重視される評価基準となっていることがわかりますね。

「簡単な英語を聞いたり読んだりして、話し手や書き手の意向などを理解するとともに、自分の考えなどを表現するコミュニケーション能力をみる」

実際の入試問題ではリスニング問題の配点が100点満点中20点。全国の公立高校も同程度です。

リスニング以外の問題も一貫して「相手が伝えたいことはなにか」を読み取る力が試されています。

(参考:令和5年度都立高等学校入学者選抜 英語

大学入試においては、2006年度より大学入試センター試験(当時)でリスニングが導入されて以降、大学入学共通テストとなってからも引き続き実施されています。

現在の配点は200点満点中100点とかなり高配点なことがわかります。

高校入試、大学入試ともに共通して言えるのは、これまでの「英語の文法知識が十分か」から「英語の知識を用いてコミュニケーションがとれるか」を計るテストへと進化していることです。

中学校、高校の英語の授業内容も、必然的にこうした入試改革に対応する流れとなっています。

LinLin

ただテキストの内容を頭に入れるだけでなく、実際に聞いたり話したりできる能力が問われます。子供のころから英語に慣れ親しんでおくことで、日本の入試においてもプラスにはたらくと考えられますね。

英語の早期教育に関するよくある質問

赤ちゃんに英語を聞かせるのはいつからがいい?

親子ともにリラックスして楽しめるのであれば、新生児からでも良いでしょう。ただし「これだけ聞かせているのに、全然英語を話すようにならない」と親が成果を焦らないこと。親がストレスを感じず、楽しんで続けていくことが大切です。

親が英語を話せなくても、子供に英語の早期教育ができる?

親の英語力は関係ありません。一緒に学んでいくつもりで取り組んでいきましょう。なまじ親が英語が「できる」と、ついつい子供の「できない」ことに目がいってしまうものです。ぜひ子供の「できる」を認めて、励ましてあげてください。

文法を理解できない小さい子供に英語を教えることは意味がある?

まだ文法を理解できなくても、小さい子供に英語を教える意味はあります。小さい子供が言葉を覚えるのに文法の知識は必要ありません。まずは「音」「リズム」として英語をインプットしていきましょう。この時点で文法的に間違っていたとしても、大丈夫。いずれ文法を理解できる年齢になったときに、学習していくので十分です。

英語教育はいつからはじめてもOK!幼児期の特性を活かそう

この記事では「英語教育はいつから始めるのが良いか」を考えてきました。

聞こえた通りの真似が上手、なんでも楽しむ、間違いを恥ずかしがらない、といった幼児期の特性を上手に生かして英語教育をしていきましょう。

この時期もっとも大切なことは「英語って楽しい」と子供が思えることです。

将来、進学や仕事で役立つような確かな英語力を身につけるには「親にやらされている」から「自分で学ぶ」にシフトしていく必要があります。

スムーズに次の学習段階に進めるよう、幼児期の今「英語って楽しい」という素地をしっかり作ってあげましょう。